クロストライアル小説投稿ブログ

pixiv等で連載していた小説を投稿します、ここだけの新作も読めるかも?

アルティメットオールスター大乱闘スマッシュブラザーズ アドベンチャー編I「ナイル盗賊団との戦い」+特別戦「ポケモントレーナー」

[アドベンチャー アルスマ草原]

アルスマは確かに人気番組である。しかし、どんな人気番組でもたまには休みが必要だ。と、言う訳でアルスマはしばらく放送休止となった。ちょうど10試合やったと言う事で区切りも良く、そろそろファイター達に休みが必要だった為である。そんなファイター達だが、現在は本部の食堂を貸し切りで翼の優勝祝い&イングラムの歓迎会をしているようだ。

エイト「翼くん、優勝おめでとう!」
遊戯「そしてイングラムさん、ボクたちは君を歓迎するよ!」
翼「あ…ありがとう、何か照れるな…」
イングラム「感謝する、だが、しばらく大乱闘は休止みたいだな」
ドラゴニュート「そうらしいな…」
カイト「まあ、疲れてたし丁度いいんじゃね?」
イヴ「私、まだ1回しか出てないから満足してないな」
カムイ「大丈夫、しばらくしたらまた始まりますよ」

すると、マルスが書類を持って食堂に入って来た。

マルス「みんな、どうやらゆっくりと休められそうにはないよ」

マルスの表情から察するに、かなり深刻な問題が起こったようだ。

麻生「その様子、何かあったようだな」
マルス「ああ、どうやらナイル盗賊団と言う組織がアルスマを潰そうとしているらしい」
翼「ナイル盗賊団!? それって…」
イオナ「知っているんですか? 翼さん」
翼「ああ、アルスマ界では有名な盗賊団だよ、色んな街に現れては金品を強奪する奴らさ」
ダイゴ「でも、何でただの盗賊団がアルスマを潰そうとするんだろう…」
マルス「その事についてマスターファフニールから説明があるんだけど…」
リスティリア「けど…?」
マルス「あの人多忙らしいから僕が説明するね」
瑠依「いい加減な人!」
マルス「ナイル盗賊団がアルスマを潰そうとしている理由は、何者かに命令を受けているかららしいんだ」
アリア「何者かって、誰よ?」
マルス「それは分からない、けど、恐らくアルスマを邪魔だと思ってる人物だろうね…」
メイプル「何で邪魔だと思うんだろう、みんな楽しみにしてるのに…」
魁「よし! じゃあみんなの楽しみを守る為に俺達がそのナイル盗賊団を倒せばいいんだな!」
マルス「マスターファフニールからの伝言は倒しちゃってもいいから頑張ってだって」
瑠依「本当にいい加減な人だね!」

すると、1人の女性が食堂に入って来た。

オペ子「ファイターの皆さんのサポートは、私に任せてください」
カイト「…誰?」
ドラゴニュート「でも声は聞いた事があるんだよな~」
オペ子「…知らなくても無理はないですね、最初に皆さんを司令室に呼んだオペ子と言う者です」
ドラゴニュート「あ! そうそう! その人だ!」
オペ子「(あれからずっと出番なかったから嬉しい…)」
メイプル「あの~、オペ子さんはレフェ子さんやナレ男さんとはどういう関係なんですか?」
オペ子「あの2人はただの仕事仲間です、別に恋愛関係とかはないですよ?」
メイプル「へ~そうだったんですね」

すると、オペ子がファイター全員分のスマホ型のデバイスの入った箱を机に置いた。

オペ子「とりあえず、皆さんが次行く場所などはこの通信デバイスでお伝えします」
フィオーレ「この小型のスマホみたいな奴ね」
オペ子「それと、この作戦中は敵に倒されてもマスターファフニールの加護で復活できますのでご安心を」
孤門「それって、どういう原理なんですか?」
オペ子「このアルスマ界全域に加護をバリアの様に張る事によって復活できると言う仕組みです」
孤門「なるほど…」
マリオ「僕達が大乱闘で復活できるのはマスターファフニールの加護のおかげなんだね!」
オペ子「そうですよ、但し、大乱闘と違って復活先がこのアルスマ本部となりますので、ご注意ください」
ダイ「つまり、復活はできるけど、その場所に戻るまで時間がかかるんだね!」
遊戯「でも、何で作戦中は元の場所に戻れないんですか?」
オペ子「大乱闘は撃墜されてもすぐ復帰する装置を稼働させてるから元の場所に戻れるんです」
真司「じゃあ、それを使えばいいじゃねえか!」
オペ子「それは駄目です、その装置はエネルギー消費が激しすぎるので」
撃「ちなみに、どれぐらい消費するんですか?」
オペ子「1回の大乱闘で地球と言う星にある日本と言う国の1日の消費電力に近いエネルギーを消費します」
真司「ゲッ! マジかよ…!」
オペ子「大乱闘ではあらかじめエネルギーを貯蔵しているのですが…まあ、こちらにもいろいろと事情があるんですよ、すみませんね」
翼「分かりました、俺達ができるだけやられないようにすれば、何も問題ありませんから大丈夫です」

フォックス「じゃあ、早速そのナイル盗賊団ってのを倒しに行くぞ!」
オペ子「徒歩ですが、大丈夫でしょうか?」
ドラゴニュート「………は?」
カイト「乗り物とかはないのか?」
オペ子「はい…残念ながらマスターファフニールがこういう事を想定してなかったもので…」
ガロード(普通こう言う事は想定するだろ…)
シン(ここまで来ると有能なのか無能なのか分かんねえな、あのドラゴン…)
オペ子「と、言う訳で移動は徒歩で…お願いします!!」
ドラゴニュート「ま、女性にそこまで言われちゃ仕方ねえよな!」
ダイ「これも特訓になるからおれは大歓迎だよ!」
メイプル「でも、徒歩って大変だなぁ…」
魁「ま、ランニング気分で行ければいいかな」
エイト「僕は元居た世界での旅で何㎞も走ったから余裕だよ!」
翼「じゃあ、早速行こう!」

こうして、アルスマファイターはナイル盗賊団を倒す為、そして視聴者みんなの楽しみを奪わせない為、冒険の旅に出た。ナイル盗賊団の本拠地はアルスマ山の洞窟にあり、アルスマ本部からは10㎞ほどの場所にあった。移動中は暇なので、ファイター同士で話をしていた。そうこうしているうちに、アルスマ本部のあるアルスマシティを抜け、アルスマ草原に到着した。アルスマ草原は辺り一面に緑の広がる綺麗な草原である。だが、この草原にある異変が起きていたのだ。

カイト「なぁ…何か向こうに見えないか…?」
マリオ「あれは…! クリボーにノコノコにハンマーブロス!」
エイト「スライム、ドラキー、いたずらもぐらなどの魔物たちもいる!」
ドラゴニュートポケモンのゴースとドガースシャンデラもいやがるな」
翼「おかしい…アルスマ界にはそれらの生物はいないはずなのに…」
クー「それって何だ? ファイターのみんなが元居た世界の生き物がいるって事か?」
リスティリア「そうみたいだね」

すると、ハンマーブロスがハンマーを投げて攻撃してきた。

レン「きゃっ!」
カイト「この亀野郎! 何しやがる!」

続けて、シャンデラがおにびで攻撃してきた。

ネオス「うわぁっ!!」
闇遊戯「ちっ! 戦うしかないようだな!」

闇遊戯は暗黒騎士ガイアを召喚し、攻撃した。

闇遊戯「螺・旋・槍・殺(スパイラル・シェイバー)!!」

暗黒騎士ガイアの槍を高速回転させて放つ突きの威力は凄まじく、クリボーとノコノコを合わせて5体ほど蹴散らした。すると、倒されたクリボーとノコノコは、ゲームのオブジェクトが消滅するように消えてしまった。

かなで「消えた…?」
R-GUN「どうやら、奴らは何者かが生み出した複製みたいだな」
ドラゴニュート「これは俺の推測だが、あいつらは実体を持ったデータだ」
カイト「そのデータを攻撃によって破壊されて消滅したって事か…」
エイト「なら、遠慮せず攻撃していいって事だね!」

エイトはライデインで魔物の群れを攻撃した。電撃がスライムやドラキーを焼き尽くし、消滅させた。続けて、ダイは魔物の群れに向かってイオラを放った。魔物の群れに爆発が炸裂し、いたずらもぐらやさまようよろいを消滅させた。そして、アブソルはゴースとシャンデラにつじぎりを放った。つじぎりはあくタイプの技であり、ゴーストタイプを持つゴースとシャンデラには効果が抜群で、一撃で2匹を倒し、消滅させたのだ。

マリオ「残りはハンマーブロスドガースだけだ!」

マリオはハンマーブロスを掴んでジャイアントスイングで投げ飛ばした。ハンマーブロスは地面に叩き付けられ、消滅した。そして、残ったドガースはアブソルのきりさくを食らい、消滅した。こうして、敵の群れは全滅したのである。

ドラゴニュート「終わったみたいだな」
闇遊戯「お前、何もしてないだろ」
ドラゴニュート「いやいや! 俺は敵の分析をしたから!」
エイト「まあまあ、ドラゴニュートくんの分析も少しは役に立ったから」
ドラゴニュート「少しかい!」

その時、ファイター達の前で何かが実体化を始めた。まるでゲームのオブジェクトが生成されるように少しずつその全貌を現した。そして、そこに現れたのはサソリ型の機械であった。

クラウド「あれは…!」
ダイ「クラウドさん、あれを知ってるの?」
クラウド「ああ、あれは俺が以前破壊したガードスコーピオンだ」
イヴ「ガードスコーピオン?」
クラウド「ああ、元の世界で俺がバレットと共に壱番魔晄炉の奥で戦った敵だ」
サンシロウ「で、あいつは強いんか?」
クラウド「いや、大して強くはない」
サンシロウ「なら、わいがいてこまいたるわ!!」

サンシロウはガードスコーピオンにパンチを放とうとした。その時、ガードスコーピオンが尻尾を上げた。

クラウド「よせ! 今攻撃したら…!!」

サンシロウパンチはガードスコーピオンに少しダメージを与えた。すると、ガードスコーピオンがテイルレーザーを放った。サンシロウはテイルレーザーをモロに食らい、撃墜された。

クラウド「気をつけろ、尻尾を上げている間に攻撃すると、レーザーで反撃してくるぞ」
キリト「それを早く言ってくれよ!」
クラウド「いや、あいつは言う前に突撃して行っただろ」
ドラゴニュート「なら、尻尾を下げるまでここで待機していればいいな」

だが、ガードスコーピオンは攻撃をしていないのにテイルレーザーを放ってきた。幸い、全員防御、又は回避をしたため被害はほぼ0だった。

ダブルエックス「おい! 話が違うぞ!」
クラウド「おかしい…奴は攻撃をしない限りテイルレーザーは撃ってこないはずだ」
デスティニー「と、言う事は、クラウドが戦った時より強化されているって事か…」
バーサル騎士「それに、ミスターサンシロウの攻撃もあまり効いていないようだったが…」
キリト「あんな奴でも一応ファイターの1人だが、効いていないと言う事は…」
クラウド「装甲も強化されてるって事か…厄介な相手だな」

そんな話をしていると、ガードスコーピオンは再びテイルレーザーを放ってきた。アルスマファイターはそれを回避し、ガードスコーピオンに攻撃をしようとしたが、ガードスコーピオンの突進攻撃を食らい、数人が吹き飛ばされた。更に、空中から攻撃を仕掛けようにもスコーピオンテイルで薙ぎ払われたり、98式機関銃や99式小型ミサイルの弾幕が非常に激しい為、中々攻撃できず、ファイター達は苦戦を強いられていた。

千初「クラウドさん! あの機械に何か弱点はないんですか!?」
クラウド「電撃、それが奴の弱点だ」
アリア「耐性が強化されてなければいいけどね」
キリト「そんな縁起でもない…」

ドラゴニュートはライトニングを、エイトはギガデインを唱えて攻撃した。2つの電撃はガードスコーピオンにダメージを与えた。しかし、それなりに耐性が付いていたようで、決定打にはならなかった。

クラウド「これも対策されていたか…!」
カイト「もうダメだ…おしまいだぁ…!」
ドラゴニュート「いや、諦めんなよ」

その時、近くを歩いている1人の男性がいた。その人物を、イヴはよく知っていた。

イヴ「トレイン!」
トレイン「よー姫っち、…何してんの?」
イヴ「それはこっちの台詞! あの試合の後、元の世界に帰ったんじゃないの?」
トレイン「いや、せっかくこの世界に来たからもう少し滞在しようかなって」
イヴ「スヴェン…1人で残されて可哀想…」
トレイン「リンスがいるんじゃね? 知らないけど…」

その時、ガードスコーピオンがトレインに98式機関銃を放った。だが、トレインはそれを身軽な動きで回避した。

トレイン「うぉっと! 猫ってのは素早さが身上でね」

すると、イヴがある提案をした。

イヴ「そうだ、トレイン! 電磁銃(レールガン)撃てる?」
トレイン「ん? ああ、青い変なドラゴンがあの試合前にハーディスを直してくれた上に生体放電能力を戻してくれたから撃てるけど…」
イヴ「それをあいつに撃って!」
トレイン「? 何か知らんが、分かった!」

ガードスコーピオンはトレイン目掛けて突進を仕掛けた。だが、その時すでにトレインは電磁銃の発射態勢を整えていた。

トレイン「充電…完了だ、電磁銃(レールガン)!!」

電磁銃の弾丸はガードスコーピオンの装甲を突き破り、風穴を開けた。そして、ガードスコーピオンは機能を停止し、消滅した。

トレイン「ま、こんなもんかな」
ドラゴニュート「凄え…! お前強いな!!」
トレイン「あのドラゴンがこのハーディスと生体放電能力を戻してくれたおかげさ、これがなかったら多分あいつは倒せなかった」
カイト「マスターファフニールマジ有能、ありがとう」

イヴ「ねえ、トレインはこれからどうするの?」
トレイン「え? この辺をぶらぶらするつもりだけど…」
イヴ「暇なら私達と一緒にナイル盗賊団を倒しにいこうよ」
トレイン「ナイル盗賊団? あんま面白そうにないな…」
イヴ「もし倒せたらすっごい賞金が貰えるかもしれないよ?」
トレイン「それはいい話だな、よし! 暇だし行くか!」
イヴ「決まりだね」

その後、翼が通信デバイスでオペ子に次に行く場所を聞いた。

翼「オペ子さん、次はどこに行けばいいですか?」
オペ子「次はアルスマ湖ですね」
翼「アルスマ湖…アルスマ山の近くにあるアルスマ界一の大きさを誇る湖か…」
ドラゴニュート「じゃ、早速行こうぜ」
翼「うん」

アルスマファイター達は、ナイル盗賊団を倒す為、冒険を始めた。しかし、その旅はどうやら一筋縄ではいかないようだった…。それでも、新たな仲間トレインを加え、アルスマファイター達は先へ進む…!

・トレイン=ハートネット
[原作では…]
初登場は1999年に週刊少年ジャンプに掲載された読み切り作品STRAY CAT。連載版とは設定が異なっている。元クロノスの抹殺者であったが、ミナツキ サヤとの出会いを得て自分の生き方を見つけ、その後はスヴェンとコンビを組み、イヴやリンスなどの仲間と共に掃除屋として活動してゆく。
[アルスマでは…]
原作漫画版設定で参戦し、原作終了後の世界線から参戦している。マスターファフニールの手によってハーディスは修復され、生体放電能力も復活している。猫の様に身軽な動きが得意であり、格闘をこなすほか、ハーディスを使った射撃攻撃を得意とする。ちなみに、作者はBLACK CATが大好きであり、アニメ版及び漫画版も両方見ている。だが、参戦しているのは原作漫画版である。アニメ版には電磁銃も黒爪も出ないんだよ、これが。

[アドベンチャー アルスマ湖]

アルスマを潰そうとするナイル盗賊団を倒す為、冒険の旅を始めたアルスマファイター達、ナイル盗賊団の本拠地は本部から約10㎞のアルスマ山の洞窟にある。だが、マスターファフニールがこういう事を想定していなかった為、アルスマファイター達は徒歩で移動する事になった。ファイター達が次に向かう場所はアルスマ湖、アルスマ山の近くにあるアルスマ界一の大きさを誇る湖である。つまり、ここを越えればアルスマ山にたどり着けるのだ。そして、アルスマファイター達はアルスマ湖に到着した。

キリト「着いたな」
瑠依「ここがアルスマ湖か~、綺麗だね~」

アルスマ湖は非常に広い湖であり、その水はきれいに透き通っていた。辺りには自然が広がっており、その美しさを見る為、遠くから観光客が来るほどらしい。だが、最近はナイル盗賊団を恐れて観光客はめっきり減っている。

翼「なあ、知ってるか?」
カイト「何を?」
翼「この湖には龍が住んでるらしいぜ?」
イヴ「そうなの?」
翼「ああ、このアルスマ湖には古来より龍が住んでるって言う伝説が残っているんだ」
ドラゴニュート「なるほど、ネス湖ネッシー的な奴か」
翼「ネス湖ネッシー?」
キリト「地球にある都市伝説だよ」
翼「あ、なるほど、地球にも似たような伝説があるんだな」

すると、アルスマファイターの周りを囲むように何かが実体化を始めた。

かなで「また敵…?」
カイト「しかも前より多いぞ!」

現れた敵の数は、前に現れた時よりちょっとだけ多かった。

ダイ「デビルロードに、あくまのきしにさまようよろい…」
ネオス「ネロンガガボラザラブ星人…」
龍騎「ミラーモンスターまでいやがる!!」

そして、敵の群れは一斉にファイター達に攻撃を仕掛けた。

マジレッド「やるしかないようだな!」

そう言いながらマジレッドはマジスティックソードでさまようよろいを斬りつけた。斬りつけられたさまようよろいは地面に倒れ、消滅した。

ドラゴニュート「やはり前回と同じで何者かが作ったコピーか!」
闇遊戯「なら、安心して倒せるってもんだぜ!」

闇遊戯は魔導戦士ブレイカーを召喚し、ザラブ星人を連続で斬りつけた。滅多斬りにされたザラブ星人は地面に倒れ込み、消滅した。

エイト「ベギラゴン!!」

エイトはベギラゴンを唱え、激しい炎でゲルニュートの群れを焼き尽くした。

龍騎「エイトに続けて行くぜっ!!」

龍騎はドラグセイバーを召喚し、ギガゼールやメガゼールを斬りつけ、倒した。

ネオス「ウルトラライトソード!!」

ネオスは巨大な光の剣を生成し、ネロンガガボラを真横に斬り裂いた。ネロンガガボラは真っ二つに切断され、そのまま消滅した。

瑠依「このまま行くよっ!!」

瑠依がデビルロードを斬りつけようとしたその時、ダイは瑠依を止めた。

ダイ「ちょっと待って! そいつはメガンテを唱えるかもしれない!」
瑠依「えっ…!? それって自爆魔法…」
エイト「それなら僕に任せて! マホトーン!!」

デビルロードはマホトーンで呪文を封じられた。

ダイ「あいつは弱るとメガンテを唱えるからね」
瑠依「なら、これで安心して倒せるね!」

その後、デビルロードはあっさり倒され、残ったあくまのきしもカイトのスパークパンチで倒された。これで、敵は全滅したと思ったその時、また敵が実体化を始めたのだ。

クー「おいおい…まだ出てくるのかよ!」
クラウド「なら、出てきた敵も倒せばいい、ただそれだけだ」

そして、敵の実体化が完了し、その姿を現した。

マジレッド「えっと…確かこいつはグール、ファンガス、マンティコアだっけ」
デスティニー「ザクウォーリアゲイツRグフイグナイテッドもいるな」
マリオ「そしてメットにトゲゾーハンマーブロスか」
ドラゴニュート「さっさと倒して先に進むぞ」

すると、ザクウォーリアなどのモビルスーツ達は、遠距離からビーム兵器などで攻撃を仕掛けてきた。

クラウド「くっ! そう簡単に倒させてはくれなさそうだな」
メイプル「じゃあ、私が盾になるから私の後ろから攻撃して!」

そう言ってメイプルは大盾を構え、防御態勢を取った。

デスティニー「サンキュー! メイプル!」

デスティニーはメイプルの後ろに回り込み、その影から高エネルギービームライフルモビルスーツを次々と撃墜した。そして、あっという間にモビルスーツは全滅し、弾幕は飛んでこなくなった。

デスティニー「ありがとな、メイプル」
メイプル「へへっ、どういたしまして!」

一方、残った敵は各自、ファイター達が相手をしていた。

マジレッド「お前はまたマジパンチでぶっ飛ばしてやるぜ!」

両腕にマジパンチを装着し、攻撃態勢を整えたマジレッドは、ファイヤースクリューアッパーでグールを空の彼方に吹き飛ばした。

カイト「食らえ! 破壊ブラスター!!」

カイトはマスターガンから破壊ブラスターを放ち、そのビームでファンガスとマンティコアを爆散させた。

ティガ「食らえ! ハンドスラッシュ!!」

ティガはハンドスラッシュを放ち、トゲゾーを倒した。そして、防御力の高いメットに対しては、マリオがハンマーブロスを掴んでジャイアントスイングで投げ飛ばし、そのハンマーブロスをメットにぶつけて倒していた。こうして、敵の群れは再び全滅したのだった。

クー「なーんだ、大した事ないでやんの」
レン「クー…私達は何もしてない…」
クー「そ…そりゃみんなが強いからだよ!」
クラウド「だが、これでやっと先に進めるな」
ドラゴニュート「そうだな」

すると、アルスマ湖の水面が激しく波打っていた。その様子はまるで、湖が恐怖に怯えているようにも見えた。

翼「な…何だ…?」
カイト「え…まさか伝説の龍…!?」
アリア「そんな事あるわけないでしょ、第一、あれは伝説…」

その時、アルスマ湖の水面から巨大な龍が現れた。その龍とは、伝説のポケモンレックウザだった。

アリア「嘘…龍…いた…」
ドラゴニュート「いや、あれは龍じゃない、ポケモンだ」
翼「なら、なおさらおかしい、ポケモンはこの世界の原生生物じゃない」
ドラゴニュート「それに、レックウザは本来オゾン層に住むポケモンだ、それが何故こんな湖に…」
キリト「多分こいつもコピーなんじゃないか?」

すると突然、レックウザは長い尻尾でファイター達を薙ぎ払って来た。そして、複数のファイターが吹き飛ばされた。

アブソル「ソルッ!」
ドラゴニュート「アブソル、やる気だな?」
アブソル「アブソッ!!」

アブソルはかまいたちを放ってレックウザを攻撃した。だが、レックウザにはあまり効いていないようであった。

ドラゴニュート「俺もアブソルに続くぞ!」

ドラゴニュートは高く飛び、バスターを放った。バスターは剣の重みで相手を斬り裂く技である。レックウザを斬りつけたその時、ドラゴニュートはある事に気づいた。

ドラゴニュート「…おい、あのレックウザはコピーなんかじゃないぞ」
ダブルエックス「え? 何でそんな事が分かるんだよ」
ドラゴニュート「俺が今攻撃した所を見てみろ」

先ほどドラゴニュートレックウザに付けた傷からは、血が流れていた。

トレイン「あの傷がどうかしたか?」
ドラゴニュート「今まで俺達が倒した敵は、どんなに攻撃しようが血の1つも流さなかった…」
イヴ「じゃあ、あのポケモンは本物ってこと!?」
ドラゴニュート「ああ」
ダブルエックス「でも、どうするんだよ! あいつ攻撃してくるんだぜ!?」
翼「それに、あいつを放っておいたら、いずれこの世界にも被害が…」
ドラゴニュート「大丈夫だ、レックウザは怪獣なんかじゃない、きっと操られているだけのはず…」
バーサル騎士「ならば、何とかして助けねばなりませんな」

アブソル「ソルソルッ!」
ドラゴニュート「え? もしかして助ける方法が分かったのか?」
アブソル「ソルッ!」
ドラゴニュート(なるほど…アブソルはレックウザと同じポケモンだからきっと俺達じゃ分からない何かを察知したんだな)

アブソルはレックウザの方に走って行った。そのアブソルに対し、レックウザが尻尾を叩き付けようとした。

アブソル「ッ!!」

だが、その尻尾はアブソルに命中する事はなかった、まるで何者かに逸らされたかのように。

マルス「なんだか知らないけど、これはチャンスだね!」

そして、そのままアブソルはレックウザの頭の上に飛び乗り、レックウザの頭部にひっかくを放った。すると、急にレックウザは大人しくなった。

カムイ「あ、大人しくなりました」
イヴ「よかった、でも、なんで急に大人しくなったんだろう?」

すると、フォックスがレックウザの近くに落ちていた物を拾った。それは、超小型の機械であった。

フォックス「これは、制御装置だな」
イオナ「制御装置…ですか…?」
トレイン「なるほど、それを頭に取り付けて操ってやがったのか」
カイト「誰か知らねえが、酷い事しやがるぜ」

すると、翼がある疑問を口にした。

翼「でも、このレックウザ、どうする?」
クラウド「確かに、原生生物でもない生物をここに置いておくわけにはいかないな」
カムイ「かと言って、元の世界に帰す方法も分からないですよね…」
???「それなら、僕に任せてくれたまえ」

そこにいたのは、マスターファフニールだった。その隣には、ポケモンの一種であるサーナイトがいた。

翼「マスターファフニール!」
マスターファフニール「やあ、久しぶり」
デスティニー「マスターファフニール、このレックウザは一体…」
マスターファフニール「このレックウザは何者かによってアルスマ界に連れてこられたポケモンらしいんだ、けど安心して、僕の力で元の世界に帰しておくよ」
ドラゴニュート「よかったよかった…」

カイト「ところで、隣にいるサーナイトは一体?」
マスターファフニール「ああ、このサーナイトくんは新しいファイター候補として連れて来たんだけど、こんな状況だから助っ人としてここに連れて来たんだ」
カイト「そうか! さっきレックウザの攻撃が逸れたのはサーナイトの力!」
ドラゴニュートサイコキネシス、だな!」
サーナイト「サナサナ」

マスターファフニール「と、まあ、君達はサーナイトくんと一緒にナイル盗賊団を倒してくれたまえ」
トレイン「おーい変なドラゴーン、ナイルなんちゃらを倒したら何かいいものくれよー」
マスターファフニール「了解! 分かったよ、トレインくん、じゃ、君達の検討を祈る!」

そう言って、マスターファフニールレックウザと共に瞬間移動で去って行った。

カイト「とりあえず、よろしくな! サーナイト!」
サーナイト「サナサーナー」

翼「さて、オペ子さん、俺達は次どこに向かえばいいんですか?」
オペ子「次はアルスマ山近くの小川に向かってください」
翼「そこは確か、アルスマ山の一歩手前の所ですよね?」
オペ子「そうです、そこを越えれば、目的地のアルスマ山に到着します」
翼「了解です、早速そこに向かいます!」

アルスマファイターはアルスマ湖での激闘を終え、少しずつ目的地のアルスマ山の近くまで向かっていた。新たな仲間であるサーナイトを加え、ファイター達は先へ進む。ナイル盗賊団を倒すまで、ファイター達の旅は終わらないのだ。

サーナイト
[原作では…]
初登場は2002年発売のポケットモンスター ルビー・サファイアエスパー、フェアリータイプのポケモンであり、カロスチャンピオンであるカルネのポケモンでもある。メガシンカポケモンでもあるほか、その見た目から多くのファンを持つ。
[アルスマでは…]
とあるトレーナーがゲットした個体をマスターファフニールが借りて参戦。接近戦は苦手だが、遠距離戦においては有利に立ち回る事が可能。様々な超能力を駆使し、他のファイターを追い詰める。ちなみに、本作のポケモン枠としてサーナイトが参戦したのは、単純に作者の推しポケモンの一体がサーナイトだから。サーナイトは初登場から何年経ってもかわいいぞ。

[アドベンチャー アルスマ山近くの小川]

アルスマファイター達は、アルスマ湖でのレックウザとの戦いを終え、アルスマ山の一歩手前にある小川に向かっていた。その小川を越えると、遂に目的地であるアルスマ山に到着するのだ。

そんな中、アルスマファイター達はある疑問を抱いていた。それは、今まで道中に出現した謎の敵の事であった。突如出現し、倒すと消滅するその敵達、一体何者が送り込み、ファイター達を襲わせているのか、ファイター達はその敵達について歩きながら話していた。

デスティニー「なあ、みんなはあの敵たちについてどう思う?」
ネオス「そうだなぁ…見た目が僕達の知っている相手の姿ってのが引っ掛かるな…」
トレイン「って事は、多分だけど俺達の事をよく知ってる奴が送り込んだって事だな」
イヴ「でも、そんな人っている?」
龍騎「そうだな、そんな奴は俺らが知ってる限り、本部の人達しかいねえもんな」
エイト「もしかしたら、ナイル盗賊団から何か聞き出せるかもしれないよ」
闇遊戯「なら、ナイル盗賊団を倒して聞き出す、それで決まりだな」
翼「だな!なら一層頑張らないとな!」

そんな話をしていると、アルスマ山近くの小川に到着した。その小川は小さな小川だが、綺麗な水が流れており、小川の先にはアルスマ山の山道が見えていた。

ドラゴニュート「ようやくここまで来たんだな…」
カイト「長い道のりだったぜ…」
R-GUN「早く先に進むぞ」

すると、突然複数の敵が実体化をし始めた。今回は今まで以上の数で、その数は70体近くに上った。その圧倒的な数に、ファイター達は驚愕した。

キリト「おいおい…こりゃ、まずいかもな…」
アブソル「アブソッ!」
アリア「これは本気で挑まないとまずいわね…」

現れた敵は、怪獣や怪人、モンスター、クッパ軍団の兵士、モビルスーツポケモンなど、今まで出てきた敵の混成軍団となっていた。当然、1体1体は大した事がないが、今回は今までとは状況が違っていた。それは、10体ほど大型の相手がいたのだ。

クー「なぁ…何体かでかい奴がいるんだけど…」
デスティニー「あれは…! ザムザザーゲルズゲーユークリッド!」
ドラゴニュートヴァル・ヴァロアッザムと言った宇宙世紀モビルアーマーもいやがるな」
エイト「ギガンテスにボストロールにゴーレムもいるね!」
クラウド「そしてヘリガンナーにモーターボールか、厄介だな」
バーサル騎士「これは、全力で挑むしかないようだな」
そして、敵の軍団が一斉にファイター達に向かって来た
翼「来るッ! みんな、行くぞッ!!」

ファイター達は、向かってくる敵相手に応戦した。まずは普通の大きさの敵を相手にする事にし、1体1体ちまちまと倒していたらジリ貧になるので、広範囲を攻撃する技で一気に倒す事にした。

リスティリア「エクスプロージョン!!」

エクスプロージョンは、爆発で広範囲を攻撃できる魔法で、この集団戦で効果を発揮する魔法であった。だが、この攻撃はかなりの魔力を消費する為、不用意に乱発するとすぐに魔力が枯渇してしまう。その為、他のファイターも広範囲を攻撃できる技を使用した。

デスティニー「ったく、今日は出血大サービスだな!」
トレイン「ま、たまにはこう言うのも悪くねえな!」

デスティニーは高エネルギー長射程ビーム砲を、トレインは電磁銃を撃ち、一直線に並んだ敵を一気に倒した。

サーナイト「サーナッ!」

新たに仲間になったサーナイトも、サイコキネシスを使って敵を吹き飛ばし、倒していた。

カイト「破壊ブラスター!!」

カイトは必殺の破壊ブラスターを放ち、ビームで複数の敵を一斉に撃破した。こうして、開始3分ほどで大半の敵を撃破したのだった。

トレイン「やっぱ、雑魚は雑魚だな」
イヴ「トレイン、まだあのでっかいのが残ってるよ」
トレイン「そうだな、しかもどれもヤバい雰囲気がしやがるぜ…」

その敵の1体であるモーターボールは体当りを放ち、バーサル騎士ガンダムを吹き飛ばした。その体当りの威力はかなりのものだったようで、体の小さいバーサル騎士ガンダムは空の彼方に吹き飛ばされ、撃墜された。

ダブルエックス「バーサル騎士ガンダム!!」
アリア「これは油断すると全滅ね」
デスティニー(こいつらが以前大乱闘にいたゲルズゲーと互角の戦闘力だったら、かなりヤバいぜ…)

そのデスティニーの予想は的中し、大型の敵達は猛威を振るった。ゲルズゲー陽電子リフレクターでリスティリアのエクスプロージョンを防御し、逆に大型クローアームのヴァシリエフでリスティリアの身体を斬り裂き、撃墜した。更に、ヴァル・ヴァロは大型メガ粒子砲を放ち、マルスを撃墜した。この戦いで、早くも3人のファイターが撃墜されてしまったのである。

デスティニー「くっ! 強すぎる…!」

だが、ずっとこうしている訳にもいかず、デスティニーは大型の剣であるアロンダイトを装備し、ザムザザーに向かって行った。当然、ザムザザーは攻撃を仕掛けてきたが、デスティニーはそれを回避し、アロンダイトで攻撃した。アロンダイトでの攻撃は陽電子リフレクターを貫通し、ザムザザーを叩き斬った。そして、ザムザザーは撃破され、消滅した。

龍騎「やったぜ!」

デスティニーは続いてゲルズゲーを叩き斬り、続けてユークリッドも叩き斬った。叩き斬られたゲルズゲーユークリッドは消滅した。こうして、ザムザザーゲルズゲーユークリッドは撃破されたのだ。

デスティニー「ハァ…ハァ…やったぞ」

しかし、油断していたデスティニーはヴァル・ヴァロのクローアームに捕まった。

デスティニー「しまった…! うわあぁぁぁっ!!」

デスティニーはそのままクローアームに両断され、撃墜された。

ドラゴニュート「デスティニーまで…! くそっ!」

一方、ギガンテスとボストロールとゴーレムを相手していたのは、戦った経験のあるエイトとダイであった。この3体の攻撃は強力なものの、動きが遅く単調な為、エイトとダイは戦闘を優位に進めていた。そして、2人は合体攻撃を放って一気に決める事にした。

エイト「行くよ! ダイ君!!」
ダイ「分かったよ! エイトさん!!」
エイト&ダイ「ライデイン!!」

2人は同時にライデインを唱えた。この攻撃はすなわちダブルライデインと言った所だろう。同時に放つ事で威力の上がったこの電撃は、ギガンテスとボストロールとゴーレムを一瞬で黒コゲにした。そして、3体は消滅し、撃破された。

エイト「やったね! ダイ君!」
ダイ「うん!」

一方、クラウドはヘリガンナーとモーターボールを相手にしていたが、装甲は強化され、電撃耐性も強化されたこの相手に苦戦していた。

クラウド「くっ! 厄介な奴だ!!」

するとそこにトレインが現れた。

トレイン「どうする? またあのサソリ野郎みたいに俺の電磁銃で決めるかい?」
クラウド「ああ、そうした方がよさそうだな」
トレイン「よし! じゃあ、早速あいつらを一直線に並べてくれ」

トレインの電磁銃は膨大なエネルギーを消耗する為、1日に4回しか撃てないのである。この後のナイル盗賊団戦に使うかもしれない為、ここは温存したいのだ。

クラウド「仕方のない奴だ!」

クラウドは2体の所に走って行き、気を引き付けて2体を一直線に並べた。その間、トレインは電磁銃の発射態勢を整えていた。

トレイン「ありがとよ、クラウド! 電磁銃!!」

トレインは電磁銃を撃ち、ヘリガンナーの装甲を貫通し、撃破した。だが、後ろにいたモーターボールは貫通しきれず、まだ動いていた。

トレイン「やっぱ2体同時撃破は無理だったみたい」
クラウド「…ったく、本当に仕方のない奴だ!」

クラウドはモーターボールの破損した部位に凶斬りを放ち、モーターボールの動きを完全に停止させ、撃破した。

トレイン「クラウド、後始末ありがとう」
クラウド「次からはお前がやるんだな、トレイン」

こうして、8体の大型の敵を撃破し、小型の敵もすべて倒したアルスマファイター達だったが、まだヴァル・ヴァロアッザムがいた。中でも、ヴァル・ヴァロは素早いスピードで移動し、攻撃を仕掛ける為、ファイター達は苦戦していた。

メイプル「ひえ~、早すぎるよ~」
カイト「これじゃ破壊ブラスターも使えない!」

そうこうしているうちに、ヴァル・ヴァロは再びメガ粒子砲を撃ってきた。その攻撃はネオスを直撃し、ネオスは撃墜された。すると、自分の仲間を3人も倒したヴァル・ヴァロに対し、ドラゴニュートは感情を爆発させた。

ドラゴニュート「お前…! 俺の仲間を3人も…! もう許さねえぞ…!!」

ドラゴニュートは自身の装備しているスティールソードに膨大なエネルギーを纏った。その間、ヴァル・ヴァロは再び移動を開始したが、ドラゴニュートヴァル・ヴァロが移動する際の風の流れを感じ取り、ヴァル・ヴァロがどこにいるかを把握した。そして、ドラゴニュートヴァル・ヴァロに攻撃を仕掛けた。

ドラゴニュート「インパルススラッシュ!!」

ドラゴニュートの剣技の中でもトップクラスの威力を持つインパルススラッシュは、剣に膨大なエネルギーを纏って相手を斬り裂く技である。その一撃にヴァル・ヴァロは両断され、消滅した。更に、エネルギーを纏ったままもう一体のアッザムも斬り裂き、撃破した。こうして、敵は全滅したのであった。

翼「ふぅ…何とか倒したけど…」
トレイン「5人ぐらいやられちまったな」
イオナ「それに、私達の消耗も激しいです」
エイト「なら、僕に任せて!」

エイトは味方全員の傷を全回復させる呪文、ベホマズンを唱えた。すると、仲間の傷はみるみる癒えていった。

カイト「エイト…お前凄い呪文が使えるんだな!」
エイト「まあね」
アリア「これを大乱闘で使われたら、私達は勝てないわね」
エイト「大丈夫、この呪文は強すぎるから大乱闘ではマスターファフニールに封印されてるんだ」
イヴ「なら安心だね」

翼「さて、とうとうナイル盗賊団との決戦だな」
オペ子「皆さん、健闘をお祈りします」
翼「任せてください、俺達は、必ず勝利します!」

遂にナイル盗賊団との戦いが目前に迫ったアルスマファイター達。果たして、アルスマファイター達は勝利し、アルスマを守る事ができるのか?

[アドベンチャー アルスマ山]

長い旅の末に遂に目的地のアルスマ山にたどり着いたアルスマファイター達。この旅の目的は、アルスマを潰そうとするナイル盗賊団を倒す事だ。ファイター達はナイル盗賊団の本拠地である洞窟へと向かった。

洞窟と言っても、中は数十人が入れるほどの大きさであり、噂では内部は普通に生活できるほど設備が整えられているらしい。ファイター達は小川から約7分程歩き、その洞窟の前に到着した。だが、洞窟の前は異様なほど静かで、不気味さが漂っていた。

翼「着いたぞ…」
トレイン「後はナイル盗賊団ってのをぶっ飛ばすだけだな」
メイプル「ここまで長かったね~」
ドラゴニュート「やられた仲間達の分も頑張らないとな」
カイト「でもさ、ナイル盗賊団がいるってのにかなり静かじゃね?」
ティガ「確かにそうだな…」
クー「ビビッて逃げたんじゃね?」
アリア「そんな事ある訳ないでしょ」

その時、殺気を感じ取ったトレインは、その方向に向けてハーディスを撃った。すると、地面にはさっき撃った銃弾と投げナイフが落ちた。

瑠依「投げナイフ!?」
トレイン「どうやら、本気で俺達を殺る気らしいな」

ファイター達が警戒態勢を取ると、周辺からナイル盗賊団の団員たちが姿を現した。約15人ほどの若い男女がメンバーではあるが、ほぼ全員、剣や銃で武装していた。

ダブルエックス「来たな! ナイル盗賊団!」
ヴェローナ「奇襲に失敗したから、仕方ないでしょう」
ドラゴニュート「…その服装、君、女子高生?」
ヴェローナ「ええ、私は女子高生ですが、立派なナイル盗賊団のメンバーです」
ドラゴニュート(盗賊やってて立派なもんか)
メイプル「犬の耳と尻尾が生えた女の子がいるんだけど…」
アルル「アルルの事? アルルは犬じゃなくとオオカミだよ!」
トレイン「で、あそこにいる銃持った女は中々やりそうだな」
レイス「そっちこそ、私の投げナイフを撃ち落とすんですからかなりの腕ですね」
イヴ「何か、1人人間じゃない人がいるんだけど…」
カイト「白い…アーム?」
ケーズ「俺の事か? 実は俺自身も何て種族か分かんないのよ」

ファイター達はそれぞれ、ナイル盗賊団の面々と対峙していた。すると、翼はある事に気づいた。リーダーであるナイルの姿が見えない事に。

ナイルの姿は、ニュースなどで何度も取り上げられていたので知っていた。身の丈程もある巨大な剣を持った短髪の男性である。そのナイルの姿が見えない事に、翼は疑問を感じていた。

翼「…おかしい、ナイルの姿がない…」
ドラゴニュート「…え?」
マジレッド「あそこにいる女子高生がナイルなんじゃないの?」
ヴェローナ「わ…私なんかがナイル様と間違われるなんて…光栄です…」
アリア「…どうやら本当に違うようね…」
カイト「まさか…もうここにはいない?」
ケーズ「いや、まだこのアルスマ山にいるぞ」
ギャバンtypeG「それは本当か?」
アルル「うん! アルスマ山の奥地に山菜を取りに行ってるだけだよ」
エイト「何その理由…」
レイス「と、言うか、いつまで話してるんですか! 早く戦いますよ!」
ダイ「そ…そうだね」
イオナ(ナイル盗賊団って…案外変な人達ですね…)

ナイル盗賊団のメンバーは一気に攻撃を仕掛けてきた為、アルスマファイター達は、それに応戦した。カムイやクラウド、エイトなどの剣を持ったファイターは、ナイル盗賊団の武器を持った一般メンバーと戦い、剣で武器を弾き飛ばした後、打撃攻撃で決して殺すことなく気絶させていた。いくら悪人と言えど、相手は人間だから殺さないようにしたいのである。一方、ヴェローナ、アルル、レイス、ケーズの4人に対しては、翼、ドラゴニュート、カイト、R-GUNが相手をしていた。

ケーズ「俺の投げ技を食らいやがれ!」

ケーズは長い腕でR-GUNを持ち上げ、カイト目掛けて投げつけた。

カイト「ぐわっ!」
ドラゴニュート「あの腕野郎には接近戦は危険だ!」
カイト「なら遠距離攻撃か! よし! 破壊…」
アルル「甘いよ!」

アルルは高く跳び、カイトに跳び蹴りを放って吹き飛ばした。それと同時に、レイスはアサルトライフルを翼に対して発砲した。翼はアサルトライフルの銃撃を素早く回避した。一方、ドラゴニュートヴェローナと戦っていた。ヴェローナは2本の剣を扱う女子高生剣士であり、その素早い二刀流の攻撃に対し、ドラゴニュートは防戦一方であった。

ドラゴニュート「くっ! 中々やるな!」
ヴェローナ「守ってばかりでは勝てませんよ!」
ドラゴニュート「確かに、守ってばかりだったら負けるな、なら、攻めるしかねえよな!」

ドラゴニュートは、ヴェローナの攻撃を後方に跳んで回避し、その場所からエクスプロージョンの呪文で攻撃した。ヴェローナは2本の剣で防御し、耐えたが、その爆風の先からドラゴニュートがインパルススラッシュを放ってきた。ヴェローナは2本の剣で防御したものの、インパルススラッシュの威力には耐えられず、剣を折られてしまった。

ヴェローナ「私の…剣が…」
ドラゴニュート「降参しろ、武器を失っては戦えないだろ」
ヴェローナ「情けを…かけるつもりですか…?」
ドラゴニュート「…俺はな、できれば命までは奪いたくないんだ、それが例え悪人でもな」
ヴェローナ「…あなた、優しいんですね」

その頃、他のファイター達はナイル盗賊団のメンバーを殺さず戦闘不能にしていた。翼たち3人も、それぞれ決着を付け始めていた。

カイト「破壊ブラスター!!」
ケーズ「またそれか!」

ケーズは腕を長く伸ばして攻撃した。しかし、カイトは破壊ブラスターを撃たず、その攻撃を回避した。

ケーズ「なっ…! フェイント…だと…!?」
カイト「こっちが本命の…破壊ブラスター!!」

カイトは破壊ブラスターを放ち、ケーズを吹き飛ばした。あえて威力を絞って撃った事で、致命的をダメージは避け、そのまま気絶させた。

カイト「ふぅ…一丁上がりっと」

一方のR-GUNはアルルと戦っていた。アルルは獣人族であり、身体能力も人間より高く、素早い動きで両腕に装着したクロー武器で攻撃してきた。R-GUNはビームカタールソードで防御するだけで防戦一方であった。

アルル「ロボットさん遅いねー!」

だが、R-GUNは攻撃を受けつつ相手の弱点を探っていた。アルルは一定のペースで攻撃を仕掛けてくる事、必ず背後から攻撃してくる事が分かった。

R-GUN(奴は、一回攻撃してから次攻撃するのに、約1.8秒の間隔がある…そして必ず背後から攻撃する…そこを突けば…!)

R-GUNはアルルが攻撃した直後、気付いていないふりをしてビームカタールソードを構えた。そして、アルルが攻撃を仕掛けたその時、ビームカタールソードを連結させ、スラッシュブーメランにしてアルルに投げつけた。アルルはそのまま吹き飛ばされ、気絶した。

R-GUN「後一歩だったな」

そして、レイスの銃撃に苦戦していた翼も、アサルトライフルの弾切れが来るのを見計らって攻撃を仕掛けた。

レイス「銃がなくても、私にはコンバットナイフが…!」

翼の黒剣ナハトに対して、レイスはコンバットナイフで応戦したが、あっさりと弾き飛ばされ、首元にナハトを添えられた。

翼「降参してください、命までは奪いたくありません」
レイス「くっ…仕方ない、私達の負けだ」

こうして、ファイター達はナイル盗賊団に勝利した。だが、まだ肝心のナイルが現れていなかった。

ドラゴニュート「なあ、ヴェローナ、ナイルはまだ来ないのか?」
ヴェローナ「そんな事、分かるわけないでしょう、と言うか馴れ馴れしいですねあなた」
ドラゴニュート「だよなぁ…」

すると、山の上から足音が聞こえて来た。その足音に、真っ先に反応したのがヴェローナであった。

ヴェローナ「ナイル様!!」

現れたのは、ナイル盗賊団のリーダー、ナイルであった。ナイルは黒い服を着た短髪の青年であり、背中に山菜の入った籠を背負っていた。すると、ナイルはアルスマファイター達を見てポカーンとしていた。

ナイル「…俺が山菜を取りに行ってる間に何があった」
ヴェローナ「実は…アルスマファイター達に負けてしまって…」
ナイル「俺のいない間にそんな事が…よし、後は俺に任せろ…」

ナイルは山菜の入った籠を地面に置くと、別空間から身の丈程もある巨大な剣を取り出した。

ナイル「ナイル盗賊団リーダー、ナイル・アーテライトが相手だ、かかって来い」
クー「おいおい、あいつの剣、クラウドの剣よりでかいぞ」
クラウド「そんな事、見れば分かる」
ドラゴニュート「あんな剣をよく持てるよな、あのナイルって奴」
ダイ「よし! おれが相手だ! アバンストラッーシュ!!」
マジレッド「マジ・マジカ!レッドファイヤー!!」
ZO「ウオォォォォォッ!!」

ダイはアバンストラッシュを、マジレッドはレッドファイヤーを、ZOはZOキックを放ってナイルを攻撃した。だが、ナイルは剣の一振りで3人を撃墜した。

ネクサス「…嘘だろ!?」
クー「まあ、あんなでかい剣を自由自在に振れるんだしな、当然だよな、ハハ…」
アリア「で、どうやって倒すの?」
ダブルエックス「接近すればやられる…なら、遠距離戦だ!!」
ナイル「甘い!!」

ダブルエックスが専用バスターライフルを構えたその時、ナイルは剣を振り、巨大な真空波を飛ばした。その真空波で、ダブルエックスは撃墜されてしまった。

エイト「接近戦も駄目、遠距離戦も駄目…か…」
トレイン「だが、攻撃しないよりはマシだ、行くぜアリア!」
アリア「私に命令しないで!」

トレインとアリアは2人で銃を発砲し、ナイルを攻撃した。しかし、ナイルは剣を振って風を起こして銃弾を無力化した。

トレイン「ダメもとでこれを撃ってみるか、電磁銃!!」
イヴ「トレイン! 電磁銃は…!!」

トレインは電磁銃を撃ったが、ナイルの風魔力を纏った剣の一撃で電磁銃を切り払った。

イヴ「嘘…斬り払った…」
トレイン「おいおい…化け物かよ…」
ギャバンtypeG「まさか、トレインの電磁銃を斬り払うとは…」
ナイル「今のが切り札だったようだが、残念だったな」

すると、R-GUNとクラウドがある会話をしていた。その会話に気付いたドラゴニュートは会話に参加した。

ドラゴニュート「なあ、2人で何を話してるんだ?」
R-GUN「奴を倒す方法だ」
クラウド「お前も手伝ってくれ」
ドラゴニュート「いいぜ、で、何すりゃいいの?」
R-GUN「俺と共に囮になれ」
ドラゴニュート「…は?」

ナイル「アルスマファイター達も大した事ないな」

すると、ドラゴニュートが一直線に向かって来た。

ドラゴニュート「行くぜナイル! 俺が相手だ!!」
R-GUN「覚悟はいいな?」
ナイル「馬鹿め! これで死ね!!」

ナイルは2人目掛けて剣を叩き付けた。だが、2人は後方に跳び、攻撃を回避した。そこにクラウドがバスターソードをナイルの剣に叩き付けた。

ナイル「何ッ!?」
クラウド「お前の剣は俺の剣の重さと腕力で地面に埋まってる、もはや引く事も出来ないはずだ」
ナイル「くっ! 何て馬鹿力だ!!」
R-GUN「ドラゴニュート、とどめはお前に任せたぞ」
ドラゴニュート「了解! 食らえええッ!!」

ドラゴニュートはナイルの顔目掛けて飛び蹴りを放った。飛び蹴りをモロに食らったナイルは地面に倒れ込んだ。

ドラゴニュート「よし決まった! 今のはフライングキックとでも名付けるか」
ヴェローナ「ナイル様が…負けた…」
レイス(彼らの連携…かなりのものだな…)

その後、アルスマファイター達はナイル達から話を聞く事にした。

カイト「で、お前らは何でアルスマを潰そうとしたんだ?」
ナイル「…エレメントスタンドからの命令だ」
翼「エレメントスタンド!?」
エイト「知ってるのかい? 翼」
翼「ああ、アルスマが始まる1年前にアルスマ界に存在したテロ組織だ」
イオナ「テロ組織…?」
翼「組織名の通り、構成員が様々な属性に特化した兵士達で、小規模ながらも高い戦闘力を持っていたんだ」
闇遊戯「そいつらは今、どうなったんだ?」
翼「アルスマ界の各地にある軍が協力してようやく倒す事に成功したよ」
ナイル「だが、そのエレメントスタンドの残党が生きていた…」
ヴェローナ「そして、私達にアルスマを潰すよう脅迫してきたんです」
レイス「奴らの力はナイル様を凌いでいる…私達は受け入れるしかなかったんだ」
カイト「ま、そんな奴らに脅迫されちゃ仕方ないよな」
ティガ「でも、何でアルスマを潰そうとしたんだろう…」
ナイル「さあな、そこまでは答えてくれなかった」
ティガ「そうか…」

ドラゴニュート「じゃあ、もう一つ聞くが、道中俺達を攻撃した敵は何者だ?」
ナイル「? 何だそれは? ナイル盗賊団の構成員はここにいる者たち以外いないぞ?」
R-GUN「やはり、ナイル盗賊団からは何も情報が得られなかったな…」
イヴ「さっきのエレメントスタンドの構成員なのかな?」
マスターファフニール「それらについては、僕が現在調査中さ!」
ドラゴニュート「うおっ! びっくりした!!」
翼「マスターファフニール!!」

マスターファフニール「お疲れ! 早めに仕事が終わったから迎えに来たよ!」
トレイン「よう、変なドラゴン、無事任務はやり遂げたぜ」
マスターファフニール「ありがとう! じゃあ、後でいいものをあげるね!」
トレイン「よっしゃ! その言葉を待ってたぜ!」
エイト(と、言うか、最初からマスターファフニールが送迎してくれたら歩かなくてよかったんじゃ…)
翼(あの人、ああ見えて結構忙しいらしいんです)

マスターファフニール「しかし、エレメントスタンドに謎の敵…これはかなり厄介なことになりそうだね…」
イヴ「アルスマは大丈夫かな…?」
マスターファフニール「大丈夫! 1週間もしない内に開催できるよ!」
イヴ「よかった…」
ナイル「で、俺達の扱いはどうなる」
マスターファフニール「とりあえず、本部まで一緒に来てもらうよ」
ヴェローナ「嫌な予感…」
マスターファフニール「悪いようにはしないから安心してくれたまえ」
ヴェローナ「それならいいんですが…」

マスターファフニール「さて、みんなで一緒に帰ろう! 他のみんなも待ってるよ!」
龍騎「やっと帰れるぜ~」
ドラゴニュート「疲れたな~、早く帰って剣聖機アルファライドの続きやろっと」
アリア「流石に疲れたから、今日はゆっくり休みましょう」
闇遊戯「そうだな」
翼「それじゃ、早速帰ろう!」

こうして、アルスマファイター達の旅は終わった。しかし、この問題が完全に解決したわけではない。新たな敵、エレメントスタンドの目的や謎の敵の正体とは!? この問題が解決するのがいつになるかは分からないが、また今回のようなことがあればアルスマファイター達はきっと戦うだろう。だが、アルスマファイター達はしばらく休息を取る事になった。全ては、みんなを楽しませるアルスマを開催する為である。

[イベント戦 ポケモントレーナー]

アルスマファイター達とナイル盗賊団との戦いから一夜明けた。黒幕であるエレメントスタンドの調査はマスターファフニール達に任せ、アルスマファイター達は休息を取っていた。だが、流石に暇だったのか数人のファイターが食堂に集まり、話をしていた。

トレイン「なあ、聞いてくれよ、あの変なドラゴン俺にミルク1年分をくれたんだぜ!」
イヴ「よかったね、トレイン」
トレイン「しかも最高級のミルク! 最高だろ?」
エイト「それはよかったね、そのミルクを素材にすればいいチーズが作れそうだ」
トレイン「ちょい待ち! 絶対にやらねーぞ」
エイト「ははは、冗談だよ」

すると、ドラゴニュートがある疑問を口にした。

ドラゴニュート「なあ、何でトレインはここにいるんだ?」
トレイン「ああ、実は俺、ファイターとしてスカウトされたんだ」
カイト「マジか!」
トレイン「昨日のナイル盗賊団との戦いに協力した事であの変なドラゴンが俺の実力に目を付けたんだよ」
翼「そうだったんですね」
遊戯「確かに、トレインさんの実力はかなりのものだったもんね」
エイト「そう言えば、ファイター候補として連れてこられたサーナイトもファイターになったんだよね」
イングラム「そうらしいが、姿が見えないようだな」

その時、オペ子が食堂にいる翼たちを呼びに来た。

オペ子「皆さん、ちょっといいですか?」
翼「いいですけど、何かあったんですか?」
オペ子「はい、実は今から特別試合を始めようと思いまして」
カイト「特別試合?」
オペ子「詳しい話は現地で行いますので、こちらへ」

オペ子が翼たちを連れて行った先は、主に模擬戦などに使われる戦場であった。その戦場では、既に何台ものカメラが設置されていた事から、今からやる特別試合を全世界に中継すると言う事が分かった。そして、そこにはマスターファフニールと1人の男性が立っていた。その男性はボサボサした黒髪と細長い目が特徴で、長袖の黒い服とブルーのジーパンと言うシンプルな服装であった。

マスターファフニール「やあやあ、よく来てくれたね」
トレイン「よー、変なドラゴン、昨日はミルクありがとな」
マスターファフニール「いやいや、礼には及ばないよトレインくん、ほんの感謝の気持ちさ」

そして、翼はマスターファフニールの隣に立っている男性の事を聞いた。

翼「マスターファフニール、その人は?」
マスターファフニール「ああ、この人はドラゴニュートくんだよ」
ドラゴニュート「…へ?」
マスターファフニール「えっと…正確にはポケモントレーナーだった世界線ドラゴニュートくんだね」
カイト「つまり、別次元のドラゴニュートって事か?」
マスターファフニール「そう言う事! ちなみに、アルスマに登場しているポケモン達を提供してくれているのも彼だよ」
ドラゴニュートポケモントレーナーだった世界線の俺…か…別次元にも俺がいるんだな」

その時、イヴはある疑問を口にした。

イヴ「でも、あの人なんて呼べばいいの? ドラゴニュートさんだったら紛らわしいよね?」
トレイン「ポケモントレーナードラゴニュートだから、ポケドラとかでいいんじゃね?」
ドラゴニュート「ポケドラって…ポケベルじゃねえんだから…」
ポケドラ「いや、それでいいよ、俺も丁度何てあだ名にするか考えていた事だし」
ドラゴニュート「いや、いいんかい!」

マスターファフニール「さて、君達は今からポケドラくんと6対6のイベント戦をしてもらうよ!」
カイト「6対6のイベント戦!?」
ドラゴニュートポケモンバトルでもするのか?」
ポケドラ「いや、君達はいつも通り戦えばいいよ、俺はポケモンで戦うから」
ドラゴニュート「マジで!? 俺達結構強いんだけど、大丈夫?」
ポケドラ「大丈夫、俺のポケモンは色んな地方のチャンピオンを倒した歴戦のポケモンだからな、丁度相棒のアブソルとサーナイトもいるし」
エイト「あのアブソルとサーナイトはポケドラくんのだったのか! どおりで強い訳だ」

マスターファフニール「さて、もう準備はできてるかな?」
翼「もちろんです! いつでも行けますよ!」
ドラゴニュート「別次元の俺…一体どれぐらい強いんだろう…」
ポケドラ「フッ、久々にプラターヌのオヤジに呼ばれたと思ったらこんな面白いバトルをする事になるとはな」
オペ子「それでは、ファイターの皆さんとポケドラさんはバトルの準備をお願いします!」

そして、アルスマファイターの選抜メンバーとポケドラはバトルの準備をした。アルスマファイター側はドラゴニュート、カイト、R-GUN/イングラム、トレイン、エイト、遊戯の6人、そして、ポケドラ側はアブソル、サーナイトと他4匹のポケモンで戦う。

レフェ子「今回のルールは時間無制限、アイテムなし、1人ずつ戦い、先に6人全員を倒したチームの勝ちです!」
カイト「…レフェ子さん、まさかこの台詞を言う為に来たの…?」
レフェ子「そうよ、この台詞の為に休日を返上して来たのよ、今日はお買い物する予定があったのに…」
イヴ「それはご愁傷様です…」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

ナレ男の掛け声で特別試合が幕を開けた。

ポケドラ「よし! 行けっ! スピアー!!」
スピアー「スピーッ!!」

ポケドラは蜂のポケモン、スピアーを繰り出した。このスピアーは以前ステージ 戦場の時に登場したスピアーと同一個体である。

トレイン「よし、じゃ俺が行きますか」

トレインは空を飛ぶスピアーをハーディスで攻撃した。

ポケドラ「かわしてミサイルばり!!」

スピアーは回避し、ミサイルばりを飛ばしてトレインを攻撃した。その攻撃をトレインは回避しつつ、反撃のチャンスを伺っていた。

トレイン「あの蜂野郎、チョコマカと動いて狙いを付けづらいな…」
ポケドラ「カロス地方の冒険の際に相棒として長く活躍したスピアーだ、そう簡単にはやられないよ」
トレイン「なるほどな、だがこの勝負、俺が勝つぜ!」
ポケドラ「凄い自身だな、ならその自身、うち砕いてやる! スピアー! ダブルニードル!!」

スピアーは両腕の2本のトゲでトレインを串刺しにする為急接近した。だが、トレインはその機会を待っていたのである。

トレイン「かかったな! 黒爪(ブラック・クロウ)!!」

トレインはオリハルコン製の装飾銃ハーディスを使ってスピアーに高速で4連打撃を放った。黒爪を食らったスピアーは吹き飛ばされ、地面に倒れ込んだ。

ナレ男「スピアー、戦闘不能! トレイン=ハートネットの勝ち!」
トレイン「ま、こんなもんかな…」
ポケドラ「くっ、流石アルスマファイター、伊達じゃないぜ…」

そう言ってポケドラはスピアーをモンスターボールに戻した。

トレイン「このまま俺一人でお前の手持ちを全員倒してやるぜ!」
ポケドラ「フッ、そうはいかないな、行けっ! ギルガルド!!」
ギルガルド「ギルドッ!!」

ポケドラは剣と盾が合体したような見た目のポケモンギルガルドを繰り出した。

トレイン「何だありゃ、剣と盾か?」
ポケドラ「ギルガルドって言うカロス地方ポケモンだよ」
トレイン「何か知らねえが、すぐに倒してやるぜ!」

そう言ってトレインはギルガルドにハーディスを撃った、しかし、ギルガルドは盾の部分で防御した。

トレイン「くっ! 銃弾が通らねえ!」
ポケドラ「残念だったな、ギルガルドははがねタイプのポケモンでね」
トレイン「そりゃ硬いわけだ」
ポケドラ「ギルガルド! かたきうち!!」
ギルガルド「ギルッ!!」

ギルガルドは盾と分離し、ブレードフォルムにチェンジした。そして、トレインに急接近し、トレインを斬りつけた。

トレイン「がはっ…!!」

かたきうちを食らったトレインは地面に倒れ込んだ。

ナレ男「トレイン、戦闘不能ギルガルドの勝ち!」
ポケドラ「よしっ! いいぞ! ギルガルド!」
イヴ「トレイン!!」

敗北したトレインの元にイヴが駆け寄った。

トレイン「悪い、姫っち、負けちまったぜ…」
エイト「トレインが一撃でやられるなんて…何て威力だ…」
ドラゴニュート「あのかたきうちと言う技は、仲間がやられた直後に放つと威力の上がる技だ」
闇遊戯「なるほどな…どおりで威力が高いわけだ…」

ポケドラ「さあ! 次は誰が来る?」
イングラム「俺が行こう…」
ポケドラ「どんな相手だろうと、手加減はしないぜ!」
イングラム「コール! R-GUN!!」
R-GUN「手加減なんて必要ない、全力でかかって来い」
ポケドラ「OK! ギルガルド! つじぎり!!」
ギルガルド「ドドドドドドドドドドドドッ!!」

ギルガルドはR-GUNをすれ違いざまに斬りつけようとした。だが、R-GUNはその攻撃をビームカタールソードで切り払った。

ポケドラ「なるほど、剣の腕前はかなりのもののようだ」
R-GUN「借りは返すぞ」

R-GUNはギルガルドにマシンガンを放った。だが、ギルガルドはシールドフォルムにチェンジし、R-GUNの攻撃を防いだ。

R-GUN「ほう…」
ポケドラ「ギルガルド! つじぎり!」
ギルガルド「ギルドッ!!」

ギルガルドは再びブレードフォルムにチェンジし、R-GUNをすれ違いざまに斬りつけた。だが、間一髪回避行動を取った為、致命傷は避ける事ができた。

ポケドラ「今のをかわすとは…中々やるな…」
R-GUN「後一歩だったな」
ポケドラ「なるほど、だが、次でトドメを刺してやる! ギルガルド! きりさく!!」
ギルガルド「ドドドドドドドドドドドドッ!!」

ギルガルドはR-GUNにきりさくを放った。だが、R-GUNはその攻撃を跳んで回避し、ビームカタールソードを連結させてスラッシュブーメランにした。そして、スラッシュブーメランをギルガルドに投げつけた。スラッシュブーメランはギルガルドに命中し、ギルガルドは地面に倒れた。

ナレ男「ギルガルド、戦闘不能! R-GUNの勝ち!」
R-GUN「その程度で俺を倒すことは不可能だと思え」
ポケドラ「よくやった、ギルガルド

そう言ってポケドラはギルガルドモンスターボールに戻した。

R-GUN「さて、次は何で来る…?」
ポケドラ「よし、このポケモンで行くよ、行けっ! ミミロップ!!」
ミミロップ「ミーミッ!!」

ポケドラはウサギのポケモンミミロップを繰り出した。

R-GUN「えらく可愛げのある相手だな」
ドラゴニュート「まあ、俺は兎年生まれだからな、代表としてミミロップをね」
R-GUN「だが、俺は容赦はしないぞ」

R-GUNはビームカタールソードでミミロップに攻撃をしかけた。

ポケドラ「かわしてピヨピヨパンチ!!」
ミミロップ「ミーイッ!!」

ミミロップは身軽な動きでR-GUNの攻撃を回避し、長い耳でR-GUNにピヨピヨパンチを放った。その攻撃を食らったR-GUNは混乱した。

R-GUN「クスハ…その栄養ドリンクだけはやめてくれ…」
ポケドラ「なら目の前をまっすぐ行けば逃げれるぞ~」
R-GUN「感謝する…」

R-GUNはまっすぐ走っていき、壁に衝突して気を失った。

ナレ男「R-GUN、戦闘不能ミミロップの勝ち!」
ポケドラ「やったな! ミミロップ!」
ミミロップ「ミッ!」

カイト「おいおい…何やってんだよR-GUN…」
ドラゴニュート「ピヨピヨパンチは命中した相手を混乱させる事があるんだ」
カイト「何っ!? ふざけた名前の癖にヤバい技だな!!」
エイト「よし! ここは僕が行くよ!!」
ポケドラ「君はとても素早そうだね!」
エイト「ここはスピードで翻弄するしかない!」

そう言ってエイトはミミロップに攻撃を仕掛けた。

ポケドラ「かわしてメロメロ!!」
ミミロップ「ミミーロッ❤」

ミミロップはかわいいしぐさをしてエイトを誘惑した。

エイト「か…かわいい…」

すると、エイトは武器を地面に落とし、ミミロップをじーっと見つめた。

カイト「おいおい! 何やってんだよエイト!!」
闇遊戯「あいつは相手の誘惑攻撃に引っ掛かるほど馬鹿なのか!?」
ドラゴニュート「まあ、あいつはウィッチレディのぱふぱふに魅了されるような奴だしな」

ポケドラ「ミミロップとびひざげり!!」
ミミロップ「ミーイッ!!」

ミミロップはエイトの顎にとびひざげりを放った。その攻撃をモロに食らったエイトは気を失い、地面に倒れ込んだ。

ナレ男「エイト、戦闘不能ミミロップの勝ち!」
ポケドラ「やったな! ミミロップ!」
ミミロップ「ミミロー!」

カイト「まずいな…ミミロップに2タテされたぞ…」
ドラゴニュート「残るは俺とカイトと遊戯だけか…」
闇遊戯「なら、オレにやらせてくれ、いい作戦がある」
ドラゴニュート「分かった! ここはお前に任せる!」

そして、闇遊戯は戦場に向かった。

ポケドラ「おいおい、ヒトデみたいな髪型の奴が出てきたぞ…」
闇遊戯「フッ、お前の誘惑攻撃に勝つ方法が分かったのさ!」
ポケドラ「何だと!?」
闇遊戯「出でよ! ブラック・マジシャン・ガール! クィーンズ・ナイト! ホーリー・エルフ!」

闇遊戯は3体のモンスターを召喚した。そのモンスターは全員、女性型のモンスターであった。

ポケドラ「全員…女だと…!?」
闇遊戯「お前のミミロップは男を魅了する事はできても、女には通用しないようだな!」
ポケドラ「くっ! だが、俺のミミロップがまだ負けたわけじゃない! とびひざげりだ!」
ミミロップ「ミミッロップッ!」
闇遊戯「行け! ブラック・マジシャン・ガール! 黒・魔・導・爆・裂・波(ブラック・バーニング)!!」

ブラック・マジシャン・ガールは黒・魔・導・爆・裂・波(ブラック・バーニング)を放った。ミミロップはその爆発に吹き飛ばされ、気絶した。

ナレ男「ミミロップ、戦闘不能武藤遊戯の勝ち!」
カイト「よっしゃあ! よくやった遊戯!!」

闇遊戯はカイトに対し、サムズアップを返して喜びを表現した。

ポケドラ「おつかれ、ミミロップ、ゆっくり休め」

そう言いながらポケドラはミミロップモンスターボールに戻した。

闇遊戯「お前がどんなに凄腕のポケモントレーナーだろうが、オレ達には勝てないぜ!」
ポケドラ「確かに、お前達の腕前はかなりのものだな、だが、まだ3対3! 勝機はあるさ!」
闇遊戯「面白い! なら、かかって来い!!」

ポケモントレーナーだった世界線ドラゴニュートとアルスマファイターの特別試合はリアルタイム中継され、現在、高視聴率を記録している。その特別試合も遂に後半戦に突入した。現在、双方は3対3の状況になっている、果たして、勝利するのはどちらのチームか?

ポケドラ「中々やるな! 行けっ! レントラー!!」
レントラー「レントッ!!」

ポケドラはでんきタイプポケモンレントラーを繰り出した。このレントラーは以前ステージ ピーチ城の時に登場したレントラーと同一個体である。

闇遊戯「見たところ、電気を使いそうだな!」
ポケドラ「そうさ! そしてレントラーで一気にケリをつける!」
闇遊戯「冗談はよした方がいいぜ! 行けっ!」

闇遊戯はモンスター達に一斉攻撃を仕掛けさせた。だが、ポケドラは余裕の表情でレントラーに指示を出した。

ポケドラ「レントラー! ほうでん!!」
レントラー「トラァーッ!!」

レントラーは身体から電気を放電させ、戦場全体に電撃を放った。そして、闇遊戯のモンスターは全員感電し、撃破された。

闇遊戯「何っ!?」
ポケドラ「残念だったな! レントラー10まんボルト!!」
レントラー「トラーッ!!」

レントラー10まんボルトを放ち、闇遊戯を攻撃した。

闇遊戯「うわぁーっ!!」

闇遊戯は電撃を食らって真っ黒コゲになり、倒れた。

ナレ男「遊戯、戦闘不能レントラーの勝ち!!」
ポケドラ「よっしゃあ! いいぞ! レントラー!!」
レントラー「トッ!!」

黒コゲになった遊戯は翼とイヴによって運ばれた。

翼「大丈夫か? 遊戯?」
闇遊戯「オレとしたことが油断したぜ…」
イヴ「相手が電気使いなら、トレインが相性良さそう」
トレイン「おいおい、よせって、あんな電撃食らったら流石に俺でもダメージ受けるぜ」

ポケドラ「さて、次は誰が来る?」
カイト「俺が行くぜ!!」
ポケドラ「ほう…剣と銃、両方を使うのか…」
カイト「速攻でケリを付けてやるぜ!!」
ポケドラ「そう簡単に勝てるかな? レントラー10まんボルト!!」
レントラー「トラーッ!!」

レントラー10まんボルトを放った。カイトはそれを間一髪回避し、マスターガンを撃った。

ポケドラ「かわしてほうでん!!」

レントラーはマスターガンの銃弾を回避し、身体から電気を放電させた。

カイト「来たッ!!」

カイトは突然ハイパーソードを地面に突き立てた。すると、放電させた電気が全てハイパーソードに集まり、レントラーの攻撃を無力化させたのである。

ポケドラ「何ッ!? 避雷針だと!?」
カイト「これでお前の電気技は無力化されるな!!」
ポケドラ「くっ! レントラーかみくだく!!」
レントラー「トラッ!!」

レントラーはカイトに急接近したが、カイトはそれを回避し、零距離でマスターガンを向けた。

カイト「零距離…破壊ブラスター!!」

零距離で破壊ブラスターを食らったレントラーは吹き飛んだ後、大爆発を起こし、地面に倒れ込んだ。

ナレ男「レントラー、戦闘不能! カイトの勝ち!!」
カイト「よし! 一丁上がり!!」
ポケドラ「お前ぇぇぇ! 俺のレントラーを殺す気かぁぁぁ!!」

カイトに激怒しながらポケドラはレントラーモンスターボールに戻した。ポケドラに怒られたカイトは少し反省していた。

カイト「ごめん! やりすぎた!!」
ポケドラ「許さん! 行けっ! サーナイト!!」
サーナイト「サナサーナー」

ポケドラはエスパー、フェアリータイプのポケモンサーナイトを繰り出した。このサーナイトは最近アルスマファイターになったサーナイトである。

カイト「サーナイトが相手か…! できればあまり傷つけたくはないが…!」
ポケドラ「全力でかかって来い !その方がサーナイトも喜ぶぞ」
サーナイト「サナサナ」
カイト「よし! 分かった! 全力で行く! 破壊ブラスター!!」

カイトはマスターガンから破壊ブラスターを放った。

ポケドラ「サーナイト! リフレクター!!」
サーナイト「サナー!」

サーナイトは光の壁を作り、破壊ブラスターを防御した。

カイト「くっ! 防がれたか!!」
ポケドラ「サーナイト! マジカルリーフ!!」
サーナイト「サーナー!!」

サーナイトは鋭い葉っぱを飛ばして攻撃した。カイトは回避態勢を取ったものの追尾し、その攻撃はカイトに命中した。

カイト「ぐあっ! くっ! 何でだ? 俺は確かに回避したはず…!」
ポケドラ「マジカルリーフは威力が低い分、攻撃が必ず命中するのさ!」
カイト「くっ! やはりエスパータイプポケモンは一筋縄ではいかなそうだ!!」
ポケドラ「サーナイトサイコキネシス!!」
サーナイト「サーナー!!」

サーナイトサイコキネシスを使い、カイトを宙に浮かせた後、地面に叩き付けた。

カイト「がはっ!!」
ドラゴニュート「カイト!!」
ポケドラ「どうした? 手も足も出ないか?」
カイト(遠距離は防がれる、近づこうにも超能力で接近できない…一体どうすれば…!)

その時、カイトは一か八か突っ込むことにした。もしこの作戦が失敗したら、ドラゴニュートに任せるしかない状況で、それぐらい一か八かの作戦なのである。

カイト「仕方ねえ! 守ったら負ける! 攻めるしかねえ!!」

カイトはサーナイトに向かって走り出した。

ポケドラ「あいつ、何をする気だ? サーナイト! マジカルリーフ!!」
サーナイト「サナー!!」

サーナイトは再びマジカルリーフを放った。だが、カイトはその葉っぱを全てハイパーソードで切り払った。

ポケドラ「くっ! サーナイトサイコキネシス!!」
サーナイト「サーナー!!」

サーナイトはカイトを宙に浮かせた。その時、カイトはサーナイトに背を向けた。

カイト「今だッ! 破壊ブラスター!!」

何と、カイトは破壊ブラスターを撃った勢いで無理やりサイコキネシスを突破したのである。そして、カイトは振り向き、ハイパーソードでサーナイトを攻撃した。

カイト「ソードブレイク!!」

ソードブレイクを食らったサーナイトは、地面に倒れ込んだ。

ナレ男「サーナイト、戦闘不能! カイト・ブルーレオの勝ち!!」
カイト「一か八かの戦法だったが、うまく行って良かった…」
ポケドラ「何て奴だ…エスパー技を銃の反動で無理やり突破するなんて…」

そう言いながらポケドラはサーナイトモンスターボールに戻した。

カイト「さあ! 残りは後一匹! 最後は当然、あいつだよな?」
ポケドラ「勿論さ! 行けっ! 俺の相棒、アブソル!!」
アブソル「アブソッ!!」

ポケドラの最後の一匹は、あくタイプのポケモン、アブソルである。長きに渡ってポケドラの相棒として活躍したこのアブソルは、アルスマファイターとしても大乱闘で活躍している。

カイト「悪いが、手加減はしないぜ! 破壊ブラスター!!」

先手を取り、カイトは破壊ブラスターを撃った。

ポケドラ「かわしてつじぎり!!」
アブソル「ソルッ!!」

アブソルは身軽な動きで攻撃を回避し、カイトに接近した。そして、鋭い角でカイトを斬り裂いた。

カイト「ぐあぁッ!!」
ポケドラ「続けてきりさく!!」
アブソル「アブソッ!!」

アブソルはカイトにきりさくを放った。カイトはアブソルの鋭い角で斬り裂かれ、倒れた。

ナレ男「カイト、戦闘不能! アブソルの勝ち!!」
ポケドラ「よしっ!残るは1人だけだ!!」
アブソル「ソルッ!!」

ドラゴニュートは戦闘不能になったカイトに駆け寄った。

ドラゴニュート「カイト、大丈夫か?」
カイト「ああ、悪い、負けちまった、後は頼むぜ」
ドラゴニュート「ああ、任せろ!」

そして、最後の1人であるドラゴニュートと、ポケドラ、そしてアブソルは対峙した。

ドラゴニュート「別次元の俺…ただ者ではなさそうだ」
ポケドラ「俺もさ、まさか別次元の俺とやり合えるとはな」
ドラゴニュート「よし! 俺からやらせてもらう!!」

ドラゴニュートは先手を取り、雷魔法のライトニングを放った。

ポケドラ「かわしてかまいたち!!」
アブソル「アーブソッ!!」

アブソルはかまいたちを飛ばし、ドラゴニュートを攻撃した。だが、ドラゴニュートはスティールソードでかまいたちを斬り払った。ドラゴニュートはお返しに氷のカッターを飛ばす魔法、アイシクルリッパーを放って攻撃した。

ポケドラ「かまいたちで迎撃だ!!」
アブソル「アブソッ!!」

アイシクルリッパーはアブソルのかまいたちで迎撃され、届かなかった。

ドラゴニュート「くっ! やはり素早いな!」
ポケドラ「フッフッフ…でもまだ本気じゃないのよね~」
ドラゴニュート「何っ!? ま…まさか…!!」
ポケドラ「行くぞ! アブソル! メガシンカだ!!」
アブソル「アブソッ!!」

ポケドラが左腕に装着したメガリングを構えると、アブソルに持たせたメガストーン、アブソルナイトが共鳴した。すると、アブソルから眩い光が放たれ、その光が収まるとアブソルの姿が変わっていた。アブソルのその姿は体毛が少し増え、背中には翼が生えていた。アブソルがメガシンカした姿、メガアブソルである。

イヴ「アブソルの姿が変わった!?」
ドラゴニュート「ま…まさかメガシンカをしてくるとは…!!」

メガシンカをしたポケモンの戦闘力は通常時より上昇し、普段以上の力を出す事ができるまさに切り札なのである。ちなみに、メガシンカは通常の進化とは違い、一時的な進化なので、戦闘終了後は元に戻るのだ。

ポケドラ「やっぱ切り札は最後まで取っとくもんだよなぁ」
メガアブソル「ソルッ!!」
ドラゴニュート「だが、俺は負けない! 最後まで諦めない!!」
ポケドラ「そう来なくっちゃな! アブソル! メガホーン!!」
メガアブソル「アブソッ!!」

メガアブソルは鋭い角を構え、勢いよく突撃した。ドラゴニュートはその攻撃を回避しようとしたが、突進のスピードが速く、横腹に攻撃がかすってしまった。

ドラゴニュート「ぐっ!!」
ポケドラ「続けてつじぎり!!」
メガアブソル「ソルッ!!」

メガアブソルドラゴニュートにつじぎりを放った。ドラゴニュートはつじぎりをモロに食らい、地面に膝をついた。

ドラゴニュート「ぐっ…うぐっ…!!」
ポケドラ「ま…まだ倒れないか…!?」
ドラゴニュート「ここで倒れたら、みんなの努力が無になってしまう…! それだけは絶対に嫌だ!!」
ポケドラ「強情な奴だ! アブソル! とどめのメガホーン!!」
メガアブソル「アブソッ!!」
ドラゴニュート(くっ…! 俺はまだ諦めない…! 諦めるもんか!!)

その時、どんな危機的状況でも諦めないドラゴニュートの強い意志に天が味方したのか、それとも彼自身の持った力かは謎だが、ドラゴニュートの体から大空のように青い激しいオーラが発生した。そして、そのオーラはメガアブソルを吹き飛ばした。

ポケドラ「な…何だ…!?」

オーラが収まった後、そこにいたのは、白く大きな翼を背中に生やしたドラゴニュートの姿であった。

エイト「な…何あれ…!?」
カイト「す…凄え…!!」
イヴ「まるで私の変身(トランス)能力みたい…!」

ドラゴニュートは翼を羽ばたかせ、上空へと飛翔した。そして、ドラゴニュートはある事を思い出していた。それは、彼がアルスマ界に来る前の出来事、とある敵と戦った時の事である。

ドラゴニュート「あの時と同じだ…あの時も俺の諦めない心に反応し、翼をくれた…」
ポケドラ「くっ! 何かは知らないが、俺のアブソルは負けない! アブソル! メガホーンだ!!」
メガアブソル「アブソッ!!」

メガアブソルは高く跳び、上空にいるドラゴニュート向けてメガホーンを放った。だが、ドラゴニュートは剣を軽く振っただけでメガアブソルを地面に叩き付けた。

ポケドラ「何ッ!?」
ドラゴニュート「これで終わりだ! ライトニングッ…ブラストォォォッ!!!」

ドラゴニュートは右掌から超強力なクリーム色の光ビームを放った。そのビームは地上にいるメガアブソルに命中し、大爆発を起こした。爆風が収まると、メガアブソルは元の姿に戻り、気絶していた。

ナレ男「アブソル、戦闘不能ドラゴニュート・ブラウスピカの勝ち!! よってこの勝負、アルスマファイターの勝ち!!」
ドラゴニュート「やった…! 勝ったんだ…!!」

自分達が勝利して安心したのか、ドラゴニュートの背中の翼は消滅した。そして、そのまま万有引力の法則に従い、地面に墜落した。

ドラゴニュート「痛っ!!」
カイト「おい、ドラゴニュート、大丈夫か?」
ドラゴニュート「だ…大丈夫だ…」
ポケドラ「負けちまったか…お疲れ、アブソル」

そう言ってポケドラはアブソルをモンスターボールに戻した。そして、ドラゴニュート達の方に向かった。

ポケドラ「いい勝負だった、まさかあんな奥の手を持ってるとはな」
ドラゴニュート「ああ、こちらこそいい勝負だったよ、それと、実はあれ奥の手じゃないんだ」
ポケドラ「奥の手じゃない? どういう事だ?」
ドラゴニュート「あの姿には以前に一度だけなった事があるんだけど、その時も今回と同じギリギリの状況だったんだ」
トレイン「つまりなんだ、追い込まれた状態で発動する能力だとでも言うのか?」
ドラゴニュート「そもそも能力じゃなくて奇跡に近いものかもしれない、それぐらい謎なんだ」
ポケドラ「なるほどな、ポケモンと言い何と言い、この世界は謎がいっぱいだぜ」

翼「ポケドラさんはこの後どうするんですか?」
ポケドラ「俺か? 俺は元の世界に戻る、プラターヌのオヤジの依頼でパルデア地方に向かう事になったからな」
カイト「ポケモントレーナーの仕事も案外忙しいんだな」
ポケドラ「そりゃあもう! 前もオーキドやナナカマドのオヤジの依頼を受けたりしたからな!」
R-GUN「その様子だと、相当依頼を受けているようだな…」
ドラゴニュート「大変だろうけど、頑張れよ!」
ポケドラ「ああ! もちろんだ!」

すると、ポケドラはマスターファフニールの方に向かった。

ポケドラ「俺の手持ち6匹はあんたに預けとくよ、大乱闘で使ってやってくれ」
マスターファフニール「了解! みんな責任を持って僕達が預かっとくよ!」
レフェ子「でも、全員預けちゃって大丈夫なんですか?」
ポケドラ「大丈夫! ボックスには他のポケモンがいるから」
レフェ子「なら大丈夫ですね、ポケドラさんのポケモン、大事に預からせていただきます!」
ポケドラ「それに、今回のバトルで分かったんだ、いろんな地方のチャンピオンを倒しても上には上がいるってさ、だから俺は次の地方で自分を鍛え直す!」
マスターファフニール「いい心構えだね! 頑張ってくれたまえ!」
ポケドラ「ああ!」

そして、ポケドラはマスターファフニールの能力で元の世界に帰って行った。今回の特別試合は全世界で中継され、各地で高視聴率を記録した。その一方、参加したメンバー達の実力を少し成長させる事につながった。今回の経験を糧に、ファイター達はもっと上を目指し、成長を続けるのだ。そして、ドラゴニュートが今回見せたあの力の謎とは? 特別試合で疲れたファイター達はその事について気になりながらも、休息を取り、本番となる大乱闘に備えるのであった…。

フリーダムバトル スペシャルエディションIII「加速する争い」

かつて、エンペラ星人の魔の手から地球を救ったウルトラマンメビウス、彼がドラゴニュート達に接触した。その理由は、ウルトラマンベリアルを倒す為に仲間を集めているからだと言う。ドラゴニュート達は、メビウスの案内の元でウルトラ族の生き残りがいる森の中に向かった。小さな森ではあったが、それなりに森の中は入り組んでおり、隠れ家としては十分機能していた。森に入って1分ほどすると、小さな広場が見えてきた。そこには、ウルトラ族とその他の種族が何人か集まっていた。

メビウス「それでは早速、自己紹介しましょう、僕はウルトラマンメビウスウルトラ兄弟の1人です」
ヒカリ「私はウルトラマンヒカリレジスタンスの科学担当だ」
ウルトラマン「私はウルトラマン、昔は科学特捜隊の一員で怪獣退治の専門家とも言われていた」
セブン「私はウルトラセブン、かつてはウルトラ警備隊やMACに所属していた事がある」

この4人は凄く有名なウルトラマンで、誰もが1度はその伝説を聞いた事がある。旧時代に起こった怪獣災害で出現した怪獣や宇宙人と何度も激しい戦いを繰り返し、人々を守り抜いた英雄だ。エンペラ星人との最終決戦ではウルトラ兄弟全員が集まり、エンペラ星人を打ち倒したのである。

ティガ「僕はウルトラマンティガ、昔所属していた組織はGUTSです」
イーヴィルティガ「私はイーヴィルティガ、で、こっちが私の友、ガーディーだ」
ガーディー「ガォッ!」
ナイス「僕はウルトラマンナイスと言います、ティガ先輩をとても尊敬しています!」
リブット「私はウルトラマンリブット、か弱き生命を守る為に戦っている」

ウルトラマンティガは3千万年前の眠りから覚め、怪獣達と戦い、最後は邪神ガタノゾーアを倒したウルトラ戦士だ。ガタノゾーアが現れた際は地球全体が闇に包まれ、人類は滅亡寸前だったが、それを仲間達や一度は敵対したイーヴィルティガと共に打ち倒したのだ。
イーヴィルティガの隣にいる怪獣はガーディーと言い、イーヴィルティガの友達である。一度は暴走したイーヴィルティガに暴行を受け、瀕死の重傷だったが、GUTSの賢明な治療のおかげで無事助かったのだ。
ティガを先輩と慕うナイスはティガの戦い方を勉強し、強くなったウルトラマンだ。それでもあまり強くはないが、まだまだ伸びしろのあるウルトラマンでもある。
リブットはか弱き生命を守る為戦う新人ウルトラマンだ。かつての先輩たちの戦い方を研究し、どんどん強くなっているウルトラマンでもある。

ギャバン「次は俺の番だな、俺は宇宙刑事ギャバン、よろしく!」
シャリバン「俺は宇宙刑事シャリバン、これからよろしくな!」
シャイダー「俺は宇宙刑事シャイダー、俺達3人は宇宙刑事って言うんだ」
アイラ「宇宙…刑事…?」
ファヴール「聞いた事がありませんね…」

自らを宇宙刑事と名乗る3人は、全身が金属の光沢を浴びたメタルヒーローとも言うべき種族だった。ギャバンは銀一色、シャリバンは赤がメインカラー、シャイダーは青がメインカラーであり、3人揃うとまるでアバレンジャーの様な集団ヒーローの様だった。

リブット「彼らは別の世界から来たらしいんです」
ドラゴニュート異世界からの来訪者か…」
ギャバン「そう言う事、まあ、気楽に接してくれると嬉しいよ」
アイラ「分かりました、そうします」
ギャバン「なあ、お前も異世界から来たんだろ? こっち来いよ!」

ギャバンが呼んだ先には、一人のガンダム族がいた。巨大な翼が生えており、その姿は美しさすら感じさせた。

アイラ「綺麗な翼…」
ドラゴニュート「あのガンダム族も異世界から来たのか?」
ティガ「そうですよ、彼の名前はウイングガンダムゼロ、元居た世界ではあと4人仲間がいたらしいんですけど、この世界には彼一人だけ来たらしいです」
ウイングゼロ「………」
シャリバン「何で俺達と打ち解けようとしないのかな…」
シャイダー「彼ってほんと不思議な奴だな…」
セブン「まあ、彼の事は置いておいて、ここにはいないがレオとアストラもこのレジスタンスに参加しているぞ」
ドラゴニュート「レオとアストラ…確か、MACに所属していたウルトラマンとその弟か…」
セブン「ああ、あの時はみっちりとしごいてやったよ」
ファヴール「私のデータベースによると、かなり過酷で厳しい特訓だったとか…」
セブン「おや、君達も特訓したいのか?」
アイラ「え…遠慮しておきます…」

ナイス「そう言えば、君達は何て名前なのかな?」
ドラゴニュート「俺はドラゴニュート・ブラウスピカ、クロストライアルのメンバーだが、今は訳あって抜けている」
アイラ「私はアイラ、元イフィニアドの兵士です」
ファヴール「私はファヴール、人工精霊です」
シャリバン「元クロストライアル、元イフィニアド、人工精霊…凄いメンツだな…」
ティガ「どんな事情があっても、僕達は歓迎するよ」
ドラゴニュート「感謝する」
アイラ(ドラゴニュートさんって、何か雰囲気変わりましたね…)
ファヴール(それだけあの出来事がショックだったんでしょう…)

すると、今まで黙っていたウイングゼロが遂に声を発した。

ウイングゼロ「…敵が来るぞ」
ティガ「何っ!?」
イーヴィルティガ「遂にここが特定されたか!!」

レジスタンスたちを取り囲んでいたのは、怪獣や怪人など約30体、ヴェイガンの兵士約20人ほどだった。怪獣の中にはパンドンやブラックキングなど、過去にウルトラ戦士を苦戦させた相手も含まれていた。

ヒカリ「イフィニアドにヴェイガンめ、本気で私達を始末するつもりらしいな!」
ウイングゼロ「そうだな、だが、俺達はここで死ぬわけにはいかない」
ウルトラマン「何としてもここを脱出するぞ!」

そして、レジスタンスの面々はそれぞれの相手に向かって行った。

メビウスドラゴニュートさん達も、行けますか?」
ドラゴニュート「もちろんだ」
アイラ「私も、できる限りやってみます!」
ファヴール「行きましょう、マスター」

すると、ドラゴニュートをヴェイガンのMS、ゴメルが襲った。だが、ドラゴニュートはその攻撃をヴィエルジュで受け流し、炎魔法のファイアを至近距離で放って倒した。続いて双頭怪獣パンドンメビウスに対して炎を吐いて攻撃した。メビウスはその攻撃を回避し、メビュームシュートを放った。パンドンはメビュームシュートを食らい、爆発四散した。一方のアイラとファヴールもジョバリエ相手に戦っていた。2人はジョバリエの放つ電撃を回避し、アイラはアサシンダガーで、ファヴールはラヴィテスと言う名の剣で攻撃した。6回程攻撃すると、ジョバリエは力尽きて倒れた。初々しい戦い方をしていたアイラやファヴールと違い、レジスタンスメンバーはプロの戦い方を披露していた。ギャバン宇宙刑事3人は、レーザーブレードを使い、迫り来る敵を次々と斬っていた。その宇宙刑事たちに怪魔ロボット合体トリプロンがレーザーで攻撃を仕掛けてきた。だが、3人はその攻撃を軽々と回避し、連続で必殺技を放った。

ギャバンギャバン・ダァイナミック!!」
シャリバンシャリバン・クラァッシュ!!」
シャイダーシャイダー・ブルーフラァッシュ!!」

3人の宇宙刑事の同時攻撃を食らった合体トリプロンは爆発四散した。一方のウイングゼロは、ヴェイガンの兵士の攻撃を回避していた。

ダナジン「くそっ! あのガンダム、何て素早さだ!!」
ウイングゼロ「俺を狙っても無駄だ…」
ガフラン「撃て! 攻撃し続ければ、必ず当たるはずだ!!」
ウイングゼロ「お前達の動きは全てゼロが教えてくれている…」

いくら攻撃を続けても命中しない事にヴェイガンの兵士達は苛立ちを覚えていた。

ドラド「くっ! 何故当たらんのだ!!」

すると、ウイングゼロは空中でバスターライフルを2丁合体させ、ヴェイガンの兵士の方に向けた。

ウイングゼロ「ツインバスターライフル、最大出力…ターゲットを破壊する!」

そして、ウイングゼロはバスターライフルのトリガーを押し、発射した。銃口から放たれた強力なビームは瞬く間にヴェイガンの兵士を飲み込み、消滅させた。

ウイングゼロ「任務完了…次のターゲットを選定する」

ウルトラマンウルトラセブンの2人は歴戦の腕前を存分に発揮し、怪獣達と戦っていた。突進してきたチタノザウルスとブラックキングの2体をウルトラマンとセブンは背負い投げをして投げ飛ばした。そして、地面に倒れ込んでいる所にウルトラマンスペシウム光線を、セブンはワイドショットを放ち、2体を爆散させた。続けてウルトラマンヒカリもゾアムルチをナイトビームブレードで斬りつけ、トドメにナイトシュートを放って倒した。だが、続けてネロンガ、ギロン、シーゴリアンの3体が襲って来た。それに対し後輩ウルトラマンのティガ、ナイス、リブットが応戦した。ティガはネロンガにウルトラかかと落としを放ち、ダメージを与えた後、ゼペリオン光線を放って倒した。ナイスもパパパンチでギロンにダメージを与えた後、ベリーナイス光線を放ち、とどめを刺した。リブットもシーゴリアンに対しリブットキックでダメージを与え、ギャラクシウムブラスターを放ち、爆散させた。一方のイーヴィルティガとガーディーも、イフィニアドの怪獣相手に戦っていた。イーヴィルティガはバラゴンにイーヴィルキックを放った後、イーヴィルショットを放ち、爆散させた。一方のガーディーもグモンガに対し光線を放って倒した。こうして、レジスタンスメンバーは次々と敵を倒して行った。すると、いつの間にかイフィニアドとヴェイガンが全滅していた。

ドラゴニュート「もう片付いたようだな」
シャイダー「とは言っても今回はかなり数が多かったぞ」
セブン「そうだな、だが、イフィニアドとヴェイガンに屈する事は絶対にあってはならない」
メビウス「兄さんたち、まずはこの場所を移動しましょう」
ウルトラマン「そうだな、まずはそうしよう」

レジスタンスメンバーは場所を移動しようと行動を開始した。すると突然、広場の空間が歪んだ。

ヒカリ「あれは何だ!?」
ウイングゼロ「あれは…!!」
ギャバン「俺達がこの世界に来た時と同じ現象だ!!」
リブット「何だって!?」
ドラゴニュート「なら、何かがこの世界に来るのか?」

しばらくすると、歪んだ空間が眩い光を放った。光が収まった後には、怪獣の様な形状の戦艦1隻と、ウルトラ族によく似た種族が5人いた。

ドラゴニュート「何だあれは?」
ティガ「あのウルトラマン…僕に似ている…!? それにあっちのウルトラマンは…! いや、カミーラは確かにあの時…!!」
イーヴィルティガ「落ち着け、ティガ、カミーラやダーラム、ヒュドラはあの時死んだ、あいつらはもういないんだ」
セブン「そしてあの戦艦…まるで宇宙竜ナースだな」

異世界からの来訪者であるウルトラ族は突然の出来事に混乱していた。

トリガー「う…ここはどこだ…? 確か僕達はワームホールに飲み込まれて…」
トリガーダーク「参ったな…周りの様子を見る感じ、ここは異世界だぜ…」
トリガー「え? 異世界?」
カルミラ「全く、ここはどこだい!」
ダーゴン「周りにいる連中は、誰だ?」
ヒュドラム「困りましたねぇ…ここはどうやら異世界の様ですよ」
カルミラ「異世界だってぇ? ならどうやって元の世界に戻るんだい!」
ヒュドラム「それは分かりません、恐らくあの時の様にワームホールが開けば戻れるでしょう」
ダーゴン「じゃあ、それまではこの世界にいろと?」
ヒュドラム「そう言う事になりますねぇ…」

異世界に来て混乱する来訪者たちに、ティガは話しかけた。

ティガ「君達、大丈夫かい?」

すると、異世界からの来訪者たちはティガの姿を見て困惑していた。

トリガー「あ、大丈夫ですけど…」
トリガーダーク「あいつ、お前に似てねえか?」
ダーゴン「あれは…トリガーか…?」
ヒュドラム「おやおや、あのウルトラマン、裏切り者トリガーに似てますねぇ」
カルミラ「あいつ、トリガーの偽物ってわけかい?」
ティガ「え…えっと…」
カルミラ「おっと、今は戦ってるんだったねぇ、さぁ、続きを始めようじゃないか!」
トリガー「カルミラ! 今は戦っている場合じゃない! 今回は戦うのをやめよう!」
トリガーダーク「そうだぜ? この状況だと戦ってる場合じゃない、それはお前達も分かるだろ?」
カルミラ「チッ! 仕方ないねぇ、あたしもこの状況に混乱してるし、今回は大人しく引き下がってあげるよ」
ヒュドラム「ですが、今度会う時はあなた方を血祭りにしてさしあげましょう」
トリガーダーク「その時がお前の最後だぜ! ヒュドラム!!」
ダーゴン「では、また会おう」

そして、カルミラ、ダーゴン、ヒュドラムの3人は去って行った。残されたのは2人のウルトラマンと怪獣の様な戦艦だけだった。

ヒカリ「去って行ったか…しかしこの状況…」
ティガ「彼らは一体何者なんだ? 何故僕とその関係者に似ている?」
トリガー「あ、まず自己紹介から行きましょうか、僕はウルトラマントリガー、GUTS-SELECTの隊員です」
ティガ「GUTS-SELECT!?」
トリガーダーク「俺はトリガーダーク、宇宙一のトレジャーハンターだ」
ティガ「宇宙一のトレジャーハンター!?」
トリガーダーク「おいおい、そんなに驚くか?」

すると、レジスタンスメンバーがざわついた。

トリガー「…あの…みなさんどうしたんですか?」
ティガ「実は、かつてこの世界にはGUTSと言う組織があったんだよ」
トリガー「え!? じゃあ、ミツクニさんが元居た世界に来ちゃったって事?」
ウルトラマン「ミツクニさん」
トリガー「あ、その人はシズマ・ミツクニさんって言う人で、元居た世界ではTPCの情報局員だったんです」
ドラゴニュート「ファヴール、ちょっと調べてみてくれ」
ファヴール「TPC所属の人ですね? 了解、早速調べてみます」

すると、ファヴールは目を閉じて地球統合軍のデータベースにアクセスを開始した。そして、30秒ほど調べると、検索結果を述べた。

ファヴール「データベース照合結果、シズマ・ミツクニと言う名前の人物は1件もヒットしませんでした」
トリガー「あれ? おっかしいな~」
ティガ「データが抹消されているとかかな?」
トリガーダーク「そいつの検索能力が低すぎるんじゃないか?」
ドラゴニュート「何だと?」
トリガーダーク「悪い悪い、冗談だって…」

すると、セブンが戦艦の事についてトリガーたちに聞いた。

セブン「なあ、このナースみたいな戦艦は何だ?」
トリガー「これはナースデッセイ号、僕達GUTS-SELECTの移動基地です」
ティガ「ナースデッセイ号…まるでアートデッセイ号みたいだ…」
ファヴール「アートデッセイ号…旧GUTSの保有していた戦艦ですね…」
ティガ「そして、このナースデッセイ号の下に取り付けられている戦闘機…まるでガッツウイングだ…」
ファヴール「ガッツウイング…旧GUTSの主力戦闘機ですね…」
トリガー「あ、その戦闘機はガッツファルコンと言って、ガッツウイングを元に開発したんですよ」
ティガ「そうだったのか…通りで似ている訳だ…」
ウルトラマン「なあ、もしよければこの戦艦に我々も乗艦させてくれないか?」
トリガー「もちろんです! あなた方は悪い人たちじゃなさそうですし」
ギャバン「感謝するよ、トリガーくん」
ドラゴニュート「なら、早速乗せてもらおうか…」

レジスタンスのメンバー達は、異世界から来たGUTS-SELECTの移動拠点ナースデッセイ号に乗艦した。その後、ナースデッセイ号の艦内を散策していると、ある異変に気付いた。

トリガー「あれ? みんながいない…アキトは? ユナは?」
ティガ「他にも誰かいたのか?」
トリガー「はい、僕とトリガーダーク以外には5人の人間と1人のメトロン星人が乗ってました」
ドラゴニュート「この世界に来る際に離れ離れになったのか?」
トリガー「もしそうだとしたら、みんなが心配だ、今すぐ探さないと!」
???「その必要はないぜ」

そこに現れたのは、小さなメトロン星人だった。過去に地球に現れた個体と違い洋服を着ており、丸みのある頭にはどこか可愛げがあった。

セブン「メトロン星人? 彼が君の仲間か?」
トリガー「そうです、セブンさん、彼はメトロン星人マルゥル、僕達GUTS-SELECTの仲間です」
セブン「そうか、メトロン星人が仲間か…世界は広いな」
アイラ「かわいい~」
マルゥル「かわいいだって!? ふざけんな!!」
アイラ「す…すみません…」
ドラゴニュート「おいおい、毒舌かよ…」

トリガー「ところでマルゥル、みんなを探す心配がないって、どう言う事?」
マルゥル「俺様は見ちまったんだ、俺達がワームホールに吸い込まれた時にタツミ隊長やアキトがどこかへ消えるのを」
トリガーダーク「それが何を意味するって言うんだ?」
マルゥル「多分あれは元の世界に置いて行かれたんだと思う、この俺様が言うんだから間違いない」
トリガー「なるほど…」
ギャバン「でも、その情報は正しいのか?」
ウイングゼロ「正しい」
ギャバン「えっ?」
ウイングゼロ「俺もワームホールに吸い込まれた際に他の仲間がどこかへ消えるのを見た」
マルゥル「何だって!? そりゃ本当か?」
ウイングゼロ「ああ、だからお前の言う事は正しい」
トリガー「でも、結局みんながどこへ行ったかは…」
トリガーダーク「分からないだろうな、でも、あまり悪い方へ考えすぎるなよ」
トリガー「はい、そうします」

話がひと段落したところで、レジスタンスメンバーは本来の目的である場所の移動をする事にした。しかし、このナースデッセイ号の本来の操縦士がいない以上、どうやって動かすか悩んでいた。

リブット「なあ、この戦艦はどうやって動かすんだ?」
マルゥル「そこのタッチパネルで動かすんだ、でも、俺様は操縦士じゃないから無理だぜ」
ギャバン「俺がやってみようか?」
リブット「ああ、頼んだ」

そして、ギャバンはタッチパネルの前に立った。

ギャバン「えっと、ここを使って動かすんだな、よし! 行くぜ!!」

ギャバンがタッチパネルを操作すると、ナースデッセイ号は起動し、上空へ飛翔した。

アイラ「飛びましたね!」
ギャバン「ま、ざっとこんなもんさ!」

そして、ナースデッセイ号はそのまま航行を続けた。

メビウス「一時はどうなる事かと思いましたが、大丈夫でしたね!」
ウルトラマン「そうだな」
ウイングゼロ「いや、まだ安心はできそうにないぞ」

すると、ナースデッセイ号の前には氷の様な船体の戦艦があった。地球統合軍所属の新造戦艦グレイシアだ。

ティガ「あれは…! 地球統合軍の戦艦か?」

そして、そのグレイシアから通信が送られてきた。

シュナ「こちら地球統合軍所属艦、グレイシア艦長のシュナ・フレイニールだ、君達の所属はどこだ?」
トリガー「GUTS-SELECTです」
シュナ「GUTS-SELECT? そんな組織はないはずだが…」
ドラゴニュート「俺達の乗っている艦は異世界からの来訪者が乗艦していた艦を借りているんだ」
シュナ「そうなのか? それは失礼した」

すると、グレイシアの方からドラゴニュートの聞きなれた人物の声が聞こえてきた。

???「せんぱーい! 久しぶりですねー!」
ドラゴニュート「レイフィルじゃないか、どうしたんだ?」
レイフィル「私、今地球統合軍の所属になったんすよー! 凄いっしょー!」

そのレイフィルと言う名の少女はピンク髪が良く似合う少女であった。非常に元気な性格で、他のメンバーは少し呆れていた。

ファヴール「マスター、彼女は?」
ドラゴニュート「あいつはレイフィル、俺の故郷であるエクレールの村の学校の後輩だよ」
レイフィル「そうっすよー! ま、イフィニアドのせいで離れ離れになっちゃったっすけどねー!」
アイラ「…やたらテンション高いですね…」
ドラゴニュート「アホだからな、あいつは」
レイフィル「あー! 酷いっすよー!!」
ドラゴニュート「アホに変わりはないだろ、俺のシャンプーに唾液入れるような奴だし」
レイフィル「それは先輩の事が好きだから…てか先輩何か雰囲気変わったっすね」
ドラゴニュート「まあな」

すると、中々終わらない話に嫌気が差したのか、シュナが話に割り込んだ。

シュナ「とりあえず、悪い人間じゃない事が分かったから我々は任務に戻るよ」
レイフィル「艦長ー、もう少し話させて下さいっすー」
シュナ「駄目だ、我々は遊びに来たんじゃないんだぞ」
レイフィル「ケチー」

そして、グレイシアとの通信が切られた。その後、グレイシアは去って行ったが、最悪の展開を避けられたドラゴニュート達は一安心した。

メビウス「一時はどうなるかと思いましたね」
ウルトラマン「そうだな」
マルゥル「ったく! このナースデッセイ号が正義の戦艦だと分からないなんて、この世界の人間はどうかしてるぜ!」
ウルトラマン「仕方もないさ、この世界には悪の帝国が攻めてきてるんだから」
セブン「それに、過去にはこのナースデッセイ号によく似た怪獣に攻撃を受けたからな」
マルゥル「ま、そりゃ仕方ねぇか」

すると、未だに行き先を定めてない事を悟ったイーヴィルティガは、一つの質問をした。

イーヴィルティガ「そう言えば、私達はこれからどこに向かうんだ?」
セブン「そうだな…それをまだ決めてなかったな…」

その時、マルゥルが驚きの声を上げた。

マルゥル「大変だ! この宙域に凄まじいエネルギーが観測されているぜ!」
ドラゴニュート「何!?」

そのエネルギーが何なのかヒカリがマルゥルの端末を確認しに行った。

ヒカリ「これは…! プラズマスパークのエネルギーだ!」
アイラ「ぷらずま…すぱーく…?」
メビウス「我々ウルトラ族の故郷にある人工太陽です」
セブン「そして、我々ウルトラ族の命の様な物だ」

ウルトラ族の故郷は地球上でもかなり特異な場所にあり、日が当たらず、南極の様な寒さを誇っていた。そんな死の環境でウルトラ族の先祖たちは長年暮らしていたが、ある日ウルトラ族の科学者たちが人工太陽であるプラズマスパークを完成させた。それからはウルトラ族の故郷は暮らしやすい環境となり、更にそのプラズマスパークの光がウルトラ族の先祖たちを今のウルトラマンへと進化させたのだ。なので、プラズマスパークはウルトラ族にとって命の様な物なのだ。

ナイス「そのプラズマスパークのエネルギーが観測されたって事は…! まさか…!!」
ウルトラマン「ああ、恐らくベリアルだろう…」
ドラゴニュート「じゃあ、早速倒しに行くか?」
セブン「もちろんだ、一刻も早くウルトラ族の故郷である光の国を復活させねばならないからな」
トリガー「じゃあ、決まりですね!」
ギャバン「よし! じゃあ早速そのエネルギー観測地点に向かいます!」

そして、ナースデッセイ号はエネルギーが観測された地点、通称怪獣墓場へと向かった。怪獣墓場は周りが死の海域に囲まれた孤島であり、古来からこの島には怪獣達の亡霊が集まるとされている島である。旧時代にはこの海域で船が事故に巻き込まれて沈むと言う事件が多発した為、今なおその伝説が広まっているのだ。レジスタンスメンバーはナースデッセイ号を怪獣墓場に着陸させ、ナースデッセイ号から降りた。その後、怪獣墓場の広場に向かうと、プラズマスパークが置かれていた。

メビウス「プラズマスパーク!!」
???「やはり来たか」

そう言って現れたのは、全身が黒く、悪魔のような姿をしたウルトラマンベリアルであった。その手には長い棍棒の様な形をした武器、ギガバトルナイザーを持っている。

ウルトラマン「ベリアル! そのプラズマスパークを返すんだ!!」
ベリアル「ああ、返してやってもいいぜ、この俺様と怪獣軍団を倒せたらな!!」
セブン「怪獣軍団だと!? まさかそのギガバトルナイザーで!!」
ベリアル「そう言う事だ、行くぜ! 100体モンスロード!!」

ベリアルはギガバトルナイザーを空高く掲げた。すると、次々と怪獣達が呼び出された。呼び出された100体の怪獣はどれもかつてウルトラ戦士やゴジラガメラを苦戦させた相手であり、苦戦は必須であった。

ドラゴニュート「この数…!!」
ウルトラマン「まさか! プラズマスパークのエネルギーを怪獣の復活に利用したのか!?」
ベリアル「そう言う事だ、最高だぜ、この力は」
ティガ「そこまでして力が欲しいのか…!!」
ベリアル「もちろん、この世界は力こそ全てだ!!」
ギャバン「だったら、俺達がその考えは間違っていると教えてやる!!」
ウイングゼロ「ベリアル…お前を…殺す!」
ベリアル「ほざけ! 今からお前達をぶっ潰してやる! やれ!!」

ベリアルの合図で100体の怪獣が総攻撃を仕掛けてきた。

ウルトラマン「みんな行くぞ!!」

レジスタンスメンバーも、ウルトラマンの合図で100体の怪獣に向かって行った。

ドラゴニュート「行くぞ…! フォトンブレイヴ…!!」

ドラゴニュートは目にも止まらぬ速度で数体の怪獣を斬りつけた。だが、斬りつけられた怪獣達はあまりダメージを受けていない様子であった。一方のティガもティガスライサーを放ったが少ししかダメージが通らず、リブットもリモートカッターを放ったが、こちらも少しダメージを与えただけであった。その頃、メビウスはメビュームブレードでフログロスを斬りつけ、倒していた。

メビウス「この怪獣達、いつもの数倍以上も強い…!!」
ベリアル「ようやく気付いたか! この怪獣達はプラズマスパークのエネルギーで強化されているんだよ!!」
ウルトラマン「馬鹿な! そんな事は出来ないはずだ!!」
ベリアル「イフィニアドの技術を使えばプラズマスパークのエネルギーで怪獣を強化するぐらい造作もない!!」
ドラゴニュート「なるほど、そう言う訳か」
メビウス「だけど、僕達は諦めません! 最後まで諦めず、不可能を可能にします!!」
ベリアル「そうか、まあ、精々頑張るんだな、はっはっは!!」

一方、怪獣達は激しくレジスタンスメンバーを攻め立てていた。ギャバン達3人の宇宙刑事はキングゲスラとキングパンドンの攻撃を食らい、吹っ飛ばされた。

シャリバン「ぐあっ!!」
シャイダー「こうなったら、一気に決めるしかない!!」

3人の宇宙刑事の必殺技を同時に食らったキングゲスラとキングパンドンは爆発四散した。一方のティガとイーヴィルティガも、キングシルバゴンとキングゴルドラスの攻撃を食らっていた。強化されたキングシルバゴンの力は凄まじく、パワータイプになったティガでも押し返されるほどの力だった。するとそこにパワータイプになったトリガーが現れ、加勢した。

トリガー「大丈夫ですか? ティガさん」
ティガ「助かったよ、ありがとう」

そして、ティガとトリガーはキングシルバゴンに同時にパンチを浴びせて吹き飛ばし、同時にデラシウム光流を放ち、倒した。一方のイーヴィルティガの方にもトリガーダークが加勢した。

トリガーダーク「大丈夫かい?」
イーヴィルティガ「助かった、感謝する」

そして、イーヴィルティガとトリガーダークはそれぞれイーヴィルショットとダークゼペリオン光線を放ち、キングゴルドラスを倒した。ウイングゼロはバスターライフルで空中から怪獣達を攻撃していた。だが、高威力のバスターライフルでも強化された怪獣は一撃で倒せなかった。

ウイングゼロ「この耐久力…かなり強化されているようだな…」

すると、空中にいるウイングゼロに対してネロンガは放電攻撃を放った。ウイングゼロは回避行動を取ったが、少し被弾した。

ウイングゼロ「つぅっ! …当たったか…」

そこに、ナイスが加勢に現れた。

ナイス「大丈夫ですか? ウイングゼロさん」
ウイングゼロ「問題ない」

すると、ネロンガがナイスの方に向かって突進してきた。

ナイス「よ~し! 僕だってできるって所を見せてあげますよ!!」

ナイスは特訓の末に編み出した新必殺技、ミレニアムクロスを放った。それを食らったネロンガは大爆発を起こした。

ナイス「よし! 成功だ!!」
ウイングゼロ「お前も中々やるな」
ナイス「もちろんです! 僕だってウルトラマンですから!!」

レジスタンスメンバーは怪獣を少しずつだが倒して行った。しかし、戦況は不利なままであった。いつもより強化された怪獣達相手には歴戦の勇士の集まるレジスタンスと言えど苦戦は必須であった。

ベリアル「どうした? 大口を叩いておいてその程度か?」
メビウス「ハァ…ハァ…まだだ! 僕達はまだ戦える!!」
ウルトラマン「そうだ、我々は悪には決して屈しない!!」
セブン「お前を倒し、光の国も、地球も救ってみせる!!」
ベリアル「そうか、ならここで死ね!!」

ベリアルの合図で後ろに待機していた怪獣達が一斉に襲って来た。

ドラゴニュート「まずい…! このままでは…!!」
ギャバン「一斉攻撃だ!!」

ギャバンの合図でドラゴニュートは上級風魔法エウロスウインドを、ウルトラ戦士たちはそれぞれの必殺光線を、ガーディーは光線を、ギャバンはレーザーZビームを、シャリバンシャイダーはそれぞれクライムバスターとビデオビームガンを、ウイングゼロはツインバスターライフルを放ち、迎撃した。その攻撃は大爆発を起こしたが、それでも10体程度しか倒す事はできなかった。レジスタンスメンバーはもう一度攻撃を放とうとしたが、間に合わず、怪獣達の攻撃に襲われた。

アイラ「キャアアーッ!!」
ドラゴニュート「くっ! せめて俺が龍になれたら…!!」
セブン「仲間達を、やらせはしない!!」

セブンは頭に装着した宇宙ブーメラン、アイスラッガーを手に持ち、怪獣の群れに向かって行った。

メビウス「兄さん! 無茶です!!」

単身怪獣達の群れに向かって行ったセブンは一騎当千の戦いを見せた。アイスラッガーで怪獣を次々と斬り裂き、倒して行った。その姿はまるで武神のようであった。

ドラゴニュート「あの戦い方…まるで俺達を守ろうとしているようだ…」
ウルトラマン「セブンはかつてMACの隊長を務めていたが、円盤生物のシルバーブルーメMACを壊滅させられた…」
メビウス「だから、その時の様な悲劇を繰り返したくないんだと思います」
ギャバン「でも、どんどん傷ついている、助けないと!!」

だが、セブンを助けようにも怪獣達が地上、空中と行く手を遮り、助ける事ができない。セブンは見る見るうちに傷つき、とうとうボロボロの状態となった。

セブン「ハァ…ハァ…」
ベリアル「フン、まだ生きているか、いいだろう、トドメは俺様が刺してやる!!」

すると、ベリアルはギガバトルナイザーをセブンに向け、ベリアルショットを放った。セブンはその攻撃を食らい、吹き飛ばされた。

セブン「うわあああああっ!!!」
メビウス「兄さん!!」
ウルトラマン「セブン!!」

セブンは地面に倒れ込んだ。だが、セブンは自分に残された最後の力を振り絞って立ち上がった。

セブン「私はここまでだ…」

セブンはアイスラッガーを空の彼方に投げた。アイスラッガーは見る見るうちに空に吸い込まれ、やがて見えなくなった。そして、セブンは力尽き、地面に倒れ込んだ。

セブン「後は…頼んだぞ…」

そして、セブンは命を落とした。

ベリアル「さあ、かかって来い、全員血祭りにあげてやる!!」

一方、とある孤島ではレオ、アストラの兄弟ととあるウルトラマンが特訓していた。そのとあるウルトラマンは体に訓練用の鎧、テクターギアを身に着けていた。

レオ「お前はここ数日で見る見るうちに実力を上げている! 本気で来い!!」
???「いいぜ、本気でぶっ飛ばしてやる!!」

そのウルトラマンは飛び蹴りでレオを吹き飛ばし、岩盤に叩き付けた。彼の身に着けているテクターギアは力を制限する能力があるが、それ込みでこの力である。その力にレオとアストラの兄弟は驚愕していた。すると、レオが叩き付けられた岩盤の上にあった岩石が落下した。それを見たテクターギアを装着したウルトラマンが岩石を受け止めた。岩石が落下した先には特訓を見守っていた友好珍獣ピグモンがいたのだ。

ピグモン「クエッ! クエッ!」
???「危ねえだろ、あっち行ってろ、うろちょろしてんじゃねえよ」

ピグモンが立ち去るのを確認すると、そのウルトラマンは特訓を再開した。

???「さあ、もう一回だ! 行くぜ!!」
レオ「待て、お前は今、その小さな命を助けたな?」
???「それがどうした」
アストラ「君が光の国を追放されたあの日、セブンは今の君と同じ事をしたんだよ」
???「何?」
レオ「あの日のお前は未熟だった、もしセブンが止めてなかったらお前はプラズマスパークのエネルギーに耐えられず、ベリアルと同じ道を歩んでいただろう」
???「………」

すると、彼らが特訓している孤島の地面にセブンのアイスラッガーが刺さった。

レオ「これは…! セブンのアイスラッガー!!」
???「何でセブンのアイスラッガーがここに!?」
レオ「これはきっと、息子であるお前に助けを求めているんだ」
???「!? 俺がセブンの息子!? そんな、嘘だろ!?」
アストラ「本当だよ、君が一人前になるまで隠していてくれってセブンに頼まれたんだ」
???「そうだったのか…」
レオ「どうやら、その時が来たらしいな」

すると、レオはそのウルトラマンに装着していたテクターギアを外した。

レオ「進め! ウルトラマンゼロ!!」

ゼロと呼ばれたそのウルトラマンは、父であるセブンのアイスラッガーを握りしめ、空高く飛翔した。全ては父親であるウルトラセブンとその仲間を助ける為に…。

ウルトラマンネクサスとレイモンは行方不明になったドラゴニュート達を探していた。上空からドラゴニュートを探していたが、どうしても見つからず、途方に暮れていた。

ネクサス「参ったな…どこにいるんだろう…」
レイモン「ドラゴニュートは光の国の方面に向かった、きっとこの辺にいるはずだ」

すると、ネクサス達から少し離れた場所に凄いスピードで飛んで行くウルトラマンがいた。彼は怪獣墓場の方面に飛行して行った。

ネクサス「あれは…」
レイモン「ネクサス、彼を追おう」
ネクサス「どうしてだ?」
レイモン「彼から何か不思議な感覚を感じるんだ」
ネクサス「レイモンがそう言うなら、そうしよう」

2人はそのウルトラマンを追う事にした。一方、怪獣墓場にいるドラゴニュート達は苦戦していた。何とか半分は倒したが、もう完全に消耗し、ボロボロになっていた。

ドラゴニュート「ハァ…ハァ…ぐっ!!」
メビウス「セブン兄さんが命がけで戦ったんだ、僕達も…!!」
シャリバン「俺達は最後まで諦めない!!」
ベリアル「もう飽きた、そろそろトドメを刺してやる!!」

ベリアルの合図で待機していた怪獣達が侵攻し始めたその時、空中から一筋の光線が放たれ、先頭にいた怪獣達を爆散させた。

ウイングゼロ「…何だ?」

その光線の主はセブンの亡骸を高台に運び、その胸にアイスラッガーを握らせた。

ベリアル「貴様、何者だ?」
ゼロ「ゼロ! ウルトラマンゼロ! セブンの息子だ!!」
ドラゴニュート「セブンの息子? セブンに息子がいたのか?」
ウルトラマン「ああ、ゼロが一人前になるまでずっと隠していたんだ」
アイラ「そうだったんですね…」
ベリアル「フン、セブンの息子だと言うなら、貴様も親父の元に送ってやる! やれ!!」

ベリアルの合図で怪獣軍団が一斉にゼロに攻撃を仕掛けた。ゼロは単身怪獣軍団に突っ込んでいき、怪獣軍団と格闘戦を繰り広げた。その動きには一切無駄がなく、自分の攻撃は的確に怪獣に当て、怪獣の攻撃は全て受け流す、または回避をしていた。

トリガー「凄い…! 僕達が苦戦していた怪獣達をああも簡単に…!」
メビウス「どうやら、レオ兄さん達の修行がうまく行ったんですね!」
ウルトラマン「ああ」

ゼロが2本のゼロスラッガーを投げると、怪獣達を次々と切り刻んで行った。続いてゼロはワイドゼロショットを怪獣達に放ち、怪獣達を爆散させ、空を飛ぶ怪獣にはエメリウムスラッシュを放って的確に狙い撃ちした。そして、あっという間に怪獣達は10体程度になった。ゼロは手元に戻って来たゼロスラッガーを手に持ち、怪獣達を次々と斬り倒した。そして、怪獣軍団はあっという間に壊滅した。そして、ゼロはこの戦いの張本人であるベリアルと対峙した。

ゼロ「貴様だけは、絶対に許さん!!」
ベリアル「ほざけ! 今ぶっ倒してやるからな!!」

ゼロはベリアルと格闘戦を繰り広げた。ベリアルはギガバトルナイザーを振り回してゼロを攻撃したが、ゼロはそのギガバトルナイザーを軽々と回避していた。ベリアルは一歩下がってベリアルジェノサンダーを放ったが、ゼロはそれを回避した。そして、ゼロはベリアルの懐に飛び込み、腹に連続パンチを決め、トドメにキックを放った。ベリアルは吹き飛ばされたが、再び立ち上がった。そして、ベリアルはベリアルショットを放った。ゼロはそれを回避し、一気に接近して回し蹴りでベリアルを吹き飛ばした。そして、吹き飛んで空中にいるベリアル目掛けてゼロキックを放ち、ベリアルは地面に倒れ込み、苦しんでいた。

ゼロ「トドメだ!!」

ゼロは2本のゼロスラッガーを胸に装着し、そこから光線を放った、ゼロツインシュートだ。

ベリアル「まずいっ!!」

すると、ベリアルの前にシャドームーンが現れ、シャドービームでゼロツインシュートを迎撃した。

ゼロ「何っ!?」
ベリアル「シャドームーン!!」
シャドームーン「お遊びが過ぎるぞ、ベリアル」
ベリアル「何、あまりに暇だからこいつらと遊んでやってただけだ」
シャドームーン「その割には苦戦しているようだな」
ベリアル「うるせえ!!」
ゼロ「ベリアル! まだ戦いは終わってねぇぞ!!」
ベリアル「悪いな、俺は基地に帰らないといけないようだ、この続きはまた今度だ」
シャドームーン「そう言う事だ、だが、このまま帰るのも面白くない、お前らはこいつらと遊んでいろ」

すると、シャドームーンは3つのカプセルを取り出した。このカプセルはマイクロカプセルと言うイフィニアドの兵器の一つであり、中に有機物無機物問わず様々な物を入れる事のできるカプセルだ。長さ10㎝にも満たないこのカプセルの中にマイクロ化した物を収納し、カプセル内の時間を止める事で、長期間保存する事の出来るとても便利なカプセルだ。かつてウルトラセブンの無くしたカプセルを回収し、それを元に開発したものらしい。

シャドームーン「このカプセルの中には強敵のクローンが入っている、貴様らに倒せるかな?」

そう言ってシャドームーンはカプセルを放り投げた。すると、激しい閃光が放たれた。光が収まり現れたのは、イズマエル、キングギドラ、レギオンだった。

メビウス「あれは! イズマエル!!」
ドラゴニュート「ネクサスから聞いた事がある、複数のスペースビーストの情報が組み込まれた最強のスペースビーストだな」
リブット「そしてあの金色の三つ首怪獣はキングギドラか!」
ナイス「金星の文明をたった3日で滅ぼした最強の宇宙怪獣ですね」
ティガ「そしてあの虫みたいな怪獣はレギオンか!」
イーヴィルティガ「かつてガメラと激闘を繰り広げたケイ素生物だな」
アイラ「どれも強敵みたいですね…」
シャドームーン「まあ、精々戦って死ぬがいい」

そう言ってシャドームーンとベリアルは去って行った。

ゼロ「くっ! あの野郎、最低な置き土産をして行きやがったな!!」
ウルトラマン「だが、奴らはプラズマスパークを持って帰らなかった」
ヒカリ「もう奴らにとっては用済みなんだろうな」

すると、怪獣墓場にレオ、アストラ、ネクサス、レイモンがやって来た。

レオ「みんな、ベリアルはどうした?」
アストラ「レオ兄さん! あれ!!」
レオ「なっ! あれは!!」
ネクサス「イズマエル!? あいつはかつて僕が倒したはずだ!!」
レイモン「それに、キングギドラにレギオン、あいつらもかつてゴジラガメラに倒されたはずなのに…!!」
ドラゴニュート「ネクサス、それにレイモン、俺を追って来たのか…」
ネクサス「まあ、そうだけど、でも今はあいつらを倒さないといけないみたいだね」
ドラゴニュート「ああ」
ネクサス「じゃあ、早速あいつらを倒そう!!」
レイモン「行けっ! ゴモラ!!」

レイモンはゴモラを呼び出した、そして、そのゴモラはEXゴモラへとパワーアップし、ネクサスもジュネッスブルーに変身した。

ゼロ「じゃあ、行くぜ!!」
ギャバン「レーザーZビーム!!」
シャリバン「クライムバスター!!」
シャイダー「ビデオビームガン!!」

3人は自身の持つ射撃攻撃でキングギドラを攻撃したが、キングギドラの引力光線で吹き飛ばされた。

シャイダー「何だ、あの威力は!?」
レオ「行くぞ! ゼロ!!」
アストラ「ゼロ! 僕と兄さんに合わせて!!」
ゼロ「ああ!!」

レオ、アストラ、ゼロの3人はレギオンに同時キックを放ったが、あまり効果がなく、マイクロ波シェルで吹き飛ばされた。

ネクサス「僕が行く!!」

ネクサスはジュネッスブルーに変身し、アローレイシュトロームを放とうとしたが、イズマエルの光線に吹き飛ばされた。一方の、EXゴモラもイズマエルの尻尾に薙ぎ払われてしまった。

ドラゴニュート「くっ! サイクロンエッジ!!」

ドラゴニュートは真空波を放つ魔法のサイクロンエッジで攻撃したが、レギオンの突進で吹き飛ばされてしまった。

ドラゴニュート「くっ! 流石はかつてゴジラガメラを苦戦させた怪獣達だ!!」
ゼロ「こうなったら、一気に決めるしかないな!!」

すると、ウルトラマンがある事をゼロに伝えた。

ウルトラマン「ゼロ、今のお前ならプラズマスパークの力を使えるはずだ」
ゼロ「プラズマスパークの力を?」
ウルトラマン「ああ、修行して立派になった今のお前なら、な」
ゼロ「ああ、分かった!!」

ゼロはプラズマスパークの前に立ち、手をかざすと2本のゼロスラッガーが巨大な大剣に変化した。これはゼロツインソードと言う武器であり、凄まじい威力を誇る大剣だ。

ゼロ「これは…!!」
メビウス「聖なる光が、ゼロを選んだんだ!!」
ゼロ「よし! 行くぜ!!」

ゼロは3体の怪獣に向かって行くと、立て続けに斬りつけた。その威力はすさまじく、3体の怪獣は大ダメージを負ったようだった。

レイモン「行ける! 今ならあいつらを倒せそうだ!!」
ドラゴニュート「そのようだな、なら、一気に決めるか」

直後、レジスタンスメンバー全員は総攻撃を放ち、その総攻撃を食らった3体の怪獣達は大爆発を起こし、倒された。そして、怪獣墓場での大激戦は終わった。

ドラゴニュート「…終わったようだな」
メビウス「はい!」
ウルトラマン「やったな、ゼロ」
ゼロ「ああ、これもみんなのおかげだ」
アストラ「早速プラズマスパークを光の国に持って帰らないと」
マルゥル「もう準備はできてるぜ! 早く乗りな!!」

レジスタンスメンバーはプラズマスパークを持ってナースデッセイ号で光の国に帰って行った。そして、ウルトラマン達はウルトラ族以外のメンバーは光の国の光は強すぎる為、彼等を残して光の国に帰って行った。その頃、ゼロがプラズマタワーにプラズマスパークを戻した。すると、光の国に光が戻り、元の美しい光の国に戻った。凍り付いていた光の国の住民は元に戻り、再び光の国は復活した。

ネオス「っ! 俺達は何をしていたんだ?」
セブン21「確か、ベリアルと戦ってて…」
リブット「皆さん! 大丈夫ですか?」
パワード「リブットか、我々は大丈夫だ」
グレート「お前、少したくましくなったな」
リブット「はい!」
ナイス「よかった、これで解決ですね!」
ティガ「僕達ウルトラ族の間の問題はね」
イーヴィルティガ「だが、まだイフィニアドやヴェイガンが残っているだろ?」
ナイス「あ、確かに」
リブット「まずは、そのイフィニアドとヴェイガンをどうするか考えよう」
ナイス「そうですね」
トリガーダーク「やれやれ、この世界も大変だねぇ…」
トリガー「でも、この世界にもカルミラ達は来てる…」
トリガーダーク「つまり、俺達もこの世界には無関係じゃねえって訳か…」
ネオス「これからの戦いには、俺達も参加するよ」
セブン21「ずっと氷漬けになってたから体を温めないとな!」
ナイス「ネオス先輩やセブン21先輩の力を借りれたら一気に戦力が上がりますね!」
ネオス「まあ、出発の時は呼んでくれ」
ナイス「はい!」

一方、ゼロは久しぶりに帰って来た光の国で一人寂しそうにしていた。すると、そこに父親であるセブンがやって来た。セブンは光の国の技術で蘇生したのである。

セブン「流石、俺の子だ」
ゼロ「親父…」

親子として再開したゼロとセブンは抱擁を交わし、ゼロはセブンの胸の中で涙を流した。その後、ドラゴニュート達の元にメビウス達がやって来た。

ドラゴニュート「どうなった?」
メビウス「光の国の方は残された人達だけでどうにかなりそうです」
リブット「光の国にはパワードやグレートもいますから」
ヒカリ「そして、新たに加わるメンバーを紹介する」
ジャック「私はウルトラマンジャックだ、かつてはMATに所属していた」
エース「ウルトラマンエースだ、昔所属していた組織はTACだ」
80「私はウルトラマン80、かつてはUGMに所属していた」
ネオス「勇士司令部所属の戦士、ウルトラマンネオスだ、よろしく」
セブン21「ネオスの相棒のウルトラセブン21だ、よろしく頼む」
ヒカリ「以下の4人が我々と行動を共にする事になる戦士だ」

ジャックはかつてMATに所属し、地球に眠っていた数々の怪獣達と戦った戦士だ。2体1の不利な状況に何度もなったが、最後まで諦めずに戦った勇敢な戦士でもある。
エースは超獣相手に1年間戦ったまさに超獣退治の専門家だ。かつてはTACに所属しており、数々の強敵と戦った戦士だ。
80はUGMに所属しながらも教師として活動したウルトラ戦士だ。途中から教師をやめ、UGMをメインに活動して怪獣と戦い続けたのである。
ネオスはかつてHEARTに所属していた戦士であり、メンシュハイトと戦い、勝った戦士だ。光の国でも特に選ばれた戦士だけが集まる勇士司令部所属の戦士である。
セブン21はネオスの相棒であり、ネオスがピンチの時には何度も駆け付けた頼れる仲間だ。今度設立予定の宇宙保安庁に所属する予定らしいが、詳しい事は分かっていない。

アイラ「あれ? そう言えばセブンさんがいませんね…」
ゼロ「親父なら、自分の力不足を気にしてしばらく光の国で修行するらしいぜ」
ギャバン「そうなのか…少し残念だな」
ゼロ「まあ、その代わりに俺達が配属になったんだ、戦力的には問題ないだろう」
ウイングゼロ「そうだな」

ネクサス「なあ、ドラゴニュート
ドラゴニュート「何だ?」
ネクサス「君はこれからどうするんだい?」
ラゴニュート「そうだな、俺はしばらくアイラたち3人と単独行動を取る」
アイラ「え? メビウスさん達と一緒に行かないんですか?」
ドラゴニュート「俺も今回の戦いで自分の力不足を実感した、しばらくどこかで特訓したい」
???「なら、私と一緒に行きましょう」

そう言って現れた人物はシオリだった。

ドラゴニュート「シオリか…」
シオリ「ドラゴニュート、あなたは今回の戦いで龍になりたいと思ったでしょ?」
ドラゴニュート「フッ…お前には何でもお見通しって訳か…」
シオリ「私なら、あなたの力を引き出す事ができるわ、一緒に行きましょう」
ドラゴニュート「いいだろう」
レイモン「ドラゴニュート!」
ドラゴニュート「大丈夫だ、俺は必ず戻って来る、姉ちゃん達にもそう伝えておいてくれ」
ネクサス「ドラゴニュート…無理はしちゃだめだよ、いいね」
ドラゴニュート「ああ」
シオリ「さあ、行きましょう」

そして、ドラゴニュートはアイラと共にエアバイク形態になったファヴールに乗った。一方のシオリも近くに止めていたワイバーンに乗り、ドラゴニュートと共に空の彼方へと去って行った。

ネクサス「大丈夫かな、ドラゴニュート
レイモン「今は彼の言葉を信じよう」

2100年12月30日、地球上でも屈指の密林地帯であるヘルルーガ密林、この密林の最奥地にイフィニアドの基地があった。そこではいつでもイフィニアド皇帝の命令を受け、活動ができるように軍備が整っていた。このヘルルーガ基地は今地球上にあるイフィニアド基地の中でも屈指の力を持っているのだ。ある日、ヘルルーガ基地に所属する女性兵士のレイス・ヴァローナは、ヘルルーガ基地にどこからか侵入した3人の人間を発見した。

レイス「お前達!一体どこから侵入したのだ」

すると、その侵入者たちは変なことを言い出した。

ミザリー「いや、そう言われても、分かんないんだわ」
マーリン「気が付いたらここにいたからのう」
マゴット「それより、勇者さまは一体どこに…」

この3人はRPGにいそうな服装をしている。恐らく服装から察するに戦士、魔法使い、僧侶と言った所だろう。そしてどうやって基地に侵入したか分からないと来た。レイスはすぐさま異世界からの来訪者だと察した。

レイス「お前達、まさか異世界からの来訪者か?」
ミザリー異世界? 何それ?」
マーリン「こことは別の世界と言う事じゃ」
マゴット「と、言う事は勇者さまはこの世界のどこかにいる訳ですね!」
レイス「勇者さま…ねぇ…お前達は本当に別の世界から来たんだな…」

すると、突然ヘルルーガ基地に警報が鳴り響いた。

レイス「警報? 地球統合軍にでも見つかったか?」
オペレーター「このヘルルーガ基地にゴジラ接近! 戦闘員は各自戦闘準備を整えてください!」

この基地にゴジラが接近していると聞いたレイスは今までにない恐怖を感じた。イフィニアドの幹部の一人であるヒートがゴジラに殺されたと言う話は既にイフィニアドに広まっている。いくらヘルルーガ基地が屈指の戦力を誇っているとしても、勝てる見込みはない。レイスは体中の震えを抑え込み、ゴジラを倒す為、死ぬ覚悟で戦う事を決めた。

レイス「お前達、さっさと逃げろ、逃げないと死ぬぞ」
ミザリー「大丈夫さ、あたしらはバラモスを倒した事があるんだぜ?」
マーリン「そうじゃそうじゃ、ゴジラかなんか知らんが、わしらも協力しようではないか」
マゴット「もしもの時は、ザキで一撃ですよ」
レイス「とは言っても…」

そんな話をしていると、急に遠くで爆発音が起こった。恐らくゴジラが熱線を吐いたのだろう。爆発音の方からは叫び声や悲鳴が聞こえてくる。

レイス「まさかもうゴジラがやってきたのか!?」
すると、レイス達のいる場所の天井が崩れてきてレイス達は天井の下敷きになった
レイス「うわあああっ!!」

そして、あっという間にヘルルーガ基地は壊滅した。ヘルルーガ基地を破壊したゴジラは大きな咆哮を上げ、ゆっくりとその場を立ち去って行った。ゴジラが立ち去った後、レイス達のいた場所からもぞもぞと出てくる者がいた。

ミザリー「んあっ! あたしがとっさに天井を受け止めてて助かった…」
マーリン「何と言う馬鹿力じゃ…」
マゴット「でも、あの女の人は?」

すると、崩れた天井の下からかすかだが、苦しんでいる声が聞こえてきた。

マゴット「まだ生きています!」
ミザリー「あたしに任せな! おらっ!!」

ミザリーは崩れた天井を持ち上げて遠くに投げ飛ばした。すると、重傷を負いながらも一命を取り留めているレイスの姿があった。

マーリン「おお、奇跡じゃ」
マゴット「すぐに治療しますね! ベホマ!」

マゴットは一瞬で傷を治癒する呪文、ベホマを唱えた。すると、レイスの傷が見る見るうちに消えていった。

マゴット「もう、大丈夫でしょう」
レイス「うっ…お前達、何故私を助けた?」
ミザリー「何でって…当り前じゃんか」
マーリン「死にそうな人がいたら助けるもんじゃろ?」
レイス「私はこの地球を侵略しようとしている宇宙帝国の兵士だぞ!」
マゴット「それでも、あなたは私達を見逃そうとしてくれたではありませんか」
レイス「あ…あれは、お前達の相手をしている場合ではなかったからだ!」
マゴット「本当にそうですか?」
レイス「ほ…本当だ!」
ミザリー「そう…まあいいや、それよりあんた、これからどうするんだ?」

レイスが周りを見渡すと、完全に破壊されたヘルルーガ基地が辺り一面に広がっていた。

レイス「う…ここまで破壊されては…他に行く当てもないし、ここで野垂れ死ぬしかないのか…」
ミザリー「いや、諦めるの早いな」
マーリン「わしらは最後まで諦めず、バラモスを倒したのじゃぞ? お主もそう諦めなさんな」

すると、レイスは少し考えて答えを出した。

レイス「…基地のどこかに信号弾が残っているかもしれない、それを見つけられれば、どうにかなる可能性はある」
ミザリー「よっしゃ! それだ!」
マゴット「で、その信号弾と言うのはどこにあるんですか?」
レイス「こっちだ、付いてきてくれ」

そして、レイス達4人は信号弾を探しに向かった。その道中、4人は自己紹介を始めた。

レイス「そう言えば、お前達、名前は何と言う?」
ミザリー「あたしは戦士ミザリー、要は力で敵をぶっ潰す役割だ」
マーリン「わしは魔法使いマーリン、魔法で攻撃したり仲間を助ける役割じゃ」
マゴット「私は僧侶マゴットです、回復魔法で仲間を支援します」
レイス「私はレイス・ヴァローナ、宇宙帝国イフィニアドの一般兵だ」
ミザリー「こん中でただ一人だけただの兵士がいるのな」
レイス「別に笑ってくれても構わないさ、他の仲間が死んだのに私だけのうのうと生き恥を晒している、帝国の恥晒しだ」
マゴット「そんな事ないですよ、とりあえず、信号弾を見つけてからいろいろ考えてみましょう? ね?」
レイス「…そうだな」

そうこうしているとレイス達は信号弾が保管されている倉庫についた。

レイス「ここだな」
マーリン「おお、宝箱とか置いてそうじゃのう」
ミザリー「確かにな」
レイス「私が取って来るから、みんなはここで待っていてくれ」

そして、レイスは倉庫の中に向かった。

レイス「えっと…確かこの辺に…」

その信号弾を探すレイスを数匹の怪獣がじっと見つめていた。その怪獣はショッキラス、ゴジラの体にくっついていた巨大フナムシだ。ショッキラスは数体で獲物の体に張り付き、その体液を吸い尽くしてしてしまうのだ。そして、ショッキラスたちはレイスの体に一気に飛び掛かった。

レイス「うわっ!!」

ショッキラスはレイスの体液を吸う為、レイスの体中に張り付いた。レイスは何とか振り払おうとするが、中々振り払えない。

レイス「くっ! 離せっ!!」

すると、その叫び声を聞きつけた他の3人がすぐさま駆け付けた。

ミザリー「大丈夫かレイス!」
レイス「大丈夫じゃない! こいつらを何とかしてくれ!!」
マーリン「分かった、少しだけの辛抱じゃぞ! メラ!!」

マーリンは小さな火の玉で攻撃する呪文、メラを唱えて攻撃した。すると、レイスの体に張り付いていたショッキラスが一気に燃え上ってパラパラと落ちて行った。

マゴット「レイスさん、大丈夫ですか?」
レイス「ハァ…ハァ…」

レイスの体は恐怖で震えていた。それでもその恐怖を何とか抑えて信号弾を取りに向かった。

レイス「こ…これが信号弾だ、これを使えば誰かが助けに来てくれるはずだ」
マーリン「で、これを投げるのか?」
レイス「いや、一般兵に支給されている拳銃にセットして使うんだ」
ミザリー「まあ、これであたしらが助かるなら安いもんだな」

そして、レイス達は場所を変え、信号弾を撃つ際に最適な場所へと向かった。

レイス「今基地にはレーダーがない、この信号弾で誰かに見つけてもらえれば良いのだがな」
マゴット「きっとどなたかが見つけてくれますよ」
レイス「ああ、そうだといいな」

レイスはイフィニアドの兵士に支給されている拳銃、インペリアルV13に信号弾のカートリッジをセットし、空に向けて撃った。すると、色の付いた光が空一面に描かれた。

マゴット「…綺麗ですね」
レイス「ふっ…そうだな」

レイス達が信号弾を撃って5分ほどすると、一隻の戦艦が向かってきた。クロストライアル所属の戦艦、スペースアークだ。

ミザリー「何だあのラーミアよりでかい金属の船!?」
マーリン「船が空を飛んでいるじゃと!?」
マゴット「何ですか? ねえ、レイスさんあれ何ですか?」
レイス「戦艦だ、この世界ではよくあるものだ」
ミザリー「すげーなこの世界!!」

その後、スペースアークは地上に着艦した。そして、その中から数名の人物が姿を現した。

F91「信号弾を撃ったのは君たちか?」
レイス「ああ、そうだ」
ビギナ・ギナ「イフィニアドの兵士…?」
アルス「あっ! ミザリー! マーリン! それにマゴット!」
ミザリー「アルスじゃないか! お前、やっぱり生きていやがったか!!」
マーリン「感動の再会じゃの、ほっほっほ」
マゴット「勇者さま、ご無事で何よりです」

アルスたちが再会を喜んでいると、ビルギットが一つの疑問を述べた。

ビルギット「なあ、この3人は何でこのイフィニアドの兵士に助けてもらってたんだ?」
F91「確かに、あのイフィニアドが人命救助をするとは思えないな」
レイス「私はイフィニアドの兵士だ、だが、あの3人に命を助けてもらったのでその恩を返しただけだ」
F91「そうだったのか…」
ビギナ・ギナ「イフィニアドも全員が悪人と言うわけではないようね」
レイス「だが、私は君達と敵対しているイフィニアドの者だ、信用できないならこの場で切り捨ててくれて構わない」
アルス「大丈夫だ、そんな事はしない」
F91「アルス…」
アルス「君は俺の大切な仲間を助けてくれた命の恩人だ、恩人にはそんな事はしないよ、例えイフィニアドでも」
レイス「だが…私は…」
ミザリー「あーもう! めんどくさい奴だな! レイスはもうあたしらの仲間だ!」
マーリン「そうじゃ、わしらはこの短期間で絆を深めたではないか」
マゴット「だから、イフィニアドの兵士だからとか、気にしないでください、ね?」

すると、レイスは涙を流しながら嬉しそうに感謝の言葉を述べた。

レイス「…ありがとう…」
ビルギット「しかし、この基地の壊れ方、やったのは並の奴じゃないよな」
ビギナ・ギナ「確かに、一体誰がやったのかしら」
レイス「ゴジラだ」
F91「何だって!?」
サイバスター「おいおい、そんなヤバい奴なのか? そのドジラってのは?」
ビルバインゴジラだ、馬鹿」
レイス「ああ、とんでもない奴だ、地球上でも屈指の戦力を誇ったこのヘルルーガ基地を一瞬で壊滅させた、思い出すだけで震えが止まらない…」
ビギナ・ギナ「F91…」
F91「ああ、これはすぐにでもGフォースに知らせないといけないようだな」

その後、茨城県筑波山の麓にあるGフォースの本部ではF91の報告を受け、ゴジラに対する対策会議が行われていた。

機龍「F91達からの報告では、ゴジラはヘルルーガ基地を一瞬で壊滅させたようね」
MOGERA「何でもヘルルーガ基地は地球上でも屈指の戦力を持っていたんだってな」
機龍「今のゴジラは進化した事で圧倒的な力を持っている、ここで叩かないと!」
???「だったら、今ここで一大作戦を展開するしかないな」

そう言って現れたのはGフォースの新型対ゴジラ兵器ヴァルチャーだった。長い四肢と猛禽類に似た頭部を持つ彼はハルオと言う通称で呼ばれている。

MOGERA「誰かと思えば俺らより新型の対ゴジラ兵器さんかい」
ハルオ「ゴジラが今凄まじい力を持っているなら、これ以上進化させないようにここで叩く必要がある」
機龍「具体的にどうするの?」
ハルオ「Gフォースにある対ゴジラ兵器を総動員して、ゴジラを叩く!」
MOGERA「てか、今Gフォースって何があったっけ?」
ハルオ「これが今Gフォースにある対ゴジラ兵器のリストだ」

ハルオが取り出した張り紙には多くの対ゴジラ兵器がリストアップされていた。そこには新しく改良されたジェットジャガーや1世代前のメカゴジラであるスーパーメカゴジラGフォースの旗艦である新・轟天号にかつて他の怪獣相手に使われたマーカライトファープ等があった。

MOGERA「つまり今ある兵器を新型から骨董品まで全部使うってのかい?」
ハルオ「ああ、そして他の部隊にも協力を要請する」
機龍「前一緒に戦ったノワール隊なら協力してくれそうね」
MOGERA「後はガメラモスラ、ガッパも協力してくれると嬉しいんだがねぇ…」
ハルオ「ああ、ガメラたちが協力してくれればこれ以上心強い物はないだろう」
機龍「で、この作戦はいつ決行するの?」
ハルオ「明日だ、だからそれまで各自準備に当たるんだ」
機龍「了解!」
MOGERA「了解」
ハルオ(ゴジラ…!地球に住む全ての人類の為、必ず倒してみせる…!!)

こうして、ゴジラを倒す為、Gフォースの一大作戦が実行される事となった。

2100年12月31日、ゴジラが日本の大阪に向かっていることが判明し、Gフォースはクロストライアルと連携してゴジラを撃破する事を決めた。進化したゴジラは予想以上の戦闘力を誇っており、下手をすればイフィニアド以上の脅威となる事が懸念された。そこで、今回の作戦が決定されたのである。Gフォースは本部にある対ゴジラ兵器を総動員し、これに対抗。そして、クロストライアルからもノワール隊とスペースアーク隊がGフォースに協力し、共にゴジラを迎え撃つ事に決めたのである。

ハルオ「今回の作戦、これまで以上に大変な作戦になるかもしれない、だが、このままゴジラを放置しておくとイフィニアド以上の脅威になる可能性がある、なので、必ずここで奴を倒さないといけない! みんな、力を貸してくれ!」
ミゲル「まあ、Gフォースとは前に一緒に戦った縁があるからな」
ストライクノワール「勿論、我々ノワール隊もできる限りの力添えをしよう」
ヘルベロス「しかし、ゴジラがここまで強くなってるとはな…」
サイバスター「なあ、俺あんま詳しくないんだけど、クリラってどれぐらいヤバい奴なんだ?」
ビルバイン「だからゴジラな」
機龍「そうね…地球怪獣だとバードンゴモラを差し置いて最強とも言われているわ」
MOGERA「もしかしたらあのゼットンタイラントよりも強いかもな」
サイバスター「何か知らないけど、ヤバい奴ってのは十分分かったぜ…」
ヘルベロス「でも、このままゴジラをほっといたら多くの犠牲が出る」
F91「そう言う事だ、だから、僕達はゴジラを倒さないといけない」
サイバスター「そ…そうだな、分かったよ」

すると、第1防衛ラインから通信が送られてきた。第1防衛ラインにはスーパーメカゴジラやダークカイトが防衛に当たっている。

ハルオ「こちらハルオだ、どうした?」
スーパーメカゴジラゴジラが上陸した、これより攻撃に移る」
ハルオ「了解した、必ず撃破してくれ」
MOGERA「スーパーメカゴジラ隊は旧式の集まりだが、大丈夫かね?」
ハルオ「大丈夫だ、クロストライアルのメンバーも何人か回しているからな」

そのスーパーメカゴジラ隊の方では既に上陸したゴジラに対して総攻撃をしていた。マーカライトファープや原子熱線砲と言った骨董品クラスの兵器やスーパーXシリーズなどと言った旧式の対ゴジラ兵器、旧型の轟天号など、旧式の対ゴジラ兵器を使って攻撃していたが、ゴジラに対してはある程度効き目があった。だが、予想通り、ゴジラはすぐに反撃に出た。まず地上にいるマーカライトファープと原子熱線砲を放射熱線で消し飛ばし、空中から攻撃していた轟天号も放射熱線ですぐに撃ち落とした。

スーパーメカゴジラ「やはり100年以上前に作られた骨董品じゃ役に立たんか…」
ドレイク「どうも見た目がボロいと思っていたが、そんな前の物だったのか…」
ヴァンパイアス「逆によく動作したな…」
スーパーメカゴジラ「定期的に点検して博物館に展示してたからな、おかげさまでもうレプリカしか展示できないぜ」

ほかの骨董品が破壊される一方、スーパーXシリーズはゴジラ相手にかなり善戦していた。スーパーXは遠くからロケット弾砲を撃ってゴジラを攻撃し、ゴジラの熱線が直撃してもある程度は耐えていた。一方のスーパーX2もファイヤーミラーでゴジラの放射熱線を1万倍に増幅してレーザービームに変換し、撃ち返して攻撃する等、他の兵器と違ってかなりの善戦ぶりであった。

サルマン「あの炊飯器とアイロン、かなり強いな」
ドレイク「スーパーXとスーパーX2の事か、確かに似てるが…」
スーパーメカゴジラ「あれは数年前に博物館に展示していたオリジナルとほぼ同じ性能のレプリカだ」
フリスト「そんな物まで引っ張り出して来たんですね」
スーパーメカゴジラ「こんな状況だ、四の五の言ってられんよ」

しかし、スーパーXシリーズも進化したゴジラの放射熱線の威力にはかつてほど善戦できずにいた。まずスーパーX、熱線の直撃に何度も耐えたが、3発ほど耐えた頃には耐えきれず、墜落して爆散した。もう片方のスーパーX2もファイヤーミラーが溶解し、そのまま放射熱線の直撃を食らって爆散してしまった。邪魔な対ゴジラ兵器を片付けたゴジラはそのまま大阪の方面に向けて侵攻を開始した。

スーパーメカゴジラ「仕方ない! こうなったら俺達でゴジラを止めるぞ!!」
ダークカイト「了解だ」

スーパーメカゴジラは背中のハイパワーメーサーキャノンで攻撃し、クロストライアルメンバー達も総攻撃を開始した。ダークカイトはシャドーボールで、ヴァンパイアスはフレイムで、フリストはオーロラビームで攻撃するなどの攻撃を放った。その攻撃はゴジラの周りで大爆発を発生させた。しかし、ゴジラはその姿を保ったままなおも侵攻を続けていた。ゴジラはスーパーメカゴジラたちを放射熱線で薙ぎ払い、吹き飛ばした。邪魔者を吹き飛ばしたゴジラは大阪向けて侵攻を開始した。一方、第1防衛ラインを突破されたと言う情報を貰ったハルオ達は、ゴジラがいつ来てもいいように戦闘態勢を整えていた。

ハルオ「くっ! 流石はゴジラ、簡単には倒れてくれないか!」
マーリン「こりゃバラモスやゾーマより恐ろしいかもしれんのぅ…」
ビルギット「だが、ここで奴を倒さないともっと被害が出てしまうな」
サイバスター「俺達の全力を持って、ゴジラを倒すしかないようだな」
機龍「さあ来なさい、ゴジラ
MOGERA「1年前の決着を付けようじゃねえか」

ハルオ達が戦闘態勢を整えていると、ゴジラがその姿を現した。既にスーパーメカゴジラ達が与えたダメージは回復しているようだった。ゴジラはハルオ達を睨みつけると、大きな咆哮を上げた。ハルオの合図でGフォースとクロストライアルメンバーが総攻撃を放ち、ハルオ達の放った総攻撃はゴジラに大きなダメージを与えた。

ゴジラ「ギャアオオォォォォン!!」
アルス「押してる…! いける…!!」
ハルオ「このまま一気に攻め立てるんだ!!」

Gフォースとクロストライアルメンバーは総攻撃を続けた。第1防衛ライン以上の物量攻撃を受け、ゴジラは反撃する間もなく苦しんでおり、総攻撃を食らったゴジラはみるみるうちに弱っていた。

サイバスター「あと一押しって感じだな! なら一気に決めてやるぜ!!」
ビルバイン「あいつのあの体勢、コスモノヴァを放つつもりだな」
F91「本当に一気に決める気なんだな」
サイバスター「いっけぇぇぇ、コスモノヴァ!!」

サイバスターはコスモノヴァを放った。コスモノヴァはゴジラに命中し、大爆発を起こした。

ゴジラ「グォォォォォ…」

サイバスターの最強技を食らったゴジラは力尽き、地面に倒れ込み、息絶えた。

サイバスター「よっしゃあ! ゴジラを倒したぜ!!」
ハルオ「ほ…本当に倒したのか…!? あのゴジラを…」
MOGERA「倒しただろ、現に目の前でくたばってんじゃねえか」
機龍「これで本当に決着が付いたのね…」
ハルオ「そうだな………」

その頃、ハルオは考えていた、あのゴジラを本当に倒せたのかを。あれだけ先人達が苦戦したゴジラをこんなあっさり倒せたことに何か嫌な予感を感じていた。

レオナルド「さあ、帰って勝利の祝杯でも上げようじゃねえか!」

すると、ゴジラの亡骸が眩く光り始めた。

ヘルベロス「おい…これってあの時の…!!」

ヘルベロス達はこの光景を見た事があった。オベリスク島で邪龍神ヒートと戦った際、ゴジラは一度はその命を落としたが復活し、進化して邪龍神ヒートを倒したのである。そう、今ハルオ達が見ているのはその時と同じ光景である。ゴジラはあの時と同じ様に体を作り替え、進化していた。そして、しばらくして光が収まった後、ゴジラはあの時と同じく姿が変わっていた。体形はより細くなり、顔も細くなっていた。背びれは紫色になり、より大きく、鋭さを増していた。

ハルオ「蘇って…さらに進化した…!?」
ストライクノワールゴジラ…奴は我々の常識を超えた生物だとでも言うのか…!?」
機龍「2100年の12月31日と言う記念すべき日に進化したゴジラ…ミレニアムゴジラと言った所かしら?」

そのミレニアムゴジラと呼ばれたゴジラGフォースとクロストライアルメンバーを放射熱線で薙ぎ払った。その放射熱線は青から赤に変化し、より威力を増していた。

MOGERA「おいおい、放射熱線の火力も頭おかしい事になってんじゃねえか」
マゴット「あのゴジラと言う生物…神だとでも言うのでしょうか…?」
ハルオ「怯むな! 攻撃を続けるんだ!!」

Gフォースとクロストライアルメンバーは総攻撃を放ったが、もはや以前の様に攻撃は効かず、ゴジラは涼しそうにしていた。

キルシュ「全く効いていないようですね」
ダンバイン「何て固い皮膚なの…!?」
ゴジラ「ギャアァオオォォォォン!!」

ゴジラは再び放射熱線でハルオ達を薙ぎ払った。

ハルオ「くっ! もう俺達ではどうにもならないのか!?」

ゴジラがトドメに放射熱線を吐こうとしたその時、空の彼方からガメラモスラ、ガッパが飛来した。そして、3体の怪獣はゴジラと対峙した。

ヘルベロス「おお! ガメラたちが来てくれたか!!」
サイバスター「噂の人類の味方の怪獣たちか」
ルクレシア「待ってください! もう一体何か来ますよ!!」

遅れてやってきたもう一体の怪獣は、緑色のモスラだった。

機龍「あのモスラは…?」
ハルオ「恐らく、1年前の戦いで死亡した先代モスラの子供だろう」
MOGERA「そう言えば、幼虫モスラが2匹残ってたっけか」
機龍「両方とも無事成虫になってたのね」
ルクレシア「でも、あの緑色のモスラ、戦い慣れてないみたいですね…」
機龍「とりあえず、緑色のモスラじゃ呼びづらいからモスラレオって呼びましょう」
キルシュ「賛成です」

更に、ハルオたちの後方から1体のロボットが現れた。戦闘用に改造され、完璧な人型に進化したジェットジャガーだ。ジェットジャガーは進化したゴジラ相手にやる気を見せていた。

MOGERA「ジェットジャガー、最終調整中だと聞いたが、間に合ったようだな」
機龍「どれぐらい当てになるかは分からないけど、ここは賭けてみましょう」
レオナルド「なあ、何だこのウルトラマンみたいなロボットは?」
ハルオ「ジェットジャガーだ、俺達Gフォースの新しい仲間だ」
レオナルド「あのジェットジャガーがこんなにかっこよくなってるのか!」
F91「…言うほどかっこいいか?」
アルス「いや、あんまり…」
ハルオ「とにかく、こいつはゴジラとの戦闘データを元に改造された、だからある程度期待はできるだろう」
レオナルド「そうか! なら後は頼んだぜ! ジェットジャガー!!」
ジェットジャガー「………!!」

ジェットジャガーゴジラのいる方に全速力で向かって行った。

レオナルド「ジェットジャガー…! かっこいいじゃねえか!!」
F91「あれがかっこいい…か…」
アルス「あまりかっこいいとは思わないけどなぁ…」
ビルバイン「その気持ち、分かるよ」

2100年の12月31日、19時38分、ゴジラガメラモスラモスラレオ、ガッパ、ジェットジャガーが対峙し、激しい戦いを開始しようとしていた。進化したゴジラ相手にガメラたちはどう戦うのか。今、大晦日の夜の街で激しい戦いが始まろうとしていた。

ゴジラ「グルルルル…」
ガメラ「ギャォォ…」
ルクレシア「破壊神と守護獣が対峙しています…」
ヘルベロス「こりゃ凄げえ戦いになりそうな予感だぜ…」
ハルオ「だが、俺達が総力を上げても勝てなかった相手に、彼らが勝てるだろうか…」
機龍「今はガメラたちを信じるしかないわ、だから、信じましょう」
ハルオ「そうだな」
レオナルド「大丈夫だ! あのジェットジャガーならきっと倒してくれるさ!!」
F91「よっぽど気に入ったんだな、あのジェットジャガー
ゴジラ「ギャアオオォォォン!!」

ゴジラは先手を取ってガメラに対して放射熱線を吐いた。それに対し、ガメラは両足を甲羅に格納してジェット噴射で上空へ飛び、回避した。そのままガメラゴジラ向けてプラズマ火球を吐いた。プラズマ火球はゴジラに直撃したが、ゴジラにはあまり効果がないようであった。

MOGERA「あのプラズマ火球も1年前の奴にはかなり効いていたんだがな」
サイバスター「ありゃ、相当な耐久力を持っていやがるぜ」

一方のモスラもビームパルサーで攻撃し、モスラレオもクロスヒートーレーザーで攻撃した。だが、その攻撃もゴジラにはかすり傷を与える程度であった。続いてガッパは熱光線を何度も吐いてゴジラを攻撃した。しかし、ゴジラの固い皮膚にはほぼ通用しなかった。

ダークカイト「おいおい、ゴジラの野郎、まだくたばってなかったのかよ」
レオナルド「ダークカイト! それにお前ら! 生きてたか!」
サルマン「ああ、何とかな」
ハルオ「スーパーメカゴジラか、第1防衛ラインの防衛任務、ご苦労だった」
スーパーメカゴジラ「ああ、大半の対ゴジラ兵器は壊されちまったがな」
F91「あれだけあった兵器がほとんど壊されてしまったんですね」
スーパーメカゴジラ「どれもいろんな怪獣相手に戦ってきた歴戦の兵器だったんだがな」
機龍「でもどれも旧式だったから仕方ないわ」
MOGERA「そして俺達新型でも勝てなかった」
レオナルド「おいおい、まだジェットジャガーがいるじゃねえか!」
スーパーメカゴジラジェットジャガー? ああ、あいつか、あいつ強いのか?」

そのジェットジャガーゴジラジャガーパンチを放っていた。しかし、ゴジラ相手にはあまり効き目はなく、逆に殴り返されていた。

レオナルド「ジェットジャガー! 頑張れ! もう一回ジャガーパンチを放つんだ!!」
ビルバイン「すまん、ちょっと静かにしてくれ」

だが、吹っ飛ばされてもなおジェットジャガーは勇敢に立ち向かい、ゴジラジャガーパンチを放っていた。その勇敢な戦いを見たガメラモスラたちもゴジラに立ち向かっていた。そして、ガメラゴジラにできるだけ接近し、近くでプラズマ火球を吐いた。その攻撃は少し効いていたらしく、叫び声を上げていた。

サルマン「いいぞ! 効いている!!」

続けてモスラはフラッシュダッシュを、モスラレオはエクセルダッシュを放った。2匹のモスラの体当り攻撃はゴジラに少しダメージを与えた。そして、ガッパも高速で飛行し、ゴジラに体当たりを放った。その攻撃を食らってゴジラは地面に倒れ込んだ。

アルス「いいぞ! その調子だ!!」

しかし、ゴジラはすぐに起き上がった、そのゴジラの様子はかなり怒っている様子であった。

MOGERA「まずい…! ゴジラの野郎、怒ってやがるぜ」
機龍「ゴジラを怒らせてしまったら、もう手が付けられないわ!」

ゴジラは放射熱線を吐き、ガメラを吹き飛ばした。続けて尻尾でモスラを叩き落とし、近くにいたガッパとジェットジャガーに対しては体当たりで突き倒した。

ドレイク「何て強さだ…」
ダークカイト「でたらめな強さだな」

それでも、モスラレオは勇敢にゴジラに立ち向かっていた。モスラレオはまずクロスヒートレーザーで攻撃した。並大抵の怪獣なら効き目はあるが、ゴジラに対してはほぼ効き目はなかった。続けてシャインストライクバスターで攻撃した。強力な技ではあったが、それでもあまり効き目はなかった。ゴジラは仕返しにと放射熱線を吐いてモスラレオを墜落させた。

ルクレシア「ああ! モスラレオが!!」

地面に墜落し、苦しむモスラレオにゴジラはトドメにと放射熱線を吐いた。

ルクレシア「やめてえええええ!!」

だが、そのモスラレオを守る為、モスラがその放射熱線を代わりに受けた。妹であるモスラレオを守る為、自分が身代わりになったのである。

ビルバイン「あのモスラモスラレオを守る為に…」

ゴジラの放射熱線をモロに食らったモスラモスラレオの目の前で爆散した。

ルクレシア「そんな…」

だが、モスラが倒れてもなお、ゴジラモスラレオに対して攻撃をしようとしていた。

ヘルベロス「あいつ…! まだ攻撃をする気かよ!?」
ルクレシア「お願い! もうやめて!!」

絶体絶命の危機になったその時、モスラレオの全身が眩く輝いた。その輝きを前にゴジラは怯んだ。

アルス「何が起こっているんだ!?」
ダークカイト「…暖かいな」

モスラレオの体はしばらく輝き続け、その光が収まった際、虹色の翅を持つモスラへと進化を遂げた。

ヘルベロス「モスラレオが進化した!?」
ルクレシア「…綺麗な翅…」
機龍「虹色の翅を持つモスラ…レインボーモスラと言った所かしら?」
サイバスター「でも、何で急に進化したんだ?」
ビルバイン「きっと倒れたモスラの魂がモスラレオに力を与えたんだ」
ヘルベロス「それで覚醒してあの姿になったのか、なるほどな」

進化したばかりのレインボーモスラは、早速ゴジラに攻撃を開始した。クロスヒートーレーザーやエクセルダッシュゴジラに総攻撃を浴びせ、続けて上空から急降下し、高速回転しながら翅からビームを放つ技のアローバスターを放った。ゴジラはダメージを受け、怯んでいた。

ハルオ「いいぞ! 効いている!!」

レインボーモスラの勇姿を見てガメラ、ガッパ、ジェットジャガーも立ち上がった。ガメラはプラズマ火球を吐き、ガッパも熱光線を吐いた。その同時攻撃はゴジラにダメージを与えた。ジェットジャガーは倒れ込んでいるゴジラにボディプレスをして攻撃した。

レオナルド「いいぞ! ジェットジャガー!!」

だが、ゴジラもやられてばかりではなく、すぐに立ち上がって放射熱線を吐いた。その放射熱線を食らったガッパは吹き飛ばされ、ビルに激突した。

ヘルベロス「ああっ! ガッパが!!」

ガッパは戦闘不能レベルのダメージを受けたようで、かなり苦しんでいた。続けてゴジラジェットジャガーを尻尾で薙ぎ払った。ジェットジャガーは吹き飛ばされ、地面に倒れ込み、その衝撃で機能停止してしまった。

レオナルド「あああああ! ジェットジャガー!!」
ダークカイト「どんだけお気に入りだったんだよ…」

ゴジラは次の標的をライバルであるガメラに向けた。

MOGERA「あいつ、今度はガメラを攻撃するつもりだ!!」
機龍「まずいわ、今のガメラであの熱線に耐えられるか…」

ゴジラガメラに対し、全力で放射熱線を吐いた。その放射熱線をガメラはモロに食らってしまった。

アルス「まずい! あのままではガメラが死んでしまう!!」
ハルオ「ガメラ…!!」
スーパーメカゴジラ「…おい、何か様子がおかしいぜ」
アルス「えっ?」

そのガメラの様子は、放射熱線を食らいながらも体が眩く光り輝いていた。そう、まるでゴジラモスラが進化した時の様に。

F91「まさかガメラも進化すると言うのか?」
ストライクノワール「翌々考えれば破壊神ゴジラや守護神モスラも進化した、守護獣ガメラが進化しても何もおかしくはないだろう」

そして、ガメラのいた地点が爆発した。その後、爆発が収まると、進化したガメラの姿があった。その姿はより亀らしい姿になっており、愛嬌のある顔とでこぼこした甲羅、そして鋭い爪が特徴であった。

アルス「ガメラが進化した!?」
MOGERA「おい、機龍さんよ、あいつは何て呼ぶんだ?」
機龍「そうね…1段階進化したガメラだから…G1ガメラと言った所かしら?」
スーパーメカゴジラ「何だそりゃ、まだ2段階目や3段階目があるとでも言うのか?」
機龍「ゴジラが2段階進化したから、なくはないでしょう?」
ハルオ「確かにな」
ダークカイト「でも、何でいきなり進化したんだ?」
機龍「これは私の推測だけど、ゴジラの放射熱線のエネルギーを取り込んだんじゃないかしら?」
ストライクノワール「そんな事が可能なのか?」
機龍「分からないわ、彼らは私達の常識を遥かに超えている」

進化したガメラはプラズマ火球をゴジラに放った。プラズマ火球の威力は以前より格段に跳ね上がっており、1発でゴジラを吹き飛ばした。

レオナルド「とんでもねえ威力だな!!」
アルス「これならいける!!」

ゴジラはすぐさま起き上がり、放射熱線を吐いた。ガメラもプラズマ火球を吐き、迎撃した。そして、その衝突地点では大爆発が起こった。

ミゲル「くっ! とんでもない威力だな!!」
シホ「もう私達が割って入れる世界ではないようね」

ゴジラは間髪入れずに放射熱線を吐いた。だが、ガメラも間髪入れずにプラズマ火球を吐いた。それと同時にレインボーモスラが別の位置からクロスヒートレーザーを放った。それにゴジラは怯んでしまい、ガメラのプラズマ火球をモロに食らった。続けてガメラとレインボーモスラは同時に攻撃をした。ガメラはプラズマ火球を、レインボーモスラはレインボーバスターを放った。それをモロに食らったゴジラは海の方まで吹き飛ばされ、海面に墜落し、大爆発を起こした。

アルス「やった!!」
ヘルベロス「ゴジラの奴…死んだのか?」
ハルオ「ああ、多分な、これも彼らのおかげだ」
ルクレシア「ガメラモスラ…レインボーモスラ…ガッパ…そしてジェットジャガー
MOGERA「ったく、大した奴らだよ」
機龍「確かにそうね」
レオナルド「やっぱりジェットジャガーはかっこよかったな!!」
スーパーメカゴジラ「お前はそれしか言えんのか…」

その後、ガメラとレインボーモスラは空を飛んで帰って行った。ガッパはかなりのダメージを負っていたが、僧侶のマゴットがベホマを唱えて回復させた事で飛行できるようになり、無事にオベリスク島へと帰って行った。一方、ゴジラが暴れた地域の被害は大きかったが、幸い住民の避難は完了していた為、誰一人死者は出ずに済んだ。こうして、大晦日の死闘は終わったのである。

ミゲル「なあ、これからGフォースはどうするんだ?」
機龍「どうするも何も、怪獣退治をするつもりよ」
アルス「Gフォースって、ゴジラ以外とも戦うのか?」
MOGERA「応よ、ゴジラじゃなくても、凶悪怪獣がいれば戦うもんさ」
アルス「そうだったのか…」
スーパーメカゴジラ「まあ、早い話が昔の科学特捜隊やGUTSの現代版って感じだな」
ハルオ「それがゴジラに特化しただけって事さ」

そんな話をしていると、2100年が終わる時間が近づいていた。

ルクレシア「皆さーん! もうすぐ今年が終わりますよー!!」
F91「もうそんな時間か」
ヘルベロス「じゃ、カウントダウンするぞ! 5! 4! 3! 2! 1!」
F91「あけましておめでとう」
ストライクノワール「今年もよろしく頼む…」
ヘルベロス「かぁ~っ! どいつもこいつもテンションが低いぜ~っ!!」
ハルオ「お前、怪獣なのに本当に人間みたいな奴だな」
スーパーメカゴジラ「怪獣がみんなこんなだったら俺達なんていらないんだがな」
アルス「本当だな…ははは…」

一方、インペリアルフォートレスでは、作戦会議が行われていた。イフィニアドが最初に地球を攻撃したのは2099年12月26日、しかし、2101年1月1日になってもなお、イフィニアドは地球侵略できていない。その事に対し、ベリアルやダークシャドウは不満を持っていた。だが、今回の作戦は本気であった。何と、四天王と幹部全員でギアナ高地の付近にある地球統合軍総司令部である地下基地、ロストロウランを攻撃する事になったのだ。しかし、この圧倒的有利な状況にイフィニアド皇帝はある条件を付けた。それは、地球全土にロストロウランを攻撃する事を伝える事である。作戦決行は2101年1月3日、この日にクロストライアルを一掃するのがイフィニアドの作戦である。一方、2101年が始まって8時間が経過した2101年1月1日8時9分、イフィニアドは地球統合軍総司令部ロストロウランを四天王、幹部全員で攻撃する事を地球全土に伝えた。それを知った地球統合軍とクロストライアルは直ちに対策を立てる為、ビデオ通話で作戦会議を開始した。この絶望的な状況に、クロストライアルの総司令であるシンヤ・アマギリはクロストライアルの総戦力で対抗する事にし、各地から戦力を募った。それと同時に各部隊は準備をしていた。セイバークルーザー隊、Gフォースノワール隊、スペースアーク隊、ディーヴァ隊、アークエンジェル隊、レジスタンス、どの部隊も準備を整えていた。

一方、ロストロウランでは、イフィニアドの四天王や幹部が攻めてくると知ってあわただしい雰囲気だった。慌てふためく兵士もいれば、諦めムードの兵士もいた。しかし、中には平常通りの兵士もいた、女性だけで構成されたクリスティーナ隊のメンバーだ。

クラン「何か、あわただしい雰囲気ですね」
クリスティーナ「無理もないさ、イフィニアドの四天王と幹部が攻めてくるんだから」
ルル「そんなに強いんですか?」
レイン「強いらしいよ…何でも、街を消し飛ばすんだって…」
クラン「やばっ! てかレインが喋るの珍しいね」

クリスティーナ隊は4人の女性兵士で構成された部隊であり、茶髪ツインテールのクランは未熟だが、まだ伸びしろのある新米兵士である。
紫髪ロングのルルは優しい性格で、医療の資格を持っており、医療班の手が足りないときは手伝いに行く兵士だ。
ピンク髪ツインテールのレインは無口な性格で、忠実に任務をこなす優秀な兵士である。
そして隊長は水色髪ロングのクリスティーナで、名門貴族の生まれの剣の名人の強気な女性だ。以下の4人で構成されるのがクリスティーナ隊で、ロストロウランでは有名な部隊であり、実力も高く、何より女性だけで構成された部隊として人気も高い。

ルル「でも…そんな相手に勝てるんでしょうか? 街を消し飛ばすって…」
クリスティーナ「勝てる勝てないじゃなく、戦わないといけないんだ、我々は人々を守る兵士だからな、いつまでも怖気づいていてはいけない」
クラン「クリスティーナ隊長かっこいい! そこに痺れる憧れる!」
クリスティーナ「からかうな、私は事実を言ったまでだ」

一方、周囲とは一風変わった服装の2人組の女性兵士がいた。地球統合軍の開発したシステムを搭載した特殊スーツを身に着けたライングとイミングだ。

ライング「ねえねえ、四天王ってどれぐらい強いんだろう?」
イミング「多分だけど、昔ウルトラマンに倒された暗黒四天王ぐらい強いんじゃない?」
ライング「それってやばいじゃん」
イミング「多分ね~」

黄色い髪のライングはムササビスーツの様見た目のスーツを着ているが、これには自身の周りの重力を低減するフライングシステムが搭載されており、空を飛ぶ事ができる。
水色の髪のイミングはウェットスーツの様な見た目のスーツを着ているが、これには水中での動きをサポートするスイミングシステムが搭載されており、水中を高速で泳ぐことができる。
そしてこの2人はセイバークルーザー隊のイオナが統合軍時代だった頃に同じチームだった事があり、仲がいい。

ライング「ねえねえ、そう言えばこのロストロウランにクロストライアルが来るんだって!」
イミング「え? じゃあイオナに会えるかな?」
ライング「あの子、セイバークルーザー隊にいるから、きっと会えるよ!」
イミング「私達がそれまで生きていれば、だけどね」
ライング「縁起でもない事言わないでよ~」
イミング「ご…ごめん…」


その頃、シオリと共に特訓していたドラゴニュートは、特訓の最終段階に突入していた。主な身体能力強化の特訓や、剣の特訓などは既に終了していたが、最後の龍化のコツが未だに掴めないでいた。シオリによれば元々戦闘兵士はイフィニアドが兵器として生み出したもので、本来ならそう言った本能がいつでも呼び出せていつでも龍化できるように教育する予定だったはずだが、ドラゴニュートはそう言った教育を受けず、人間として育った、それが龍化できない原因だと言う。すると、シオリの話を聞いていたファヴールがある提案をした。それは、飢えた獣の様な感覚を自らに投影すると言うものだった。ドラゴニュートはファヴールに言われた通り、飢えた獣の様な感覚を自らに投影した。しかし、口で言うのは簡単だが、なかなかうまく行かなかった。

ドラゴニュート「飢えた獣の様な本能…飢えた獣の様な本能…」
シオリ「ドラゴニュート、あなたは今とてもお腹が空いている、そして、あなたの前には極上のステーキがある、けど、あなたは鎖につながれててそれが食べれない、この状況をイメージしてみて」

ドラゴニュートはシオリに言われた通り、その状況をイメージしてみた。飢えた獣の様な状況をイメージし、それを自分に投影した。すると、少しずつ体に変化が現れた。対ダークシャドウ戦の様に黒い龍の翼が現れ、続いて黒い龍の尻尾が現れた。そして、最終的にドラゴニュートの体が光に包まれ、その光が収まった時にはドラゴニュートはあの時の様に黒い龍へと姿を変えており、ドラゴニュートは龍の姿のままシオリ達にピースサインを送った。その後、ドラゴニュートは元の人間の姿に戻った。

ドラゴニュート「はぁ…はぁ…疲れた…」
シオリ「龍化はエネルギーを大きく消費する、あまり多用はしないでね」
ドラゴニュート「ああ、承知した」
シオリ「後、今のイメージを忘れないでね」
ドラゴニュート「了解だ」

アイラ「あの…ドラゴニュートさん」
ドラゴニュート「何だ?」
アイラ「ドラゴニュートさん達も、ロストロウランに向かうんですか?」
ドラゴニュート「ああ、もちろんだ、きっと奏真兄ちゃんやラズさんも現れるはず、俺はその人たちと決着を付けないといけない」
アイラ「…殺し合うんですか?」
ドラゴニュート「…え?」
アイラ「せっかく会えたお兄さんや実のお姉さんなのに、殺し合うんですか?」
ドラゴニュート「あの人達が俺達を攻撃してくるなら、そうしないといけない、だが俺はできる限り説得をしてみるつもりだ、それが駄目なら、戦うしかない…」
アイラ「ドラゴニュートさん…」
ドラゴニュート「安心しろ、俺はお前達を残して死ぬつもりはないさ、必ず勝って帰る」
シオリ「そうね、必ず生き延びましょう、全員で」
ファヴール「そうですね、必ず勝ちましょう」
アイラ「はい!」

2101年1月2日23時57分、収集を受けた部隊がロストロウランに集まった。イフィニアドの四天王や幹部が一斉に攻めてくると言う話を聞き、誰もが今までにないほど緊張していた。その一方、集まった戦士たちは会話をしてその緊張を和らげていた。

カイト「やっぱりみんなも来てたんだな」
ダークカイト「まあな、こちとら色々酷い目に会ったが…」
サルマン「ま、全員無事でよかったぜ」
キルシュ「またカイトくんに会えて嬉しい…」

デスティニー「こうしてガンダム族が集まるのも久しぶりですね」
ストライクフリーダム「そうだね、でもこうして僕達が集まったって事は、それだけの相手が来るって事」
F91「イフィニアドの四天王に幹部か…」
Gセイバー「とりあえず、僕達にできる戦いをしよう」
ストライクノワール「そうだな」

アバレッド「あなた達が噂のレジスタンスですね?」
ゼロ「そうだぜ、俺達は色んなヒーローが集まってできてるんだ」
BLACK「ヒーローの集まった組織か…」
シャンゼリオン「俺達が東京にいた時も似たような感じじゃなかった?」
J「言われてみればそうだったな」
リブット「私達以外のヒーロー達も、協力して平和を守ってたんですね」
ギャバン「これは俺達も負けてられないな!」

ミゲル「ま、これだけ揃えば、イフィニアドにも対抗できるかもな」
ヘルベロス「そりゃそうだろ、何せ、この俺様がいるからな」
ビルギット「おいおい、お前はただの怪獣だろ」
ヘルベロス「失礼な! 俺はそこらの怪獣とは質が違うぜ」
シホ「そうなの?」
ヘルベロス「あれ? 知らなかった?」
レイモン「それが本当なら、いつか俺のゴモラと手合わせして欲しいな」
ヘルベロス「おう! 任せとけ!」

AGE-3「この戦い、勝てれば僕達が少し有利になるんですね」
セリック「そう言う事になるな、だが、まだイフィニアドの皇帝がいるから油断するな」
AGE-3「はい!」

すると、ギンガがAGE-3に話しかけてきた。

ギンガ「なあ、AGE-3、シャナルアさん見なかったか?」
AGE-3「え? この近くにいるんじゃないんですか?」
タロウ(SD)「それが、どこにもいないらしんだ」
AGE-3「え? おかしいな…」

すると、心配するディーヴァ隊の面々に他の部隊が優しく声をかけた。

蒼乃「大丈夫よ、この人混みの中ににきっといるはずよ」
アルス「そうだぜ、だから安心しろって」
AGE-3「そうですね、皆さん、ありがとうございます」

そんな話をしていると、日付が変わって1月3日になった。イフィニアドの四天王や幹部が一斉に攻めてくる日だ。

カイト「遂にこの日か! さあ! 悪魔だろうと怪獣だろうとかかって来やがれ!!」

しかし、1分経過しても一向に来る気配がなかった。すると、AGE-3とビルバインが何かを感じ取った。

AGE-3「皆さん、気を付けてください! 何かが来ます!」
ビルバイン「AGE-3の言う通りだ、悪いオーラ力の気配がする!」
イオナ「一体何が来るんですか?」
AGE-3「分かりません、でも、とても恐ろしい物の気配がします!」
ダークカイト「恐ろしい物?」

その時、上空で何かが一瞬輝いた。

AGE-3「皆さん! 避けて!!」

上空から降ってきたものは、複数の爆雷であり、爆雷は地表に着弾し、大爆発を起こした。その爆発の音を聞きつけ、ロストロウランの兵士達が様子を見にやってきた。

クラン「何の音!?」
クリスティーナ「恐らく爆雷だろう」
ルル「じゃあ、決闘のふりをして奇襲をかけたの?」
レイン「…卑怯…」
ライング「ねえ、イオナは!? イオナはどうしたの!?」
イミング「落ち着いて! ライング!!」
イオナ「私なら、いえ、私達なら大丈夫ですよ」

そう言ってそこに現れたのは、イオナ本人だった。

ライング「え? 幽霊?」
イオナ「幽霊じゃないですよ、それに皆さんも」

そこにいたのは、五体満足で全員生存していたクロストライアルメンバー達だった。

クラン「え? 何で生きてる訳?」
アルス「俺がアストロンの呪文でみんなを鉄の塊に変えたんだ」
イミング「アーストロン?」
アルス「それ前にも言われたけど、アストロンだって」
F91「アルスが爆雷の着弾前にとっさにアストロンを唱えてくれたんだ」
サイバスター「だから俺達が生きてるって訳さ!」
アルス「でも、これだけの仲間達を一度に鉄の塊にしたから、もう魔法力は枯渇寸前だぜ…」
ダークカイト「それ、もし魔法力が少しでも足りなかったら死ぬパターンじゃねえか!」
カイト「ダークカイト、お前も昔MPが足りません状態になってただろ…」
ダークカイト「あれは…まあ、そう言う時もあるって事さ」

すると、その場にイフィニアドの四天王と幹部が現れた。

蒼乃「イフィニアド!!」
ルシファー「ほう…どんな手を使ったかは知らんが、生きていたか」
アルス「俺がアストロンの呪文でみんなを鉄の塊にしたのさ!」
ルシファー「呪文か…面白い」

イオナ「しかし、あなた達は卑怯ですね、決闘をするんではなかったのですか?」
悠人「もちろんするつもりだったよ、でも君達数が多いから少し減らしてやろうと思ってね」
カイト「そいつは残念だったな! 俺達は全員生きてるぞ!」
ルシファー「まあ、お前達がそう簡単に死ぬとは思えんからな、だからこうして我々が来てやったのだ」
サイバスター「へっ、笑わせんな、偉そうな事言っておいて、本当は俺達が怖いんだろ?」
ベリアル「ほざけ! お前らこそ、何人かビビってる奴がいるようだが?」

ベリアルの指摘通り、クロストライアルのメンバーの中には手が震えているメンバーも何人か見られた。恐らく、イフィニアドの四天王や幹部の威圧に気圧されているのだろう。

ルシファー「まあ、我々を前にすれば威圧される者もいるだろうな」
シャドームーン「さて、そろそろ戦いを始めようか」
ルシファー「ちょっと待て、その前に、奴らの探している人物を渡してやろう」
カムイ「探している人物? 誰ですか?」

ルシファーの後ろから現れたのは、シャナルアだった。

シャナルア「………」
AGE-3「シャナルアさん!!」
シャナルア「動かないで…少しでも動けば、こいつを撃つわ…!」

シャナルアが銃口を向けていた人物、それは、いつの間にか悠人に捕まっていたキルシュであった。

キルシュ「カ…カイトくん…」
カイト「キルシュ!!」
レオナルド「一体いつの間に…!!」
ルシファー「私が転送魔法を使ってこちらに転送させたのだ」
ダークカイト「どこまでも卑怯な野郎だ!!」

AGE-3「どういう事なんです、シャナルアさん!」
シャドームーン「まだ分からんか? そいつはヴェイガンのスパイ、つまり我々イフィニアドの同志だ」
ギンガ「嘘だろ!? シャナルアさんがスパイだなんて…!」
蒼乃「なるほど、ここ最近司令がクロストライアルの情報が敵に流されてるって言ってたけど、そう言う事だったのね…」
イオナ「でも、彼女の見た目はMS族のクランシェですよね、何故ヴェイガンのスパイなのにクランシェの見た目なんですか?」
ナイト「ヴェイガンのMS族はセカンドムーンに住む人間を人工的にMS族に進化させた姿なんだ」
アバレブルー「だから何らかの技術を使って地球統合軍のMS族に進化させる事に成功させたんだろう」
イオナ「そんな事が、可能なんですか?」
シャドームーン「可能だ、何故なら我々イフィニアドがその技術を提供させたからな」
カイト「くっ! イフィニアドの奴らは何でもできるってのか!?」

AGE-3「シャナルアさん! 嘘だって言ってください!!」
ギンガ「第一、何でシャナルアさんがそんな事をするんだよ!」
ヤプール「金だよ、そいつは、金の為にお前達全員の命を我々に売ったのだ」
シャナルア「…妹が…病気を患っているんだ、その治療費が必要だったんだよ…」
アルス「世界が危機に陥っている時に、そんな個人的な理由で…!」
シャナルア「仕方ないじゃない! 妹は…たった一人の家族なんだ…! それを見殺しになんてできない…!」
アバレッド「…だからって、こんな真似しなくてもいいじゃないですか!」
龍騎「そうですよ! こんな事しなくても、何か方法があるはずです!」

AGE-1「お前達、何をしている、早く奴を射殺しろ!」
トリガー「えっ!? でもあの人は味方じゃないんですか!?」
AGE-1「分からんか? 今の奴は敵だ! 我々が倒さないといけない相手だ!!」
カムイ「待ってください! きっと説得すれば分かってくれますよ!」
ストライクフリーダム「だから、僕達に説得させてください!」
シャナルア「私に撃てないとでも思っているの…? 私は本気よ!」

AGE-3「撃てませんよっ…! シャナルアさんは…そんな事ができる人じゃない…」
アリア「確かに家族を失うのはとても嫌な事よ、でも…!」
ギンガ「妹さんだって、あなたがこんな事をするのはきっと望んでないはずだ!」
AGE-3「僕達…シャナルアさんを…姉さんみたいに思ってたんですよ…こんな事やめて、僕達と一緒に…」
シャナルア「子供が駄々をこねないで!」
AGE-3「ッ!!」
シャナルア「前にも言ったはずだよ、これは戦争なんだ! こんな時、私を撃つ覚悟もなくてどうするの!」
AGE-3「シャナルアさん…」
ギンガ「でも…それでも俺達…! シャナルアさんを撃てません!!」
アリア「そうよ、だからこんな事はやめて…!」

すると、悠人が突然、クロストライアルメンバーのいる方に真空波を放った。真空波はクロストライアルメンバーを弾き飛ばした。

ルシファー「悠人、何をする」
悠人「別にいいでしょ、ちゃんと人質は動けないようにしてるんだからさ」
ベリアル「チッ、俺にもあいつらを攻撃させろよ」

続けてベリアルもベリアルジェノサンダーを放った。その攻撃に、複数のクロストライアルメンバーが吹き飛ばされた。

シャナルア「………」
ギンガ「やめてください! シャナルアさん!」
アリア「このままじゃ、みんな死ぬのよ!? あんた、それでもいいの!?」
シャナルア「………」
AGE-3「シャナルアさんッ!!!」
悠人「うるさいよ、お前ら」

悠人はAGE-3達に真空波を放ち、AGE-3達を吹き飛ばした。

ギンガ「うわあっ!!」
アリア「あぁっ!」
AGE-3「くっ!」
悠人「フフフ…次の真空波は特大だよ? 君達は全員終わりさ、ハッハッハ!」

悠人は剣に風の魔力を集め始めた。

悠人「君達は優しすぎる、人質がいると言うだけでこのザマだ、情けないね~」

イオナ「優しくて何が悪いんですか! それが人間の心と言う物でしょ!」
レイラ「そうよ! 優しさを持っている限り、私達はあんた達には負けないわ!」
悠人「うるさいよ、早く消えろ!」

悠人が真空波を放とうとしたその時、悠人の腹部を何かが貫いた。それは、シャナルアの装備していたドッズライフルのビームであった。悠人は地面に倒れ込み、その隙にシャナルアは人質となっていたキルシュを連れてAGE-3の元へと向かった。

AGE-3「シャナルア…さん…?」
シャナルア「………」
悠人「お前えええ…! ふざけるなぁぁぁッ!!」

悠人は真空波を放った、その真空波はAGE-3達の射線上に飛んでいた。シャナルアはAGE-3達を庇うように真空波を体に受け、シャナルアは地面に倒れ込んだ。

ギンガ「シャナルアさん!!」
シャナルア「あんた達の言う通りだったよ、やっぱり私には、あんた達を殺す事なんて…」
アリア「待ってて! すぐ回復できる人を呼ぶわ!!」
シャナルア「死んじゃダメだよ…どんな事があっても…歯を食いしばって…必ず生き残るんだ…」
ギンガ「シャナルアさん! しっかりしてください!」
シャナルア「強く…なるんだよ…」

そして、シャナルアは力尽き、その身体は爆散し、消えた。

AGE-3「シャナルアさん…シャナルアさぁぁぁんッ!!!」
ギンガ「そんな…嘘だろ…!?」
アリア「馬鹿っ! …何であたし達を庇うのよ…! あんたには、妹がいるんでしょ…!!」
ギンガ「シャナルアさん…くっ!」

セリック「みんな! 気をしっかり持つんだ! シャナルアが守ってくれた命を捨てる気か!?」
AGE-3「………」
悠人「くっ! あのゴミめ! 僕達を裏切りやがって!!」
アリア「ッ!! 何ですって!?」
ギンガ「…取り消せよ! 今の言葉取り消せよ!!」
悠人「は? 何で取り消さないといけないんだよ、ゴミはゴミじゃん」
ギンガ「お前ッ…!!」
AGE-3「…さない…!」
悠人「え? 何? 聞こえなかった」
AGE-3「許さない…! お前は絶対に許さない!!」

AGE-3はGバイパーを呼び、そのGバイパーとドッキングし、ガンダムAGE-3オービタルになった。

悠人「これは…あの時の…!!」
AGE-3「うおおおぉぉぉッ!!」

AGE-3オービタルはビームサーベルで悠人を何度も斬りつけた。その剣には悲しみが籠っており、抑えられぬ悲しみを悠人にぶつけている様にも見えた、悠人はその高速斬撃をかわせず、大ダメージを受けた。

悠人「くっ! ルシファー、何とかしてくれ!!」
ルシファー「お前みたいな役立たずはイフィニアドには不要だ、ここで死ね」
悠人「ルシファー! お前までッ…!!」
AGE-3「これで終わりだぁぁぁッ!!」

AGE-3オービタルはビームサーベルで悠人の首を切断し、倒した。

ルシファー(この力…面白いな…)
AGE-3「イフィニアド! 次は、お前達だ!!」

ロストロウランでの決戦を前に、大切な仲間を1人失った…。だが、今は悲しみを抑え、イフィニアドとの戦いに挑むのであった…。全てはいつか必ず来る平和の為に、そして、誰も悲しまない世界の為に…。遂に開戦したロストロウランでのクロストライアルとイフィニアドの戦い。クロストライアルは世界中から集まった精鋭達が、イフィニアドは四天王と幹部がそれぞれ戦っていた。双方一歩も引かない激しい戦いは、深夜のロストロウランに激しい戦闘音を響かせていた。

ウルトラ戦士たちは再び復活したヤプールと交戦していた。過去に何度かヤプールと戦ったウルトラ戦士からすれば、この戦いは因縁の戦いでもある。

ヤプール「エース! それにウルトラ戦士ども!今日こそ血祭りにあげてやる!」
エース「ヤプール! 何度復活しても結果は同じだ!」
メビウス「いくら復活しようとも、僕達ウルトラ戦士が必ず倒す!」
ヤプール「ほざけ! 私はイフィニアドから力を貰った!」
ウルトラマン「力だと!?」
ヤプール「そうだ! お前達を倒す力をな!!」

すると、ヤプールは右腕の鎌から破壊光線、ストレートショットを放った。その威力はかつてウルトラ戦士が戦った時より遥かに上がっていた。一発放つ度に大きな爆発が起こり、ウルトラ戦士たちは吹き飛ばされた。

リブット「恐るべき力ですね!」
メビウス「ここまで強くなっているなんて!」
ヤプール「まだまだこの程度ではないぞ! 出てこい! 我が超獣軍団よ!!」

ヤプールの合図で現れたのは、超獣の大群であった。超獣は怪獣より強いのが特徴であり、どれも強力な力を持っている現れた超獣はバキシム、ベロクロン、バラバ、キングクラブ、カメレキング、スフィンクス、カイテイカガン、ファイヤーモンス、アリブンタ、ルナチクスの合計10体で、そのどれもがかつてエースを苦戦させた相手である。

ヤプール「さあ! ウルトラ戦士ども! 恐怖におののくがいい!!」
エース「そう言うわけにはいかんな! ヤプール!!」
ヤプール「何!?」
エース「我々は戦えない者の為、平和の為に戦っている」
メビウス「だから、お前みたいな悪の根源はここで倒す必要があるんだ!」
エース「ここで決着をつけてやるぞ! ヤプール!!」
ヤプール「ほざけ! 私の復讐の力は、こんなものではないぞ!!」
ギンガ「恨みだとか、復讐だとか、そんな力に負ける訳がない!!」
ゼロ「俺達は常に前を向いて進んでいるからな!!」

そう言ってヤプールは超獣たちに攻撃命令を出した。だが、他のウルトラ戦士たちは全員超獣と互角以上に戦っていた。そして、30秒もしない内に超獣軍団は全滅したのだった。

ヤプール「何っ!? 我が超獣軍団があっさりと!?」
ジャック「残念だったなヤプール! 我々ウルトラ戦士はお前と戦った時より遥かに進化している!」
80「今更一度戦った超獣を出した程度で勝てると思わない事だな!」
ヤプール「ええい! 黙れ黙れっ! こうなればこの私自身が始末してくれる!!」

ヤプールはストレートショットを連射したが、ウルトラ戦士はそれを回避した。そして、ヤプールに対して一気に距離を詰め、攻撃を開始した。ネオスとセブン21は、ヤプールに近づき、パンチとキックを放った。続けてトリガーとトリガーダークが同時にキックを放ち、それに続けてティガとイーヴィルティガも同時にかかと落としを放った。そして、ティガとイーヴィルティガがヤプールから離れた直後、ガーディーが光線を放ち、続けてリブットがリモートカッターでヤプールを切り裂いた。更に、ウルトラマンがウルトラアタック光線を、ジャックがウルトラショットを放ち、80がダイナマイトボールをヤプールに命中させ、更に続けてゼロ、レオ、アストラの3人が同時キックを放った、その後、ナイスがミレニアムクロスを放ってヤプールに大打撃を与え、ギンガがギンガクロスシュートを放った後、メビウスとヒカリがそれぞれの光の剣で同時にヤプールを切り裂いた。

ヤプール「ぐうううううっ!! おのれええええええっ!!!」
エース「これでとどめだっ!!」

弱り切ったヤプールにエースは己の全力を込めたメタリウム光線を放った。その威力は強大で、莫大なエネルギーを一気に放出したその威力にヤプールは苦しんでいた。

ヤプール「うおおおおおおっ!! おのれエースゥゥゥッ!!!」
エース「これで終わりだ! ヤプール!!」
ヤプール「ウルトラ戦士ども、覚えていろ! 怨念となって必ずいつか復讐してくれる!」

ヤプールはエース渾身のメタリウム光線を食らい、大爆発を起こして消滅した。

エース「来るなら何度でも来い! その度に必ず打ち破ってやる!!」

一方、龍騎たち仮面ライダーシャンゼリオン、魔弾戦士、アバレンジャーは、仮面ライダー王蛇と戦っていた。

王蛇「お前達全員でかかって来いよ、相手してやる…」
ゴッドリュウケンドー「あいつが凶悪殺人犯の仮面ライダー王蛇か」
リュウジンオー「奴は危険だ、ここで倒すぞ」

3人の魔弾戦士は、王蛇に対し攻撃を仕掛けた。しかし、王蛇はベノサーベルでいとも簡単に攻撃を切り払った。

マグナリュウガンオー「何っ!?」
王蛇「どうした? もう終わりか?」
シャンゼリオン「隙ありっ!!」

シャンゼリオンは王蛇が喋っている隙にシャイニングブレードで攻撃を仕掛けた。しかし、王蛇にはその攻撃が見えていたようで、ベノサーベルで受け止められた。

シャンゼリオン「…あら?」
王蛇「馬鹿かお前は?」

その後、シャンゼリオンは王蛇のけたぐりを腹に食らって吹き飛ばされた。

シャンゼリオン「やっぱそう簡単にはやられてくれないよね…」
アバレッド「アバレイザー!!」

アバレンジャーの3人は光線銃のアバレイザーを撃ち、攻撃した。しかし、この攻撃もベノサーベルの前にあっさり切り払われてしまった。

王蛇「…もう終わりか? もっと俺を楽しませろよォッ!!」

王蛇はアドベントのカードをベノバイザーに装填し、契約モンスターのベノスネーカーを召喚した。その後、ベノスネーカーはアバレンジャーの3人に毒液を吐いた。

アバレブルー「くっ! 何だこれは!!」
アバレイエロー「何これ…苦しい…」
アバレッド「これは…毒液だ!!」

溶解性の毒液を食らった3人は、もがき苦しんでいた。

龍騎「よくもアバレンジャーの3人を!!」

龍騎は王蛇に斬りかかったが、あっさり切り払われてしまった。

シン「ZO! J! トリプルライダーキックだ!!」
ZO&J「おう!」

ネオライダーの3人はトリプルライダーキックを放った。トリプルライダーキックは王蛇に命中し、吹き飛ばされたが、王蛇は何事もなかったかのように立ち上がった。

王蛇「戦いはこうでなきゃなぁ!!」
BLACK「何て奴だ! あれを食らってピンピンしているなんて!!」
ナイト「あいつはただのモンスターだ、まともな感情なんて持っていない」
王蛇「ハッハッハ、そろそろ決めてやるか」

王蛇はファイナルベントのカードをベノバイザーに装填した。

龍騎「まずい! みんな、回避だ!!」

王蛇は助走を付け、高く飛びあがった。そして、ベノスネーカーの吐いた毒液に勢いを乗せ、両足で交互に連続蹴りを放った。仮面ライダー王蛇のファイナルベント、ベノクラッシュだ。ベノクラッシュの威力は凄まじく、魔弾戦士の3人とネオライダーの3人、そして仮面ライダーBLACKは地面に倒れ込んだ。

シャンゼリオン「…え? この状況、ヤバくね?」
龍騎「ああ、やばいな」
ナイト「俺達以外のライダーは戦闘不能アバレンジャーの3人も戦闘不能か…」
王蛇「おいおい…お楽しみはこれからだろうが?」
シャンゼリオン「やばい…殺される…!!」
王蛇「そこの銀ピカ! 次はお前だ…」
シャンゼリオン「ひぃぃーっ!!」

すると、どこからともなくハーモニカの音色が聞こえて来た。その音色の主を、アバレンジャーの3人は知っていた。

アバレイエロー「この音…!」
アバレブルー「ま…まさか…!!」
アバレッド「ブラックさん!?」

王蛇と戦っている場所から少し離れた場所に、彼はいた。かつてアバレンジャーの3人と共に戦った戦士、アバレブラックが。アバレブラックはダイノハープの演奏を中断し、王蛇の方を向いた。

王蛇「何だ? お前は?」
アバレブラック「久しぶりにアナザーアースに来てみれば、平和を壊す奴らが再び、私は今、猛烈に悲しいです!」
王蛇「んな事知るか、俺は戦えればそれでいいんだよ」
アバレブラック「何と言う人だ…! 許せません!!」

アバレブラックはダイノスラスターをストームモードにセットし、地面に突き立てた。

アバレブラック「ダイノスラスター! ストームインフェルノ!!」

すると、竜巻が発生し、王蛇とベノスネーカーを空高く吹き飛ばした。

王蛇「何っ!?」
龍騎「今だ!!」

龍騎とナイトはそれぞれファイナルベントのカードを使った。その間にシャンゼリオンも必殺技を放った。

シャンゼリオン「シャイニングアタック!」

すると、シャンゼリオンの身体からシャンゼリオン型のエネルギーが放たれ、そのエネルギーが王蛇とベノスネーカーに命中した。続けて龍騎ドラゴンライダーキック、ナイトの飛翔斬が炸裂した。

王蛇「死ぬのか…? 俺が…この俺が…」

仮面ライダー王蛇とベノスネーカーは地面に叩き付けられ、大爆発を起こして死亡した。

龍騎「これが王蛇の最後か…」
ナイト「最後の最後まで哀れな奴だったな」
アバレッド「でもブラックさん! どうやってこの世界に!?」

アバレブラックは、この地球とは違う地球のダイノアース出身の戦士で、デズモゾーリャとの最終決戦後、ダイノアースに帰った為、今までいなかったのである。

アバレブラック「それが…変なワームホールに飲み込まれて、気付けばここから少し離れた所に…」
ZO「と、言う事は君も異世界からの来訪者と言う事か…」
アバレブラック「まあ、そう言う事になりますね」
アバレブルー「でも、どうやって元の世界に戻るんだ?」
アバレブラック「それが…分からないんです…」
アバレイエロー「じゃあ、戻るまでまた一緒にいられるのね!」
アバレブラック「そう言う事になりますね、どうやらまた悪が現れたようですし…」
アバレッド「それじゃあ、また4人で一緒に頑張りましょう!」
アバレブラック「はい!」

すると、幹部たちがあまりに簡単に倒されたのを情けなく思ったのか、シャドームーンが龍騎たちの前に現れた。そして、その手には複数のマイクロカプセルが握られていた。

BLACK「シャドームーン!」
シャドームーン「見事な戦いだった、褒めてやろう、だが、それもこれまでだ」

そう言ってシャドームーンはカプセルを放り投げた。すると、激しい閃光が放たれ、蜘蛛男、トカゲロン、ゴースター、ハサミジャガー、コウモリフランケン、クモ獣人、ガンガル、アルマジーグ、サタンホーク、タイガーロイドの10大怪人が現れた。どれもかつて栄光の10人ライダーが倒した怪人達である。

シャドームーン「フフフ…こいつらは全てイフィニアドが作り出したクローンだ、勿論、戦闘能力もオリジナル以上だ」
アバレブルー「クッ! この状況で…!!」
アバレブラック「流石に私だけでは対処しきれません!!」
シャンゼリオン「どうにかしてくれよーっ!!」
???「ほっほっほ…わしに任せなさい」
シャドームーン「何者だ?」
???「勇者の仲間の魔法使い、マーリンだ」
シャンゼリオン「ハァ? 何だよこのじいさんは」
マーリン「いやはや、実はアルス達とはぐれてしまってのう…」
シャドームーン「頼みの綱もこいつでは、お前達も終わりだな、やれ!!」

シャドームーンの合図で怪人軍団が一斉攻撃を仕掛けてきた。アバレブラック、龍騎、ナイトは痛手を負った仲間達を庇う為、戦っていたが、シャンゼリオンは既に逃げる準備をしていた。

龍騎「おい! お前も戦ってくれよ!!」
シャンゼリオン「悪い! 俺ちょっと急用を思い出しちまって…」
ナイト「こんな状況でそんな事を言ってる場合か!!」
BLACK「くっ! せめて俺がRXの姿だったら…!!」

すると、逃げる準備をしていたシャンゼリオンがその話題に食いついた。

シャンゼリオン「おい、そのRXってのにはどうやったらなれるんだよ」
BLACK「以前はクライシス帝国に宇宙空間に放り出されてそこで太陽の光を浴びて進化したんだ」
シャンゼリオン「おいおい、そりゃ無理だろ…」
マーリン「…一か八かやってみるかの…」
BLACK「えっ? いけそうですか?」
マーリン「まずはこれじゃ、ラナルータ!!」

魔法使いマーリンはラナルータの呪文を唱えた。すると、驚く事に月が見る見るうちに移動し、太陽と入れ替わった。文字通り、昼夜が逆転したのである。その驚きの光景を目にしたクロストライアルとイフィニアドの面々は驚きのあまり、しばらく硬直していた。

マーリン「どうじゃな、これが昼と夜を入れ替える呪文、ラナルータじゃ」
シャンゼリオン「………」
シャドームーン「………」
アバレッド「す…凄いですね…マーリンさん…」
ナイト「…もう…何でもありだな…」
マーリン「そして次はこれじゃ、ルーラ!!」

マーリンはBLACKを腕で掴んだ状態で移動魔法のルーラを唱えた。すると、2人は空高く飛び上がった。ルーラは一度行った場所に移動できる呪文だが、その移動の際には空高く飛び上がる。マーリンはこの特性を利用し、BLACKに太陽の光を与えようとしたのだ。その作戦は見事成功し、上空でBLACKのベルトのキングストーンに太陽の光が降り注いだ。仲間との協力によって得た太陽の光なせいか、いつもより太陽の光が多く降り注いでいるようにも見えた。

BLACK「いける…! これなら…!!」

その時、上空でBLACKの身体が眩く輝いた。その輝きはまるで、太陽の光のようでもあった。

シャドームーン「くっ! こ…これは…! まさか…!!」

光が収まり、ルーラの効果も終わった2人が地面に着地した時、そこには、太陽の光で進化した黒い仮面ライダーがいた。

???「俺は太陽の子、仮面ライダーBLACK! RX!!」
ZO「復活したか…仮面ライダーBLACK RXが!」
龍騎「黒いボディに真っ赤な目の仮面ライダーBLACK RXか…かっこいいぜ!」
シャドームーン「遂にその姿になったか、ブラックサン!」
RX「イフィニアド! 俺の仲間を傷つけた事、俺が許さん!!」

RXはベルトから光の斬撃武器、リボルケインを引き抜き、怪人軍団に立ち向かった。まずゴースター、コウモリフランケン、クモ獣人をリボルケインで斬りつけ、爆散させた。続いてサタンホークには両足飛び蹴りを放つ技、RXキックを放って倒し、直後にRXパンチでトカゲロンの身体をぶち抜いて倒した。

龍騎「す…凄え…!!」
ナイト「もう全部あいつ一人で十分だな」
アバレブラック「凄いですね! これは私も負けていられません!!」

アバレブラックも負けじとダイノスライサーでアルマジーグを斬りつけ、倒した。続いて龍騎とナイトも同時斬撃でタイガーロイドを斬り裂き、倒した。残った蜘蛛男、ハサミジャガーガンガルはRXのリボルケインでまとめて斬り倒された。かくして、怪人軍団はあっという間に全滅したのである。

シャドームーン「進化したブラックサンの力…これほどまでとは…」
RX「シャドームーン! ここで決着を付けるしかないのか…!」
シャドームーン「ブラックサン、ここでお前と決着を付けるのもいいだろう、来るがいい」
RX(できればシャドームーンとは戦いたくない…だが、みんなを守る為には戦うしかないのか…!)

シャドームーンはかつてRXと親友同士だったが、ゴルゴムに脳改造され、その記憶を失っている。ゴルゴム崩壊後はその記憶を失い、イフィニアドの四天王としてRXを倒す事を目的としているのだ。RXからすれば仲の良かった親友と戦う事になる為、悲しみしかないのである。

RX「シャドームーン、俺は仲間を守る為、ここでお前を止める!」
シャドームーン「止められるものなら止めてみろ、俺はお前をここで倒す! 行くぞ! ブラックサン!」

先手を取ったシャドームーンは、シャドーセイバーで攻撃した。だが、RXはシャドーセイバーをリボルケインで受け止めた。

RX「シャドームーン! うおおおっ!!」

RXはリボルケインを振り、シャドームーンと激しい攻防を繰り広げた。どちらの剣の腕前も非常に高く、かすりはするものの、攻撃が命中する事はなく、完全に互角の戦いが繰り広げられていた。

アバレブラック「凄い戦いですね…!」
龍騎「ああ、こりゃ俺達が入る事はできねえな」

シャドームーンはシャドービームを放って攻撃した。だが、RXはリボルケインで斬り払い、そのままシャドームーンを攻撃した。シャドームーンはその攻撃をシャドーセイバーで斬り払って蹴りを放った。蹴り飛ばされ、地面に倒れ込んだRXだったが、すぐに立ち上がった。

シャドームーン「ブラックサン! 中々やるな!」
RX「俺は仲間を守る為戦っているからな!」
シャドームーン「そうか、それがお前の強さの理由か!」
RX「そうだ!シャドームーン! お前に守りたい者はいるか!」
シャドームーン「守りたい者…だと…?」
RX「俺は仮面ライダーとして人々を守る為、ゴルゴムやクライシス帝国と戦った」
シャドームーン「それがどうしたというのだ」
RX「その戦いの時、いつも人々を守りたいと言う思いが俺に力をくれたんだ!」
シャドームーン「それはお前の思い込みだ、ブラックサン! その程度で強くなれる訳がない!」
RX「いいや、なれるさ! 現に俺がお前とここまで戦えてるのは守りたい者がいるからだ!」
シャドームーン「何だと!?」

ZO「俺も以前ドラスから1人の少年を守り抜いた事がある!」
J「俺だってそうだ、俺も守りたい者がいたからフォッグと戦えた!」
アバレッド「俺達アバレンジャーも、みんなを守る為にエヴォリアンと戦った!」
ゴッドリュウケンドー「ヒーローにとって守りたい者は力をくれる存在なんだ!」
龍騎「そうだぜ! だから俺達はここまで戦ってこれたんだ!」
シン「守りたい人を守るために戦う者の力、それはお前も知っているはずだ!」

シャドームーン「お前達は何故そこまで…」
RX「シャドームーン! お前には既に俺以上の力がある」
シャドームーン「じゃあ、何故ここまで戦える! それも守りたい者の力か!?」
RX「そうだ! 俺は仲間を、人々を守る! その想いが、俺に力をくれるんだッ!!」
シャドームーン「そんな事があるはずがないッ!!」

RXとシャドームーンは同時にパンチを放った。そして、その拳は互いの顔に命中した。

RX「ぐふっ!」
シャドームーン「がはっ!」

RXはパンチを食らったものの、耐えて何とか立っていた。一方のシャドームーンはあおむけに倒れ込んだ。

龍騎「やったぜ!」
RX「…シャドームーン、これが守る者を持っている者の力だ」
シャドームーン「…一つだけ、分かった事がある…」

そう言ってシャドームーンは立ち上がった。

シャドームーン「お前のその力の源が分かった、それは、守りたい者なんだな」
RX「ああ、そうだ」
シャドームーン「そうか…なら俺はそれ以上の力を手に入れて再びお前に挑戦する」

そう言ってシャドームーンはよろめきながら立ち去ろうとした。シャドームーンが立ち去る前にRXはシャドームーンに1つ聞いた。

RX「もうイフィニアドには戻らないのか?」
シャドームーン「もうあんな組織に興味はない、俺は1人で行動する」
そう言ってシャドームーンは去って行った
RX(シャドームーン…守る者がいる者の強さを知ったお前がいつか記憶を取り戻す事を、俺は信じているぞ)

一方、ウルトラ戦士たちはウルトラマンベリアルと戦っていた。ベリアルは以前のようにギガバトルナイザーを使っての戦闘をし、複数のウルトラ戦士相手に互角以上に戦っていた。

ゼロ「くっ! ベリアルの野郎、以前より強くなってやがるぜ!!」
ベリアル「俺は無敵だ! お前らなんぞには負けん!!」

ベリアルはギガバトルナイザーからベリアルジェノサンダーを放ち、周りにいたウルトラ戦士たちを吹き飛ばした。

トリガー「うわあああっ!!」
トリガーダーク「ったく、恐ろしい相手もいるもんだな」

ウルトラ戦士たちも負けじとベリアルに向かって行くが、ギガバトルナイザーで薙ぎ払われ、吹き飛ばされてしまった。

ギンガ「くっ! そっちが武器を使うなら、俺達も使うしかねえな!」

ギンガはギンガスパークランスを、トリガーはサークルアームズマルチソードを、ゼロはゼロツインソードを、エースはエースブレードを、ジャックはウルトラランスを、リブットはスプレッダーロッドを手に取り、更にメビウスとヒカリは光の剣を生み出してベリアルに挑んだ。まず、メビウスとヒカリが斬り込み役として突撃し、ベリアルと激しい攻防を繰り広げている隙に、エースとトリガーが後ろから攻撃を仕掛けた。しかし、ベリアルは高く飛んで回避した。だが、その飛んで回避した隙にゼロは高くジャンプし、ゼロツインソードで斬りつけた。ベリアルはすぐに体勢を立て直し、ベリアルショットでゼロを吹き飛ばした。だが、ベリアルの後ろからギンガがギンガスパークランスでベリアルを攻撃し、前方にいるリブットとジャックの方に吹き飛ばすと、ジャックとリブットの同時攻撃でベリアルにダメージを与えた。すると、ベリアルは不利と分かったのか、戦闘を中断した。

ベリアル「チッ、思ったよりやりやがるな…」
ゼロ「もう諦めろ! ベリアル!!」
ベリアル「へっ、俺はこんな所で死ぬわけにはいかねえな…」

すると、ベリアルはギガバトルナイザーから10体の怪獣をモンスロードした。その怪獣は、ヘドラ、オルガ、メガギラス、ダガーラ、バラン、バルゴン、ギロン、ジャンボキング、タイラント、ファイヤーゼットンで、どの怪獣も強豪怪獣であった。

ベリアル「お前らはこいつらと戦ってやがれ」

そう言ってベリアルはその場を去って行った。

ゼロ「チッ! 面倒な置き土産していきやがって!」

そう言いながら、ゼロはゼロスラッガーを飛ばし、バランを斬り裂いて倒した。

ウルトラマン「今の我々には…!」
ジャック「どの怪獣も脅威ではない!」

ウルトラマンとジャックは同時にスペシウム光線を放ち、ファイヤーゼットンを爆散させた。続けて、エースはギロチンショットを放ち、ジャンボキングをバラバラにして倒した。ギンガはタイラントと交戦し、苦戦はしたものの、ギンガスパークランスでタイラントを斬り裂き、弱ったところにギンガエスペシャリーを放ち、爆散させた。

ネオス「行くぞ! セブン21!」
セブン21「了解だ、ネオス!」

ネオスはネオマグニウム光線、セブン21はレジアショットを放ち、ダガーラを爆散させ、吹き飛ばした。

ティガ「僕達も行くぞ! イーヴィルティガ!」
イーヴィルティガ「了解だ、ティガ」
ガーディー「ガォォォォ!」

ティガはゼペリオン光線を、イーヴィルティガはイーヴィルショットを、ガーディーは光線を放ち、オルガを爆散させ、倒した。

トリガー「後4体か…」
トリガーダーク「なら、一気に決めちまおうぜ、トリガー」
リブット「なら、私も手を貸します!」
トリガー「よし、一気に行こう! ゼペリオン光線!!」
トリガーダーク「OK! ダークゼペリオン光線!!」
リブット「了解です! ギャラクシウムブラスター!!」

トリガーはメガギラスにゼペリオン光線を、トリガーダークはバルゴンにダークゼペリオン光線を、リブットはギロンにギャラクシウムブラスターを放った。ウルトラ戦士の光線を食らった怪獣達は大爆発を起こした。そして、残すはヘドラのみとなった。

ウルトラマン「奴はかなり厄介な怪獣だ、一気に攻めるぞ!!」
メビウス「はい! マン兄さん!!」
ゼロ「なら、一気に行こうぜ!!」

ウルトラ戦士達は全員が光線の発射態勢を整え、一斉に光線を放った。光線は全てヘドラに命中し、ヘドラは爆散し、倒された。こうして、ベリアルの呼び出した怪獣は全滅した。

ゼロ「ベリアル…! いつか必ず決着を付けてやるぜ…!!」

一方、他のクロストライアルメンバーは、ルシファーとダークシャドウの2人と戦っていた。たった2人しかいない為、余裕かと思われたが、この2人の強さは尋常ではなかった。はっきり言って想像を絶する強さで、クロストライアルメンバー達も太刀打ちできずにいた。

ルシファー「リベリオンライトニング…!」

ルシファーが未知の呪文であるリベリオンライトニングを唱えると、神々しい輝きを放つ電撃が空から降り注ぎ、クロストライアルメンバーを攻撃、大打撃を与えた。

ダークシャドウ「デモンジャバー!!」

ダークシャドウはデモンゾーアの技であるデモンジャバーを放った。無数の氷の槍がクロストライアルメンバーを襲い、ダメージを与えた。この危機的状況を前に、カイトとダークカイトは全力を見せる事にした。

カイト「くっ! こうなったら、見せてやる! 俺達の全力を!!」
カイト&ダークカイト「はあぁぁぁぁぁッ!!」
ルシファー「何…!?」

カイトとダークカイトは気合を溜め、その姿を変えた。

ゴッドカイト「超覚醒…! ゴッドカイト…!!」
虚無亜空神「見よ、これが俺の最強の姿、虚無亜空神(きょむあくうじん)だ」
ダークシャドウ「久々にその姿を見せやがったな」
ゴッドカイト「ダークシャドウ! イフィニアド! もうお前達の好きにはさせないぞ!!」
虚無亜空神「すぐにぶっ潰してやる…!」

ゴッドカイトと虚無亜空神は2人同時に破壊光線を放った。しかし、ダークシャドウとルシファーは攻撃を回避し、後方で大爆発が起こった。ダークシャドウはゴッドカイトと虚無亜空神の背後に回り込み、槍で2人を薙ぎ払い、地面に叩き付けた。だが、2人はすぐに復活し、ゴッドカイトはダークシャドウにフレイムパンチを、虚無亜空神はルシファーを蹴りで吹き飛ばした。

ダークシャドウ「くっ! 流石に効いたぜ…」
ルシファー「ほう…中々やるようだ…」
ゴッドカイト「喰らえ!! 獅子抜刀剣!!」

ゴッドカイトは獅子抜刀剣を振り下ろし、大爆発を起こした。あまりの威力に、ダークシャドウとルシファーのいた場所にはクレーターができた。しかし、ダークシャドウとルシファーはその攻撃を回避していた。

ルシファー「さっきのが当たっていたら、流石にただではすまなかったな」
ダークシャドウ「だが、残念だったな、当たりはしなかったぜ」
ゴッドカイト「くっ!!」

その時、ゴッドカイトと虚無亜空神は元の姿に戻った。ゴッドカイトと虚無亜空神は変身できる時間に限りがあり、その時間が経過してしまったのである。

カイト「えっ? もう終わり?」
ダークカイト「らしいな」
イオナ「一番元の姿に戻ってはいけない時に…」
ダークシャドウ「さて…さっきはよくもやってくれたな」
ルシファー「倍にして返してやろう」
カイト「くっ! 後1分変身できていたら勝てたのに!」
ダークカイト「さて、ここからどう反撃する?」
ダークシャドウ「無駄だ、死ねっ!!」

ダークシャドウが襲い掛かろうとしたその時、遠くから光線が飛んできた。ベリアルとの戦いを終えたウルトラ戦士達が駆け付けたのだ。そして、シャドームーンとの戦いを終えた戦士達も駆け付けた。

ゼロ「てめえら! よくも好き勝手やってくれたな!!」
RX「俺達がいる限り、好きにはさせないぞ!!」

ウルトラ戦士達は一斉にダークシャドウ目掛けて光線を放った。ダークシャドウは槍で防御したが、流石に耐えれず吹き飛ばされた。更に、RXのリボルケインで斬りつけられ、ダメージを負った。

ダークシャドウ「くそっ! このクソカス共がぁ…!!」

なおも攻撃を仕掛けようとするダークシャドウであったが、それをルシファーが制止した。

ダークシャドウ「何のつもりだ、ルシファー」
ルシファー「お前にここで死なれては困る、ここは退け」
ダークシャドウ「なるほど…お前は俺の事をよっぽど頼りにしているようだな、分かった」

そう言い残してダークシャドウは瞬間移動で去って行った。

カイト(さて、一難去ったが…もう一難残ってるんだよな…)
ルシファー「さて、こちらは1人しかいないが、どのみちお前達の不利は変わらんよ」
AGE-3「そんな事あるもんか! これだけいるんだ! お前くらい!!」
ルシファー「そうか、ならばこれでどうだ」

ルシファーは背中に白鳥のように美しい純白の翼を生やした。そして、空に飛翔し、翼から光の羽根を飛ばし、クロストライアルメンバーを攻撃した。この攻撃でクロストライアルメンバーの大半が大ダメージを受け、ほぼ全てのメンバーが戦闘不能となり、地面に倒れ込んだ。だが、まだデスティニーとAGE-3が倒れずに立っていた。

ルシファー「ほう…中々やるようだな…」
デスティニー「俺達を舐めてもらっては困る!」
ルシファー「そうか…ならばこれでどうだ」

何と、ルシファーは蒼乃目掛けて真空波を飛ばした。蒼乃は地面に倒れ込んでおり、その攻撃を避ける事ができない。

蒼乃「ッ!!」
デスティニー「やらせるかぁぁーっ!!」

デスティニーは蒼乃の代わりに真空波を食らい、吹き飛ばされた。

デスティニー「ぐ…ううぅぅぅ!」
蒼乃「デスティニー…!」
デスティニー「クッ…翼と脚をやられたか!」
ゴッドリュウケンドー「おい…あれ、まずくないか…?」
MOGERA「まずいな…あの様子じゃ身動きが取れない…!」

そのデスティニーを、ルシファーが狙っていた。

デスティニー「…!?」
ZO「動けないデスティニーを狙っている!?」
ルシファー「これで、おしまいだなガンダム
フォースインパルス「デスティニー!!」
デスティニー「くぅっ…!」

デスティニー自身も今の状況を見て、死を覚悟していた。その時、デスティニーを守る為、身代わりとなった一人のガンダム族がいた。若きガンダム族、ガンダムAGE-3である。

AGE-3「うおぉぉぉぉーっ!」

AGE-3はAGE-3フォートレスに換装し、頑丈な砲身でルシファーのリベリオンカリバーを受け止めた。だが、当然ダメージは入っており、AGE-3の身体には激痛が走った。

AGE-3「う…ぐうぅぅっ!」
ギンガ「AGE-3…!?」
デスティニー「AGE-3…お前!」
ルシファー(身を挺して仲間を庇った…!?)

ルシファーはこの行動に興味を持ったのか、何度もAGE-3を攻撃した。

AGE-3「うわああぁぁぁっ…!」
アリア「やめて、AGE-3! それ以上食らったら…!!」
デスティニー「俺の事はいい! 早くこの場を離れろ!」
AGE-3「僕は大丈夫です…絶対に守ります…!!」
デスティニー「AGE-3、いいからやめろ! お前には俺なんかより守りたい人がいるはずだろ!!」
ガイア「デスティニー…!」
AGE-3「デスティニーさん、それは違います! 僕にとっては、デスティニーさんだって守るべき大切な仲間です!!」
デスティニー「…!」
AGE-1「AGE-3…!」
AGE-3「うおおおぉぉぉぉッ!」

AGE-3はルシファーを砲身で殴り飛ばし、直後、AGE-3ノーマルに換装してルシファーと交戦した。だが、デスティニーは何もできない自分に怒りを覚えていた。

デスティニー「クッ…動けよ、俺の体! 俺の仲間が…! AGE-3が、このままじゃ!」
???「デスティニー、何をしている」

その声の主は、デスティニーの良く知る人物であった。

デスティニー「その声は…レジェンド…!?」

レジェンドガンダムはデスティニーの戦友であり、共に数々の戦いをくぐり抜けてきたが、2年前のメサイア陥落の際にデュランダル議長と共に炎の中に消えて消息を絶っていた。だが、そのレジェンドが今、目の前に現れたのである。

レジェンド「デスティニー、お前の大切な人を守る為、俺も力を貸してやる」
デスティニー「レジェンド…!」
レジェンド「さあ、行くぞ、今のお前には、守るべきものがあるはずだ」
デスティニー「…ありがとう、レジェンド、後でゆっくり話を聞かせてもらうぞ」
レジェンド「ああ」

デスティニーはSEEDを発現させ、翼に光の翼を発生させた。そして、痛む体に鞭打ってデスティニーは再び立ち上がった。大切な仲間を守る為、もう二度と誰も失わない為に。

デスティニー「行くぞ! この力で…今度こそ俺は、大切なものすべてを守ってみせる!! AGE-3、俺たちで切り拓くんだ! 自らの運命を…この命が、在る限り!」
AGE-3「はい!!」

デスティニーは高エネルギー長射程ビーム砲を、レジェンドは突撃ビーム機動砲を、AGE-3はブラスティアキャノンを撃ってルシファーを攻撃した。ルシファーは魔導障壁を張って防御したが、破られてしまい、合体攻撃を食らって大爆発を起こした。だが、なおも生きており、ガンダム族の力に驚愕していた。

ルシファー「な、なんという力だ…!!」
フォースインパルス「デスティニー! レジェンド! AGE-3!」
デスティニー「やっと驚いた姿を見せたな! ルシファー!!」

驚いた事をデスティニーに指摘されたルシファーはすぐに冷静さを取り戻し、この状況を作ったきっかけであるAGE-3に興味を示した。

ルシファー(AGE-3…奴は本当にこの戦いを終わらせる人物かもしれん…一度レギルスに合わせてみるとするか…)

すると、ルシファーはAGE-3を球体のバリアで包み、自身の所に引き寄せた。

AGE-3「何だ!?」
AGE-1「AGE-3!!」
ルシファー「安心してくれたまえ、彼は私が一度借りる、しばらくしたら返しに来るさ」

そう言ってルシファーはAGE-3と共に姿を消した。

デスティニー「AGE-3! くそっ!!」
AGE-1「おのれ! イフィニアドめ! AGE-3を攫うとは! やはり奴らは悪魔だ!!」
蒼乃「ですが、あの四天王はしばらくしたら返しに来ると言っていました」
ストライクノワール「あの言葉が本当ならいいのですが…」
AGE-1「奴らは信用できん! もしAGE-3に何かしようものなら絶対に生かしてはおけん!」
デスティニー(AGE-3…今度は俺達がお前を助ける番だ…! 必ず助けに行ってやるからな!)

一方その頃、クロストライアルメンバー達の戦っている場所から離れた場所にドラゴニュート達4人がいた。そのドラゴニュート達の前に現れたのは、奏真とラズだった。

ラズ「久しぶりね、ドラゴニュート
奏真「やっと俺達と来る気になったか? ドラゴニュート
ドラゴニュート「悪いな、俺は兄ちゃん達と一緒に行く気にはなれない」
ラズ「何で? 私はあなたの本当の姉なのに…」
ドラゴニュート「俺だって、ラズ姉ちゃんの想いに応えたい…でも…」
ラズ「ラズ姉ちゃん…? 今、ラズ姉ちゃんって言ったわよね…!?」
ドラゴニュート「え…? いけなかった…?」
ラズ「全然OKよ! むしろもっと言って! お願い!!」
ドラゴニュート「分かった! 分かったから! 離れてくれ! 息ができない!!」

ドラゴニュートの顔にはラズの胸が押し付けられており、ドラゴニュートは呼吸困難になっていた。その様子を間近で見ていたアイラは少し嫉妬していた。

ラズ「ごっ…ごめんね…私ったらもう少しで実の弟を自分の胸で窒息死させるところだったわ…」
ドラゴニュート「はぁ…しっかりしてくれよ…」
奏真「で、ドラゴニュート、本当に俺と一緒には来れないのか?」
ドラゴニュート「ああ、俺はイフィニアドの手先にはなりたくないからな」
奏真「そうか…俺がお前を連れて行く先にはお前の本当の母親であるノラルさんがいるんだがな」

その言葉に、ドラゴニュートは強く反応した。

ドラゴニュート「何だって!? でもノラルさんは死んだはずじゃ…」
奏真「イフィニアドが埋葬した遺体をすぐに掘り起こして蘇生させたんだ」
ドラゴニュート「…そんな事が、可能なのか?」
ラズ「可能よ、遺体がバラバラになってたり、白骨化してたりとかじゃなかったらね」
奏真「これが地球とイフィニアドの技術の差だ」
ドラゴニュート「…今、母さんはどうなってるんだ?」
奏真「セカンドムーンでコールドスリープ状態になっているよ」
ラズ「ドラゴニュート、これが証拠の写真よ」

そう言ってラズはドラゴニュートに写真を一枚手渡した。そこには確かにコールドスリープの装置に入れられたノラルの姿があった。ノラルはドラゴニュートが以前見た記憶の中のまま、若い姿を保っていた。

ドラゴニュート「…これは本当の写真なんだろうな」
ラズ「本当の写真よ、フェイクなんかじゃないわ、それとも、私達の事が信用できない?」
ドラゴニュート「あまり信用はしていないな」
ラズ「んもう!ドラゴニュートったら…」
シオリ(ドラゴニュート…本当はノラルさんに会いたいのに、我慢してるのね…)
奏真「ドラゴニュート、俺達と一緒に来ないか?」
ラズ「今ならお友達も一緒に連れて行かせてあげるわよ~」
ドラゴニュート「…ごめん、それでも俺、行けないよ」
奏真「…そうか、強情な奴だな」
ラズ「なら、力づくで連れて行くしかないわね」
ドラゴニュート「やっぱりそう来るか!!」
奏真「安心しろ、誰も殺しはしない」

奏真はエビルライトニングを唱えた。右掌から黒い電撃が放たれ、ドラゴニュート達を攻撃し、エビルライトニングを食らったアイラとファヴールは地面に倒れ込んだ。

ドラゴニュート「アイラ! ファヴール!」
奏真「安心しろ、気絶させただけだ」
ラズ「言ったでしょ? 誰も殺しはしないって」

すると、シオリが奏真たちに対して攻撃を仕掛けた。

シオリ「斬月刀奥義 弐の型 五月雨」

シオリは空高く飛びあがり、一瞬で10個の真空波を飛ばし、攻撃した。だが、奏真はエビルライトニングを唱え、真空波を迎撃した。

シオリ「くっ! 斬月刀奥義 参の型 流星」

シオリは再び空高く飛びあがり、エネルギーを纏った刀で急降下した。しかし、奏真は装備している大剣、ダーインスレイヴで流星を切り払った。

シオリ「ッ! 私の攻撃が…通用しない…!?」
奏真「はぁっ!!」

奏真は剣を振り、巨大な真空波を発生させた。シオリは真空波に吹き飛ばされ、そのまま地面に倒れ込んだ。

ドラゴニュート「シオリ!!」
奏真「ちょっとやりすぎたな」
ラズ「奏真の攻撃を食らって生きてるはずはないから、あの子は死んだかもね」
奏真「奴を連れて行くのは諦めるか」
ドラゴニュート「そんな…誰も殺さないって言ったのに…!!」

その時、ドラゴニュートは怒りのあまり龍化しようとしていた。だが、それに気づいた奏真はドラゴニュートの鳩尾を殴り、ドラゴニュートを気絶させた。

奏真「…悪いな、ドラゴニュート、流石に龍化されたら手に負えないからな」
ラズ「さて、後はセカンドムーンまで連れて行くだけね」
奏真「そうだな」
ラズ「ドラゴニュート、きっと喜ぶわよ、だって本当のお母さんに会えるんだもの」
奏真「フッ、そうだな」
ラズ「ところで、こっちのお友達はどうやって運ぼうか?」
奏真「安心しろ、おい!」

奏真が合図を送ると、3人の少女が現れた。奏真の部下であるターニャ、ミーナ、ノクトの3人である。3人は主に戦闘や工作、偵察などを得意とする兵士で、奏真とラズの命令を忠実にこなす優秀な部下である。ちなみに、紫髪ロングがターニャ、赤髪ポニーテールがミーナ、緑髪ツインテールがノクトである。

奏真「お前達3人はその女2人を運べ」
ターニャ「了解しました」
ミーナ「私が金髪の子を運ぶからノクトはそっちの黒髪の子をよろしくね」
ノクト「分かったわ、任せて」
ラズ「それじゃ、ドラゴニュートは私が運ぶわ、だって私のかわいい弟だもの」

その後、ターニャが一応と思ってシオリの元へ向かうと、シオリの生存が確認された。

ターニャ「奏真さま、この人はまだ生きています」
奏真「何っ!?」
ミーナ「奏真さまの攻撃を食らって生きてるなんて…!!」
ノクト「とんだ生命力ね」
奏真「よし、そいつも連れていけ」

ロストロウランでの戦いを終え、一夜が明けた2101年1月4日。クロストライアルのメンバー達はロストロウランの基地でイフィニアドに攫われたAGE-3を救出するための作戦会議を始めていた。しかし、ルシファーがどこに向かったか分からない為、作戦は難航していた。

デスティニー「クッ、AGE-3、一体どこにいるんだ…」
ビルギット「F91、お前のニュータイプの勘ってのでどうにかならないか?」
F91「無茶言うな、俺はセンサーじゃないんだぞ」
龍騎「いくらニュータイプとでも、万能じゃないんだな」
AGE-1「くそっ! やはりイフィニアドはヴェイガンと同じ悪魔だ! 奴らはこの世から消し去らねばならん!」
サイバスター「おいおい、ちょっと落ち着けって」
AGE-1「これが落ち着いていられるか! AGE-3はこの戦いを終わらせる可能性を秘めていたのだぞ!」
レジェンド「AGE-1さん、少し落ち着いてください、今、その為の作戦会議をしています」
AGE-1「くっ…!」

すると、デスティニーがある疑問を投げかけた。

デスティニー「そう言えばレジェンド、お前は何で今更姿を現したんだ?」
フォースインパルス「そうよ! てっきりあのメサイア攻防戦で死んじゃったと思ってたもの!」

メサイア攻防戦は今から約2年前の出来事である。様々な組織が現れ、その組織との戦いが次々と終結した時期にその戦いは起こった。結果、地球統合軍とザフト、コスモ・バビロニア連合とのメサイア攻防戦は、地球統合軍の勝利で終わった。当時、デスティニーとフォースインパルスはデュランダル議長の掲げるデスティニープランに賛同できず、ザフトを抜けたが、レジェンドは最後までデュランダル議長に賛同していた為、対立する事となった。最後は戦いの末、レジェンドはデュランダル議長と共にメサイア内部で炎の中に消えたはずであった。そして、レジェンドは自身が生存していた理由を皆に語り始めた。

レジェンド「あの時、俺はギルに生きるようにと言われてメサイアを脱出したんだ」
デスティニー「そうだったのか? 俺はあの時死んだと思ってたんだよ」
レジェンド「ギルはきっと、戦いが終わっても脅威が訪れる事を予感していたんだと思う…」
フォースインパルス「まあ、議長ならきっとイフィニアドの襲来も予感しているわよね」
レジェンド「そしてあの後、ある人達に助けてもらって共に活動していた、そして、お前達がロストロウランにいる事を知って助けに来たんだ」
デスティニー「そうだったのか、で、その助けてくれた人って誰だ?」
レジェンド「それは…」

すると突然、会議室にあったモニターに海賊の様な風貌をした漆黒のガンダム族が映し出された。その姿は、かつてヴェイガンとの戦いで活躍したガンダム族に酷似していた。そして、その正体を、AGE-1はよく知っていた。

AGE-1「貴様…AGE-2か?」
龍騎「えっ…!? AGE-2!?」
翼「AGE-2って、AGE-1元司令が現役だった頃、その直属部隊にいた地球統合軍のエース!?」
ストライクノワール「ある戦闘でMIA…作戦中行方不明になっていたと聞いていたが、まさか生きていたとは…」

すると、AGE-2は口を開いた。

AGE-2「宇宙海賊ビシディアンのキャプテン、AGE-2だ、俺がレジェンドを助けた人物だ」

そして、AGE-2はAGE-1の方を向いた。

AGE-2「こうやって、直接話すのは本当に久しぶりだな、父さん」
AGE-1「貴様に父と呼ばれる筋合いはない!!」

AGE-1の怒鳴り声は会議室内に響き渡った。その声と言葉に、クロストライアルのメンバーは驚きを隠せなかった。

AGE-1「今更、よくもぬけぬけと私の前に姿を見せられたものだ!!」

突然始まった親子喧嘩に、クロストライアルのメンバーは困惑した。

シャンゼリオン「え…? 何がどうなってんだ?」
カイト「あの人はAGE-1さんの息子じゃないのか?」
AGE-2「いや、正真正銘、AGE-1元司令の息子さ」
AGE-1「黙れ! 何の連絡も寄越さないばかりか、そのあげくに海賊だと!? ふざけるな!!」
レジェンド「落ち着いてください、AGE-1元司令、これからAGE-2さんから大事な話があります」
AGE-1「そんなもの…!!」

いつまで経っても話が進まない為、蒼乃が代わりに用件を聞いた。

蒼乃「AGE-2さん、用件は何でしょう?」
AGE-2「話が早くて助かる、用件は至って簡単だ、AGE-3の救出の為、クロストライアルに協力して欲しい」
ギンガ「救出…!? って事は、AGE-3の居場所が分かってるって事か!?」
AGE-2「ああ、AGE-3の居場所はセカンドムーンだ」

セカンドムーンとは、火星圏に建造されたコロニーで、ヴェイガンの本拠地だ。ヴェイガンの民は皆、マーズバースディ計画で火星に移住した人類であったが、マーズレイと呼ばれる現象のため、数多くの人々が命を落とした結果、軌道上に避難所として設置されたのが、セカンドムーンなのである。

アリア「セカンドムーンと言えば…ヴェイガンの本拠地よね? 何でそんな事が分かるの?」
AGE-2「俺がセカンドムーンの周辺を探っていたら、イフィニアドの四天王専用艦が見えた、その後、レジェンドの報告を受けて確信したって訳だ」
AGE-1「おのれヴェイガンにイフィニアドめ! AGE-3をセカンドムーンに連れて行って何をする気だ!!」
AGE-2「恐らく、AGE-3から強さの秘密を探るのだろう、あの子にはそれだけの可能性がある」
デスティニー「確かに、AGE-3は凄い奴だよ、戦い方も天才そのものだし」
F91「あいつのXラウンダー能力、あれのおかげで俺達はロストロウランで死なずに済んだしな」
ゼロ「って事は、早く助けに行かねえとヴェイガンは更に力を増すって事か…」
RX「だが、どうやって火星まで向かうんだ?」
蒼乃「大丈夫よ、セイバークルーザーは大気圏外でも航行可能だから」
ストライクノワールミネルバJr.も大気圏外で航行可能だ」
ストライクフリーダムアークエンジェルも大気圏外で航行できます」
F91「スペースアークも旧型艦だが、一応航行可能だ」
セリック「ディーヴァはもっと旧型だが、宇宙に出る事はできるよ」
機龍「Gフォースの新・轟天号も一応宇宙に出れるはずよ」
トリガー「ナースデッセイ号は…どうだろう? 多分出れます!」
AGE-2「どうやら決まったようだな」
カイト「よし! 早速出発だ!」
AGE-1「…本当はこんな海賊の事は信用したくはないが、時は一刻を争う状況だ、今回は協力してやろう」
AGE-2「ありがとう、では、月の近くで落ち合う事にしよう」
蒼乃「それでは、クロストライアル艦隊は早速宇宙に出ます」
デスティニー「よし、それじゃあ、俺達も準備するぞ!」
レジェンド「ああ」

こうして、クロストライアルのAGE-3救出作戦は開始された。

一方、攫われたAGE-3とドラゴニュート達は、セカンドムーンの応接室に連れてこられていた。特に暴行を受けたりはせず、ただ単に捕虜として扱われていた。そして、この場にはAGE-3とドラゴニュート達以外には、ガンダムレギルス、ルシファー、奏真、ラズの4人がいた。

ルシファー「レギルスよ、クロストライアルの捕虜を連れて来たぞ」
レギルス「ご苦労だった、ルシファー、私としてもクロストライアルの人間には会ってみたくてな」
AGE-3「………」
ドラゴニュート(あいつが、ヴェイガンの最高指導者、ガンダムレギルスか…)
シオリ(ここからでもただ者じゃないオーラが漂ってるわね…)

すると、黙っていたAGE-3が口を開いた。

AGE-3「僕達をここに連れてきてどうするつもりですか?」
レギルス「何、君達と話してみたいと思っただけだ、以前からクロストライアルの人間には興味があってね」
ドラゴニュート「それは何故だ?」
レギルス「君達は圧倒的戦力差のイフィニアドに対し、何度も勝利を収めてきた、それに興味があったのさ」
AGE-3「僕達は世界の平和を守るクロストライアルです、だからお前達みたいな悪者には絶対に負けられないんだ!」
ドラゴニュート「俺もだ、イフィニアドもヴェイガンも、人の命を容易く奪っている、そんな奴らに負ける訳にはいかない!」

その話を聞いていたレギルスは、ドラゴニュートに対して語り掛けた。

レギルス「だが、君の隣にいる金髪の少女も元イフィニアドと聞いたが?」
ドラゴニュート「アイラは違う! アイラはイフィニアドだったけど、ちゃんと人間の心を持っている!」
レギルス「それがもし、イフィニアドやヴェイガンにも該当すると言ったら?」
AGE-3「…えっ?」
レギルス「…分かった、君達に外出の許可を与えよう、少し街に外出してくるがいい」
ラズ「では、監視役は私にお任せください」
ドラゴニュート「…俺達に、外出を…?」

その後、AGE-3達はセカンドムーンの街へと外出した。そこは殺風景な街ではあったが、多くの人間が暮らしていた。ヴェイガンの兵士達は全員人間を特殊な技術でMS族に進化させたものであり、戦闘をしない一般市民たちは全員人間のままなのである。そんな人間たちがこのセカンドムーンには多く暮らしているのだ。

アイラ「…セカンドムーンに住んでる人達、人間ばかりですね…」
ドラゴニュート「…こうして見ると、ヴェイガンの奴らも俺達と同じ人間なんだな…」
ラズ「まあね、あなた達が戦ってる相手がMS族だから何とも思わなかった?」
ドラゴニュート「ああ、ヴェイガンの奴らは倒すべき敵だと思ってたよ」
ラズ「まあ、そうなるわよね…」

ドラゴニュート「ところで、いつ俺の母さんに会えるんだ?」
ラズ「ああ、今コールドスリープから目覚めさせたから1時間もすれば会えると思うわ」
ドラゴニュート「そうか、よかった…」

その時、アイラが10歳ぐらいの少年に突き飛ばされた。

アイラ「キャッ!」
少年「へへっ、こいつは頂いていくぜ!」

その少年の手には、アイラの財布が握られていた。

ドラゴニュート「おい! ちょっと待て!」
少年「待てと言われて待つ馬鹿いるかっての!」

少年はその場を立ち去ろうとしたが、その少年の前に立ち塞がった別の少年がいた。

???「またお前か…」
少年「ディ…ディーン!?」
ディーン「ひったくりはやめろって言ってるだろ!!」
少年「ちょ…ちょっとしたジョークだよ、これは返すから、またな…」

少年はディーンと呼ばれた少年に盗んだ財布を渡すと、一目散に逃げていった。

ディーン「これ、お前のか?」
アイラ「はい…ありがとうございます…」
ディーン「お前達、この辺りで見ないな…ガンダム族や変わった格好の人もいるし…余所者だな?」
AGE-3「まあ、そう言う事になるけど…」
ディーン「そうなのか…ん?」

ディーンは、アイラの足から血が出ている事に気づいた。突き飛ばされた際に足を怪我したのであろう。

ディーン「お前、怪我してるじゃねえか、だらしねえな…俺についてきな」

AGE-3達は、ディーンの家に向かった。そこでアイラは足に包帯を巻いてもらった。

ディーン「ほら、これでおしまいだ」
アイラ「ありがとうございます」
ディーン「さっきの奴だけどさ、悪く思わないでやってくれ、この辺も色々と大変で、みんな必死で生きているんだ」
AGE-3「みんな…必死で…」
ドラゴニュート(ヴェイガンの人達も、俺達と何も変わらない…俺達と同じ人間なんだな…)

すると、ベッドの方から1人の少女が現れた。まだ幼く、見た感じだと病弱な少女と言ったところだろうか。

???「お兄ちゃん、その人達、誰?」
ディーン「寝てろ、ルウ!」
ドラゴニュート(ルウ…?)
AGE-3「あ、僕はガンダムAGE-3」
アイラ「私はアイラです」
ファヴール「ファヴールと申します」
シオリ「私はシオリよ」
ラズ「私はラズ、ラズ・ランバニア」
ドラゴニュート「俺はドラゴニュートドラゴニュート・ブラウスピカだ」

ルウ「初めまして、私はルウ、みんな変わった人達だね」
AGE-3「変わった人達…? 確かに、僕はガンダム族だけど…」
ルウ「ガンダム族? ガンダム族ってあのガンダム族だよね!」
ドラゴニュート「ああ、地球で様々な伝説を残した事で有名な種族だ」
ルウ「その地球の話、私に聞かせてくれない?」
ディーン「ルウ!」
ルウ「お兄ちゃんお願い、外の話が聞きたいの、いいでしょ?」
ディーン「………」

AGE-3「僕ならいいけど…」
ルウ「本当!?」
ドラゴニュート「ああ、別に構わないさ」
アイラ「ディーンさん、よろしいですか?」
ディーン「あんた達がいいなら別に…」
ルウ「ありがとう、みんな!」
ドラゴニュート「ああ」

その後、AGE-3達はルウに様々な地球の話を聞かせた。地球にいる動物や怪獣と様々な生き物の事や、海にいる魚の事、ウルトラ戦士や仮面ライダーの事、そして地球全体の自然の事など、様々な事を聞かせた。その話を、ルウはとても楽しそうに聞いていた。ルウの嬉しそうな表情を見たAGE-3は嬉しくなり、もっと話を聞かせた。ディーンの家に来てからしばらくすると、ラズの通信デバイスに一つの通知が届いた。ドラゴニュートの母親であるノラルが面会できる状態になったらしい。その話を聞いたドラゴニュートは、アイラたちを残してラズと共にディーンの家を後にした。ちなみに、出て行く際にきちんと断りの言葉は入れている。ルウは少し寂しそうにしていたが、また別の日に来ると言ったら喜んでいた。その後、ドラゴニュートはラズに連れられ、セカンドムーンの応接室に向かった。そこには、記憶の中の姿そのままのノラルの姿があった。ノラルはドラゴニュートの姿を見ると、じっと見つめた。

ラズ「ほら、ドラゴニュート、お母さんに何か言いたい事はない?」
ドラゴニュート「あ…えっと…本当に、母さんなんだよね?」

ドラゴニュートの声を聞いたノラルは、目に涙を溜めてドラゴニュートを抱きしめた。

ノラル「ドラゴニュート…私がコールドスリープになっている間にこんなに大きくなって…私はあの時からずっと歳を取ってないのに…」

ドラゴニュートを抱きしめたまま、涙を流すノラルを見たドラゴニュートは複雑な気持ちであった。ずっと母親と思っていた人物は本当の母親ではなく、今、目の前にいる人物が本当の母親だと言う事、そう考えると、ドラゴニュートはどうすればいいのか分からなかった。それを見かねたラズは、ドラゴニュートにある事を伝えた。

ラズ「ドラゴニュート、我慢しなくていいのよ、泣きたければ泣けばいいわ」

その言葉を聞いたドラゴニュートは、ノラルにある事を聞いた。

ドラゴニュート「母さん…母さんは俺の本当の母さんなんだよね?」
ノラル「そうよ、私はあの日、必死にあなたを守った、そしてあなたはあの後、ずっと駆さんの下で育ったのね」
ドラゴニュート「そうだよ、でも、イフィニアドのせいで俺達の平和は壊された、だから今俺はイフィニアドと戦ってるんだ」
ノラル「ドラゴニュート…あなたって本当に立派になったのね…」

ノラルは再びドラゴニュートを抱きしめた。ドラゴニュートもノラルを抱き返し、遂にずっと我慢していた涙を流した。

ラズ「ドラゴニュート…本当のお母さんに出会えてよかったわね…」

AGE-3とドラゴニュート達が火星へ来て3日経った。あれからAGE-3達は毎日ルウに会いに来ていた。ルウの方も、AGE-3達と会えることを楽しみにしており、AGE-3達の方もルウに会えることを楽しみにしていた。ドラゴニュートもあれから実の母であるノラルと生活し、今まであった出来事をノラルに話したりしていた。そしていつしか彼らは、火星での暮らしを満喫していたのだ。しかし、彼らは満喫しつつも忘れていない事が2つあった。まず1つ、まだイフィニアドやヴェイガンとの戦いは終わっていないと言う事。そしてもう1つ、レギルスや奏真は、AGE-3やドラゴニュートの事を利用しようとしている事、暮らしを満喫しつつも、それらの事は決して忘れてはいなかった。そして彼らは信じていた、必ず助けが来ることを。その事を信じつつ、彼らは今日もルウに会いに行った。

ドラゴニュート「よっ」
ルウ「みんな、また来てくれたんだね!」
アイラ「ごめんね、ルウちゃん、ここしばらく毎日遊びに来て…」
ルウ「ううん、私、身体が弱くて外に出られないから、みんなにもっともっと会いに来てほしいよ」
ドラゴニュート「その事なら大丈夫さ、AGE-3も君に会う事を楽しみにしてるようだしな」
AGE-3「えぇ…!?」
ルウ「ありがとう、AGE-3! 私も毎日AGE-3に会えて嬉しいよ!」
AGE-3「あ…えっと、その…」
ディーン「おい、あまりAGE-3を困らせるよ」
ドラゴニュート「大丈夫、AGE-3は困ってるんじゃなくて、照れてるだけだから」
ルウ「そうなの?」
AGE-3「ち…違うよぉっ…!」

そう言ってAGE-3は顔を赤らめながら慌てて外に出ていった。

ルウ「私、怒らせちゃったのかな?」
ドラゴニュート「大丈夫さ、さっきも言ったろ? 照れてるだけだって」
シオリ「あの子ぐらいの年齢だと、結構恥ずかしがり屋も多いからね」
ルウ「そうなんだ」
ドラゴニュート「じゃ、俺ちょっと様子見てくるわ」

そう言って、ドラゴニュートも外に出ていった。一方のAGE-3は、路上に座り込み、一人で考え事をしていた。これまでの生活で、ヴェイガンも自分達と同じ人間であることを知ったからだ。

AGE-3(ヴェイガンの人達も、やっぱり僕達と同じだった…嬉しい事に喜んで、辛い事に悲しんで…生まれや環境は何も関係ない…)

その時、AGE-3の脳内には、今まで命を奪ってきたヴェイガンの兵士達がフラッシュバックした。彼らも、ここに住む人たちと同じ様に家族を持ち、喜んだり悲しんだりしながら暮らしていたのだろう。きっとシャナルアが伝えたかったのは、こういう事だったのだと気付いた。

AGE-3「人って事は、その人達の生活があるって事なんだ…分かっていたはずなのに…」
ドラゴニュート「実際に見せられると、嫌でも思い知らされるよな」

そう言って、ドラゴニュートもAGE-3の横に座り込んだ。

AGE-3「ドラゴニュートさん…」
ドラゴニュート「あのレギルスってガンダム族が、俺達に街を見させたのは、こういう風景を見せる為だったんだろうな…」

そのドラゴニュートの表情も、真剣な表情であった。きっと彼も、AGE-3と同じく、何か思う事があったのだろう。

AGE-3「…でも、あの人達は僕達を利用しようとしているはずです、現に、僕達が攫われた理由もそうなんでしょう?」
ドラゴニュート「…まあ、そうだろうな、でもさ、俺達が今見てる現実は本物、違うか?」
AGE-3「………」

とても重たいテーマを背負わされた2人は沈黙を保った。しばらくすると中々帰ってこない2人を心配したのか、ディーンがやって来た。

ディーン「AGE-3にドラゴニュートさん、こんな所にいたのか」
AGE-3「ディーン…」
ドラゴニュート「悪い、様子を見てくるつもりが逆に見に来られちまったよ」
ディーン「いえ、そうではなくて、皆さんにお願いしたい事があるんです」
AGE-3「お願いしたい事?」
ディーン「もう…ルウに会いに来ないでほしい」
AGE-3「え…?」
ディーン「友達とかできるとさ…あいつ自身辛くなるだけだから…」
ドラゴニュート「それって一体、どういう事だ?」
ディーン「あいつはマーズレイにかかっている…もって後3ヶ月らしいんです…」
AGE-3「!?」
ディーン「不公平だよな、何も悪くないのに死ななきゃならないなんて…! 地球の奴らはぬくぬくと安全な所で暮らしているッ!!」
AGE-3(地球が安全って…)
ドラゴニュート「…なあ、そのマーズレイって病気は一体どんな病気なんだ?」
ディーン「この火星圏に住む人間を蝕む悪魔の様な死病です、治療する方法が存在しない為、かかれば最後です」
AGE-3(そんな…!!)
ディーン「俺達をこんな目にあわせて、自分達だけ…そんなのあるかよ…地球種どもめ…」
ドラゴニュート(絶対に助からない死病…ここに住む人達は死の恐怖に恐れながら日々暮らしているのか…)
ディーン「でも、信じている、レギルス様が俺達を地球に帰してくれる日が来るって…行ってみたいよな、地球…」
AGE-3(…マーズレイなんて病気は地球にはない病気だ、レギルスなら、その病気について詳しい事を知ってるはずだ、それなら…)
ドラゴニュート(…奏真兄ちゃんやラズ姉ちゃんに聞いてみよう、きっと何か、助ける方法があるはずだ…)

2101年1月7日、クロストライアルの艦隊が宇宙海賊ビシディアンの戦艦であるバロノークと合流し、ヴェイガンの本拠地であるセカンドムーンへと向かっていた。クロストライアルのメンバーの中には当然、初めて宇宙に出る者が多い為、宇宙に興味津々の者もいれば、少し怯える者もいた。戦艦の気密性などに関しては、出発前に念入りにチェックした為、どの戦艦も空気漏れなどはなく、無事に航行できている。これも偏に地球の技術力の賜物と言った所だろう。クロストライアルの旗艦であるセイバークルーザー内では、セイバークルーザー隊の面々が会話をしていた。

イオナ「どの艦も無事に航行できているようですね」
デスティニー「まあ、出発前に時間をかけて念入りにチェックしたからな」
ネクサス「宇宙に出る事なんてここ最近はありませんでしたからね」
蒼乃「旧時代はよく宇宙に出たらしいけどね」
Gセイバー「らしいですね、でもその時代に作った宇宙ステーションもイフィニアドとヴェイガンのせいで全てパーになりましたけどね」
ライング「じゃあ、平和になった世界でまた作ろうよ!」
イミング「それが一番いいですね、うんうん」

ソウル「で、結局この2人も付いて来たと…」
イオナ「すみません、私のかつての戦友ですので、どうか許してあげてください」
エクセリア「別にいいわよ、戦力は多い方がいいもの」
ソウル「見た感じ、実力はありそうだしな」
イオナ「ありがとうございます」

メンバー達は話をしながら警戒に当たっていた。しばらくすると、艦長席の隣に長い物が置かれている事に気づいた。

デスティニー「蒼乃さん、それは一体何ですか?」
蒼乃「ああ、これね、これはアリスさんからのお届け物よ」
流羽「アリスさんから? って事は、武器か何かかな?」
蒼乃「去年の大晦日の日に急に送られてきてね、何かなと思って見てみたら黒いヴィエルジュだったの」
カイト「ヴィエルジュって確か、ドラゴニュートの剣だよな?」
イオナ「その2本目って事ですか?」
蒼乃「そう言う事になるわね、同封の手紙にも、ドラゴニュートさん、新しい試作品ができたから使ってくださいとしか書かれてなかったし…」
レイラ「いい加減な人ね…」
デスティニー「でも、あの人らしいや」
カイト「なら絶対、この黒いヴィエルジュ、ブラックヴィエルジュはドラゴニュートに届けてやらないとな!」
蒼乃「そうね、絶対に届けてあげなきゃ!」

その直後、急に敵襲の警報が鳴り出した。

蒼乃「敵襲!?」
穂乃果「前方より接近する艦隊あり! 数16、イフィニアドです!!」
デスティニー「くっ! やはりあいつらか!!」

イフィニアドの戦艦は、小型無人戦闘機ビースタルを発進させた。約80機近くあるビースタルの編隊がレーザーを連射し、クロストライアルの艦隊に攻撃を仕掛けた。

カイト「あのチビメカ、あんな弱そうな見た目の癖に中々やるぞ!!」
デスティニー「蒼乃さん、ここは俺達に任せてください!!」
蒼乃「分かったわ、今宇宙に出れるのはMS族とウルトラ族ぐらいしかいないものね」
ネクサス「了解です、必ず全員で生きて帰ってきます」

そう言って、ネクサス達はカタパルトの方に向かって行った。デスティニー達がカタパルトで宇宙に出ると、外には既に他のウルトラ族とMS族、ビルバインダンバインサイバスターがいた。そしてそこにはバロノークのキャプテン、ガンダムAGE-2ダークハウンドもいた。

レジェンド「AGE-2さんも出るんですね」
AGE-2「ああ、君達が頑張ってるのに俺だけ戦わないのもおかしいからな」

そんな話をしていると、ビースタルの編隊が総攻撃を仕掛けて来た。それに対し、ウルトラ族はバリアで防御、ガンダム族はシールドで防御し、攻撃を防いでいた。一方、ビルバインダンバインは敵の攻撃をかいくぐり、オーラソードでビースタルを両断し、撃墜した。一方のサイバスターもディスカッターでビースタルを片っ端から撃墜していた。

ストライクフリーダム「中々やるね、彼ら」
インフィニットジャスティス「俺達も負けてられないな」

他のガンダム族は全員、ビームライフルでビースタルを撃墜、ウルトラ族も光線技でビースタルを撃墜していた。あっという間に残機は残りわずかとなったが、イフィニアドの戦艦は残りのビースタルを全機発進させた。その数は100機近くに上り、戦力の違いを思い知らせた。だが、クロストライアルの戦士達は、この程度では諦めなかった。彼らが向かう先には、助けるべき仲間がいるからだ。

AGE-2「…俺はイフィニアドの戦艦を叩く」
F91「そんな無茶な! 一体どうする気だ?」
AGE-2「こうするのさ」

そう言ってAGE-2はサメ型の長距離高速飛行形態、ストライダー形態に変形した。そしてその形態のまま、目にも止まらぬスピードで宇宙を移動、一気にイフィニアドの戦艦に接近し、元の姿へと戻った。

メビウス「凄い…! あれがAGE-2さんの実力…!!」
ギンガ「滅茶苦茶かっこいいぜ!!」

AGE-2は右腕に装備した巨大な槍、ドッズランサーでイフィニアドの戦艦群に次々と風穴を開け、轟沈させた。その間、ガンダム族とウルトラ族は戦艦を守りつつ、最後は一斉攻撃でビースタルの編隊を全機撃墜した。ビースタルを全滅させた頃には既に、イフィニアドの戦艦も全艦轟沈していた。こうして、イフィニアドの襲撃から無事、切り抜ける事に成功したのであった。その後、全員がそれぞれの艦に帰艦し、目的地であるセカンドムーンに向け、艦を発進させた。全ては、大切な仲間であるAGE-3の奪還の為である。

一方、セカンドムーンのレギルスの部屋では、AGE-3とドラゴニュートが話をする為に訪れていた。レギルスの部屋にはレギルス以外にも奏真とラズがおり、今からとても大切な話が行われる事は明白であった。レギルスも、AGE-3とドラゴニュートの真剣な表情を見て、今から始まる話の重要さに気づいていた。

レギルス「…AGE-3にドラゴニュートか、何か私に話があるようだな?」
AGE-3「はい、僕達の力の一部をあなた達に与えます」
ドラゴニュート「その代わり、マーズレイの特効薬みたいなのを渡してくれませんか?」
ラズ(この子達…もしかしてあのルウって子の為に、自分達の力を与えるって言うの…?)
奏真「レギルス様、どうされます?」
レギルス「いいだろう、その取引、引き受けた」

その後、レギルスが奏真に合図を送った。合図を受けた奏真は、AGE-3とドラゴニュートに黄緑色のエネルギー波を放った。このエネルギー波は対象の力を抜き取る効果を持っており、攻撃能力はないが、力を抜き取られる際にはわずかながらの痛みが走る。1分ぐらいそのエネルギー波と照射されると、奏真の手には2人の力の一部である掌サイズのオーブが2つあった。それは白と青のオーブであり、白がAGE-3、青がドラゴニュートの物である。

レギルス「君達の力、確かに受け取った、ラズ、薬を渡してやれ」
ラズ「分かりました、レギルス様」

ラズの手から渡された薬を手にした2人は喜んでおり、明日必ずルウに渡しに行こうと約束をした。

AGE-3「ありがとうございました、レギルスさん」
ドラゴニュート「この薬、大切に使わせていただきます」

そう言って、2人はレギルスの部屋から出ていった。

ラズ「………」
奏真「あまり嬉しそうではないな、ラズ」
ラズ「…ええ、あの薬はマーズレイの薬であっても、マーズレイを完全に治療はできない」
奏真「ただ進行を遅らせるだけ、そうだろ?」
ラズ「ええ、だからあのルウって子はもう助からない、その事を知ったらあの子達はどう思うか…」
奏真「確かにそうだな…」

2人はしばらく黙っていたが、レギルスが2人に力のオーブについて聞いた。

レギルス「2人から奪ったその力、これからどう使うつもりだ?」
奏真「はい、まずAGE-3の力はXラウンダー兵士の量産の為、そしてドラゴニュートの力は、ドラゴニュートのクローンを生み出す為に使います」
レギルス「クローンだと…?」
奏真「はい、名付けてダークドラゴニュートと言った所でしょうか」
レギルス「中々面白い事に使うようだな、期待しているぞ」
奏真「はっ」

ドラゴニュートとAGE-3が自分の力の一部と引き換えに手に入れた薬によって、ルウの容体はある程度良くなってきていた。薬はかなり苦かったようで、ルウは嫌そうにしていたが、2人がせっかく持ってきてくれた薬だからと我慢して飲んでいた。ディーンは薬を持ってきてくれた事を2人に感謝していた。

ディーン「AGE-3、ドラゴニュートさん、本当にありがとうございます」
ドラゴニュート「別に礼なんかいいって」
AGE-3「僕達はただ薬を持ってきただけだから」
ディーン「それが助かるんだよ、何せ、医者にだって滅多に見せられないぐらいなんだ…」

その時、ディーンはある疑問を持っていた、2人はどこからマーズレイの薬を持ってきたのかと。

ディーン「なあ、こんな貴重な薬、どうやって手に入れたんだ?」
ドラゴニュート「え? ああ、この薬か…」
AGE-3「ちょ…ちょっとね…」

自分の力の一部と引き換えに薬を手に入れたと言ったら、果たしてルウやディーンは何と思うだろうか、そう考えた2人は、あえてごまかす事にした。一方、ルウは絵日記に何かを書いていた。角度的に何を書いているかは分からなく、アイラはルウに聞いてみる事にした。

アイラ「ねえ、ルウちゃん、何を書いてるの?」
ルウ「ふふふ、内緒」
アイラ「内緒か~それは残念」

薬を飲んで元気になったルウを見たディーンは、ルウにある提案をした。

ディーン「…あのさ、外にでも行ってみたらどうだ?」
ルウ「え!? いいの? お兄ちゃん?」
ディーン「2人の持ってきた薬だって飲んでるし、少しくらい出かけたっていいだろ」
ルウ「やったー!」
アイラ「良かったね、ルウちゃん」
ドラゴニュート「そうと決まれば、早速行こうぜ、勿論、ルウの行きたい場所へな」

その後、ドラゴニュート達はルウの行きたいと言う場所へ向かった。ルウの行きたい場所と言うのは、ジャンクの丘と言う場所で、ルウの住んでいる辺りで一番景色が綺麗な所らしい。

ドラゴニュート「ここがルウの来たかった場所か?」
ルウ「うん! ここからの景色が綺麗なんだ!」
ファヴール「景色が綺麗、ですか…」
AGE-3(緑も無く、透き通った湖も無い、ただ冷たく固い石で造られた世界…)
ドラゴニュート(でも、ルウ達にとっては…)
ルウ「ここね、私が病気になる前によく来てた場所なんだ、だから、大切な思い出の場所なの!」
アイラ「そうなんですね、確かに、凄く綺麗です」
ルウ「えへへ、嬉しいな」

すると、ディーンがふと呟いた。

ディーン「地球はここよりもっと綺麗なんだろうな…」
ドラゴニュート「………」

ディーンの言った事は、図星であった。例えば、アロイス峡谷でドラゴニュートとアイラが見た景色、あれはここと比べれば天と地ほどの差である。その時、ルウも地球の話題に反応した。

ルウ「地球かぁ…行ってみたいな…ここじゃない、新しい世界を私も見てみたい…」
AGE-3「………」
ルウ「AGE-3、ドラゴニュートさん、本当にありがとう、またここに来る事ができて嬉しかったよ」
AGE-3「ううん、また必ず来よう、ルウ」
ドラゴニュート「ああ、また来ような、必ず」
ディーン「………」
AGE-3(これでいいんだ…これで…僕の力はみんなを守る為にあるんだ…これでルウが救えるなら、これで…)
ドラゴニュート(これが正しかったかは、俺には分からない、でも、大切な命を救えるなら、俺は…)

その後、ドラゴニュートはAGE-3たちと別れ、ノラルの下へと向かった。

ノラル「ドラゴニュート、お帰りなさい」
ドラゴニュート「母さん、ちょっと聞きたいんだけどさ、何でヴェイガンの人達は地球を攻撃するんだ?」
ノラル「え?」
ドラゴニュート「俺さ、ここでの生活で実感したんだ、ヴェイガンの人達も俺達と同じ人間だって事、でも、地球を攻撃する理由については詳しく知らないんだ」
ノラル「…それはね、ヴェイガンの人達は火星移住計画の失敗によって地球から見捨てられた人達だからよ」
ドラゴニュート「火星移住計画って、旧時代に行われたマーズバースディ計画だよね?」
ラズ「その通りよ、ドラゴニュート
ドラゴニュート「ラズ姉ちゃん…奏真兄ちゃん…」
ラズ「地球の歴史だとマーズバースディ計画によって火星に移住した人間は全員死亡したって事になってるわよね?」
奏真「だが、彼らは火星にセカンドムーンと言うコロニーを建設し、生き延びた、だが、そこで新たな死病が発生したんだ」
ドラゴニュート「それが、マーズレイ…」
奏真「そう、テラフォーミングの失敗で発生した人体に有害な微粒子によって引き起こされる死病…」
ラズ「磁気嵐によってコロニーに巻き上げられるこの微粒子は、火星に住む者達の最大の問題なのよ」
ドラゴニュート「じゃあ、ヴェイガンの人達は、これらの理由の復讐の為に…」
ノラル「悲しいけど、そう言う事なのよ、ドラゴニュート
ドラゴニュート(だから、ルウやディーンは地球にあれだけ憧れていたのか…マーズレイのない、美しい風景のある地球に…)

2101年1月10日、クロストライアルは宇宙空間でも活動できるMS族とウルトラ族を中心に、AGE-3救出部隊を編成、セカンドムーン内へと侵入していた。セカンドムーンのコロニー内にクロストライアルのメンバーが侵入した事は、当然ヴェイガン側にも知れ渡っており、ヴェイガン側はその対応に追われていた。

ダナジン「ザムドラーグ様! コロニー内にビシディアン及びクロストライアルの兵士が侵入したとの報告が!」
ザムドラーグ「何!? ならば兵を送り、奴らを始末しろ!!」
ダナジン「了解です!」
ザムドラーグ(奴らの目的は、あの捕虜のガキ共だろうな、ならば、こちらも対応するだけだ)

その頃、セカンドムーンの客室にいるドラゴニュートやAGE-3は、ヴェイガンの兵士に攻撃を受けていた。ザムドラーグの出した抹殺命令により、クロストライアルに救出される前に始末される事になったのだ。武器を奪われ、まともに戦う事の出来ないドラゴニュート達は、魔法を唱え、ヴェイガンの兵士達と交戦していた。だが、ドラゴニュートは以前の様な容赦のない攻撃は行っておらず、低威力のファイアで戦力を奪ったり、気絶させたりして戦闘不能にしていた。

ドラゴニュート「大丈夫か? みんな?」
アイラ「は…はい、何とか…」
ファヴール「しかし、何故いきなり抹殺命令が下ったのでしょうか…」

その時、物陰でドラゴニュート達を狙い撃とうとしているヴェイガンの兵士がいた。その事にドラゴニュート達は気づいておらず、その銃口はAGE-3に向けられていた。

ドラゴニュート「AGE-3! 危ない!!」
AGE-3「え?」

ヴェイガンの兵士がビームライフルを撃とうとしたその時、蹴りを食らわして兵士を気絶させたガンダム族がいた、ガンダムAGE-2ダークハウンドだ。

AGE-2「怪我はないようだな」

AGE-3は、会った事のないそのガンダム族の事を知っていた。過去に写真の中でのみ見た事のあるその姿、今はその時の姿とは違うものの、AGE-3は彼を知っていた。

AGE-3「とう…さん…?」
AGE-2「待たせたな、AGE-3」
ドラゴニュート「あのガンダム族がAGE-3のお父さんか…」
ファヴール「ガンダムAGE-2、過去のヴェイガンとの戦いで活躍したと記されています」

その後、少し遅れて他のクロストライアルメンバーもやって来た。

ネクサス「AGE-2さん! AGE-3くんは見つかりましたか?」
デスティニー「…って、ドラゴニュート!? 何でこんな所に!?」
ドラゴニュート「いや、ちょっと色々あってな…」
AGE-2「君達もAGE-3の仲間か、なら話は早い、脱出艇は用意してある早く向かうぞ」
AGE-3「ちょっと待って、父さん、僕、一緒に連れていきたい人達がいるんだ」
ドラゴニュート「俺も、一緒に連れていきたい人がいる」
デスティニー「お前…この忙しい時に何を…」
AGE-2「いいだろう、だが、できるだけ早く頼むぞ」
AGE-3「うん!」
ドラゴニュート「じゃあ、ちょっと行ってくる!」

そう言って、AGE-3はルウの下へ、ドラゴニュートはノラルの下へと向かった。セカンドムーンのディーンの家に向かったAGE-3は、大急ぎでディーンの家に駆けこんだ。

AGE-3「はぁ…はぁ…ディーン! ルウ!」
ディーン「…AGE-3か…来てくれたんだな…」

ディーンの様子は、いつもの様子と違っていた。その様子に、AGE-3はある違和感を覚えた。

AGE-3「…ディーン、ルウは…?」
ディーン「ルウは…死んだよ」
AGE-3「え…?」
ディーン「もう、限界だったんだ…」

ベッドには、綺麗な表情で息を引き取ったルウがいた。その表情は眠ったようにも見え、とても死んでるようには見えなかった。

AGE-3「は、はは…嘘、だよね…? 僕を驚かせようとしてるだけなんでしょ…?」
ディーン「最後まで、笑ってたよ、ルウは幸せだったと思う、お前達のおかげだ…」
AGE-3「っ…! そんな事ない…僕は何も…」
ディーン「ほら、見てみろよ、これ…」

ディーンがAGE-3に手渡したものは、ルウの絵日記だった。絵日記には、彼女に決して来ることのない未来の事が書かれていた。AGE-3の誕生日の日にAGE-3に対して感謝の言葉を綴ったメッセージカードを書いた事、そして、AGE-3やドラゴニュート達と共に地球にやって来てここで新しい生活が始まると言う事、どれも、命を落とした彼女にはない未来、AGE-3は絵日記を見ながら大粒の涙をこぼした。

ディーン「お前やみんなと出会って、あいつは…希望の意味を知ったんだ…」
AGE-3「う、うぅぅ…ルウ…ぅぅぅ…」
ディーン「…その日記、お前が持っていってくれないか?」
AGE-3「え…?」
ディーン「お前にあいつの事、覚えていてほしいんだ…もう…二度と会えなくなるんだろ…?」
AGE-3「!? ディーン…もしかして…僕達の…事…」
ディーン「早く行けよ!」
AGE-3「…!」
ディーン「行ってくれ…頼む…でないと、俺は…」
AGE-3「…ごめん…ごめん、ディーン…!」

そう言い残し、AGE-3はディーンの家を後にした。

その頃、ドラゴニュートはノラルのいる部屋へ来ていた。しかし、そこでは既に奏真とラズとその部下が先回りしており、ノラルは彼らに人質として囚われていた。

ドラゴニュート「母さん…!!」
ノラル「ドラゴニュート…」
奏真「動くな、ドラゴニュート、少しでも動けば、お前の母親の首が飛ぶぞ」

ノラルの首には奏真の愛剣、ダーインスレイヴが添えられており、文字通り、少しでも動けばノラルの命はなかった。

ドラゴニュート「奏真兄ちゃん! やめてくれ! 俺は…兄ちゃん達と戦いたくない…!!」
奏真「ならば、俺達の下に残れ、それが一番最善の方法だ、それとも、母親を犠牲にして仲間の下に残るか?」
ドラゴニュート「…俺には、どっちも選べない…」
ラズ「じゃあ、どうする気なの?」
ドラゴニュート「奏真兄ちゃんもラズ姉ちゃんも、母さんも、みんなで一緒に戻るんだ!」
奏真「甘いな、俺が今更お前達クロストライアルに力を貸すとでも?」
ドラゴニュート「聞いてくれ、兄ちゃん、俺、ここでの暮らしは楽しかった、そして、火星の人達も俺達と同じ様に苦しんでるって分かった」
奏真「だから何だ」
ドラゴニュート「俺、地球の人達も、火星の人達も、みんな助けたいんだ、その為には、兄ちゃんやラズ姉ちゃんの力が必要なんだ!」
ラズ「私達の力が…?」
ドラゴニュート「誰も悲しまない世界を作る…それが俺の目指す道だ!!」
奏真「誰も悲しまない世界…か…」

奏真たちは以前のドラゴニュートなら絶対言わないその言葉に感化された。敵を倒して平和な世界を作るのではなく、敵と共存しようとするその姿勢、奏真たちは彼ならきっと世界を変える事ができると確信した。

ラズ「…ねえ、奏真、もういいんじゃない…?」
奏真「…俺もラズも…あいつの平和ボケな考え方に感化されたのかもな…」

すると、奏真はノラルの首元からダーインスレイヴを降ろした。

ドラゴニュート「兄ちゃん…!」
奏真「俺達が味方に付いた所で、イフィニアドに勝てるかは分からんが、お前と共に戦うのも悪くはないかもな…」

すると、奏真は部下の3人に合図を出した。部下の3人であるターニャ、ミーナ、ノクトの3人は、どこかへと去って行った。

奏真「お前に同行するついでだ、大河も連れてきてやろう」
ラズ「あなた達から預かっていた武器も持ってきてくれるわよ」
ドラゴニュート「え…? でも大河は冷凍刑に処されたんじゃ…」
奏真「つい最近、冷凍刑から解放して牢獄に入れていたんだ、お前には内緒でな、フッ、どうやら俺もお前達に感化されたようだな…」

しばらくすると、部下の3人が大河と武器の入ったケースと共にやって来た。大河は茶髪ショートカットで緑の瞳をした平凡な少年であった。久々に兄であるドラゴニュートを見た大河は、驚いた様子を見せていた。

大河「兄さん!」
ドラゴニュート「大河、久しぶりだな、無事でよかった…」
大河「で、これからみんなでここから脱出するんだよね?」
ドラゴニュート「ああ、急がないと追手が来るからな、早く行くぞ」
大河「うん!」
奏真(さて…戻るはいいが、蒼乃に何と言われるか…)

セカンドムーン周辺では、クロストライアルのMS族とウルトラ戦士を中心に、攻撃を仕掛けてくるヴェイガンの部隊と交戦していた。部隊を指揮するのは、ザムドラーグと言う大型のMS族であり、高い火力と防御力を生かし、クロストライアルの面々を苦戦させていた。だが、AGE-2率いる突入部隊がAGE-3達を救出する事を信じ、彼らはヴェイガンの部隊と激しい戦いを繰り広げていた。

サイバスター「ったく、あいつらはまだ帰ってこないのかよ?」
F91「大丈夫だ、きっとAGE-3を連れて帰ってくるさ」

そんな話をしていると、セカンドムーンから一隻の脱出艇がやって来た。護衛にはデスティニーとネクサス、そしてAGE-2がいた為、この脱出艇にはAGE-3がいる事が確定していた。すると、その脱出艇にザムドラーグが気付いた。

ザムドラーグ「フフフ…どうやらあれにあのガキ共が乗っているようだな」
ビルバイン「まずい!」

ザムドラーグは脱出艇にビームクローで攻撃を仕掛ける為、接近した。それに対しネクサスは蹴りを放ち、ザムドラーグを吹き飛ばした。    

ネクサス「この中には僕の仲間がいるんだ、絶対にやらせはしない!!」

続けてデスティニーは大型の剣、アロンダイトを手に取り、ザムドラーグ目掛けて振り下ろした。だが、ザムドラーグはその攻撃を間一髪回避し、ビームクローでデスティニーを殴り飛ばした。そのままデスティニーは脱出艇にぶつかり、脱出艇は大きく揺れた。

ドラゴニュート「おっと! どうやら外では激しい戦いが起きているようだな」
ノラル「大丈夫かしら…」
アイラ「大丈夫ですよ、私達のお仲間は頼りになりますから」
ファヴール「そうです、クロストライアルは地球最強の部隊ですから」
奏真「地球最強の部隊…か…」
大河「兄さんはそんな強い部隊の一員なんだね!」
ドラゴニュート「いや、俺なんてまだまださ」

シオリ「…ねえ、AGE-3がいない事、気付いてる?」
ノラル「そう言えば、どこにもいないわね…」
ラズ「AGE-3なら、さっき発進口の方に向かって行ったけど…」
ドラゴニュート「いつの間に…」
アイラ「と、言う事はヴェイガンと戦いに行ったんじゃ…」

アイラの推測通り、AGE-3は宇宙に出てザムドラーグと戦っていた。

AGE-3「………」
ザムドラーグ「フン、ガンダム族のガキめ、逃げたんじゃなかったのか?」

すると、AGE-3は無言のまま、ビームサーベルザムドラーグの腕や足を斬りつけ、戦闘ができなくなる程度のダメージを与えた。

ザムドラーグ「ぐあぁっ! 貴様、何を!?」
AGE-3「今すぐ撤退してください、僕は、命まで奪いたくありません」
デスティニー(AGE-3…)
AGE-2(なるほど、それがお前の選んだ道か…)

だが、ザムドラーグは痛む腕と足を動かし、なおも戦おうとした。その時、セカンドムーンの方から1体のガンダム族が現れた。そのガンダム族とは、ヴェイガンの首領、ガンダムレギルスであった。

AGE-2「レギルス…!」
ザムドラーグ「レギルス様!」
ネクサス「ヴェイガンの首領が自ら現れるなんて…!」
レギルス「退がれ、ザムドラーグ、この場は私が預かる」
ザムドラーグ「了解しました、ザムドラーグ、撤退する!」

そう言い残し、ザムドラーグはその場を後にした。

レギルス「さて、クロストライアルの諸君、少し相手をしてもらおうか…」
AGE-3「レギルスさん…僕は…」
デスティニー「AGE-3、今はあいつと話し合ってる場合じゃない!」
ネクサス「相手はヴェイガンの首領、無事で帰れる保証はないからね」
AGE-3「…分かりました」

デスティニーはアロンダイトで、AGE-3はビームサーベルで攻撃を仕掛けた。しかし、レギルスはビームサーベルで切り払い、無力化した。続けてネクサスは胸のエナジーコアからコアインパルスと言う光線を放った。だが、レギルスは素早く回避し、ネクサスをビームサーベルで斬りつけた。

ネクサス「強い…!」
デスティニー「流石、ヴェイガンの首領と言った所だな!」
AGE-2「下がれ、あいつは俺が相手をする」
レギルス「AGE-2か…久しぶりだな」

AGE-2とレギルスは学生時代を一緒に過ごした友人であったが、卒業式の日にレギルスがヴェイガンであることを告白、その後、幾度となく戦いを繰り広げたライバルなのである。

レギルス「お前が相手なら、本気で行った方がよさそうだな…」

すると、レギルスは体の周りに光の球を発生させた。この球はレギルスビットと言い、飛ばして攻撃するほか、一か所に集めてバリアのように防御をする事ができるのである。

レギルス「行けッ!!」

レギルスがビットを飛ばすと、AGE-2やデスティニー、ネクサスに命中し、後方で航行していた脱出艇にもかすってしまった。

ドラゴニュート「うあっ!?」
アイラ「な…何ですか!? 敵の攻撃ですか!?」
奏真「どうやら、レギルスとお前の仲間が戦ってるようだな」
ドラゴニュート「そんな…! くっ! 助けに行きたいけど、俺は宇宙に出れない…」
ファヴール「…出れますよ」
ドラゴニュート「…えっ?」
デスティニー「くっ! これがヴェイガンの首領の力か…!!」
レギルス「そろそろトドメと行くぞ!」

その時、レギルスの前に現れたのは、ファヴールに乗ったドラゴニュートであった。ファヴールには、宇宙でも活動できる空気のバリア、エアフィールドを発生させる機能が付いており、この機能を使う事で、ドラゴニュートは宇宙に出る事が可能なのである。当然、突然現れたドラゴニュートには、全員驚いていた。

デスティニー「…ドラゴニュート、お前、何してんの?」
ドラゴニュート「いや、エアフィールドを発生させれば宇宙に出れるってファヴールが言ったからさ」
ネクサス「本当に無茶するよ、君は」

だが、なおもレギルスはレギルスビットで攻撃を仕掛け、ドラゴニュート達はそれを回避するので精一杯であった。

AGE-3「もうやめてください…! 僕はあなたのおかげでヴェイガンも僕達と変わらない同じ人間なんだって事を知った!」
ドラゴニュート「AGE-3…」
AGE-3「だから、みんながこの事を知れば、少なくともヴェイガンとの戦争は終わるはずです!」
レギルス「戦争は終わる、か…ならば一つ教えてやろう、前ヴェイガンの代表であるイゼルカント様がこの戦争を始めた理由は、ヴェイガンを地球に移住させる為ではない事を」
デスティニー「何!?」

レギルスは語り始めた、前ヴェイガンの代表、イゼルカントの本来の計画、プロジェクト・エデンを…。怪獣災害や怪人との戦い、そして人間同士の終わりのない争いと言った旧世紀から続く戦乱の歴史を見て来たイゼルカントは、このままではいずれ人類は滅びると感じた。そして、イゼルカントは決して争い事をしない、賢い者達を集めた人類の創造に着手する事にした。その為にイゼルカントはヴェイガンと地球統合軍との戦争を勃発させ、極限状態における人間の能力を調べ上げ、その上で優れた人類種を選び出す事にしたのだ。イゼルカントは志半ばでマーズレイが発病し、命を落としたが、プロジェクト・エデンの計画はレギルスが引き継ぎ、続行。だが、その途中で宇宙帝国イフィニアドが地球に襲来、計画は困難に思えたが、イフィニアドの皇帝はこの計画に乗ると同時にヴェイガンを支援した、そして現在もプロジェクト・エデンは継続中と言う事である。この事を知ったデスティニーやネクサスは激怒した。

デスティニー「ふざけるなッ! そんな事が、許されると思っているのか!」
レギルス「許す、許さないの問題ではない、イゼルカント様は生前こう仰っていた、選ばれた者達による新たな理想郷を築き上げなければ人類は滅びると…」
ネクサス「そんな事、傲慢だとは思わないのか!?」
レギルス「傲慢だと思うなら、思ってくれても構わない、だが、人類が争いをやめるならいいと思わないか?」
AGE-3「でも、それじゃあ…選ばれなかった人達はどうなるの?」
レギルス「大いなる理想の為に犠牲はつきものだ」
ドラゴニュート「ふざけるなッ! 大いなる理想の為に犠牲はつきものだと? ふざけんじゃねえぞ! 命は何よりも大切なものだろうが!!」
レギルス「今すぐ理解しろとは言わない、だが、お前達には私と共に来てほしい、共に新世界の扉を開く為に…!」
ドラゴニュート「断る!」
レギルス「何故そこまで否定する、お前もヴェイガンの世界を見て人の争いが世界にどんな悲しみをもたらすのか知ったのではないか?」
ドラゴニュート「ああ、知ったよ、だがな、犠牲の上に成り立った平和なんて、俺は望まない!!」

ドラゴニュートの言葉に続き、先ほどまで口を閉じていたAGE-3も口を開いた。

AGE-3「あなたの目指す世界は確かに理想郷なのかもしれない…でも、そこには…シャナルアさんが…ルウがいない!」
レギルス「何を…そのような小さい事にこだわり、大局を見失うな」
ドラゴニュート「小さい事…か…レギルス、そんな考えのお前には一生分からないだろうな」
AGE-3「ルウに…家族に生きてほしいって、みんなに生きてほしいって願うのは誰だってある事じゃないか! それを無視していいわけないよ!」
レギルス「…お前達ならば、理解できるかと思ったが…残念だよ…」

すると、レギルスはレギルスビットでドラゴニュート達を攻撃した。先ほどより攻撃が激しく、レギルスはプロジェクト・エデンを否定するドラゴニュート達を抹殺するつもりでいるのだ。

ネクサス「くっ! これが奴の本気か!!」
レギルス「私は必ず実現させねばならん! 全てはこの戦争の先にエデンを創り出す為に!!」

ドラゴニュート達はレギルスビットの嵐を受け、ダメージを負っていた。

レギルス「ここで消えろ! AGE-3! ドラゴニュート!」

レギルスの放ったレギルスビットは、ドラゴニュートのAGE-3の腹部を貫通した。

デスティニー「ドラゴニュート!!」
AGE-2「AGE-3!!」

腹部を貫かれた2人は、どんどん意識が遠のいていき、やがて、彼らの目の前は真っ暗になった。目の前が真っ暗になった2人は、やがて何も感じなくなった。これが全ての生物が行きつく先の「死」なのか、このまま全てが無となり、消滅してしまうのか、その先には、苦しみも悲しみも無い世界が待っているのか、そうあってくれればどれほど幸せだろう。だが、彼らにはまだやるべきことがある。ここで死んでいる暇はない。しかし、自分達は先ほど体を貫かれ、命を落としてしまった。もう、生き返る事は出来ない、戻る事も出来ない。その時、2人の胸の中にある炎が輝きだした。これは、命の炎か、それとも仲間の祈りか。その炎の中に、見えるものがあった。それは、今までこの世界を守るために戦った戦士達、一年戦争グリプス戦役を戦ったガンダム族、地球を守る為に戦ったウルトラ戦士、ショッカーやデストロンと戦った仮面ライダー、その他にも、この世界を守る為に戦った戦士達の姿が見えた。そう、彼らの戦いの上、この世界は成り立っている。すると、ドラゴニュートとAGE-3の目の前に光が見えた。彼らには地球を守り抜いた戦士達と同じく、やるべきことがある。2人は手を伸ばし、光を手にした。彼らが光を手にしたその時、命の炎が消えていた2人の体が輝きだした。

デスティニー「な…何だ…!?」
ネクサス「2人の体が…光ってる…!?」
ファヴール「マスター…!」

その輝きが収まった時、2人の姿は変わっていた。ドラゴニュートは髪が長くなり、白い髪が背中辺りまで伸びていた。青い瞳も以前より透き通っており、顔つきも中性的な顔から女性的な顔になっていた。服装も昔の様な青い服装ではあったものの、赤いマントを羽織っており、以前とは別人のようであった。

一方のAGE-3は白と青が主体の見た目になっており、肩や腰、腕や背中に緑色のブレード、Cファンネルが装備されていた。その姿はAGE-3の時とは全く違っており、AGE-1、AGE-2、AGE-3の全てを超越したまさに最終進化形態と言った姿であった。

デスティニー「ドラゴニュートとAGE-3の姿が変わった!?」
ネクサス「進化したのか…!?」

ファヴール「マスター…とうとう女性になってしまったんですか…」
ドラゴニュート「待て待て! 俺は男のままだって! てか、声まで女みたいになってるし…」

ドラゴニュートの声は以前よりも高くなっており、知らない人が聞いたら確実に女性と間違えるレベルであった。

AGE-3?「僕…進化したんだ…」
AGE-2「なら、お前は今日からAGE-FXに改名だ」
AGE-FX「FX?」
AGE-2「Follow X-Rounderの略だ、いつかお前が進化した時、名前を変えようと思っていたんだ」
AGE-FX「AGE-FX…か…」

その時、レギルスはレギルスビットを放ってきたが、ドラゴニュート達は間一髪回避し、大事には至らなかった。

レギルス「進化して復活したか…ならもう一度体を貫くまでだ!!」
ドラゴニュート「くそっ! あくまでも俺達を殺す気かよ!!」

その時、遠くから猛スピードで迫ってくる人物がいた。人物の正体はカイトであり、手にはブラックヴィエルジュが握られていた。

カイト「ドラゴニュート! 無事だったか!」
ドラゴニュート「カイト!? お前なんでここに!?」
カイト「いや、何か嫌な予感がしてな、飛んできたんだ」
デスティニー「てか、お前も宇宙に出れたのかよ…」
カイト「ああ、どうやらそう言う体質らしくてな、前も宇宙に出た事があったし」

カイトはドラゴニュートにブラックヴィエルジュを手渡した。

ドラゴニュート「これは…もう一本のヴィエルジュ!?」
カイト「ああ、アリスさんがくれたもう一本のお前の剣だ!」
ドラゴニュート「よし! AGE-FX! 俺に合わせろ!」
AGE-FX「はい! みんなで生きて帰る為、僕も戦います!」

ドラゴニュートはファヴールに乗り、AGE-FXと共にレギルスに向かって行った。

ドラゴニュート「スパークブレードダブル!!」
AGE-FX「Cファンネル! 展開!!」

ドラゴニュートは電撃を纏った2本のヴィエルジュで、レギルスをX字に斬りつけ、ダメージを与えた。一方のAGE-FXは、体中に装備されたCファンネルを展開し、脳波で遠隔操作してレギルス目掛けて放った。遠隔操作されたCファンネルはレギルスの体を斬り裂き、この2回の攻撃でレギルスはかなりのダメージを負った。

レギルス「くっ! 馬鹿な! これほどまでとは…!!」
AGE-2「レギルス! まだやるつもりか?」
レギルス「この状況、どう見ても私が不利だ、私は一旦形成を立て直す、だが、お前達とはいつか必ず決着を付けるつもりだ」

そう言い残し、レギルスは撤退した。

AGE-2「今がチャンスだ、俺達も撤退するぞ!」
AGE-FX「うん!」

ドラゴニュート達は戦闘中域から離脱した。その後、無事に安全空域まで離脱し、アイラたちの乗る脱出艇とも合流した。その後、ドラゴニュート達が脱出艇に戻ると、姿の変わったドラゴニュートとAGE-FXを見て、アイラやノラル達が驚いていた。

アイラ「えっと…何があったんですか?」
ドラゴニュート「いや…俺に聞かれても進化したとしか…」
ラズ「一瞬女の子かと思ったわよ、でも、そんなドラゴニュートも好き」
ノラル「見た目が変わったとはいえ、無事でよかったわ」
ドラゴニュート「母さん…」

2101年1月17日、セカンドムーンから無事帰還したドラゴニュート達はセイバークルーザーへ帰還、AGE-FXはディーヴァに帰還し、仲間との再会を喜んだ。

ドラゴニュート「えっと…ただいま」
蒼乃「馬鹿ッ!!」

蒼乃は突然ドラゴニュートに平手打ちをした。ドラゴニュートが驚いて蒼乃の顔を見ると、その目には涙が溜まっていた。

流羽「お兄ちゃん!!」

続けて、流羽がドラゴニュートに抱き着き、ドラゴニュートの胸の中で号泣した。急に蒼乃や流羽の前から姿を消し、進化して姿を変え、挙句の果てにセカンドムーンにいたのだ、無理もないだろう。

蒼乃「どれだけ心配したと思ってるのよ! この馬鹿!!」
流羽「心配…したんだからぁ…! うわあぁぁぁん!!」
ドラゴニュート「ごめん…でも、これからはみんなと一緒だから…」
大河「そうだよ、姉さん、僕や兄さんもいるんだしさ」

そう言うと、奏真、ラズ、その部下3名が入って来た。すると、蒼乃はズカズカと奏真の方に向かって行くと、握り手で奏真の顔面をぶん殴った。かなりのフルパワーで殴った為、奏真は後方に吹っ飛び、壁に体をぶつけた。

奏真「お前なぁ…実の兄にそこまでするか?」
蒼乃「うっさい! アンタの顔なんか見たくもないわよ!!」
流羽「そうだよ! 一回は裏切った癖に!!」
奏真「おいおい…ドラゴニュートや大河と比べると、えらく歓迎されてないようだな…」
ドラゴニュート「姉ちゃん、流羽、兄ちゃんは俺達と共に戦ってくれるんだぜ?」
蒼乃「と、言われてもねぇ…」
奏真「俺の事が信用できなければ、ここで斬ればいい」
蒼乃「…分かったわよ、信用してあげるわ、でも、変な事をしたら…?」
奏真「承知している」
大河「これで一件落着だね」
レイラ「めでたしめでたし、ね」

ノラル「ドラゴニュートったら、こんないい家族を持って…幸せね」
ドラゴニュート「母さん…これからは母さんも俺達の家族だよ」
ノラル「え…? でも…」
蒼乃「ドラゴニュートの本当のお母さんなら、家族でもいいんじゃないですか?」
奏真「俺は賛成だ」
流羽「私もさんせーい!」
大河「僕も賛成だよ、ノラルさん」
ノラル「ありがとう、そう言ってもらえて嬉しいわ」

ドラゴニュート達が仲間との再会を楽しんでいる間、クロストライアル艦隊はセカンドムーンの宙域を離れ、無事に地球圏まで帰還していた。その頃、セカンドムーン宙域近くまで移動してきた。イフィニアドの要塞、インペリアルフォートレス内では、シャドームーンが抜けて3人になった四天王が会議をしていた。ここに来て幹部である奏真とラズが裏切り、更にドラゴニュートとAGE-3が進化してヴェイガンの首領であるレギルスを追い払ったのだ。つまり、クロストライアルは今やイフィニアドに匹敵する戦力を持っている。もはや量産型の機動兵器や洗脳した怪獣、部下の怪人やMS族などでは相手にならなくなっているのである。

ルシファー「今やクロストライアルは我々を凌ぐ力を持っている可能性がある、このままでは危険だ、早く手を打たねば」
ベリアル「ヘッ! お前が皇帝の言う事ばかり聞いているからだろ」
ダークシャドウ「だからさっさと潰せばいいものを…イフィニアドは兵力の無駄遣いがお好きなようで…」
ルシファー「貴様ら! 皇帝陛下とイフィニアドの侮辱は許さんぞ!!」
ダークシャドウ「お? やるか?」
ベリアル「面白そうじゃねえか、俺も混ぜやがれ」
ルシファー「…まあいい、実は、抜けたシャドームーンの後釜が今回、新たな四天王になるのだ」
ベリアル「後釜?」
ダークシャドウ「一体誰だ、雑魚じゃねえだろうな」

その時、ダークシャドウ目掛けて黒い稲妻が一直線に飛んできた。ダークシャドウはその攻撃を間一髪回避し、黒い稲妻の飛んできた方を見ると、そこには黒髪のドラゴニュートがいた。そのドラゴニュートの見た目は進化前のドラゴニュートに似ているが、髪が黒く、着ているコートが黒い、瞳が赤いと言う、まさに悪のドラゴニュートと言った見た目であった。

???「俺の事を雑魚と言ったのはお前か? どうやら死にたいらしいな」
ダークシャドウ「てめえ…この俺様に攻撃を仕掛けてくるとはな…」
ルシファー「紹介しよう、彼が新たな四天王、ダークドラゴニュートだ」
ダークシャドウ「ダークドラゴニュート? ダークカイトのパチモンみたいな奴だな」
ダークドラゴニュート「貴様…どうやら本当に死にたいらしいな…」
ルシファー「ダークドラゴニュートドラゴニュートの遺伝子から誕生したドラゴニュートのクローンだ」
ベリアル「おいおい、それって強いのか?」
ルシファー「もちろんだ、その強さはオリジナルの3倍、今の進化したドラゴニュートにも余裕で勝てるだろう」
ダークドラゴニュート「そう言う事だ、分かったか?」
ダークシャドウ(くっ…気に入らねえ奴が増えやがって…)

一方、クロストライアル総司令のシンヤ・アマギリは、ロストロウラン戦線から現在までの出来事を蒼乃の口から伝えられた。犠牲は出たもののロストロウランでの戦いに勝利し、ヴェイガンに攫われたAGE-3達を救出し、現在は無事に地球へと帰還していると伝えると、シンヤ司令からは労いの言葉がかけられた。

シンヤ司令「それは大変だったね、蒼乃くん」
蒼乃「そうですね、ところで、地球の方は?」
シンヤ司令「ああ、地球上にいたイフィニアド及びヴェイガンはグレイシア隊率いる地球統合軍の活躍でほぼ鎮圧されたよ、世界は少しずつ平和に近づいて行ってるさ」
蒼乃「それは良かったです、ところで、セカンドムーンで生活をした隊員数名がこんな事を言ってまして…」
シンヤ司令「何だい? 何でも言ってみなよ」

蒼乃はAGE-FXやドラゴニュートがヴェイガンと和平交渉したいと言っている事を伝えた。セカンドムーンでヴェイガンの真実を見せられた彼らにとって、もはやヴェイガンは普通の人間と同じであった。だが、現実はそう甘くはなく、シンヤ司令によると和平交渉は難しいと伝えられた。

蒼乃「やはりそうですよね…」
シンヤ司令「当たり前田のクラッカーだよ、今まで、それも僕が生まれるずっと前から戦争している相手に対して、今更戦争やめましょうなんて言っても無理だよ」
蒼乃「私達もそう伝えているのですが…他の隊員の言う事を全く聞き入れないのです」
シンヤ司令「まあまあ、無理に聞き入れさせなくていいから、彼らには彼らなりの考えがあるんだろうしさ」
蒼乃「そうですね、では、地球に戻ってから色々とお話しさせて頂きます、それでは」
シンヤ司令「分かったよ、じゃあね~!」

そう言って、通信は終了した。通信終了後、蒼乃は考えていた。本当にヴェイガンとの和平交渉は可能なのか? 地球に住む人々を殺し、街を火の海にした彼らと、イフィニアドと結託し、人々を殺戮した彼らと、セカンドムーンで生活したドラゴニュート達には感じ、自分達には分からない感情、蒼乃はその事で頭がいっぱいになっていた。

一方のドラゴニュートは、久々にセイバークルーザー隊の仲間達と会話し、絆を深めていた。久々に出会ったら姿が変わっていたドラゴニュートに対し、仲間達は驚きを隠せないと同時に、ドラゴニュートの新たな姿に興味津々であった。

ヴィオレッティ「ドラゴニュート、あんた本当に女みたいになったわね」
ドラゴニュート「ああ、ついでに声も女みたいになったよ」
レイラ「こうして見ると、結構かわいいかも」
イオナドラゴニュートさん、またメイド服着ます?」
ドラゴニュート「勘弁してくれよ…」
アイラ「今ならあの時より似合うと思うんですけど」
ファヴール「マスター、また着てください」
ドラゴニュート「アイラとファヴールまで…」

カイト「ところでドラゴニュート、ブラックヴィエルジュはどうだ?」
ドラゴニュート「ああ、あれね、ヴィエルジュと同じ感じで使ってるよ」
イオナ「どっちの手に装備してるんですか?」
ドラゴニュート「右手にヴィエルジュ、左手にブラックヴィエルジュを装備してるよ」
ダークカイト「カイトがアルスマ界で出会った黒の剣士みたいだな」
Gセイバー「ところで、ブラックヴィエルジュって、ヴィエルジュとどう違うんだい?」
ドラゴニュート「う~ん…使ってみた感じ、あまり変わりはなかったな…」
蒼乃「アリスさんが言うには、後に作られたブラックヴィエルジュの方が少し丈夫なだけらしいわよ」
デスティニー「蒼乃さん! 報告はもう終わったんですか?」
蒼乃「ええ、終わったわ、後は地球に帰還するだけよ」
ネクサス「地球に帰ってもイフィニアドやヴェイガンとの戦いは続くのか…」
蒼乃「そうね、でも、もうすぐこの戦いは終わるはずよ」
ドラゴニュート「そうだな、よし! 戦いを終わらせる為に頑張るぞ!!」

その時、艦内にオペレーターである穂乃果から通信が流れた。その声から察するに想定外の出来事が起きたのか、焦っているようであった。

穂乃果「蒼乃さん! 大変です!!」
蒼乃「どうしたの!?」
穂乃果「地球の北太平洋に、突如巨大要塞が現れました!!」
蒼乃「何ですって!?」

穂乃果が艦内のモニターに北太平洋の様子を映すと、北太平洋の上空に500kmはあるであろう巨大要塞が現れていた。その巨大要塞の内部からは、多数の戦艦が出撃し、地球全土に侵攻を開始していた。

ラズ「あれは、イフィニアドの本拠地である超巨大要塞インペリアルフォートレスよ」
カイト「じゃあ、あれを破壊すればイフィニアドとの戦いも終わるって訳だ」
ラズ「でも、あの中には居住区があって、イフィニアドの一般市民も大勢いるわ」
カイト「え? それじゃあむやみに攻撃できないじゃないか!!」
ドラゴニュート「だったら、突入して指揮官を倒すしかないな」
蒼乃「どっちにせよ、今から大気圏に突入するから、どうするかは地球に降りてから考えましょう」
ネクサス「そうですね」
イオナ「もうすぐイフィニアドとの決戦なんですね…」
レイラ「この戦い、必ず勝つ…!」
ドラゴニュート「そして、誰も傷つかない世界を作るんだ!!」

誰も傷つかない世界を作る…その為にイフィニアドとの決戦に挑む…果たして、この戦いの行く末は…?

アルティメットオールスター大乱闘スマッシュブラザーズ バトルコレクションI

[ステージ 戦場]

初期アルスマファイター達が集まって1夜明けた。その中から選ばれた翼たち8人は最初のステージである戦場に向かった。今からこの戦場で大乱闘が行われるのである。大乱闘の様子はアルスマ界だけでなく、カイスマ界など、様々な世界で同時に生中継されるのである。つまり、誰もが大乱闘の開催を楽しみにしているのだ。そして今、最初の大乱闘が始まろうとしていた。

レフェ子「はーい! ファイターの皆さーん! 準備はいいですね?」
ドラゴニュート「勿論だ!」
レフェ子「ルールは時間無制限、ストック3、アイテムありです! つまり、生き残った人が優勝って事ですね!」
カイト「要するに、カイスマと同じ感覚で戦えるって訳だな!」
ダイゴ「ティガーーーッ!!」
ティガ「さて…こう言うのは緊張するけど、頑張らないとな」
闇遊戯「オレはとっくに準備できてるぜ! いつでもかかってきな!」
エイト(何か、遊戯くん性格変わってるけど…まあいいか)
レフェ子「それじゃ、もうすぐ始まりますので、準備の程をよろしくお願いします!」
マルス「よし、僕も頑張ろう!」
フィオーレ「本気で行くわよ!」
翼「やればできるはずだ、やれば」
ナレ男「3・2・1・GO!!」

ナレーションであるナレ男の合図で、大乱闘が幕を開けた。それと同時に、闇遊戯が行動を開始した。

闇遊戯「オレの先行! ドロー! オレはブラック・マジシャンを召喚する!!」

闇遊戯はブラック・マジシャンを召喚した。ブラック・マジシャンは遊戯のエースモンスターであり、高い戦闘力を持っている魔術師のモンスターである。

マルス「あれが遊戯くんのエースモンスターか」
闇遊戯「行け! ブラック・マジシャン! 黒・魔・導(ブラック・マジック)!!」

ブラック・マジシャンは黒・魔・導(ブラック・マジック)を放った。その攻撃をモロに食らったマルスとカイトは吹き飛ばされた。

カイト「くっ! 何て威力だ!!」

すると、カイトの足元にキャラクターカプセルが現れた。キャラクターカプセルは投げるとアシストキャラが出てくるアイテムである。

カイト「キャラクターカプセルか! 何かいいの出ろ!!」

カイトがキャラクターカプセルを投げると、ガンダムバエルが現れた。

バエル「ここは私に任せてくれたまえ」

バエルは手に持った2本のバエル・ソードでティガやドラゴニュート、エイトを次々と斬りつけた。直後、エイトはライデインを唱え、空から降り注ぐ強力な雷撃がカイトを襲った。それと同時に、ガンダムバエルは役目を終えて帰って行った。

ドラゴニュート「今がチャンスだな! エクスプロージョン!!」

ドラゴニュートは爆裂魔法のエクスプロージョンを唱えた。大爆発が辺り一帯を覆い、マルスとカイト、ティガは撃墜された。

闇遊戯「やるな、ドラゴニュート!」
ドラゴニュート「今は体がなまってるけど、昔はもっと凄かったんだぜ?」
エイト「へ~、どんな感じだったんだろう…」

その様子を見ていた翼は、周りのファイター達の凄さに圧倒されていた。

翼「これが…歴戦の英雄達の実力なのか…」
フィオーレ「翼! 何してるの! 来ないなら私から行くよ!!」

フィオーレは連続パンチで攻撃する必殺技、ナックルラッシュで翼を攻撃した。更に続けて回転蹴りを放つ必殺技、スクリューキックを放ち、翼を撃墜した。一方、先に撃墜されたカイト達3人は、早急に他のファイターのストックを減らそうか考えていた。

カイト「何とかしないとやべーな」
マルス「何かアイテムが落ちてたらいいんだけどね」

すると、マルスとティガの足元にアイテムが落ちて来た。

マルス「これは…モンスターカードか…」
ティガ「僕の方はモンスターボールだったよ」

モンスターカードはモンスターを召喚するカードであり、使用すると様々な種族のモンスターを召喚する事ができるアイテムである。一方のモンスターボールは投げると様々なポケモンが現れ、援護してくれるアイテムなのだ。そして、マルスとティガはモンスターカードとモンスターボールを使った。すると、背中にカタパルトがある亀のモンスターであるカタパルト・タートルと両腕がトゲになった蜂のポケモンであるスピアーが現れた。スピアーはすぐさまドラゴニュートの方に飛んで行き、ミサイルばりを飛ばして攻撃した。

ドラゴニュート「痛っ! このポケモンの攻撃地味に痛いぞ!!」

一方のマルスはカタパルト・タートルの射出の仕様に困っていた。

マルス「カタパルト・タートルは誰かを射出しないといけないんだよな…」
カイト「こいつ連れてきたぞ」

そう言ってカイトが連れてきたのはフィオーレだった。フィオーレはカイトの肩に背負われており、逃げ出そうと足をバタバタさせていた。

フィオーレ「ちょ…放しなさいよ! てか、どこ触ってんの馬鹿!!」

抵抗するフィオーレをカイトは無理やりカタパルト・タートルにセットした。

マルス「よし! フィオーレ、射出!!」

カタパルト・タートルはフィオーレを射出した。その先にはエイト、ドラゴニュート、闇遊戯の姿があった。

ドラゴニュート「何か来るぞ?」
闇遊戯「何だあれは?」
エイト「ちょっ…こっちに飛んでくる!!」

カタパルト・タートルから射出されたフィオーレはドラゴニュート達3人に直撃し、大爆発を起こした。ドラゴニュート達3人は射出されたフィオーレと共に撃墜された。

カイト「やったぜ」

その後、カタパルト・タートルの砲撃で撃墜された面々が再び戦場に復帰した。そして、撃墜した張本人であるカイト達に対して激怒したのだった。

ドラゴニュート「やったぜ、じゃねーよこの野郎!!」
フィオーレ「よくもやってくれたわね?」
闇遊戯「覚悟はいいな?」
カイト「やばい…殺される…」

すると、カイト達は突然爆風に巻き込まれた。彼らの視線の先には、ボンバーマンがいた。

翼「俺がキャラクターカプセルから召喚したボンバーマンだ」

ボンバーマンは戦場に次々と爆弾を設置し、爆破させた。この状況に、闇遊戯は魔導戦士ブレイカーを召喚した。

カイト「ここでモンスターカード!?」
フィオーレ「一体何をするつもりなんだろ」
闇遊戯「行け! 魔導戦士ブレイカー! マナブレイク!!」

魔導戦士ブレイカーは剣に光をためて、ボンバーマンの設置した爆弾に向けて飛ばした。すると、ボンバーマンの設置した爆弾が爆発する事なく、砕け散ったのである。

翼「爆弾が消えた!?」
闇遊戯「魔導戦士ブレイカーの特殊能力、マナブレイクは大乱闘だとフィールド上のトラップを破壊する効果になっている」
エイト「つまり、ボンバーマンの爆弾はトラップに該当する、と言う訳か!」

ボンバーマンは設置した爆弾を取り除かれ、困った様子ですたこらと逃げて行った。

翼「くっ! やはり一筋縄ではいかないか!!」

他のメンバーが闇遊戯の戦略に驚く中、ドラゴニュートの足元にキャラクターカプセルが現れた。

ドラゴニュート「あ、キャラクターカプセルだ、使おう」

すると、キャラクターカプセルから天のゼオライマーが現れた。

ドラゴニュート「あ、ヤバい奴が現れた」
ゼオライマー「…失せろっ!!」

天のゼオライマーはメイオウ攻撃を放ち、戦場全体を攻撃した。その攻撃には呼び出した張本人であるドラゴニュートも巻き添えになっていた。そして、大乱闘に参加している8人全員が一度に撃墜された。

ゼオライマー「…クックッハッハッハッハッ、ァアッハァァッハッハッハッッ!!」

ファイター達を全滅させた天のゼオライマーは満足そうに帰って行った。その後、復帰したファイター達は何が起こったのか分からない様な表情をしていた。

カイト「何が起こったんだ? 一体?」
エイト「さあ?」
ドラゴニュート(全員アシストキャラの攻撃の巻き添えになったなんて、言えやしないよ…)

闇遊戯「ここで決着をつけてやる! ブラック・マジシャン・ガール召喚!!」

闇遊戯はブラック・マジシャン・ガールを召喚した。

カイト「おっ、可愛い子じゃん」
闇遊戯「可愛いと思って侮っていると、痛い目を見るぜ、カイト」
カイト「何だと!?」

闇遊戯「行け! ブラック・マジシャン・ガール! 黒・魔・導・爆・裂・波(ブラック・バーニング)!!」

ブラック・マジシャン・ガールは黒・魔・導・爆・裂・波(ブラック・バーニング)を放ち、カイトはその攻撃をモロに食らった。だが、カイトはギリギリ場外に吹き飛ばず、留まった。

闇遊戯「ほう…耐えたか…」
カイト「ちょっとでもダメージを受けた状態だったら即死だった…」
フィオーレ「だったら、格好の的ね!」

フィオーレは飛び蹴りで攻撃する必殺技、エクストリームキックを放ったが、カイトはそれを回避した。

カイト「馬鹿野郎! フィオーレ! 誰を蹴ってる! ふざけるなぁぁぁ!!」
フィオーレ「いや、これ大乱闘でしょ…」

これが好機だと狙った翼はカイトを狙った。

翼「行くぞカイト!!」
カイト「甘いぜ! 破壊ブラスター!!」
翼「何ッ!?」

カイトの放った破壊ブラスターは翼を一撃で撃墜した。

カイト「ふぅ…これでやっと…」
ドラゴニュート「サンダーエッジ!!」

ドラゴニュートは剣に雷エネルギーを纏って斬りつける技のサンダーエッジで攻撃した。その技を食らったカイトは撃墜された。

エイト「やるねぇ、ドラゴニュート
ドラゴニュート「相手の隙を見て攻撃するのは基本ですよ、エイトさん」

マルス「それは…!」
ティガ「君達の事だよ!!」

マルスドラゴニュートに斬りかかったが、鍔迫り合いに合い、一方のティガもエイトに殴りかかったが、竜神の盾で防がれてしまった。

ドラゴニュート「甘いぜ、マルス王子」
マルス「やっぱり君、中々やるね」
ティガ「固い盾だな!」
エイト「まあ、この盾はそこんじょそこらの盾とは違うからね」

一方のフィオーレはパンチやキックで闇遊戯を攻撃した。

フィオーレ「中々耐えるわね!!」
闇遊戯「ちっ! ビッグ・シールド・ガードナーを守備表示で召喚!!」

闇遊戯は巨大な盾を持つモンスターであるビッグ・シールド・ガードナーを召喚し、自分の身を守らせた。

フィオーレ「このモンスター、明らかに守備力が高そうね…」
闇遊戯「さて、お前にビッグ・シールド・ガードナーの守りを破れるかな?」
フィオーレ「だったら、まとめて吹き飛ばせばいいだけよ」
闇遊戯「何っ!?」

フィオーレは近くに落ちていたスマートボムを投げつけた。スマートボムは投げつけると広範囲に大爆発を発生させるアイテムである。その爆発は闇遊戯とブラック・マジシャン・ガール、ビッグ・シールド・ガードナーを一度に撃墜した。

フィオーレ「ま、こんなものかしら!」

一方のティガはエイトの攻撃を次々と受け、苦しんでいた。

ティガ「何て剣さばきだ!!」

すると、ティガの近くにリベンジシューターが落ちて来た。

ティガ「これは受けたダメージによって威力が変わる銃! よし!!」

ティガはリベンジシューターを拾い、エイトに向けて撃った。リベンジシューターの弾を食らったエイトは場外に吹き飛び、撃墜された。

ティガ「次は君だ! フィオーレ!!」
フィオーレ「え?」

闇遊戯を倒して油断していたフィオーレもリベンジシューターの凶弾に倒れ、撃墜された。

ドラゴニュート「あいつ、中々やるな!」

すると、ドラゴニュートの近くにキャラクターカプセルが落ちて来た。

ドラゴニュート「これに全てをかける!!」

そのキャラクターカプセルから現れたのは、ドラゴニュートの友人だった。

ドラゴニュート「ひかちゃん!!」
ひかちゃん「やっほ~」
マルス「この男の人は?」
ドラゴニュート「ひかちゃん、俺の友人さ!」

ひかちゃん「で、僕はどうすればいいの?」
ドラゴニュート「あのウルトラマンを倒してくれ!」
ひかちゃん「おっけ~」

ひかちゃんはティガの方に向かって行った。

ティガ「何だ彼は!? とりあえず、食らえ!!」

ティガはひかちゃんにリベンジシューターを撃った。ひかちゃんは場外まで吹っ飛び、撃墜された。

ドラゴニュート「あああああ! ひかちゃぁぁぁん!!」
ティガ「よし! 残すは君達だけだ!!」

ティガがリベンジシューターを撃とうとした瞬間、リベンジシューターは弾切れになった。何度トリガーを押してもカチカチと言う音が戦場に鳴り響くだけであった。

ティガ「あれ?」
ドラゴニュート「………」
マルス「………」
ティガ「えーっと…」
ドラゴニュート「サイクロンエッジ!!」

ドラゴニュートはサイクロンエッジの呪文を唱え、真空波でティガを撃墜した。

ドラゴニュート「よし、決着をつけよう! マルス王子!!」
マルス「この勝負、受けてたとう!!」

すると、ドラゴニュートの近くにアルスマクリスタルが落ちて来た。

マルス「それは…! 取ると最後の切り札を使えると言うアイテム!!」
ドラゴニュート「よし! 一発で取ってやる! インパルススラッシュ!!」

ドラゴニュートはインパルススラッシュでアルスマクリスタルを攻撃した。すると、アルスマクリスタルが割れてドラゴニュートは切り札待機状態になった。

マルス「嘘だろ!?」
ドラゴニュート「行くぞ! ライトブラストォォォォォッ!!!」

ドラゴニュートは右掌から強力な光エネルギーのビームを放った。それにマルスは飲み込まれ、撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、ドラゴニュート!!」
ドラゴニュート「俺は、負けないぜ!!」

こうして、最初の大乱闘はドラゴニュートが勝利した。様々な世界に中継されたこのアルスマの視聴率は、80%以上と圧倒的な数値を誇った。完全に成功したアルスマだったが、ほぼ活躍せず最下位に終わった翼は一人悩んでいた。

翼「俺、あまり活躍しなかったなぁ…」
ドラゴニュート「まあ、最初はそんなもんだよ、これから特訓していけば強くなるさ」
フィオーレ「だから、諦めちゃ駄目よ」
遊戯「そうですよ、これから頑張りましょう!」
エイト「そう言う事、だから、頑張ろ?」
カイト「まあ、とりあえずどっかでパーティでもしようぜ!な?」
翼「みんな…ありがとう…」

こうして、アルスマ最初の大乱闘は幕を下ろした。この日始まったアルスマと言う競技は、アルスマ界の歴史に深い名を刻む事となるのである。

[ステージ ピーチ城]

かつて類を見ない程の熱狂を与えたアルスマの第1戦から1夜明けた。その翌日である本日もアルスマが開催される事になり、ファンはその開催を今か今かと待ち望んでいた。今回の出場ファイターは瑠依、ネオス/カグラ、龍騎/真司、ギャバンtypeG/撃、ダブルエックス/ガロード、カムイ、マリオ、キリトの8人である。出場ファイターは全員、開催場所であるピーチ城に転送され、待機していた。ちなみにピーチ城が壊れるのではないかと言う心配があるが、当然対策はされており、ピーチ城周辺に特殊なフィールドを張る事によって、決して壊れる事はないのだと言う。
そして今、期待のアルスマ第2戦が始まろうとしていた!

レフェ子「今回のルールも前回と同じで時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
マリオ「今回のステージはピーチ城か、僕のホームステージだね!」
キリト「ピーチ城かぁ…アインクラッドに比べると普通に見慣れた感じのお城だな」
瑠依「私もあんな感じのお城に住んでみたいなぁ…」
カグラ「ネオーーース!!」
真司「変身!!」
撃「蒸着!!」
ガロード「コール! ダブルエックス!!」
ネオス「勇士司令部所属のウルトラマンとして、いい結果を残さないとな!」
龍騎「大乱闘って、ライダーバトルみたいなもんなのかな?」
ギャバンtypeG「俺は2代目ギャバンとして、先代ギャバンに負けない活躍をしないといけないな!」
ダブルエックス「優勝したら、賞金とか貰えるのかね?」
カムイ「皆さんも私の活躍、どこかで見ていてくれてるでしょうか?」
ナレ男「それでは参ります! 3・2・1・GO!!」

ナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時に、キリトがギャバンtypeGに向けて走り出した。

キリト「先手必勝だ!」

だが、ギャバンtypeGはレーザーブレードオリジンでキリトの剣、エリュシデータを受け止めた。

ギャバンtypeG「甘いな、キリト君!」
キリト「やっぱそう簡単にはやられてくれないか」
龍騎「よし、俺も!!」

龍騎はドラグセイバーで威勢よくネオスに斬りかかった。ネオスは円盤状の光輪、ネオスラッシュを放ち、逆に龍騎を吹き飛ばした。

龍騎「いってー!!」
ダブルエックス「うへー、ありゃ当たったら痛そうだ…」

すると、ダブルエックスの足元にキャラクターカプセルが落ちて来た。

ダブルエックス「おっ! いいもん見っけ!」

ダブルエックスはキャラクターカプセルを拾って投げた。

烈火のリョウ「烈火のリョウ、見参!!」

キャラクターカプセルから現れたのは、赤い武者鎧を見に纏った鎧戦士、烈火のリョウだった。

ダブルエックス「何か強そうなやつ出て来た!」
烈火のリョウ「正義の鎧の力、思い知れ!!」

烈火のリョウは2本の烈火剣を合体させ、双炎斬を放つ態勢を整えた。そして、その烈火剣に炎の力を集め、そのまま相手に振り下ろした。

烈火のリョウ「そぉぉぉぉぉぉえんんんんんんざぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

烈火のリョウは必殺技の双炎斬を放った。

キリト「何だあれは!?」
ギャバンtypeG「こっちに来るぞ!!」

キリトとギャバンtypeGは双炎斬に巻き込まれ、撃墜された。そして、役目を終えた烈火のリョウは去って行った。

ダブルエックス「ありがとう、烈火のリョウ、あんた大した奴だぜ」

撃墜されて帰って来たキリトとギャバンtypeGは、ダブルエックスを倒そうと考えていた。

キリト「酷い目にあったぜ…」
ギャバンtypeG「これを使ってやっつけよう」

ギャバンtypeGは落ちていたモンスターカードを使用した。すると、黄色い体のドラゴンであるカース・オブ・ドラゴンが姿を現した。

ギャバンtypeG「電子星獣ドルみたいな奴だな」

カース・オブ・ドラゴンは、ヘル・フレイムで戦場全体を攻撃した。その炎にダブルエックスだけでなく、近くにいた龍騎と瑠依も巻き込まれてしまった。

ダブルエックス「熱い熱い熱い!!」
龍騎「黄色いドラグレッダーみたいなお前!やめろって!!」
瑠依「ひ~ん、髪の毛燃えちゃうよ~」

すると、ダブルエックス達の後ろからステージギミックであるマグナムキラーが飛んできた。ダブルエックス達3人はマグナムキラーに吹き飛ばされて撃墜された。

キリト「よし!」
カムイ「何か凄い音がしましたけど、何かありました?」
ギャバンtypeG「マグナムキラーにダブルエックス達が吹き飛ばされただけさ」
マリオ「マグナムキラー…あいつに当たると痛いんだよね…」
ネオス「君達! 乱闘中だぞ!!」

ネオスは隙を見てマリオにネオスキックを放った。更に、追撃と言わんばかりに近くに落ちていたホームランバットをマリオに投げつけ、撃墜した。

カムイ「何で武器を投げたんですか?」
ネオス「この武器は攻撃までの隙が長すぎるからね、投げた方が役に立つのさ」
ギャバンtypeG「流石勇士司令部所属の戦士、一筋縄ではいかなそうだな」
キリト「なら、俺はこいつを使う」

キリトはモンスターボールを投げた。モンスターボールの中からはレントラーが現れた。

ネオス「あのポケモンは、でんきタイプポケモンだっけ」

レントラーはネオスに対してかみなりを落とした。かみなりはネオスに直撃し、ネオスを撃墜した。

キリト「ナイスだレントラー! ついでにこいつも食らえ!!」

キリトはボム兵をカムイに投げつけた。カムイはその爆風で場外まで吹っ飛び、撃墜された。

キリト「よし! 一気に2人倒したぜ!!」
ネオス「くっ! 僕としたことが、油断した!!」
マリオ「さっきはよくもやってくれたな! ネオス!!」

マリオはキャラクターカプセルを使用した。キャラクターカプセルの中からは、猿の様な悪魔、デビルロードが現れた。

ネオス「猿…?」
キリト「何か嫌な予感がする…」

デビルロードはネオスに近づき、そのまま自爆呪文であるメガンテを唱え、大爆発を起こした。その爆発をモロに食らったネオスは一気に場外まで吹き飛び、撃墜された。

マリオ「何て奴だ…」
キリト「そう言えば、あいつはメガンテばかり唱えるヤバい奴って噂を聞いた事があったな…」
カムイ「それじゃ、私もこれを使いますか」

カムイはモンスターカードを使用した。すると、クィーンズ・ナイトが現れた。

カムイ「あら、かわいらしい女騎士さんが現れました」

クィーンズ・ナイトは左手に持った剣で相手を切り裂いた。この技はクィーンズ・ナイトの得意技、クィーンズセイバー・クラッシュである。その攻撃を食らったギャバンtypeGはかなりのダメージを受けた。

ギャバンtypeG「くっ! 何て威力だ!!」

クィーンズ・ナイトはギャバンtypeGに対してもう一撃クィーンズセイバー・クラッシュを放った。流石に今度は耐えきれず、ギャバンtypeGは撃墜されてしまった。

キリト「あのクィーンズ・ナイトって奴、中々やるな…」

すると、アルスマクリスタルがステージに落ちてきた。

瑠依「あれは…! アルスマクリスタル!!」
キリト「よし! 早速取りに行くか!!」

キリトはアルスマクリスタルにヴォーパル・ストライクを放った。

キリト「流石に1発だと取れないか…!!」
ギャバンtypeG「スパイラルキック!!」

ギャバンtypeGも続けてスパイラルキックを放つが、取ることができない。

ダブルエックス「これでどうだっ!!」

ダブルエックスは専用バスターライフルを撃った。すると、アルスマクリスタルを取ることに成功した。

瑠依「あっ! ダブルエックスくんが取った!!」
ネオス「何かやばいのが来そうだな…」

ダブルエックスは最後の切り札であるツインサテライトキャノンの発射態勢を整えた。すると、月からのマイクロウェーブがダブルエックスの胸に照射された。

ダブルエックス「行っけぇぇぇぇぇ! ツインサテライトキャノン!!」

ダブルエックスは両肩に構えたツインサテライトキャノンから巨大なビームを発射した。そのビームの巨大さに、他のファイターは回避する事ができず、ダブルエックス以外の全員が撃墜された。そして、ネオスとギャバンtypeGはゲームオーバーとなってしまった。

ダブルエックス「どんなもんだい!」

すると、復帰した他のファイター達が恨みのこもった目でダブルエックスを見つめていた。その後、ダブルエックスに待っていたのは、他のファイターからの報復だった。

ダブルエックス「えっ…えっと…助けて…」

ダブルエックスは完膚なきまでに他のファイターから攻撃を受け、撃墜された。

キリト「ふ~、スカッとした、さて、大乱闘の続きを始めようか!」
カムイ「そうですね!」

すると、瑠依の近くにマスターボールが落ちて来た。

瑠依「マスターボールだ!」

瑠依がマスターボールを投げると、中からレックウザが現れた。

カムイ「巨大な龍!!」

レックウザりゅうせいぐんを放ち、カムイを撃墜した。

キリト「何て威力だ…! 当たっていたらおしまいだった!!」

すると、ダブルエックスが嬉しそうな様子で瑠依たちの前に現れた。

ダブルエックス「なあ、見てくれよ! 変な生き物いたんだけど、これ何か分かる?」

ダブルエックスが手に持っていたのはボス・ギャラガだった。

龍騎「何だありゃ?」
マリオ「ボス・ギャラガだね、大乱闘だと相手を場外まで連れて行ってくれるんだよ」
ダブルエックス「なるほど~じゃあ、行け!!」

ダブルエックスはボス・ギャラガを投げた、そして、マリオが捕まった。

マリオ「ちょっと! せっかく教えてあげたのに!!」

そして、そのままマリオは場外まで連れて行かれ、そのままゲームオーバーとなった。

ダブルエックス「だって大乱闘だもんね!」

龍騎「ん? 何だこの変なアイテム?」

龍騎の足元に落ちていたのは、ペンシル爆弾だった。無重力弾とも呼ばれるその爆弾は、当たった相手の体内に無重力を発生させて体内から爆発させるとても強力な爆弾である。

龍騎「何か分からんが、えい!!」

龍騎はダブルエックスにペンシル爆弾を投げつけた。

ダブルエックス「へ? 何か機体が…うわああああああ!!」

ダブルエックスは大爆発を起こし、撃墜された。

瑠依「何今の!?」
キリト「とんでもない爆弾だったな…」

現在、残っているファイターは瑠依、龍騎、キリトの3名である。この3名は決着を付ける為、最期の戦いを始めた。

瑠依「よし! 残り3人だし、決着をつけよう!!」
キリト「そうだな」
龍騎「絶対に負けねえぞ!!」

キリトは瑠依に一気に近づき、零距離で拳の一撃を食らわせるエンブレイザーを放った。続けて2回連続で斬りつけるダブルサーキュラーを放ち、瑠依を撃墜した。

龍騎「あいつの剣の腕前は高すぎるぜ!!」

すると、おまけとばかりにキリトの近くにばくだん石が落ちて来た。

キリト「おっ、ラッキー!!」

キリトはばくだん石を龍騎に投げつけた、そして、ばくだん石は大爆発を起こし、龍騎は撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、キリト!!」
キリト「死んでもいいゲームなんて、ぬるすぎるぜ!」

こうして、2度目の大乱闘はキリトが勝利した。2度目となったこの大乱闘も全世界で圧倒的な人気を誇った。その後、今回登場したアルスマファイター達が集まって何やら話をしていた。

キリト「ガロード、ダブルエックスのツインサテライトキャノンチート過ぎるだろ!!」
ガロード「チートも何も、こういう機体なんだから仕方ねーだろ!!」
カムイ「あの…ちーとって何ですか?」
カグラ「ずるとか、不正とかそう言う意味だからあまりいい意味じゃないよ」
瑠依「最近流行ってる言葉だよね、特にアニメやゲームの界隈で」
真司「ほえ~、そうなんだ」
マリオ「でも、ダブルエックスのツインサテライトキャノンには完全に完敗だったよ」
撃「これからは何か対策を練らないとな」
キリト「地味に優勝した俺よりも注目されてるな…」
瑠依「でもキリトくんのあの連続攻撃、あれには完敗だったよ~」
キリト「マジで? ありがとう、瑠依」

色々あった今回の乱闘も大盛況を収め、ファイター達もまた絆を深め合ったのであった。

[ステージ ポケモンスタジアム]

一気に人気競技となったアルスマは、様々な世界で人気の番組となった。各地ではアルスマごっこをする子供たちのニュースも話題になっていた。そして、今回の出場ファイターはリスティリア、ネクサス/孤門、ZO/麻生、デスティニー/シン、フォックス、アブソル、アリア、かなでの8人だ。出場ファイター達は全員、今回のステージであるポケモンスタジアムに集合していた。ポケモンスタジアムポケモンバトルをする際に使われるいわば闘技場の様な物だ。このステージはしょっちゅう地形が変わり、その度にポケモン達が現れては攻撃してくる厄介なステージだ。そんなステージでファイター達はどうやって戦うのか、期待が高まっている。

レフェ子「もう説明不要とは思いますが、ルールは時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
リスティリア「天才魔法使いの私だって頑張っちゃうんだから!」
麻生「変身!!」
シン「コール! デスティニー!!」
ZO「ポケモンスタジアムポケモンが攻撃してくるのか…」
デスティニー「そうらしいですね、厄介なステージだ」
かなで「かわいいのが2匹もいる…」
アブソル「ソルッ?」
フォックス「…え、俺?」
孤門「絆…ネクサスッ!!」
ネクサス「かなでちゃんにとってはフォックスもかわいいんだね」
アリア「もうすぐ本番だってのに…本っ当にのん気ね、あんたは…」
ナレ男「…え~では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時にアリアが2丁のコルト・ガバメント・クローンを発砲した。

アリア「先手必勝よ!!」

無数にも及ぶ弾丸の嵐を食らったネクサスは大きくダメージを受けた。

ネクサスは吹っ飛ばされ、地面に倒れ込んだが、そのネクサスの近くにスペシャルドッグと言う食べ物が落ちてきた。ネクサスはそのスペシャルドッグを拾って食べた。すると、蓄積ダメージが大きく回復した。

ネクサス「あれ? 傷が治ってる…」
アリア「何ですって!?」
ZO「なるほど、食べ物は回復アイテムって訳か…」

一方、リスティリアの近くにマーカライトファープと言う熱線砲が落ちてきた。

リスティリア「何か変な物が落ちてきたなぁ…」

リスティリアはそのマーカライトファープを地面に設置した。すると、マーカライトファープは強力な熱線を放った。その射線上にいたフォックスとZOはダメージを受け、吹っ飛ばされた。吹っ飛ばされて上空にいる2人に対し、リスティリアは追撃とばかりに火柱で攻撃する魔法のブレイズを唱えた。

リスティリア「ブレイズッ!!」

その火柱は見事命中し、フォックスとZOは撃墜された。

アリア「やるじゃない」

その時、ステージの地形が変化した。

ネクサス「何だ何だ?」

ステージは火山地帯の様な炎のステージに変化した。

かなで「暑い…」

そんなかなでに近づく1匹のポケモンがいたほのおタイプのポケモンフォッコである。

かなで「かわいい…」

すると、フォッコは近づいてきたかなでに対し、ひのこで攻撃した。

かなで「うっ! いけない、この子たちは攻撃してくるんだった…」
アリア「あんた、最初にマスターファフニールから説明受けたでしょ…」
かなで「かわいかったから、つい…」

フォックス「参ったな…まさか追撃を食らうとは…」
ZO「そうだな」

すると、フォックスの近くにほのおタイプのポケモン、ロコンが現れた。

ZO「…君の子供かい?」
フォックス「違うよ!!」

すると、ロコンはフォックスに対し、ひのこを放った。

フォックス「うわあっ!!」
ZO「うん、確かに違うみたいだ」

一方、アブソルはリスティリアと交戦していた。魔導障壁で防御するリスティリアに対し、アブソルはつじぎりで攻撃した。その刃はリスティリアの魔導障壁を貫通し、リスティリアを吹き飛ばした。その時、アブソルの近くにモンスターカードが落ちてきた。アブソルがそのモンスターカードを使用すると、魔導戦士ブレイカーが現れた。魔導戦士ブレイカーはリスティリアに近づくと手に持った剣でリスティリアを滅多斬りにし、撃墜した。リスティリアを撃墜すると、魔導戦士ブレイカーは去って行った。

その頃、ネクサスはアリアの攻撃を受けていた。アリアは2本の小太刀でネクサスを次々と斬りつけていた。

ネクサス「くっ! 素早すぎて対応できない…!!」

その時、ネクサスから遠く離れた場所にキャラクターカプセルが落ちた。

ネクサス(あれは、キャラクターカプセル…よし! 一か八か!!)

ネクサスは高速移動する技、マッハムーブを使い、一瞬でキャラクターカプセルの所まで向かった。ネクサスを見失って驚くアリアをよそにネクサスはキャラクターカプセルを使った。すると、中からリオレウスが現れた。

アリア「何よ、あれ!? でっかいドラゴン!?」

リオレウスは手始めにアリアに対して炎ブレスを吐き、アリアを撃墜した。その後、戦場の至る所に次々と炎ブレスを吐いた。直後、リオレウスは空高く飛び、かなでに急降下攻撃をした。その攻撃を食らい、かなでは撃墜された。かなでを撃墜すると、気が済んだのか空高く飛翔して去って行った。

ネクサス「凄く強いアシストキャラだったな…」

すると、リオレウスの被害にあった他のファイター達がネクサスをじっと睨んでいた。

ネクサス「…え?」

その後、ネクサスは他ファイターの袋叩きを食らって撃墜された。

アリア「ったく、酷い目にあったわ」
フォックス「そう言えば、まだアブソルとデスティニーだけ一度もやられてないな…」
アブソル「ソルッ!?」
デスティニー「お前! 余計な事言うな!!」
かなで「そうね…可哀想だけど、一度撃墜しておかないと…」

アブソルはかなでのハンドソニックの攻撃を連続で食らい、撃墜された。一方のデスティニーもフォックスのサマーソルトキックを食らい、撃墜された。

ZO「これで全員一度ずつ倒されているな…」

すると、ZOの近くにキャラクターカプセルが落ちてきた。

ZO「早速使うか…」

すると、キャラクターカプセルの中から出てきたのは海馬瀬人だった。

海馬「呼ばれたからにはオレの活躍を存分に見せてやる! 出でよ! 青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)!!」

海馬は白い体と青い眼の龍、青眼の白龍を召喚した。

アリア「またドラゴン!?」
海馬「食らえ! 滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)!!」

青眼の白龍は滅びの爆裂疾風弾を放って攻撃した。その破壊光線は凄まじい威力を誇り、アリア、フォックス、ネクサス、かなでは一瞬で消し飛ばされ、撃墜された。

海馬「粉砕! 玉砕! 大喝采!! ワハハハハハ!!」

一気に4人も撃墜して気が済んだのか、海馬は去って行った。そんな中、リスティリアはステージの壁際に隠れていて攻撃を受けずに済んでいた。

リスティリア「た…助かった…」
ZO「と、思ったら大間違いだぞ、リスティリア!」
リスティリア「あっ…」

ZOは空高くジャンプし、リスティリアにZOキックを放った。リスティリアはZOキックを食らい、吹き飛ばされたが、ギリギリ場外まで吹き飛ばされなかった。

リスティリア「あ…危なかった…」
ZO「もう一撃…!」

すると、ポケモンスタジアムの地形が変化した。炎のステージから今度は水辺のある水のステージへと変化した。

リスティリア「あら、綺麗なステージになったわ」
ZO「隙あり!!」
リスティリア「かかったわね! アイシクルバースト!!」

リスティリアは上級氷魔法、アイシクルバーストを唱えた。アイシクルバーストは自分の周りに巨大な氷柱を発生させる呪文であり、ZOはその氷柱に串刺しにされ、撃墜された。

リスティリア「私の作戦勝ちね!」

アリア「ったく、もうドラゴンの顔は見たくないわ…って、あんた達どうしたのよ?」

フォックスやネクサス、デスティニーはアリアの方を向いていなかった。よく見ると、顔が少し赤くなっている。

フォックス「…言っていいかな?」
アリア「なによ」
フォックス「水面に、スカートの中が映っているんだよ…」
アリア「えっ!?」

すると、アリアは顔を真っ赤にしながらホルスターに入っているコルト・ガバメント・クローンを取り出した。

デスティニー「お…おい! 落ち着け!!」
アリア「この変態! 成敗してやる!!」

アリアはコルト・ガバメント・クローンを次々と発砲して攻撃した。

フォックス「痛い痛い!!」
ネクサス「一旦落ち着くんだ!!」
アリア「うるさ~い!!」

アリアはフォックスを強く蹴り飛ばし、場外まで吹き飛ばし、撃墜した。

ネクサス「ちょっと待っ…」

続いてネクサスもアリアに場外まで投げ飛ばされ、撃墜された。

デスティニー「やっば」
アリア「はあああああ!!」

デスティニーはアリアの2本の小太刀に滅多切りにされた。その後、トドメと言わんばかりに回し蹴りを食らい、撃墜された。

かなで「怒りの力って…怖い…」

そのかなでの様子をじっと見ていたアブソルは、隙を付いてかなでにかまいたちを放って攻撃した。

かなで「うっ!」

かなではギリギリ場外に吹っ飛ばずに済んだが、近くにいたステージギミックのスターミーのハイドロポンプを食らい、撃墜された。

リスティリア「もう3人もゲームオーバーになっちゃったのか…」
ZO「残っているのは、俺、リスティリア、デスティニー、アリア、アブソルか…」
デスティニー「で、アブソルとリスティリアはまだ1度しかやられてない、と」
リスティリア「あ、ばれちゃった?」
デスティニー「よし、撃墜してやる!!」

デスティニーは高エネルギー長射程ビーム砲を撃って攻撃した。リスティリアとアブソルはそのビームを食らい、撃墜された。

アリア「これで全員ストック1ね」

その後、撃墜された2人も戻ってきてバトルロワイアルが始まった。

ZO「さて、決着をつけよう!!」

すると、ポケモンスタジアムの地形が変化した。今度は水から草に囲まれた草のステージになった。

アリア「よかったわ、これでスカートの中が見えなくて済む」

すると、ステージギミックのフシギバナが現れて何かをチャージし始めた。

デスティニー「…あのポケモンは何してるんだ?」
リスティリア「何か嫌な予感がする…」

完全にエネルギーをチャージしきったフシギバナはリスティリア向けてソーラービームを放った。

リスティリア「やばっ!」

リスティリアは近くにいたZOを盾にして攻撃を防ごうとしたが、あまりの威力に2人とも撃墜されてしまった。

デスティニー「…何してんだよ、あいつ…」
アリア「あのリスティリアって子、本当に天才魔法使いなのかしら?」

すると、アリアの近くにハイパーバズーカが落ちてきた。ハイパーバズーカは威力の高い弾丸を発射する事の出来るバズーカである。

アリア「悪くなさそうな武器ね」

アリアはハイパーバズーカを拾い、アブソルに向けて撃った。アブソルはその攻撃を食らい、一撃で撃墜された。

アリア「凄い威力ね、次はあんたよ…って、あれ? 逃げるなこの卑怯者!」

アリアがハイパーバズーカを向けた先にデスティニーはいなかった。すると、デスティニーはアリアの後方から現れた。デスティニーはアリアに見つからないよう、アブソルが狙われている間にアリアの後方に回り込んだのだ。当然、突然の出来事にアリアは対応できず、気付いた時にはデスティニーはすぐそばだった。そして、デスティニーはアロンダイトでアリアを叩き斬って一気に場外まで吹き飛ばし、撃墜した。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、デスティニー!!」
デスティニー「マユ、俺、やったよ!!」

こうして、今回のアルスマはデスティニーの作戦勝ちとなった。今回のアルスマもいつも通り終わると思われていたが、今回は違った。何と、初の挑戦者が現れたのだ。

デスティニー「…で、挑戦者ってのは、お前?」
???「そうや、わいや」
デスティニー「お前誰?」
???「わいか? わいはサンシロウや、関西最強の男やで」
デスティニー「それ本当かよ? 実は自称なんだろ? もし自称だったら関西の人に謝れよ?」
サンシロウ「何やて!? 失礼な! 自称かどうか、今から存分に見せたるわ!!」

すると、サンシロウは空高く飛び、デスティニーに急降下キックを放った。

デスティニー「…早い!!」

デスティニーはそのキックをギリギリ回避した。すると、サンシロウはそのまま場外へ飛んで行って自滅した。

デスティニー「…はぁ?」

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、デスティニー!!」

こうして、初の挑戦者戦はあっさりと終わった。その後、控え室では挑戦者のサンシロウと共に今回の参戦ファイターが話をしていた。

サンシロウ「と、言う訳で新しいアルスマファイターのサンシロウや、よろしゅうな!」
リスティリア「自称、関西最強の男のサンシロウね、よろしく」
サンシロウ「そこ! わいは正真正銘関西最強の男や!!」
シン「はいはい、分かったよ」
麻生「しかし、シンくん、君若いのに中々やるね!」
シン「確実に勝つにはあの方法がいいと思ったんです」
リスティリア「君も中々の天才みたいだね、見直しちゃった!」
アリア「でも、次回こそはあたしが勝つから!」
シン「いや、次も俺が勝つからな!」
孤門「僕も、これから頑張って行かないと!」
かなで「そうね…」
フォックス「俺は最下位かぁ…帰ったらファルコになんて言われるか…」
アブソル「ソル…」
孤門「大丈夫ですよ、最初はみんなそんなもんです、僕がナイトレイダーに入隊した時なんてそれは酷かったですから」
フォックス「そうだよな、ありがとう、孤門」
サンシロウ「ほんで! 次回の大乱闘には、早速わいが参戦するんや! 頑張るで~!!」
シン「おう、頑張れ頑張れ」
サンシロウ「何やその反応~!!」

今回の大乱闘もファイター同士の絆を深めるには十分だった。そして新たなファイターのサンシロウ、彼の実力やいかに?

・サンシロウ
[原作では…]
初登場は2020年、今は亡き動画版アルスマに第一の挑戦者として登場した。関西最強を自称する男性だが、戦い方が下手なせいで非常に弱い。作者の中の典型的な関西っ子を表現したキャラである。
[アルスマでは…]
最弱キャラと言う肩書がこれでもかと言う程似合うファイターである。全ての能力が最低レベルであり、大体はすぐ倒されてしまう。一応、攻撃力ぐらいは高いんです、一応…。ちなみに、名前の由来は1・2の三四郎と言う漫画の主人公、東三四郎(あずま さんしろう)から。何でそんな昔の漫画を知ってるのかって? 昔一緒に仕事してた人に借りたのよ。

[ステージ アルスマストリート]

一大人気競技となったアルスマは今や知らない人がいない人気競技となった。今や特集などが組まれるようになり、アルスマ新聞なるスポーツ新聞なども誕生した。そんなアルスマの今回の出場ファイターはサンシロウ、イオナ、千初、マジレッド/魁、バーサル騎士ガンダムクラウド、クー&レン、メイプルだ。今回の出場ファイター達はいつも通りアルスマストリートに集合していた。アルスマストリートはアルスマ界の人気観光スポットであり、周りには観客たちが集まっていた。当然、観客たちに流れ弾などが飛ばないよう、バリアが張られている。

レフェ子「今回のルールもいつも通り時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
サンシロウ「よっしゃ! わいの実力を見せたるわ!!」
イオナ「さて、やれるだけやってみますか」
千初「周りに観客さん達がいっぱいいますね」
魁「天空聖者よ、我に魔法の力を! 魔法変身! マージ・マジ・マジーロ!!」
マジレッド「みんな俺達を応援してくれてるんだ! 何か嬉しいな!」
バーサル騎士「バーサル騎士の称号に恥じぬ活躍をせねばならないな」
クラウド「俺が勝つが、構わないな」
クー「いや、オレが勝つね!」
レン「クー、頑張って…」
メイプル「みんな強そうだけど…私勝てるかな…?」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時にサンシロウが近くにいたイオナに攻撃を仕掛けた。

サンシロウ「食らいや! サンシロウパーンチ!!」

しかし、イオナはその攻撃を回避し、サンシロウの後方に回り込んだ。

イオナ「甘いですよ」
サンシロウ「何やて!?」

イオナは持っていた鉄の暗器でサンシロウを連続で斬りつけた。この技はイオナの得意技、ハンティングスラッシュだ。当然、攻撃を食らったサンシロウが吹っ飛んだが、その先にはクラウドがいた。

クラウド「邪魔だ!」

サンシロウはクラウドのバスターソードで叩き斬られ、撃墜された。

クー「あいつ、弱すぎだろ…」

マジレッド「よし! 一気に行くぜ! マジ・マジカ! レッドファイヤー!!」

マジレッドはマジ・マジカの呪文を唱え、体に炎を纏って突撃した。マジレッドの攻撃を食らった千初とバーサル騎士は吹き飛ばされた。

バーサル騎士「あれがミスターマジレッドの魔法とやらか」
千初「中々やるみたいですね」

すると、千初の足元にキャラクターカプセルが落ちてきた。

千初「これを使います!」

千初がキャラクターカプセルを投げると、中から宇宙忍獣Xサバーガが現れた。左腕にドリルの付いた宇宙怪獣であるこの怪獣は忍者の様な技を使って戦う怪獣だ。すると、復帰したサンシロウがXサバーガを発見した。

サンシロウ「何や、あの怪獣、むかつくから八つ当たりしたるわ!!」

サンシロウはXサバーガにサンシロウストレートを放った。しかし、Xサバーガは地面を踏みつけ、畳返しの如くコンクリートの地面を踏み出した。その地面を殴ってしまったサンシロウは言葉にならない声を出して苦しんだ。すると、Xサバーガは3体に分身し、サンシロウをドリルで攻撃した。Xサバーガの分身攻撃を立て続けに食らったサンシロウは場外まで吹っ飛び、撃墜された。そして、Xサバーガは役目を果たして帰って行った。

クラウド「馬鹿だな、あいつ」
マジレッド「タイム制でもないのにアシストキャラに手を出すなっての」

一方、撃墜されて帰ってきたサンシロウはかんかんに怒っていた。

サンシロウ「何でわいばっかこんな目に会うんやー!!」
クラウド「お前が馬鹿で弱いからだろ」
サンシロウ「何やて!? お前今から叩き潰すから覚悟せい!」

すると、クラウドの近くにボム兵が落ちてきた。クラウドボム兵をサンシロウに投げつけた。ボム兵は大爆発を起こしてサンシロウは吹っ飛び、撃墜された。

クー「…あいつ、何がしたかったんだ?」
クラウド「さあな」

一方、メイプルの近くにキャラクターカプセルが落ちてきた。

メイプル「あ、使ってみよう」

キャラクターカプセルの中からはザンボット3が現れた。

メイプル「わ~! ロボットだぁ~!」
ザンボット3「ザンボット・ムーンアタァァァック!!」

ザンボット3は必殺のムーンアタックを放った。月の形をしたエネルギーがバーサル騎士の体を貫き、撃墜した。

一方のクーはイオナのスピードに苦戦していた。

クー「おいイオナ! ちょこまかすんなよっ!!」
イオナ「これも試合ですので」
レン「クー、同契(リアクト)しよう」
クー「そうだな、レン、一気に決めてやる!」

クーはレンと同契した、すると、レンが美しい剣に姿を変えた。

クラウド「何だあれは?」
バーサル騎士「ミスレンが…剣になった!?」

クーとレンは技を使用する為の謳(うた)を唱え始めた。

クラウド「何をする気だ?」
クー「東風の鐶(エウロスループ)!!」

クーは東風の鐶(エウロスループ)を放った。強力な風の刃がクラウド、バーサル騎士、イオナ、千初、マジレッドを纏めて場外まで吹き飛ばした。

クー「よぅし! 決まったぁ!!」

すると、力を使い果たしたレンは同契が強制解除され、レンは力を取り戻す為に眠りについた。

クー「お疲れ、レン、ゆっくり休んでく…」

クーの周りにはさっきの攻撃で撃墜された5人が恨みのこもった目で見ていた。

クー「あっ…」

その後、クーは5人に滅多打ちにされて撃墜された。

メイプル「ひぇ~、あれはやりすぎだよぉ…」
マジレッド「そう言えば、メイプルはまだ撃墜されてなかったな…」
メイプル「ひぇっ!?」
マジレッド「丁度モンスターカードが落ちてたから使ってみるか」

マジレッドが使用したモンスターカードからは機動砦ストロング・ホールドが現れた。本来このモンスターはある3体のモンスターが揃わないと攻撃力が0のモンスターなのだが、アルスマでは特別仕様として最初から3体が揃った状態で召喚されるのだ。

マジレッド「おっ! めっちゃ強そう! やっちまえ!!」

機動砦ストロング・ホールドはメイプルに対して強力なパンチを放った。ストロング・ホールドの得意技、スチールギアクラッシュだ。この攻撃を食らったメイプルは一瞬で場外まで吹き飛んで撃墜された。

マジレッド「やったぜ!」
バーサル騎士「そう言えばミスメイプルは防御が得意と聞いたが?」
イオナ「それなら、あまりに強すぎた為に弱体化されてるらしいですよ」
クー「元の世界だとどれだけ固かったんだよ…」

その後、撃墜されたメイプルは再び戦場に戻ってきた。

メイプル「やっぱり、元の世界の様にはいかないか~」
マジレッド「色々と強すぎて弱体化されてるらしいからな」
クー「だったら、簡単に倒せそうだな!」

そう言ってクーは持っていたばくだん石をメイプルに投げつけた。

メイプル「この能力は消えてませんように!」

メイプルは自分向けて飛んでくるばくだん石に自身の装備している大盾、闇夜ノ写(やみよのうつし)を向けた。すると、その闇夜ノ写にばくだん石が飲み込まれた。

クー「え!? 何があったんだ!?」
メイプル「よかった、悪食(あくじき)のスキルはそのままなんだ」

悪食のスキルはメイプルの闇夜ノ写にセットされているスキルであり、大乱闘ではあらゆるアイテムや技を吸収し、蓄積ダメージを回復させる事ができる。ただし、強すぎる攻撃は吸収する事ができない。

マジレッド「とりあえず、メイプルが元の世界でめちゃくちゃ強かった事だけは分かったよ」
クー「とんでもない相手だな、頭痛くなってきたぜ」
クラウド「さて、ここからは一気に決めさせてもらう」

クラウドはバーサル騎士に対して凶斬りを放った。凶斬りは相手を凶の字に斬りつける技である。更にクラウドは追撃として近くに落ちていたばくだん石を拾って投げつけ、バーサル騎士を撃墜した。

クー「あいつ、やるじゃん、オレも負けてられないな!」
マジレッド「隙あり!」

マジレッドはクーをマジスティックソードで攻撃した。

クー「ぐわっ!!」
マジレッド「ジージー・ジジル!!」

マジレッドはジージー・ジジルの呪文で魔法グローブのマジパンチを両手に装着した。

クー「あれは…グローブ?」
マジレッド「行くぜ! ファイヤースクリューアッパー!!」

マジレッドはクーにファイヤースクリューアッパーを放ち、撃墜した。一方のイオナは、自慢のスピードを千初に捕えられていた。

イオナ「くっ! 的確な…!!」
千初「私は銃の腕前なら負けるつもりはないですからね!」

すると、イオナの近くにアルスマクリスタルが落ちてきた。

イオナ「あれは…! アルスマクリスタル!!」
千初「私が取ります!!」

千初はイオナに取らせまいと連続でアルスマクリスタルを撃った。そして千初が何発かアルスマクリスタルを攻撃した時、イオナは装備していた鉄の暗器をアルスマクリスタルに投げつけた。すると、アルスマクリスタルが割れてイオナが取った。

千初「まさか…! 取れそうな頃を待っていたの!?」
イオナ「そうですよ、まんまと私の策にはまりましたね!」

イオナは自分のオーラを最大限まで高めた。

イオナ「行きますよ! オーラブラスト!!」

イオナは自分の掌からオーラブラストと言うオーラのビームを放って広範囲を攻撃した。その攻撃に千初、マジレッド、クラウド、メイプルが巻き込まれて撃墜された。

イオナ(あぁ、報復が怖い…)

そしてイオナの予想通り、イオナは撃墜された4人から手厚い報復攻撃を受け、撃墜された。

マジレッド「あんな攻撃かわせるかっての!!」
バーサル騎士「ミスイオナがビームを放つとは…予想外だった…」

その時、眠っていたレンが目を覚ました。

レン「んん…クー…」
クー「レン、同契行けるか?」
レン「うん、行けるよ」
クー「よし!!」

クーとレンは再び同契した。

千初「はつっ!? また剣になりましたよ!?」

クーとレンは再び嘔を唱え始めた。

クー「南風の弦(ノトス・コード)!!」

クーは南風の弦(ノトス・コード)を放ったが、全員が回避した。しかし、全員仲良く回避するはずもなく、クラウドは一緒に回避したバーサル騎士をノトス・コードの方に蹴り飛ばした。

バーサル騎士「ミスタークラウド、何をする!? うわあああっ!!」

バーサル騎士ガンダムは南風の弦(ノトス・コード)に巻き込まれ、撃墜された。そして、大技を放ったクーとレンは同契が解除され、レンは再び眠ってしまった。

クー「お疲れ、レン」

クラウド「さて、そろそろこの試合を終わらせるか」

クラウドは近くにいた千初を連続で斬りつけ、千初は一気に場外まで吹き飛ばされて撃墜された。

クー「やべ! オレの方に来る!!」

クーは逃げようとしたが、クラウドに追いつかれて凶斬りを食らって撃墜された。

メイプル「何とかしないとヤバいよ~」

そのメイプルの近くにはマスターボールが落ちていた。

メイプル「よし! これを使おう!!」

マスターボールからはデオキシスが現れた。デオキシスクラウド目掛けてはかいこうせんを放ち、クラウドは消し炭になって撃墜された。

マジレッド「後はイオナとメイプルだけか!」
イオナ「そのようですね」
メイプル「負けないよ~」
マジレッド「一気に決めるぜ! マージ・ゴル・マジカ! ブレイジング・ストーム!!」

マジレッドは炎の竜巻で攻撃する技、ブレイジング・ストームを放った。

メイプル「や…やばっ! えいっ!!」

メイプルは装備している大盾の闇夜ノ写(やみよのうつし)で防御したが、弱体化して参戦したアルスマでは流石に防ぎきれず、大ダメージを受けた。

マジレッド「あれを食らって撃墜されないなんて…!!」
メイプル「防御には自信があったんだけどな~流石に弱体化したらダメージ受けるね」

すると、メイプルの近くにリベンジシューターが落ちてきた。メイプルはその銃を手に取った。

メイプル「これなら行ける!!」
マジレッド「やべえ!!」

メイプルはリベンジシューターでマジレッドを攻撃した。リベンジシューターは自分の蓄積ダメージによって威力が変わる銃であり、瀕死状態だと凄まじい火力となる。そして、その射撃攻撃を食らったマジレッドは撃墜された。

メイプル「よし! 後もう1人!!」
イオナ「残念ですが、こちらにもアイテムがあるんですよ」

イオナの手にはキャラクターカプセルが握られていた。そして、そのキャラクターカプセルの中からはクプクプが現れた。

メイプル「わ~かわいい生き物だ~」
イオナ「この怪獣…確か攻撃手段のない怪獣ですね…」

クプクプは大人しい小型の怪獣であり、当然人間を襲う事はない。

メイプル「なら、こっちの番だよ!!」

メイプルはイオナにリベンジシューターを向け、撃った。

イオナ「しまっ…!」

クプクプに気を取られていたイオナはリベンジシューターの凶弾に倒れ、撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、メイプル!!」
メイプル「やったよ! みんな、見ていてくれた?」

こうして、今回の大乱闘はメイプルが勝利した。アルスマストリートで行われたこの大乱闘では凄まじい大歓声が巻き起こった。そして、今回の大乱闘が終わった後、アルスマ本部の控室では今回の出場ファイター達が集まって話をしていた。

イオナ「あと一歩だったんですけどね…」
メイプル「いやいや、あそこで強いキャラクターが出てきてたら、私きっと負けてたよ?」
千初「そう言うイオナちゃんの最後の切り札、あれ凄かったです!」
イオナ「そうですか? ありがとうございます」
魁「つまり、アルスマで優勝するには運も大事って事?」
バーサル騎士「そう言う事になるみたいですね」
クー「じゃあ、今度はアイテムをたくさん使おう!」
レン「頑張れ、クー…」
クラウド「それより、あいつはどうする?」

控室の端ではサンシロウが体育座りして俯いていた。今回の大乱闘であっさり負けすぎてショックだったのだろう。

クー「何か、関わるとめんどい事になりそうだし、ほっとくか?」
イオナ「そうですね」
魁「じゃあ、帰ろっか」

こうして、今回の大乱闘は幕を下ろした。今回のアルスマであまり活躍できなかったサンシロウ、いつか彼が活躍する日は来るのだろうか?

[ステージ アイテム戦場]

全ファイターが一通り登場し、さらに盛り上がるアルスマ、どこも盛り上がりが激しく、関連グッズも飛ぶように売れている。今回の出場ファイターは翼、ネクサス/孤門、ZO/麻生、ダブルエックス/ガロード、カムイ、フォックス、キリト、クー&レンだ。ファイター達は今回の舞台となるアイテム戦場に集合していた。アイテム戦場は普通の戦場と変わらないが、とにかくアイテムが出てくるステージで、アイテムを駆使して戦う事がメインとなる。

レフェ子「今回のルールも変わらず時間無制限、ストック3、そして当然アイテムありです!」
翼「アイテムを駆使すればいいんだよな? 意外と頭使いそうだな…」
ガロード「コール! ダブルエックス!!」
ダブルエックス「使えるものは何でも使う! これ基本だよ」
クー「いくらでもアイテム使えるの? 最高じゃん!」
レン「クー…嬉しそう…」
フォックス「だが、アイテムをいくらでも使えるって事は逆に脅威だな…」
キリト「アイテムって強いから気を付けないとな」
カムイ「そうですね、キリトさん」
麻生「変身!!」
孤門「絆…ネクサスッ!!」
ZO「アイテムを使うと言うのは、中々慣れないものだな…」
ネクサス「ま、僕達自身あまり武器とか使いませんからね」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時にステージに大量のアイテムが現れた。その様子はまるで飴の入った袋を床にこぼした時の様であった。

キリト「うわっ! 思った以上に出てきた!」
翼「どれから使えばいいか分からない…」
ダブルエックス「こう言うのはな、片っ端から使えばいいんだよ!」

そう言ってダブルエックスは近くにあった転移結晶を拾った。このアイテムは乱闘中に「転移」の掛け声でステージのどこかにワープするが、ダブルエックスは使い方が分からず、困惑していた。

ダブルエックス「何これ? とりあえず投げてみるか」

ダブルエックスは転移結晶をキリトに投げつけた。だが、キリトはそれを掴んだ。

キリト「使い方が違う! これはこうやって使うんだよ!」

キリトは転移結晶を手に持ち、「転移!」と叫んだ。すると、キリトはどこかへと姿を消した。

フォックス「なるほど、ワープアイテムか」
カムイ「でも、こんな狭いステージに行き場所なんてありますかね?」

キリトが現れた場所はZOの目の前だった。

キリト「あ」

ZOは目の前に現れたキリトに対し、ZOパンチを放って吹き飛ばした。

キリト「やべ、ついいつもの感じで転移しちまった」
翼「何やってんだか」

翼は近くに落ちていたワープスターに乗った。そして、そのまま空高く上昇し、フォックスのいる場所に落下した。フォックスはワープスターに激突し、そのまま場外まで吹き飛び、撃墜された。

キリト「うわぁ…痛そ…」
クー「じゃあ、オレはこれを使うぜ!」

クーは近くにあったハイパーバズーカを拾ってキリト目掛けて撃った。キリトはハイパーバズーカの弾丸を食らって撃墜された。

クー「やっりぃ!」
ZO「強いな、あまり武器は使い慣れないが、使ってみるか」

ZOは近くにあったはじゃのつるぎを装備した。そしてそのままクーを攻撃した。

クー「うわっ! 何すんだこの!」

攻撃を受けたクーは仕返しにとZOにハイパーバズーカを投げつけ攻撃し、その隙に足元にあったスマートボムを投げつけ、大爆発を起こし、ZOは爆風に吹き飛ばされ、撃墜された。

クー「見たか!」
ネクサス「みんな中々やるな」

すると、ネクサスは見覚えのある銃を見つけた。

ネクサス「これは…ディバイトランチャー!」

ディバイトランチャーはネクサスの世界にある防衛チーム、ナイトレイダーの隊員が装備している大型分離銃である。ネクサスはそれを拾い、クーを撃った。攻撃を食らったクーは場外まで吹っ飛び、撃墜された。

ネクサス「流石、ナイトレイダーの銃だ」

一方、カムイは近くにモンスターカードが落ちているのを発見した。

カムイ「モンスターカードがありますね、使ってみましょう」

そのモンスターカードからは砦を守る翼竜が現れた。

キリト「あ、あいつ知ってるぞ! とりでをまもるよだっけ?」

すると、砦を守る翼竜は怒ったのかキリトに対し、火球の飛礫を吐き、攻撃を食らったキリトはそのまま崖へ落ちて行った。そして、役目を果たした砦を守る翼竜は去って行った。

カムイ「ありがとうございます、ドラゴンさん」

すると、崖からキリトが息を切らして戻ってきた。

キリト「死ぬかと思ったぜ…」
カムイ「あ、無事だったんですね」
キリト「間一髪崖に捕まる事ができたんだ」
ネクサス「なら、撃墜する!」

ネクサスはキリトに対し、容赦なくディバイトランチャーを撃った。

キリト「理不尽!!」

キリトはそのまま場外まで吹っ飛び、撃墜された。

カムイ「怖っ!」
ネクサス「次は君だ!」

ネクサスはカムイにもディバイトランチャーを撃ち、撃墜した。すると、ディバイトランチャーが弾切れになってしまった。

ネクサス「今までお疲れ、ディバイトランチャー」

フォックス「どのアイテムを使おうか…」
ダブルエックス「これやるよ!」

そう言ってダブルエックスはフォックスにボム兵を投げつけた。

フォックス「甘い!!」

フォックスはリフレクターを発生させ、ボム兵を反射した。

ダブルエックス「へ?」

ダブルエックスははね返って来たボム兵の爆風に吹き飛ばされ、撃墜された。

フォックス「残念だったな、ダブルエックス!」

一方、まだ1度もやられてない翼とネクサスはアイテムを駆使して戦っていた。

翼「俺はこれを使う!」

翼はファイトいっぱつを使った。このアイテムは一時的に攻撃力を上昇させるアイテムだ。ファイトいっぱつを使用した翼はネクサスを攻撃した。

ネクサス「くっ! 強い!」
翼「これでトドメだ!」

翼は気合斬りを放ってネクサスを場外まで吹き飛ばし、撃墜した。

翼「よし! 決まった!」

ネクサスを倒して翼は満足そうだった。そんな翼を狙っている1人の人物がいた、キリトだ。キリトは翼に後ろからそーっと近づき、翼をホームランバットで打ち、翼を空の彼方まで吹っ飛ばし、撃墜した。

キリト「よし決まったぁ!」

その後、キリトは用済みになったホームランバットをダブルエックスに向けて投げつけた。投げつけたホームランバットはダブルエックスにクリティカルヒットした。

ダブルエックス「痛った! 何すんだこの野郎!!」
キリト「何するって…これ大乱闘だぞ?」
ダブルエックス「もう怒った! これでお前を倒してやる!!」

ダブルエックスはモンスターボールを投げた。しかし、中から出てきたのはコイキングだった。コイキングはただはねる事しかできないただのハズレポケモンである。

ダブルエックス「何だ? この魚は」
キリト「コイキング、世界一弱いポケモンだよ」
ダブルエックス「ええええ!? そりゃないぜ!!」
キリト「運も大乱闘の内さ!」

そう言ってキリトはダブルエックスにチューインボムを投げつけた。

ダブルエックス「何これ?」
キリト「それはチューインボム、早く誰かになすりつけないと爆発するぞー」
ダブルエックス「えええ!? 誰か助けてくれーっ!!」

焦ったダブルエックスはフォックスの方に向かった。

フォックス「うわっ!? こっち来るなーっ!!」

その後、ダブルエックスはフォックス共々チューインボムの爆発に巻き込まれ、場外まで吹き飛んで撃墜された。一方、クーはアイテムをひたすら駆使して戦っていた。

クー「せっかくアイテムがこんだけあるんだ、使わなきゃ損だぜ!」

まずクーはボムチュウを地面に設置した。そのボムチュウは地面を這っていき、ZOに命中した。ボムチュウの爆発に巻き込まれたZOはそのまま撃墜された。

クー「まずは1人!」

続いてクーはキャラクターカプセルを使った。中からはレイズナーが現れた。

クー「強そうなロボット出てきた!」
レン「青くて綺麗…」
レイズナー「V-MAX、発動!」

レイズナーはV-MAXを発動させた。V-MAXを発動させると凄まじいスピードで移動できるのだ。そして、レイズナーは凄まじいスピードで翼とカムイとネクサスに体当たりをした。そして、翼とカムイとネクサスは場外まで吹っ飛ばされ、撃墜された。そして、役目を果たしたレイズナーは去って行った。

クー「凄い戦い方だったな…オレも見習わないと…」

すると、クーだけ1度しかやられていない事に気づいた他のファイター達がクーを睨みつけていた。

クー「や…やば…」

クーはスマートボムやボム兵を食らって撃墜された。その後、クーが帰って来ると、最終決戦が始まった。

フォックス「さて、決着を付けようか!」
翼「そうだな!」

クー「そう言う事なら、一気に行かせてもらうぜ!」

クーとレンは同契(リアクト)し、嘔を唱え始めた。

カムイ「あの様子…一気に決めるつもりですね!」
フォックス「でかいのが来そうだな!」

すると、アルスマクリスタルが落ちてきた。

ダブルエックス「アルスマクリスタル…行ける!!」

ダブルエックスはハイパービームソードでアルスマクリスタルを攻撃した。すると、アルスマクリスタルが割れてダブルエックスが取った。

クー「東風の鐶(エウロスループ)!!」
ダブルエックス「行っけぇぇぇ! ツインサテライトキャノン!!」

東風の鐶とツインサテライトキャノンはしばらくぶつかり合ったが、最後の切り札であるツインサテライトキャノンの威力には敵わず、押し負けた。

クー「何だよあの威力!?」

その後、クーはツインサテライトキャノンに巻き込まれ、消滅した。

キリト「相変わらずお前のツインサテライトキャノンの威力はチート過ぎるよ」
ダブルエックス「いやぁ、それほどでも」

一方、カムイはクラッカーランチャーを拾った。

カムイ「これも射撃武器でしょうか?」

カムイはキリト目掛けてクラッカーランチャーを撃った。すると、クラッカーランチャーから発射された弾丸は花火となってキリトを襲った。

キリト「うわあああっ!!」
カムイ「なるほど、花火で攻撃するんですね!」

カムイはそのままクラッカーランチャーを撃ち続け、キリトを場外まで吹き飛ばして撃墜した。

フォックス「容赦ない攻撃だな…」
翼「いや、ただバズーカから花火が出たのが面白かったんだと思うぞ」

その頃、ZOとネクサスが交戦していた。ZOはキルソードを、ネクサスはほのおのつるぎを持って戦っていた。そして、両者互角の戦いを繰り広げ、鍔迫り合いになった。

ZO「中々やるな! ネクサス!」
ネクサス「そっちこそ、剣での戦いはあまり慣れてないんじゃないんですか?」
ZO「それは君もだろ?」
ネクサス「僕には手持ちの剣がないだけですよ」

両者が一歩も引かない戦いをしていると、ZOはキルソードが一定間隔で光っている事に気がついた。

ZO(もしかして、この剣が光っている時に攻撃したら、何かあるのか?)

そして、ZOは剣が光ると同時にネクサスに攻撃を仕掛けた。すると、ほのおのつるぎを破壊し、そのままネクサスに強力な一撃を浴びせた。ネクサスはそのまま場外まで吹っ飛び、撃墜された。

ZO「なるほど…剣が光っている時に攻撃すると強力な一撃、要するに必殺の一撃になるんだな」

一方のフォックスはキャラクターカプセルを拾った。

フォックス「よし! これなら!」

フォックスがキャラクターカプセルを投げると、中からダンクーガが現れた。

ダンクーガ「やあってやるぜ!!」

ダンクーガは断空砲フォーメーションの発射態勢を整えた。その射線上には翼とダブルエックスが入っていた。

ダンクーガ「断空砲、フォーメーションだっ!!」

ダンクーガが断空砲フォーメーションを発射すると、射線上にいた翼とダブルエックスが消し炭になった。

ダンクーガ「まっ、こんなもんかな?」

2人を撃墜して満足そうなダンクーガはそのまま去って行った。その頃、キルソードを装備したZOとカムイが交戦していた。当初、カムイはクラッカーランチャーを装備していたが、ZOのキルソードに真っ二つにされてしまい、今はアイテムを持っていないのだった。カムイは近くに何かアイテムがないか探した結果、あるものを見つけた。そのアイテムとは、バンパーである。バンパーは敵味方問わず、弾いて吹っ飛ばすアイテムであり、カムイはこれを使用する事をひらめいたのだ。早速カムイはZO目掛けてバンパーを投げつけた。すると、ZOは大きく弾かれてしまった。

ZO「えっ!? ちょっ…うわあああっ!!」

急に場外まで吹き飛ばされてしまったZOは対応に遅れ、そのまま奈落の底に転落し、ゲームオーバーとなった。

フォックス「後は俺達2人だけだな!」
カムイ「そうですね」

すると、フォックスはハイパーバズーカを持ちだした。一方のカムイもクラッカーランチャーを持ちだした。

フォックス(この勝負、一瞬で勝負が決まるな…)
カムイ(この一撃で決めましょう…)

カムイはフォックス目掛けてクラッカーランチャーを撃った。だが、フォックスは高く跳び、カムイにハイパーバズーカを向けた。カムイはすぐさま標準をフォックスに向けようとしたが、時すでに遅し、フォックスは既にハイパーバズーカのトリガーを引いており、ハイパーバズーカから放たれた弾丸の爆発がカムイを吹き飛ばした。そして、カムイはそのまま撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、フォックス!!」
フォックス「作戦完了!!」

こうして、今回の大乱闘はフォックスが勝利した。この様子はフォックスの故郷のライラット系でも中継されており、フォックスの仲間のスターフォックスのメンバーからフォックスに祝福のメッセージが送られて来たのであった。その後、今回出場したアルスマファイター達が集まって何やら話をしていた。

翼「フォックス、優勝おめでとう」
フォックス「ありがとう、翼」
孤門「前回の大乱闘の悔しさを見事晴らしましたね!」
フォックス「まあな、あの時はファルコにどやされたからな」
麻生「でも、さっき祝福のメッセージが送られてきたんだろう?」
フォックス「ああ、みんな喜んでたよ、もちろん、ファルコもな」
カムイ「よかったじゃないですか」
フォックス「ああ!」
クー「でも、今度はオレが勝つぜ、フォックス!」
レン「クー…燃えてる…」
ガロード「俺だって、まだ優勝を諦めた訳じゃないからな!」
キリト「そうそう、今回は負けたけど、次回は俺が勝つぜ!」
フォックス「ふっ…みんな燃えてるな、けど、次回も俺が勝つ!」

こうして、今回の大乱闘はフォックスの勝利となった。今回の大乱闘でまたファイター達は友情を深めた。ファイター達は次回の大乱闘でもきっと友情を深め合うであろう。

[ステージ 3DS]

今や定番の人気番組になったアルスマ、ファイターのファンクラブも作られ、人気が爆発している。今回の出場ファイターはドラゴニュート、カイト、ネオス/カグラ、龍騎/真司、デスティニー/シン、エイト、クラウド、キリトだ。そんな今回のステージは3DS、かつて一世を風靡した人気ゲームハードだ。3DSステージはソフトが起動する度にステージが変化する。そんなステージでファイター達はどうやって戦うのか?

レフェ子「今回のルールも変わらず時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
カイト「3DSとは、またまた懐かしい物を持ちだしてきたな…」
キリト「今や3DSも昔のゲームハードだもんな」
ドラゴニュート「ちなみに俺の3DSは未だ現役だぜ!」
真司「変身!!」
シン「コール! デスディニー!!」
龍騎3DSって、ゲームボーイの後継ハードなのか? 何だかガラケーみたいだな」
デスティニー「言われてみればそうも見えるな」
エイト「ちなみに、ドラクエ83DSでもプレイできるので是非プレイしてね!」
クラウド「宣伝するな」
カグラ「ネオーーース!!」
ネオス「みんなゲームが大好きなんだね、ちょっと和むよ」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時にドラゴニュートが攻撃を仕掛けた。

ドラゴニュート「先手必勝! ライトニング!!」

雷魔法のライトニングは掌から電撃を放つ魔法で、油断していた龍騎はその電撃の餌食となってしまった。

龍騎「ぐわあああっ!!」
ドラゴニュート「よし! 先制攻撃成功! 今日はいい日になりそうだ!」

すると、3DSドラゴンクエストIIIを起動した。

エイト「これは…! 伝説の勇者の物語!!」
ドラゴニュート「俺、ドラクエIIIやった事あるぞ! めっちゃ面白かった!」
クラウド「何の話だ?」

すると、ステージにスライムやさまようよろいが現れた。

エイト「モンスターだ!!」
キリト「おっ! 見た事のある奴ばかりだな!」

スライムやさまようよろいなどのモンスターは、ファイター達に攻撃を仕掛けた。

カイト「痛っ!!」
龍騎「こいつら、攻撃してくるのかよ!!」

ファイター達はモンスターを攻撃して倒そうとしたが、次から次へと湧き出てくるモンスターを前に、乱闘をする余裕もなかった。

ネオス「とんでもない奴らだ!」

すると、ドラゴンクエストIIIのラスボスである大魔王ゾーマが姿を現した。

ドラゴニュート「大魔王ゾーマだ!!」
エイト「何て威圧感だ! この威圧感は、ラプソーン以上だよ!!」

大魔王ゾーママヒャドを唱え、ファイター達を攻撃。痛手を負っていた龍騎と、防御が間に合わなかったドラゴニュートとカイトは、大魔王ゾーママヒャドを食らって撃墜されてしまった。

エイト「何て恐ろしい奴だ!!」

すると、ドラゴンクエストIIIは終了した

クラウド「やっと終わったか、さて、一気にケリをつける!」

クラウドはネオスに対し、凶斬りを放った。凶斬りを食らったネオスはモンスターの攻撃でダメージを負っていた事もあり、撃墜された。

クラウド「ついでにこれを食らえっ!」

クラウドは近くにあったスマートボムを投げた。その爆風に巻き込まれたデスティニーとキリトは撃墜された。

エイト「中々やるね、クラウド
クラウド「お前の実力を見せてみろ、エイト」
エイト「じゃあ、行くよ!」

エイトはギガデインの呪文を唱えた。強力な電撃がクラウドを襲い、クラウドを撃墜した。

エイト「やったね!」

一方、エイト以外の一度撃墜されたファイター達は、エイトを総攻撃する為、エイトに迫り寄った。

エイト「やばっ!!」

危機を感じたエイトはルーラで脱出しようとしたが間に合わず、デスティニーの投げたボム兵で撃墜されてしまった。

エイト「酷い目に会った…」

すると、3DSトモダチコレクション新生活を起動した。

ドラゴニュート「うわっ! 懐かしい! 中学生の頃よくやってたな~」
カイト「早くトモコレの新作出して」
クラウド「だから何の話だ?」

すると、ステージが遊園地に変化した。

デスティニー「遊園地か…」
ネオス「遊園地と言えば、僕はキングダイナスの事を思い出すなぁ…」

すると、何か大きな音が聞こえて来た。

龍騎「なあ、何か聞こえてこないか?」
クラウド「そう言えば、俺達のいる場所はレールの上…」
龍騎「って、やばっ!!」

そう言ったものの間に合わず、龍騎クラウドはジェットコースターにぶつかり、そのまま空の彼方まで吹き飛ばされ、撃墜された。

キリト「うわぁ、痛そ…」

その後、またステージが浜辺に変化した。

ドラゴニュート「浜辺か…ここなら安全だろう」
カイト「だが、足元が砂浜だから走りづらいな…」

すると、デスティニーが高く飛んだ。

キリト「そう言えばあいつ、大乱闘だと少しの間飛べるんだったな」
デスティニー「こっからお前達を狙い撃ってやる!!」

デスティニーは高エネルギービームライフルを撃ち、ネオスを攻撃、続けてフラッシュエッジと言うビームブーメランを投げてカイトとキリトを攻撃、更にトドメにと高エネルギー長射程ビーム砲を撃った。浜辺では大爆発が発生し、その爆発でカイト、キリト、ネオスが撃墜された。

ドラゴニュート「あの野郎、これでも食らいやがれ!!」

ドラゴニュートは落雷を落とす魔法、ドンナーを唱えた。落雷はデスティニーに無事命中し、デスティニーは場外まで吹っ飛び撃墜された。

エイト「ドラゴニュート、君の雷魔法の威力は中々だね」
ドラゴニュート「いやいや、エイトのギガデインには負けるよ」

2人が仲良く話していると、上からワープスターに乗ったキリトが落下してきた。その落下攻撃をモロに食らったドラゴニュートとエイトは場外まで吹っ飛び、撃墜された。

キリト「油断大敵だぜ、お二人さん!」

すると、トモダチコレクション新生活は終了した。

龍騎「ったく、ほのぼのしたゲームなのに恐ろしい事するぜ」
ネオス「ゲームって、見た目によらないものなんだね」
クラウド「ケリを付けるなら、今だな」

クラウドはすぐさまネオスに近づき、クライムハザードを放った。ネオスは耐えたが、クラウドは続けて凶斬りを放った。その連続攻撃には耐えられず、ネオスは撃墜されてしまった。

すると、ここでクラウドはリミットチャージを行った。クラウドにはリミットゲージと言う物があり、これが満タンになると、強力な技を放てるのだ。クラウドはリミットゲージを満タンにし、すかさず龍騎に急接近した。

龍騎「来るなぁぁーーっ!!」

クラウド龍騎に近づき、強力な回転斬りを放った。リミットゲージを満タンにして放つ大技、画竜点睛だ。その威力は凄まじく、龍騎は空の彼方まで吹っ飛び、撃墜された。

クラウド「このまま残りも片付けてやる」

すると、3DSスーパーロボット大戦UXを起動した。

ドラゴニュートスパロボUXか、個人的にスパロボ屈指の名作だと思う」
デスティニー「これって、確か俺出てくるよな」
ドラゴニュート「出てくるよ、しかもめっちゃ扱いがいい」
クラウド「何の話か分からんから全くついていけん…」

すると、ステージにスパロボUXの主役機であるオデュッセアが現れた。オデュッセアはダスク・ライフルを撃った。ダスク・ライフルから放たれた強力なビームはクラウドに命中、クラウドはそのまま場外まで吹っ飛び、撃墜された。

デスティニー「…何あの威力…」
ドラゴニュート「仕方ない、スパロボの主役後継機はみんなあんな強さなんだ」
カイト「みんなあんなに強いの!?」
ドラゴニュート「そうだよ、でも俺が一番強いと思うのはスパロボWのヴァルザカード」
キリト「それ聞いた事ある、ただでさえ強いのに裏技で無限行動する奴だろ」
ドラゴニュート「そうだよ、…って、今は大乱闘中だったな」

すると、オデュッセアは再びダスク・ライフルを撃った。その攻撃はキリトに命中し、そのまま撃墜された。

カイト「化け物め!」
ドラゴニュート「もう怖いから一気に決めよ…」

ドラゴニュートは近くにあったスマートボムをカイトとデスティニーの方に投げつけた。その爆風にカイトとデスティニーは巻き込まれたが、撃墜されず、踏みとどまった。

カイト「デスティニー、生きてるか?」
デスティニー「ああ、何とかな」

すると、エイトがカイトとデスティニーに近づいた。エイトは服のポケットに入っていたネズミの様な生き物、トーポに超辛チーズを食べさせた。

カイト「…何をする気だ?」

すると、トーポがしゃくねつの炎を吐き、カイトとデスティニーを撃墜した。

ドラゴニュート「そう言えばあったね、あんな攻撃方法」
エイト「トーポは僕の仲間なんだ、知らなかったかい?」
ドラゴニュート「すっかり忘れてた、だが、俺は負けないぞ!」

すると、エイトの近くにアルスマクリスタルが落ちて来た。

エイト「一撃で取れるかな…」

エイトはアルスマクリスタルにスマッシュ攻撃を放った。すると、そのスマッシュ攻撃は会心の一撃になった。

ドラゴニュート「か…会心の一撃だと…!?」
エイト「天は僕に味方をしてくれている!!」

エイトは剣に電撃を纏い、そのまま横一回転斬りを放った、エイトの最後の切り札ギガスラッシュだ。ギガスラッシュドラゴニュートに命中し、そのままドラゴニュートは空の彼方まで吹っ飛び、撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、エイト!!」
エイト「みんなやっつけて僕が優勝だ!!」

こうして、今回のアルスマはエイトの勝利となった。エイト優勝の知らせを聞いたエイトの仲間達は大喜びし、トロデーン城で宴を開き、大騒ぎしたと言う。今回のアルスマもいつも通り終わると思われていたが、今回は違った。何と、第二の挑戦者が現れたのだ。

エイト「挑戦者と言うのは君かい?」
???「ああ、そうだよ、おれは勇者ダイ、よろしくな!」
エイト「勇者ダイか…一体どんな力を持っているんだろう…」
ダイ「今からおれの力を存分に見せてあげるよ!」
エイト「じゃあ、行くよ! ライデイン!!」

エイトはライデインを唱えた、しかし、ダイはそれを回避した。

ダイ「やるね!でもおれも負けないよ!ライデイィィン!!」

ダイも同じくライデインを唱えて攻撃した、だが、エイトは竜神の盾で防御し、ダメージを最小限まで抑えた。

エイト「ッ! 君、ライデインを使えるのかい?」
ダイ「ああ、もちろん使えるよ、それがどうかしたの?」
エイト「驚いた、こんな小さいのに、本当に勇者なんだな…」
ダイ「ここでも小さいって言われるのか…」
エイト「でも、小さいからって手加減はしないよ!!」

エイトはダイに接近し、素早く2回攻撃した。

ダイ「早いッ!!」
エイト「僕のはやぶさ斬りを回避するなんて…!!」
ダイ「いや、驚いたよ、なら、おれ
も!!」

ダイは剣を逆手に持ち、エイトに突進した。そして、そのまま剣を振り、エイトを切り裂いた。

ダイ「アバンストラーッシュ!! ブレイクッ!!」

エイトはダイのアバンストラッシュを食らったが、ギリギリ吹っ飛ばされずに踏みとどまった。

エイト「くっ! それが君の特技かい?」
ダイ「ああ! これはアバン先生の奥義であるアバンストラッシュさ!」
エイト「そのアバン先生って人は中々の人なんだね…」

その時、エイトは考えていた、どうすればダイに勝てるかを。

エイト(あのアバンストラッシュをもう一度食らうと、間違いなく撃墜される…ここは一か八か攻めてみるか…)

エイトはダイに向かって走り出した。

ダイ「あの人、何をする気なんだ?」

エイトはダイに対してベギラマを唱えて攻撃した。

ダイ「当たるもんかっ!!」

ダイはベギラマを切り払ったが、そこにエイトはいなかった。

ダイ「まさか…上!?」

エイトは落下しながらダイにドラゴン斬りを放った。ドラゴン斬りを食らったダイはそのまま場外まで吹っ飛び、撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、エイト!!」

こうして、白熱した第二の挑戦者戦は終わった。その後、控え室では挑戦者のダイと共に今回の参戦ファイターが話をしていた。

ダイ「と、言う訳で今回新しくアルスマファイターになった勇者ダイだ、よろしく!」
カグラ「こちらこそよろしく!」
真司「へ~、こんな小さいのに勇者ねぇ…」
ドラゴニュート「まあ、別にいいんじゃないか? 最近は若いスポーツ選手が新記録作りまくってるし」
カイト「確かに、そう考えれば若い勇者がいてもおかしくはないかもな」
エイト「まあ、僕も結構若いんだけどね」
カイト「俺なんかまだ14だぞ」
キリト「え? カイトってそんな若かったのか? 以外だな…」
クラウド「だが、今回のステージ、中々苦戦したな…」
ドラゴニュート「俺は懐かしいゲームを見れて嬉しかったけどな」
キリト「確かに、ゲームっていい物だよな」
カイト「分かるわ~」
デスティニー「ところで、エイトの最後の切り札、シンプルだけどかなりの威力持ってそうだな」
エイト「ああ、ギガスラッシュね、一応他にもギガブレイクって技があるんだけど、アルスマではこっちが最後の切り札に採用されたんだ」
ダイ「ギガブレイク!?」
デスティニー「どうした? ダイ?」
ダイ「ギガブレイクって、父さんの技だ…それに、ギガスラッシュって、俺のギガストラッシュに名前が似ている…」
エイト「僕達って、意外な所で共通点があったんだね」
クラウド(この2人の技にここまで似通った共通点があるとはな…)
ダイ「エイトさん、これから勇者同士、仲良くしましょう!」
エイト「ああ、これからよろしくね、ダイ!」

こうして、今回の大乱闘はエイトの勝利となった。そして新たに参戦した勇者ダイ、小さき勇者である彼の実力やいかに?

・ダイ
[原作では…]
初登場は1989年から週刊少年ジャンプに連載されたDRAGON QUEST -ダイの大冒険-。デルムリン島にたった一人しかいない人間の少年であり、島にやって来たアバンとポップとの出会いを得て、世界を大魔王バーンから救う為に勇者として世界中を冒険し、様々な戦いを経験して強くなってゆく。
[アルスマでは…]
原作終了後の世界線から参戦、一応原作漫画版の世界線。同じ勇者キャラのエイトと違い、アバンストラッシュ等、高火力な技が揃っている。原作通り、素手で格闘する事も出来、かなりの強さを誇る。ちなみに、ダイの大冒険ドラクエ作品ではあるが、ジャンプ作品でもある為、アルスマではドラクエ枠とジャンプ枠の両方として数えている。

[ステージ デルムリン島]

新たなファイターであるダイが参戦し、更に盛り上がるアルスマ。当然、次の大乱闘には新ファイターであるダイが参戦するようだ。今回の出場ファイターはダイ、リスティリア、ティガ/ダイゴ、バーサル騎士、マルス、マリオ、アブソル、遊戯だ。そして、今回のステージはダイの故郷であるデルムリン島だ。デルムリン島には魔王がいなくなり、大人しくなったモンスター達が沢山暮らしている島である。たまにモンスター達が乱闘に介入してくるこのステージでどんな戦いが繰り広げられるのか?

レフェ子「今回のルールも変わらず時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
ダイ「おれの故郷で大乱闘するのか! みんなにいい所見せないとな!」
アブソル「ソルッ!」
ダイ「そう言えば、このモンスターは今まで見た事ないな…」
バーサル騎士「このモンスターはアブソルと言って、一般的にはポケモンと呼ばれるらしいです」
マリオ「ポケットモンスター、略してポケモンだね!」
ダイ「ポケモンかぁ…じゃあ、さっき変身したあの人は?」
ティガ「僕のこの姿はウルトラマンティガ、光の巨人だよ」
リスティリア「要するに、ダイ君の知らない種族が世界には沢山いるって事よ」
ダイ「おれ、結構冒険したけど、まだまだ世界って広いんだなぁ…」
闇遊戯「こうして見ると、年相応の少年だな」
マルス「確かに、でも彼、剣の腕は相当みたいだね、感で分かるよ」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時に、闇遊戯が行動を開始した。

闇遊戯「オレの先行! ドロー! オレはエルフの剣士を召喚する!!」

闇遊戯はエルフの剣士を召喚した。

ダイ「何だあのモンスターは!?」
闇遊戯「エルフの剣士さ、ついでにもう一体見せてやるぜ」

闇遊戯は続けてホーリー・エルフを召喚した。

ダイ「もう一体現れた!?一体君は何者なんだ!?」
闇遊戯「決闘者(デュエリスト)さ!!」

すると、遊戯はエルフの剣士にダイを攻撃させた。しかし、ダイは背中の鞘に入っているダイの剣を抜き、エルフの剣士を斬り裂いて撃破した。

闇遊戯「くっ! エルフの剣士が!!」
ダイ「続いてもう一体!!」

ダイはホーリー・エルフも倒そうとしたが、ホーリー・エルフは守りの固いモンスターであり、
逆に攻撃を弾き返された。

闇遊戯「どうやら、ホーリー・エルフの守りには敵わないみたいだな!」
ダイ「そうだね! と、言うか、他のみんなはどうしたんだろ…」

一方、ダイと闇遊戯以外のファイターは、デルムリン島のモンスター達に絡まれていた。だが、攻撃を受けてはおらず、ただ単にファイターに興味津々のモンスターが試合の妨害をすると言ったものであった。

マルス「ちょ…ちょっと君達下がろうか?」
リスティリア「危ないから下がっててね~」
アブソル「ソルッ!!」

しかし、デルムリン島のモンスター達はファイターに対しての興味が収まらず、遂にはファイター達を強引に連れて行った。

ティガ「まずい! このままだと場外に連れて行かれる!!」
バーサル騎士「だが、このモンスター達、力が強すぎる!!」
マリオ「あ、もうダメみたい」

そして、そのまま場外まで連れて行かれてしまい、ダイと遊戯以外は撃墜と言う事になってしまった。

ダイ「ちょっと駄目だよみんな! そんな事をしたら!!」

一緒に住んでいたダイの注意を受けたモンスター達は、おとなしく隅っこで観戦する事になった。すると、闇遊戯がある提案を出した。

闇遊戯「ダイ、オレ達も一度撃墜されるぞ」
ダイ「えっ? 何で?」
闇遊戯「オレ達以外の6人はちょっとしたアクシデントで撃墜された、だからオレ達のストックも均等にしとかないと不公平だろ?」
ダイ「確かにそうだね、そうしよう!」

その後、闇遊戯とダイも場外に行き、ストックを1つ失った。こうして、全員のストックは残り2つになったのだ。その後、気を取り直して第2ラウンドが始まった。

バーサル騎士「2人共、感謝します」
リスティリア「君達、正々堂々としてていいね、きっと将来いい彼女ができるよ」
ダイ「い…いや、そんな…」
闇遊戯「さて、こっから本気を出させてもらうぜ!!」
マルス「それは僕達も同じさ!!」

すると、ダイの近くにキャラクターカプセルが落ちて来た。

ダイ「これは確か、投げればいいんだよね、よし!!」

ダイがキャラクターカプセルを投げると、クロコダインが現れた。

ダイ「クロコダイン!!」
クロコダイン「久しぶりだな、ダイ、ここは任せてくれ」

すると、クロコダインは大技を放つ構えを取った。

クロコダイン「かあああああ――っ!! 獣王激烈掌!!!」

獣王激烈掌はクロコダインの必殺技であり、激しい2つの竜巻を放って攻撃する技である。

ティガ「間に合え! ウルトラシールド!!」

射線上にいたティガはウルトラシールドと言うバリアで防御した。

ティガ「ぐうぅぅぅぅぅっ…!!!」

獣王激烈掌を食らったティガだったが、気合で防御をして何とか乗り切ったのであった。

クロコダイン「驚いた…まさか獣王激烈掌を防御するとは…まだまだオレも修行が足らんな」

そう言ってクロコダインは去って行った。

リスティリア「あのワニの必殺技も凄かったけど、ティガくんの防御力も中々ね」
ダイ「リスティリアさん、クロコダインはリザードマンだよ」
リスティリア「えっ? トカゲだったの? ワニかと思った」
ダイ「だからトカゲじゃなくてリザードマンだって…」

そんな話をしていたダイとリスティリアを狙う2つの影があった。それはマリオとマルスであり、2人はダイとリスティリアを強襲した。だが、ダイとリスティリアは間一髪攻撃を回避した。

ダイ「危ないなぁ!」
リスティリア「もうちょっとで攻撃を受けていたわね…」

しかし、まだ危機は去っておらず、マリオとマルスの手にはアイテムが握られていた。それはキャラクターカプセルとモンスターボールだった。そして、マリオはキャラクターカプセルを、マルスモンスターボールを投げた。中からはウルトラマンエーステッカニンが現れた。

ダイ「ティガさんに似てるのが出てきた!」
リスティリア「で、もう1体は…セミ?」

ウルトラマンエースは必殺光線のメタリウム光線を放った。その光線をモロに食らったダイは撃墜されてしまった。一方のテッカニンはれんぞくぎりを放ち、そのまま次々と斬りつけてリスティリアを場外まで吹き飛ばして撃墜した。

ティガ「あれが、先輩ウルトラマンの力か!」
アブソル「ソルッ!」
闇遊戯「よし、オレは暗黒騎士ガイアを召喚する!」

暗黒騎士ガイアは馬に乗った騎士のモンスターである。

闇遊戯「行けっ! 暗黒騎士ガイア! アブソルとティガを攻撃だ!」

暗黒騎士ガイアはティガとアブソルの方に向かって走り出した。

ティガ「来るっ!」
アブソル「アブソッ!」

暗黒騎士ガイアの攻撃を避ける為、アブソルは回避した。しかし、ティガは体が動かなかった。

ティガ「しまった! さっきのクロコダインの攻撃のダメージが今頃…!!」

何と、クロコダインの獣王激烈掌を防御した際のダメージが今頃ティガの体に影響を与えたのであった。そして、暗黒騎士ガイアの攻撃を食らい、ティガは撃墜されてしまった。

闇遊戯「ティガ、撃破!!」

すると、バーサル騎士が電磁ランスで暗黒騎士ガイアを貫き、撃破した。

闇遊戯「くっ!」
バーサル騎士「隙だらけです!」
闇遊戯「ほう…攻撃後の隙を狙っていたか…」
バーサル騎士「ミスター遊戯のモンスターは攻撃後の隙が大きいですからな」
闇遊戯「気付いていたか…だが、これならどうする?」

闇遊戯はカオス・ソルジャーを召喚した。続いて魔法カード光の護封剣を使用した、すると、バーサル騎士とアブソルの上から複数の光の剣が降って来た。その光の剣はバーサル騎士とアブソルの動きを封じた。

バーサル騎士「これは…! 身動きが取れない…!!」
アブソル「ソルッ…!」
闇遊戯「その光の護封剣は相手の動きを一定時間止める事ができる!」
バーサル騎士「それは誤算だった…!!」
闇遊戯「行け! カオス・ソルジャー! カオス・ブレード!!」

カオス・ソルジャーは巨大な剣で衝撃波を発生させた。その衝撃波を食らったバーサル騎士とアブソルは撃破された。

闇遊戯「バーサル騎士、アブソル、撃破!!」

一方、ダイとリスティリアの2人はマリオとマルスの2人と戦っていた。

ダイ「さっきはよくもやってくれたな!」
リスティリア「甘く見ないでね!」

ダイは剣を逆手に持ち、アバンストラッシュをマリオに対して放った。アバンストラッシュを食らったマリオは空の彼方まで吹き飛ばされ、撃墜された。

マルス「何て威力だ!!」
リスティリア「あなたの相手は私よ! インフェルノ!!」

リスティリアは上級炎魔法のインフェルノを唱えた。マルスはその炎でこんがり焼かれ、撃墜された。その頃、ティガと闇遊戯が交戦していた。

ティガ「さっきは不覚を取ったが、今度はやられないぞ!!」
闇遊戯「オレのモンスターがカオス・ソルジャーだけだと思ったら大間違いだぜ!」

闇遊戯は砦を守る翼竜を召喚した。

ティガ「相手は遊戯くんを入れて3体…なら!」

ティガはスカイタイプにタイプチェンジした。青い体色のスカイタイプは、スピードに特化した姿であり、素早い攻撃と身軽な動きが特徴である。

闇遊戯「姿が変わった!?」
ティガ「行くぞッ!!」

ティガは素早い動きでカオス・ソルジャーと砦を守る翼竜を撃破した。続けて闇遊戯にウルトラかかと落としを放ち、闇遊戯を撃墜した。こうして、全員のストックが1となった。その頃、島の隅っこで応援している1人の人物がいた。その人物は鬼面道士のブラス、ダイの育ての親だ。

ブラス「ダイー! 頑張るのじゃぞーっ!!」
ダイ「分かったよ、じいちゃん!」
リスティリア「さて! これからは真剣勝負よ!!」
ダイ「うん! おれ、絶対に勝ってみせるよ!!」
闇遊戯「いや、勝つのはオレだ!!」

闇遊戯はブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールを召喚した。

マルス「エースモンスターを2体も!?」
闇遊戯「一気にケリを付けてやる! ダブル・ブラック・マジック!!」

ブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールは同時にブラックマジックを放った。強力な光線がマルスを襲い、マルスは一撃で撃墜された。

マリオ「マンマミーア! 強すぎる!!」
バーサル騎士「あれがミスター遊戯の本気か!!」
ダイ「だったらおれも一気に決める!」

ダイは剣を逆手に持ち、アバンストラッシュを放った。その攻撃でブラック・マジシャンを撃破する事に成功した。

闇遊戯「くっ! ブラック・マジシャン・ガール!」

ブラック・マジシャン・ガールは黒・魔・導・爆・裂・波(ブラック・バーニング)を放った。この技はブラック・マジシャンが既に倒されていると威力が上昇する。その為、ダイはその威力に耐えられず、撃墜されてしまった。

ブラス「ありゃ…大乱闘はそう甘くないもんじゃな…」

一方、ティガとアブソルは2人で戦っていた。アブソルはティガの攻撃を軽々と回避していた。その一方でアブソルはティガの隙を付いて的確に攻撃を当てていた。

ティガ「くっ! これでどうだ!!」

ティガはティガスライサーを放つ構えを取った。しかし、アブソルはその構えの不意を突き、攻撃した。アブソルの技の一つ、ふいうちだ。攻撃を食らったティガは撃墜されてしまった。そして、残ったファイター達は激戦を繰り広げていた。

リスティリア「サイクロン!!」

上級風魔法のサイクロンの威力は強力で、サイクロンを食らったバーサル騎士は大ダメージを受けた。

マリオ「マリオトルネード!!」

マリオは体を回転させ、攻撃をした。その攻撃でブラック・マジシャン・ガールを撃破した。

闇遊戯「くっ!」

アブソルは大ダメージを受けていたバーサル騎士に対し、技の一つであるきりさくを放ち、撃破した。すると、アブソルの近くにアルスマクリスタルが現れた。

リスティリア「アルスマクリスタル!!」
闇遊戯「あれで決着が付くな!」
マリオ「ファイアボール!!」
リスティリア「フレイム!!」
アブソル「ソルッ!!」

闇遊戯以外のファイター達はアルスマクリスタルを取り合っていた。すると、闇遊戯は魔法カード魔法効果の矢を使用し、6本の光の矢を飛ばしてアルスマクリスタルを取った。

マリオ「し…しまった!!」
闇遊戯「オシリスの天空竜召喚!!」

闇遊戯は神のカードであるオシリスの天空竜を召喚した。巨大な深紅の龍は今回の舞台であるデルムリン島に降臨した。その姿に島のモンスター達は圧倒されていた。

闇遊戯「行くぜ! オシリスの攻撃! サンダーフォース!!」

オシリスの天空竜は超強力なビームを口から吐いた。その威力にリスティリア、マリオ、アブソルは消し炭となってしまった。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、遊戯!!」
闇遊戯「闘いの結末はカードだけが知っている!!」

こうして、今回の大乱闘は遊戯が勝利した。小さな島での白熱の大乱闘はかなり好評であり、中でもオシリスの天空竜の降臨シーンは迫力があったとかなり好評であった。その後、今回出場したアルスマファイター達が集まって何やら話をしていた。

リスティリア「優勝おめでとう、遊戯くん」
遊戯「ありがとう、リスティリアさん」
ダイ「いや~、完敗だったよ、でも、次はおれが勝つ!」
マルス「と、言うか遊戯くんって乱闘時と普段で全く性格違うよね」
遊戯「ああ、乱闘時はもう一人のボクに任せているんです」
マリオ「う~ん、よく分からないけど、二重人格って事かな?」
遊戯「そう言う事でOKですよ」
アブソル「ソル?」
バーサル騎士「ところであの赤い竜、凄まじい力を持っていましたね」
遊戯「オシリスの天空竜ですね、あれは神のカードの1つです」
ダイゴ「神のカードか…」
ダイ「あのドラゴン、島のみんなが怖がってたよ」
遊戯「そうなの? 何か悪い事しちゃったかな…」
ダイ「大丈夫、怒ってはなかったから、それにこれ、大乱闘だもんね」
遊戯「怒ってないならよかったよ、次回も大乱闘、頑張ろう!」
ダイ「うん!」
リスティリア(あの2人、とてもいい関係を築いているわね…)

こうして、今回の大乱闘は幕を下ろした。そして、ファイター達はまた絆を深めたのである。

[ステージ 攻城戦]

もう定番の人気番組となったアルスマ、その様子は連日放送され、アルスマ専門のスポーツ番組も組まれている。今回の出場ファイターはカムイ、マルス、フィオーレ、千初、ネクサス/孤門、ギャバンtypeG/撃、アリア、メイプルだ。そして、今回のステージは攻城戦だ。このステージは城の上、城内、地底世界と次々と地形の変わっていくステージである。変わっていく足場にファイター達は対応できるのだろうか?

レフェ子「今回のルールも変わらず時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
カムイ「今回は私達のホームステージですね!」
マルス「そうだね、でも僕、前回の試合からの続投だけど、いいのかな?」
千初「いいんじゃないでしょうか? 別にそんな決まりないでしょうし」
フィオーレ「ま、大体の事は全部マスターファフニールが決めるからね」
アリア「と、言うかこのステージ、えらく物騒ね」
メイプル「近くで戦い起こってるよね…」
撃「蒸着!!」
孤門「絆…ネクサスッ!!」
ギャバンtypeG「攻城戦…要するにどこかの軍が城を攻めてるのか…」
ネクサス「何事も起こらなければいいんですけどね」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時にギャバンがレーザーZビームを放って攻撃を仕掛けた。ギャバンtypeGの放ったレーザーZビームはネクサスに直撃し、ステージの外に吹き飛ばされたが、高速移動する技のマッハムーブでステージの上に戻って来た。

ギャバンtypeG「決まったと思ったんだがなぁ…」
ネクサス「そう簡単にやられませんよ!」

一方、フィオーレは千初の射撃攻撃を回避していた。

千初「動きが素早くて当たらない…!」
フィオーレ「遅い遅い!!」

フィオーレは素早い動きで千初に急接近し、連続でパンチを放つ技、ナックルラッシュを放った続けて稲妻かかと落としを放ち、千初を撃墜した。

フィオーレ「よし! いっちょ上がり!!」

その頃、アリアは二丁の拳銃でカムイとマルスを攻撃していた。だが、カムイとマルスは剣で銃弾を切り払っていた。

アリア「銃弾を切り払うなんて…あいつら何者!?」
カムイ「今度はこっちから行きますよ!!」

カムイは左腕を鋭い槍に変化させ、アリアを貫いて撃墜した。

マルス(かわいい顔して恐ろしい攻撃方法だなぁ…)

一方、メイプルは近くにあったキャラクターカプセルを拾った。

メイプル「これを使ったら、何かが出てくるんだっけ?」

メイプルはキャラクターカプセルを放り投げた。すると、中からチャージマン研が現れた。

メイプル「わ~! 男の子のヒーローだぁ!」
研「アルファガン!!」

研は装備していた光線銃、アルファガンを撃った。その射線上にいたネクサスは場外まで吹き飛ばされ、撃墜された。

研「ビジュームベルト!!」

研は装備しているベルトから光線を放った。その光線に命中したマルスは撃墜された。2人撃墜した研は満足そうに去って行った。

フィオーレ「ちょっと! あの子の強さ尋常じゃなかったわよ!?」
ギャバンtypeG「俗に言う当たりアシストキャラと言う訳か?」

すると、フィオーレの近くにもキャラクターカプセルが落ちて来た。

フィオーレ「私も使ってみよ!」

フィオーレがキャラクターカプセルを投げると、中からメフィラス星人が現れた。

メイプル「うわぁ! 今度は宇宙人だぁ~!!」
ネクサス「あいつはネオスから聞いた事があります、悪質宇宙人メフィラス星人ですね」
カムイ「悪質宇宙人? とても紳士的に見えるんですけど…」
ネクサス「宇宙人は見た目によらないって事ですよ」

メフィラス星人は腕からペアハンド光線を放った。ペアハンド光線はギャバンtypeGを的確にとらえており、光線の直撃を食らったギャバンは空の彼方まで吹き飛ばされ、撃墜されてしまった。

カムイ「とんでもない威力ですね!」
ネクサス「あいつは初代ウルトラマンと互角の戦いを繰り広げたらしいですからね」

メフィラス星人は続けてメイプル目掛けてペアハンド光線を放ち、ペアハンド光線を食らったメイプルは空の彼方に吹き飛ばされ、撃墜された。

ネクサス「メフィラス星人…恐るべき力だな…」
カムイ「ネクサスさんのお仲間さんはこんな相手と戦ってたんですね…」

その後、メフィラス星人は満足そうに去って行った。

カムイ「帰って行きましたね」
フィオーレ「さて、第二ラウンドを始めましょう!」

すると、ステージの地形が変化し、城内へと変わった。そこには、足場を持った大きな石像が建っていた。

アリア「へ~、おっきな石像じゃない」
マルス「この石像の持っている足場を使って戦うんだね!」
カムイ「崖も無くなったし、戦いやすそうですね!」
千初「じゃあ、試してみます?」

千初はスタングレネードを投げ、フィオーレ、アリア、マルス、カムイの4人はスタングレネードの光で怯んでしまった。そして、千初は4人が怯んでいるうちに石像をエネルギー銃で撃って破壊した。すると、石像は怯んでいた4人の方に倒れ込み、フィオーレ、アリア、マルス、カムイの4人は押し潰されて撃墜された。

千初「決まった!」
ネクサス「君、結構えぐい事するんだね…」
ギャバンtypeG「きっと報復が怖いよ…」

ギャバンtypeGの予想通り、千初は撃墜した4人に目を付けられた。

千初「は…はつ~…助けて…」

その後、千初は4人にコテンパンに叩きのめされ、撃墜された。

メイプル「ひえ~女の子相手に何もあそこまでしなくても…」
ネクサス「でも、やった側もマルス以外は女の子だよ」
ギャバンtypeG「女の恨みは怖いな…」

千初「ふう…酷い目に会った…」
アリア「しかしまずいわね…あたしもうストック1だわ、誰かさんのせいで」
千初「はつ~…」

そんなアリアの近くにモンスターカードが落ちてきた。

アリア「よし、これに賭けてみましょう」

アリアの使ったモンスターカードからは破壊竜ガンドラが現れた。破壊竜ガンドラは召喚したファイターが大ダメージを受ける代わりに戦場全体に強力な破壊光線を放つとても強力なモンスターである。

アリア「さて…これは吉と出るか凶と出るか…」

破壊竜ガンドラは体中から破壊光線を放った。破壊竜ガンドラの必殺技、デストロイ・ギガ・レイズである。その破壊光線はアリア以外のファイター全員に命中し、アリア以外のファイターを全て撃墜した。そして、この時点で千初とマルスはストックを全て失ってしまったのだ。

アリア「凄いモンスターがいたものね…」

ネクサス「何があったんだ?」
ギャバンtypeG「あ、アリアがやられてない、多分あの子の仕業だ」
フィオーレ「でも、かなりダメージを受けてるみたいよ」
カムイ「じゃ、これで」

カムイは腕を竜化させ、水弾を放って攻撃した。水弾はアリアに命中し、アリアは撃墜された。

フィオーレ「本当に瀕死状態だったのね…」

すると、突然メイプルが大盾を構えて突進してきた。

メイプル「えーいっ!!」
ギャバンtypeG「ぐはっ!!」

ギャバンtypeGは吹き飛ばされたが、崖がなかったため助かった。

メイプル「う~ん、崖があればなぁ…」
ギャバンtypeG「そんな都合よく…」

すると、地形が変化し、地底世界へと変わった。何とこの部屋、崖が存在するのである。おまけに崖の下には熱いマグマが煮えたぎっている。

ギャバンtypeG「いや、都合よすぎだろ」
メイプル「今度なら! えーいっ!!」

メイプルは再びシールドアタックをギャバンに放った。

ギャバンtypeG「ちょっ…うわぁぁーっ!!」

ギャバンtypeGは突然の出来事に対応できず、マグマの海に落ちて燃え尽きた。

ネクサス「うわぁ…熱そ…」

すると、ネクサスの近くにディバイトランチャーが落ちて来た。

ネクサス「おっ、ディバイトランチャー!」

ネクサスはディバイトランチャーを拾い、メイプル向けて撃った。メイプルはギャバンを倒して油断していた所を襲われた為、防御できずそのまま撃墜されてしまった。

ネクサス「まずはひとつ!」

続けてネクサスはフィオーレをディバイトランチャーで撃ち、そのまま撃墜された。

ネクサス「ふたつ! 最後は君だ! カムイ!!」
カムイ「くっ! 万事休すですか…!!」

そしてネクサスがディバイトランチャーを撃とうとしたその時、ディバイトランチャーは弾切れになってしまった。

ネクサス「…あれ?」
カムイ「…もしかして、弾切れですか?」
ネクサス「…そうみたいだね、あれだけ副隊長に残弾に気を付けろって教わったのに…」

逆転の機会が巡ってきたカムイはネクサスを夜刀神・終夜で次々と斬りつけた。そしてトドメに左腕を槍に変化させ、ネクサスを貫いて撃墜した。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、カムイ!!」
カムイ「勝負ありました!!」

こうして、今回のアルスマはカムイの勝利となった。今回のアルスマもいつも通り終わると思われていたが、今回は違った。何と、第三の挑戦者が現れたのだ。

カムイ「今回の挑戦者さんは、とても小さくてかわいい女の子なんですね、名前、何て言うの?」
???「イヴです」
カムイ「イヴちゃん、よろしくお願いしますね」
イヴ「うん、でも、手加減はしないよ」
カムイ「それじゃ、始めましょうか」
イヴ「分かった、じゃあ、こっちから行くね」

イヴは長く伸びた金髪を拳のような形に変化させた。

カムイ「えっ?」
イヴ「変身(トランス)! 手(ハンド)! 黄金の連弾(ゴールドラッシュ)!!」

カムイはイヴの髪の毛の拳で連続パンチを食らい、吹き飛んだ。

カムイ「髪の毛を拳に変化させる能力!?」
イヴ「髪の毛だけじゃないよ」

イヴは右手に槍を生成させた。

カムイ「えっ!?」
イヴ「変身(トランス)・槍(ランス)!!」

カムイは鋭い槍で貫かれそうになったが、とっさに自身の左腕を槍に変化させ、受け止めた。

イヴ「お姉さんも私と似たようなことが…」
カムイ「イヴちゃんほどじゃないと思いますけどね…」

カムイは右手に握っていた夜刀神・終夜でイヴを攻撃した、しかし、イヴはとっさにカムイから離れ、腕を盾に変化させた。

イヴ「変身(トランス)、盾(シールド)!!」

イヴは盾で夜刀神・終夜での攻撃を防御した。

カムイ「今度は盾!? 本当に何にでもなるって言うの!?」

するとイヴは背中に天使の翼を広げた。

イヴ「変身(トランス)! 天使の翼(エンゼルウイング)!!」
カムイ「あんな事まで…! でも…!!」

カムイも負けじと竜化して翼を広げた。

イヴ「お姉さんも空を飛べるの!?」
カムイ「そうですよ! そして次で決着を付けます!!」

2人は空に向かって飛翔した。空中ではイヴが再び右手に槍を生成した。

イヴ「行くよ!」
カムイ「ッ…!!」

イヴはカムイ目掛けて突進したが、カムイは紙一重で回避した。

イヴ「えっ…!?」
カムイ「はぁぁぁぁッ!!」

カムイはそのまま急旋回し、水流を纏いながらイヴに体当たりを放ち、イヴはそのまま場外に吹き飛ばされ、撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、カムイ!!」

こうして、変化能力のぶつかり合いが白熱した第三の挑戦者戦は終わった。その後、控え室では挑戦者のイヴと共に今回の参戦ファイターが話をしていた。

イヴ「と、言う訳で新しくファイターになったイヴです、よろしくお願いします」
メイプル「かわいい~! お人形さんみた~い!」
孤門「こうして見ると普通の女の子だな…」
マルス「身長はチキと同じくらいかな?」
フィオーレ「でもこんなに小さいのにあんな戦いができるなんて、凄いよ!」
イヴ「え…えっと…」
アリア「ちょっと、イヴが困ってるじゃない」
マルス「おっと、ごめんね」
イヴ「いえ、大丈夫です」
カムイ「しかし、驚きましたよ、こんな小さい子供があそこまで戦えるなんて…」
千初「ほんとですね、やっぱり世界は広いな~」
アリア「千初? あんた今日の石像押しつぶし、まだ許してないからね?」
千初「そ…それはもう許して…」
撃「あれも凶悪だったけど、アリアの呼び出した破壊竜ガンドラも中々凶悪だったよ」
アリア「あれは流石に強すぎたわね…マスターファフニールは何考えてるのかしら」
フィオーレ「案外何も考えてなさそうだよね、あの人」
孤門「確かに」
カムイ「とりあえず、今日はイヴちゃんの参戦をみんなで祝いましょう!」
メイプル「さんせ~い!」
千初「それじゃ、みんなで準備しましょう!」
マルス「そうだね!」
イヴ「私も手伝う」

今回の大乱闘もいつも通り成功を収めた。そして新たに参戦したイヴ、小さい体に秘められた彼女の実力やいかに?

・イヴ
[原作では…]
初登場は2000年から週刊少年ジャンプで連載されたBLACK CAT。武器商人トルネオの手によって生み出された生体兵器であり、変身能力を持っている。スヴェンの手によって救出された後は、掃除屋として活動してゆく。
[アルスマでは…]
原作漫画版設定で参戦し、原作終了後の世界線から参戦している。ちなみに、髪型はロングヘアの状態である。身軽で動きの素早いスピードタイプのファイターであり、変身能力を駆使して戦うが、かなり打たれ弱い。ちなみに、アルスマでもナノマシンによる自己修復能力は備えているが、雀の涙程度の回復量な為、ほぼ役に立たないと言っていいだろう。

[ステージ 歪世界の館]

新たなファイターであるイヴが参戦し、女性ファイターが1人増えた。当然、次の大乱闘にも参戦するようで、盛り上がりを見せている。今回の出場ファイターはイヴ、瑠依、サンシロウ、イオナ、ティガ/ダイゴ、アリア、遊戯、かなでだ。そして、今回のステージはイヴのホームステージである歪世界(ワープワールド)の館だ。歪世界の館は、イヴが元居た世界にいたとある人物が作り出した世界で、それをマスターファフニールとアルスマの技術班が再現したステージである。このステージは巨大な部屋の中で戦うが、たまに動く人形が攻撃してくる。この一風変わったステージでファイター達はどうやって戦うのか?

レフェ子「今回のルールも変わらず時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
イヴ「初めての大乱闘…頑張らなきゃ」
瑠依「初めてだからって、手加減はしないよ!」
イヴ「うん、望む所だよ」
サンシロウ「ま、今回の優勝はわいのもんやな!」
アリア「あんたは弱いんだから引っ込んでなさいよ」
サンシロウ「何やて!?」
ダイゴ「ティガーーーッ!!」
ティガ「しかし、このステージ、とても変わったステージだな」
かなで「不思議な感覚…」
イオナ「まるで不思議の国のアリスみたいですね」
闇遊戯「オレ達が小さくなるなんて、変な気分だぜ」
イヴ「違うよ、私達が小さくなったんじゃなくて、部屋が大きくなっただけだよ」
闇遊戯「それはそれで凄いな…」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時に闇遊戯が行動を開始した。

闇遊戯「オレの先行! ドロー! オレは暗黒騎士ガイアを召喚する!!」

闇遊戯は暗黒騎士ガイアを召喚した。

サンシロウ「何やあの化け物は!?」
闇遊戯「暗黒騎士ガイアの攻撃! 螺・旋・槍・殺(スパイラル・シェイバー)!!」

暗黒騎士ガイアは持っていた槍を高速回転させ、サンシロウを貫いた。サンシロウはそのまま空の彼方まで吹き飛び、撃墜された。

アリア「あいつ、相変わらず弱いわね…」
イヴ「行くよ!」

イヴは右手を刃物に変身(トランス)させてティガに斬りかかった。その攻撃をティガはギリギリ回避していた。

ティガ「くっ! 中々やるな!」
イヴ「まだまだ! 変身(トランス)・大槌(ハンマー)!!」

イヴは髪の先端をハンマーに変身(トランス)させ、そのままハンマーを手に持ってティガの頭をぶん殴った。

ティガ「ぐおっ!?」

頭を殴られたティガの意識がもうろうとしているその隙に、続けてイヴはハンマーでティガの横腹を殴り飛ばした。そのままティガは場外まで吹っ飛び、撃墜された。

一方、アリアは二丁拳銃を撃ち、瑠依を攻撃した。続けてアリアは瑠依を2本の小太刀で斬りつけ、撃墜した。

アリア「ま、これぐらいは当然よね!」

一方、闇遊戯は暗黒騎士ガイア以外にも、カース・オブ・ドラゴンを召喚していた。

イオナ「これ以上数を増やす前に倒した方がいいですね」
かなで「そうね…」
闇遊戯「フッ、甘いぜ! 魔法カード、融合!!」

魔法カード融合は、2体のモンスターを融合させ、融合モンスターを生み出すカードである。そして、暗黒騎士ガイアとカース・オブ・ドラゴンを融合させ、竜騎士ガイアを生み出した。

イオナ「こんな事までできるんですか!?」
闇遊戯「竜騎士ガイアの攻撃! ダブル・ドラゴン・ランス!!」

イオナとかなでは竜騎士ガイアのダブル・ドラゴン・ランスを食らい、撃墜された。

闇遊戯「イオナ、かなで、撃破!!」

その頃、乱闘に復帰したサンシロウは誰を狙うか考えていた。

サンシロウ「とりあえず、弱そうな奴を狙わなあかんな」

すると、近くにあった人形がサンシロウに近づいた。

サンシロウ「ん? 今、この人形が動いたような…ま、気のせいやな!」

その直後、サンシロウは人形にビンタを食らい、空の彼方に吹き飛ばされた。

サンシロウ「何でや~~~っ!!!」

そしてそのまま撃墜され、サンシロウは残りのストックが1になった。

瑠依「ん? 今、向こうでおぞましい悲鳴が聞こえたような…」
ティガ「関わり合うなって、それより、あの融合モンスターは脅威だぞ!」

闇遊戯が生み出した融合モンスターの竜騎士ガイアは高い戦闘能力を持っていた。すると、ティガの近くにキャラクターカプセルが落ちた。

ティガ「これに賭けるしかないようだな!」

キャラクターカプセルの中からは、海馬瀬人が現れた。

闇遊戯「海馬!!」
海馬「フン、遊戯め、その程度でこの大乱闘に勝てると思ったら大間違いだ! 出でよ! 青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)!!」

海馬は白い体と青い眼の龍、青眼の白龍を召喚した。

海馬「食らえ! 滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)!!」

青眼の白龍は滅びの爆裂疾風弾を放った。その威力は凄まじく、闇遊戯と竜騎士ガイアはもちろん、少し離れた場所にいたイヴまで撃墜されてしまった。

海馬「強靭! 無敵! 最強ぉ~!! ワハハハハハ!!」

ライバルである遊戯(とその使役モンスター+イヴ)を撃墜して気が済んだのか、海馬は去って行った。

アリア「相変わらずとんでもない威力ね!」

すると、アリアは他のファイター達に狙われていた。まだアリアだけやられてないので、標的となったのだ。

アリア「なるほど…あたしを狙っている訳ね!」
サンシロウ「そうや! 行くで~!!」
アリア「甘い!!」

サンシロウはアリアの2本の小太刀でメッタ斬りにされた上、蹴り飛ばされて撃墜された。

瑠依「あの人、一体何がしたいんだろ…」
ティガ「流石に弱すぎるよな」
イヴ「みんなどいて、モンスターを召喚したから」

イヴのいる方向を見ると、いつの間にかモンスターカードから召喚したカタパルト・タートルがいた。

瑠依「あのね、イヴちゃん、そのモンスターは誰かを射出しないと攻撃できないの…」
イヴ「そうなの? じゃあ…」

イヴは髪の毛を手に変身させ、瑠依を掴んで無理やりカタパルト・タートルにセットした。

瑠依「嘘…!? ちょっと待っ…!」
イヴ「瑠依さん、射出!!」

カタパルト・タートルから射出された瑠依はアリア目掛けて一直線に飛んで行った。

アリア「えっ!? ちょっと!!」

そして、瑠依はアリアに着弾し、両方とも撃墜された。

ティガ「イヴちゃん…かわいい顔して容赦ないなぁ…」
イオナ「大乱闘ですから…ねっ!」

油断していたティガにイオナは得意の高速斬撃で攻撃を仕掛けた。イオナの得意技、ハンティングスラッシュだ。

ティガ「くっ! 素早い動きに対応できないっ!!」

すると、ティガはスカイタイプにタイプチェンジした。

イオナ「それはスピード型のタイプですね!」
ティガ「そうだよ! これなら!」

ティガは素早い動きでイオナに連続攻撃を放った。スカイタイプの状態で放つティガサンダーダッシュである。ティガは攻撃を食らったイオナが怯んだ隙にウルトラボディーアタックを放ち、イオナを撃墜した。

ティガ「ふぅ…何とか撃墜できたな…」

しかし、そのティガを狙っている人物がいた、かなでである。かなではイオナを撃墜して油断していたティガを後ろからハンドソニックで貫いた。

ティガ「ぐはっ!」
かなで「油断したようね」
ティガ「くっ! 完全に油断した…」

かなではハンドソニックをVer.4に変えた。蓮の形状をしたVer.4は鈍器の様に扱えるため、ティガをぶん殴って空の彼方まで吹き飛ばし、撃墜した。

一方、別の場所ではイヴと闇遊戯が戦っていた。イヴは闇遊戯の召喚した砦を守る翼竜、エルフの剣士を次々と撃破し、現在はブラック・マジシャンと対峙していた。

闇遊戯「中々やるな! イヴ!」
イヴ「そっちこそ、よくこれだけの数を召喚できるよ」
闇遊戯「フ、オレが召喚だけしかできないと思うか?」
イヴ「えっ?」
闇遊戯「魔法カード、光の護封剣!!」

闇遊戯が光の護封剣のカードを使用すると、イヴの頭上から複数の光の剣が降って来た。そして、その光の剣はイヴの動きを封じた。

イヴ「くっ! 身動きがっ…取れないっ…!!」
闇遊戯「今だ! 黒・魔・導(ブラック・マジック)!!」

ブラック・マジシャンは黒い稲妻を放ち、イヴを撃墜した。

闇遊戯「油断したな、イヴ!」

その頃、別の場所ではアリアとかなでが交戦していた。アリアの二丁拳銃での銃撃を、かなではハンドソニックで切り払っていた。

アリア「銃じゃあんたにダメージは与えられないようね!」
かなで「じゃあ、どうするつもり?」
アリア「決まってるでしょ! これしかないわ!」

アリアは2本の小太刀でかなでを攻撃した。だが、その攻撃もかなでのハンドソニックに受け止められた。

アリア「くっ!」
かなで「次はこっちの番」

すると、後ろから光線が飛んできた。ティガの放ったティガスライサーだ。アリアとかなでは当たる寸前でその攻撃を回避した。

ティガ「惜しかったな…」
アリア「ちょっ! 危ないじゃない!」

すると、今度はアリアに対して上空から剣で攻撃する人物がいた、瑠依だ。アリアはその攻撃を当たる寸前の所で回避した。

瑠依「もうちょっとだったのに~」
アリア「あんた達、あたしに何か恨みでもあるの?」

すると、ティガはスカイタイプにタイプチェンジし、かなでにウルトラボディーアタックを放った。攻撃を食らったかなでが上空に吹き飛ばされた事を確認すると、ティガはパワータイプにタイプチェンジした。そして、上空にいるかなで目掛けてデラシウム光流を放った。デラシウム光流はかなでに見事命中し、かなでは撃墜された。

ティガ「決まった!」
アリア「隙あり!」

アリアはかなでを撃墜して油断していたティガを小太刀で攻撃したが、パワータイプになったティガの防御力は高く、あまりダメージがないようだった。

アリア「嘘!?」
ティガ「これでも食らえ!」

アリアはパワータイプのティガのティガ電撃キックを食らい、空の彼方まで吹き飛ばされて撃墜された。

瑠依「ウソ…」

この短時間で2人も撃墜したティガにあっけに取られていた瑠依はその場から立ち去ろうとしたが、案の定ティガに発見されてしまった。

ティガ「逃がさないぞ! 瑠依!」
瑠依「うわわーっ!」

ティガは空高くジャンプし、ウルトラかかと落としを放った。ウルトラかかと落としは瑠依にクリティカルヒットし、瑠依は撃墜された。

ティガ「よし!」

その頃、闇遊戯はイオナと交戦していた。だが、エースモンスターのブラック・マジシャンはイオナソニックエッジで撃破され、次のモンスターを召喚しようにもイオナのスピードがそれを許さなかった。

闇遊戯「くっ! 素早い奴だぜ!」
イオナ「行きますよ!!」

闇遊戯はイオナの技の一つ、クロッシングスラッシュを食らった。クロッシングスラッシュは相手をX字に斬り裂く技だが、威力はイオナの技の中でも特に高く、かなりのダメージを受けていた闇遊戯は耐えられず、撃墜された。

イオナ「これで全員のストックは1ずつですね…」

そして、ほどなくして残っているファイターが全員集合した。残るファイターはイヴ、イオナ、ティガ、アリア、遊戯、かなでである。

闇遊戯「さあ! 決着を付けようぜ!」
イヴ「望む所だよ」

闇遊戯はブラック・マジシャン・ガールを召喚した。

イオナ「あのモンスターはブラック・マジシャンが既に倒されていると攻撃力が上がるんですよね」
闇遊戯「そう言う事だぜ! 行け! 黒・魔・導・爆・裂・波(ブラック・バーニング)!!」

ブラック・マジシャン・ガールの放った黒魔導爆裂波により、イオナは撃墜された。

イヴ「どうやら本当に威力が上がっているようだね、何とかしないと…」

すると、イヴの近くにキャラクターカプセルが落ちて来た。

イヴ「これを使おう!」

キャラクターカプセルの中からは、イヴのよく知っている人物が出てきた。かつてイヴと共に戦ったトレイン=ハートネットである。

イヴ「トレイン!」
トレイン「よー、姫っち、よく呼んでくれたな、で? 何すりゃいいの?」
イヴ「あのトンガリ頭の人を倒して!」
トレイン「何だあいつ、俺よりトンガリ頭じゃん」
イヴ「あいつ、倒せそう?」
トレイン「楽勝! 今回は特別に電磁銃(レールガン)が使えるからな!」

すると、トレインは体に電気を帯電させ、電磁銃の発射態勢を整えた。

トレイン「電磁銃!」

トレインが電磁銃を発射すると、凄まじい速度と威力を持った弾丸が闇遊戯に命中した。そして、そのまま凄まじいスピードで闇遊戯は場外まで吹き飛び、撃墜された。

トレイン「ま、こんなもんかな、やっぱ電磁銃は凄え威力だ、じゃな! 姫っち!」

トレインは久々に撃った電磁銃の威力に満足したようで、そのまま帰って行った。

その頃、ティガとアリア、かなでが交戦していた。

アリア「あんたにさっきの借りを返しに来たわ!」
かなで「覚悟してね」
ティガ「2対1か…勝てるかな?」

すると、ティガたちのいる場所に向けてナイフを落とそうとしている者がいた、ステージギミックの人形だ。人形は狙いを付けながらティガ向けてナイフを落とした。

ティガ「ん? 何…」

ナイフはティガにクリティカルヒットし、ティガはそのまま撃墜された。

アリア&かなで「………危なかった~」

その後、気を取り直して残った3人の決戦が始まった。

アリア「さあ、決着を付けようじゃない!」
かなで「私達3人の決戦ね」
イヴ「絶対に勝つよ」

すると、アルスマクリスタルが落ちて来た。

かなで「あ、アルスマクリスタル」
アリア「先手は取らせてもらうわ!」

アリアは二丁拳銃でアルスマクリスタルを撃った。続けて、かなでは近くにあったハイパーバズーカでアルスマクリスタルを攻撃した。更に続けて、イヴは近くにあったボム兵を投げた
すると、アルスマクリスタルが割れ、イヴが取った。

アリア「まずいわ!」
かなで「もう…終わりね…」
イヴ「変身(トランス)! ナノスライサー!!」

イヴは髪の毛の先端部分を剣に変形させ、アリアをかなでを斬り裂き、撃墜した。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、イヴ!!」
イヴ「スヴェン…見ててくれたかな…?」

こうして、今回の大乱闘はイヴが勝利した。イヴの変身能力は大乱闘を見た視聴者から好評であり、アルスマの人気はうなぎ登りであった。その後、今回出場したアルスマファイター達が集まって何やら話をしていた。

瑠依「イヴちゃん、優勝おめでとう」
イヴ「瑠依さん、ありがとう」
アリア「あともうちょっとで勝てたのに、あんたって運がいいわね」
かなで「運も実力のうちって言うものね」
サンシロウ「それじゃ、わいは運が悪いって事やな…」
ダイゴ「いやいや、サンシロウもいつかきっと優勝できるよ」
サンシロウ「そのいつかがいつか分からへんから困っとんねん…」
闇遊戯「オレは、次優勝できるように自分のデッキを見直しておくぜ!」
イオナ「それじゃあ、私は自身のスピードに磨きをかけましょうか」
ダイゴ「おっ、僕に勝つ気だね」
イオナ「いえいえ、今回は少し油断しただけですよ、本気を出せば私が勝ちます」
イヴ「私も、みんなには負けないよ」
アリア「あたしだって、今度こそ優勝するんだからね!」
闇遊戯「フ、みんな燃えてるな、次の大乱闘も面白くなりそうだぜ!」

今回の大乱闘でまたファイター達は友情を深め、同時にいいライバル関係を持った。次回の大乱闘もきっと熱い戦いが繰り広げられるだろう。

[ステージ ローエングリン砲台]

今や安定した人気を獲得したアルスマ。TVCMも多く放送され、今やその名を知らない人はいないレベルである。今回の出場ファイターは翼、ドラゴニュート、カイト、デスティニー/シン、ダイ、フォックス、アブソル、キリトだ。そんな記念すべき10戦目のステージは、ローエングリン砲台だ。ローエングリン砲台は、シンの居た世界にあった戦略兵器であり、戦後地球連合軍が再び建造して廃棄されたものをアルスマに使用しているのである。このステージではたまにローエングリン砲台が発射されるほか、巨大モビルアーマーゲルズゲーがたまに戦闘に参加する厄介なステージである。果たしてこのステージでどんな激戦が繰り広げられるのか?

レフェ子「今回のルールも変わらず時間無制限、ストック3、アイテムありです!」
カイト「その説明、10回目になるけど、いつもご苦労さん!」
レフェ子(私だってこのテンプレ台詞以外の事も言いたいんだけどなぁ…)
ナレ男(仕方ないですよ、俺らこれが仕事なんですから…)
レフェ子(生きていくには十分な給料貰ってるから我慢するか…)
ドラゴニュート「てか、アルスマももう10戦目なんだな」
翼「なら、俺もそろそろ優勝しないといけないな」
ダイ「翼さん、優勝は渡さないよ!」
キリト「じゃ、俺は二度目の優勝を目指すか!」
シン「コール! デスディニー!!」
デスティニー「しかし、10戦目のステージがこことはな…」
フォックス「兵器を平和利用か…悪くはないな」
デスティニー(俺は前この兵器のせいで死にかけたんだけどな…)
アブソル「ソル?」
ナレ男「では始めます、3・2・1・GO!!」

いつも通りナレ男の掛け声で大乱闘が幕を開けた。それと同時にキリトがレイジスパイクで先制攻撃を仕掛けた。素早く突進して相手を斬りつけるこの技は、先制攻撃に有利なのである。だが、ダイはその攻撃をダイの剣で受け止めた。

キリト「やるな! ダイ!」
ダイ「そっちこそ、もう少し防御が遅かったら危なかったよ」

一方、ドラゴニュートとカイトは一進一退の攻防を繰り広げていた。カイトがソードブレイクを放つと、ドラゴニュートはそれを回避し、逆に剣に冷気を纏って斬りつける技であるコールドブレードを放つ、だが、カイトはハイパーソードで攻撃を受け止め、逆の手でスパークパンチを放つ。しかし、ドラゴニュートはそれを回避し、炎魔法のファイアで迎撃、それをカイトはハイパーソードで切り払った。

ドラゴニュート「これじゃ一生決着が付かないな」
カイト「そうだな」

戦いに夢中になっていたドラゴニュートとカイトは一つ重大なミスを犯した、それは、ローエングリン砲台のチャージに気付かなかった事である。他のファイターは既に退避していたが、2人はなおも戦っていた。そして、ローエングリン砲台が発射されると、そのままビームに巻き込まれて消滅した。ドラゴニュートとカイトは早速ストックを1つ失ったのである。

キリト「…何してんだあいつら?」
翼「どうやら発射に気付いてない様子だったぞ」
フォックス「彼らほどもあろう人物があんな初歩的なミスを…」

すると、アブソルの近くにキャラクターカプセルが落ちて来た。そのキャラクターカプセルをアブソルが使用すると、中から恐竜戦車が現れた。

デスティニー「あれは何だ? 連合の兵器にしては変な見た目だが…」
ダイ「機械の上に竜…? 変な見た目だな…」

すると、恐竜戦車は三連主砲を撃ってデスティニーとダイを攻撃し、撃墜した。

キリト「頭おかしい威力だな!」
翼「やばい! 今度は俺らを狙ってる!」
フォックス「多分あの威力じゃリフレクターでも反射できない、逃げろ!!」

キリト達3人は恐竜戦車の射程圏外から逃げた。しかし、逃げた先ではまた別の脅威が待っていたのである、そう、ステージギミックのゲルズゲーだ。蜘蛛みたいな下半身にストライクダガーの上半身をくっつけたこのモビルアーマーは、陽電子リフレクターと言う強固な守りを持つバリアを持っており、とても強力なモビルアーマーなのである。

キリト「や…やべぇ…」
ゲルズゲー「………!!」

その後、キリト達3人はゲルズゲーの下半身の前脚部先端のビーム砲で吹き飛ばされ、撃墜された。ゲルズゲーはキリト達を撃墜した後、どこかへ去って行った。それと同時に恐竜戦車も敵が近くにいなくなってやる事がなくなったのかどこかへ去って行った。アブソル以外の7人がステージに復帰すると、7人のファイター達が集まって話をした。

キリト「デスティニー! 何だよこのステージは! あいつ強すぎだろ!」
デスティニー「文句言うなよ! 昔のここはもっとやばかったんだから!」
ドラゴニュート「で、これからどうするよ」
カイト「まずはアブソルをぶっとばして…」
フォックス「その後はローエングリン砲台とゲルズゲーに気を付けて戦う!」
ダイ「それに決まりだね!」
翼「よし! 解散!」

その後、ダイがアブソルに急接近し、アバンストラッシュを放ってアブソルを即座に撃墜した。こうして、全員のストックが2になったのである。その後、各ファイターは優勝を目指して各自戦っていた。そんな中、キリトはキャラクターカプセルを発見した。

キリト「キャラクターカプセルか…よし!」

キャラクターカプセルの中からはウイングガンダムセラフィムが現れた。

キリト「見た事ないガンダムだな…なあ、このガンダム何?」
ドラゴニュート「あぁ…これはティエルの衝動って言うガンダムWの外伝作品に出てきたウイングガンダムセラフィムだよ」
カイト「聞いた事ないなぁ…」
ドラゴニュート「まあ、作品自体超マイナーだしGジェネにすら出てないからね、とりあえず、ガンダムの事なら俺に何でも聞いてくれ、大体は答えられるから」

すると、ウイングガンダムセラフィムドラゴニュートとカイトにバスターライフルを向けた。

カイト「…え?」
ドラゴニュート「おいおい! ご丁寧に説明してやったのにそれはないだろ!」

しかし、ウイングガンダムセラフィムは容赦なくバスターライフルの引き金を引き、2人を消し炭にした。その後、満足したのかウイングガンダムセラフィムは帰って行った。

キリト「おー、容赦ねえ」

だが、キリト達にも脅威が迫っている事に気づいていなかった、再びゲルズゲーが現れたのである。

ゲルズゲー「………」
キリト「うわっ! またお前かよ!」
ダイ「ここはおれに任せてくれ! アバンストラーーーッシュ!!!」

だが、ダイ渾身のアバンストラッシュもゲルズゲー陽電子リフレクターに弾かれてしまった。

ダイ「何て防御力だ!」
ゲルズゲー「………!!」

その後、ゲルズゲーはビーム砲を発射し、ダイとキリトを撃墜。

デスティニー(このゲルズゲー、明らかに大乱闘用に性能を強化されてる…)
アブソル「ソルッ?」
翼「デスティニー、どうしたんだ?」
デスティニー「みんな、あのゲルズゲーは俺達の力じゃ倒せない、手は出すな!」
フォックス「あっ、キャラクターカプセル」
デスティニー「おい! 話を聞けよ!」

フォックスがダメ元でキャラクターカプセルを使うと、中から天のゼオライマーが出てきた。

翼「こいつなら何とかしてくれそうだ!」

その直後、ゲルズゲーの発射したビーム砲が天のゼオライマーを直撃した。だが、天のゼオライマーはかすり傷ひとつなく、ピンピンしていた。

ザムザザー「………!!」
デスティニー「あいつ、強すぎだろ!!」
ゼオライマー「この冥王に刃向かって、生きて還れるつもりなのか…身の程知らずがッ!」

天のゼオライマーはメイオウ攻撃を放ち、戦場全体を攻撃した。その攻撃には呼び出した張本人であるフォックスや、ステージギミックのゲルズゲーローエングリン砲台も含まれていた。そして、今現在線上にいる4人全員が一度に撃墜され、更にステージギミックのゲルズゲー陽電子リフレクターを貫通して撃墜され、ローエングリン砲台も木っ端微塵に破壊された。

ゼオライマー「…クックッハッハッハッハッ、ァアッハァァッハッハッハッッ!!」

全てを破壊した天のゼオライマーは満足そうに帰って行った。その後、復帰したファイター達は何が起こったのか分からない様な表情をしていた。

フォックス「…何で俺までまきこまれたんだ?」
カイト「ま、これで邪魔者もいなくなってまともな大乱闘ができそうだな」
キリト「確かにそうだな」
デスティニー(マスターファフニールの奴…明らかにゲームバランス間違えてやがるな…)
アブソル「ソル?」

翼「行くぞっ!!」

翼はジャンプ斬りをフォックスに放った。その後、吹っ飛ばされて空中にいるフォックスを回転斬りで攻撃し、撃墜した。

翼「よし!」

一方、ダイはアブソルと戦っていた。ダイはアブソルの放つかまいたちをダイの剣で切り払い、逆にアバンストラッシュAを放って攻撃した。アバンストラッシュAがアブソルに命中した後、ダイはイオラを唱え、その爆風でアブソルを撃墜した。

その頃、キリトとデスティニーはドラゴニュートとカイトの2人と戦っていた。デスティニーが高エネルギービームライフルでカイトを攻撃し、キリトは自慢のソードスキルでドラゴニュートと戦っていた。ほぼ互角の戦いをしていたが、決着が付いたのはとあるアイテムの存在だった。そのアイテムとは、スマートボムだ。キリトが近くに落ちていたスマートボムをドラゴニュートとカイトの方に投げると、スマートボムが爆発し、ドラゴニュートとカイトが吹っ飛んだ。まだ撃墜されていなかった2人に対し、デスティニーは高エネルギー長射程ビーム砲を撃った。これにより、ドラゴニュートとカイトは同時に撃墜されてしまったのである。こうして、残ったファイターは翼、ダイ、キリト、デスティニーの4人になったのだ。

キリト「残ったのは俺達だけか」
デスティニー「ここからは真剣勝負だな!」
ダイ「負けないぞ!」
翼「さあ、行くぞ!!」

先手を取ったのはデスティニーだった、デスティニーは肩に装備していたビームブーメランを投げてダイを攻撃した。だが、ダイはそのビームブーメランを斬り落とし、デスティニーにアバンストラッシュを放った。アバンストラッシュはデスティニーにクリティカルヒットし、デスティニーは撃墜された。

ダイ「よし!」

だが、そのダイに対し、キリトはヴォーパルストライクを放ち、続けてダブルサーキュラーを放ってダイを撃墜した。こうして、残ったファイターは翼とキリトの2人になった。

キリト「さあ、残りはお前だけだ翼…」

その時、キリトの体に何かがくっついた、けむり玉だ。けむり玉は煙を大量に出し、キリトの視界を遮った。

キリト「まずい! 何も見えない!」

この瞬間にキリトに対して総攻撃を仕掛けてくると気付いたキリトは、いつでも反撃ができるように全神経を研ぎ澄まして反撃の構えを取った。だが、攻撃が来る気配がない、そして、けむり玉の効果が終わってしまった。

キリト「ふぅ…一体何だってんだ…」

その時、キリトの目の前にいたには、切り札待機状態の翼だった。

キリト「なっ…! まさか…!!」
翼「そのまさかさ」

翼はアルスマクリスタルを取る時間を稼ぐ為、けむり玉を使って時間稼ぎをしたのだ。そして、その作戦は見事成功した。

翼「受けてみろ! これが俺の最後の切り札…ソードオブバスターだ!!」

翼の最後の切り札、ソードオブバスターは、身体能力を極限まで上げた状態のまま、高速で連続斬撃を放つ技である。

翼「行くぞッ!!」

翼は高速でキリトを連続で斬りつけ、止めに剣を振り下ろして攻撃した。

翼「トドメだぁッ!!」

キリトはそのまま空の彼方に吹き飛ばされ、撃墜された。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、翼!!」
翼「よし! 俺の勝利だ!!」

こうして、記念すべき10戦目の大乱闘は翼が勝利した。第1戦目は最下位に終わった彼だったが、今回遂に念願の優勝を手にしたのである。そして、記念すべき10回目の大乱闘がここで終わるはずもなく、第四の挑戦者が現れたのである。

翼「優勝してすぐに挑戦者戦か…」
???「ここがアルスマか…」
翼「君は?」
???「俺はイングラムイングラム・プリスケン、簡単に言えば挑戦者だ」

そのイングラムと呼う男性は長い青髪と切れ長の目が特徴の男性であった。謎の多そうな彼に対し、翼は少し警戒していた。

イングラム「とりあえず、始めるか」
翼「ああ、そうだな」
イングラム「コール! R-GUN!!」

イングラムがそう叫ぶと、R-GUNと言う機体が転送されてきた。R-GUNはシンやガロードの駆るガンダムに似ている所もあったが、パーソナルトルーパーと言う機体に分類されており、ガンダムとは違っている。

R-GUN「さぁ…始めようか…」

翼は先手を取り、疾風斬りで攻撃を仕掛けた。だが、R-GUNのビームカタールソードで切り払われてしまった。翼が攻撃を仕掛けて切り払うまでの対応には隙が無く、その隙の無い対応に、翼は少し弱気になった。

翼「くっ!!」
R-GUN「単調な攻撃だな」
翼(何て強さだ…! まともな剣のぶつかり合いじゃこっちが不利だ…!)
R-GUN「覚悟はいいな」

R-GUNはビームカタールソードを連結させ、スラッシュブーメランにして翼に投げつけた。翼はそれを回避したが、戻って来たスラッシュブーメランに当たってしまった。R-GUNは戻って来たスラッシュブーメランを再びビームカタールソードにして翼を斬りつけた。この連続攻撃の威力は高く、翼は大きく吹っ飛ばされた。だが、ギリギリ場外は免れた。しかし、後1発でも攻撃を受ければ即撃墜だろう。

翼「ハァ…ハァ…」
R-GUN「フッ、それがお前の実力なのか?」
翼(くそっ…俺はここで負けるのか…? 負けたくない…負けられない…!!)

その時、翼の体に黄金のオーラが纏われた。それはまるで翼の強い生命力の証にも見えた。

R-GUN「その力…興味が湧いてきたぞ」

翼は、R-GUNのビームカタールソードの一撃をかわした。それは、まるでその攻撃が来ることを知っていたかのような余裕を持った回避だった。

R-GUN「何っ!?」
翼「はぁぁぁッ!!」

翼は新技の閃光天空斬りを放った、空高く飛びあがり、R-GUNを斬りつけて撃墜した。

ナレ男「ゲームセット!! 勝者、翼!!」

こうして、白熱した第四の挑戦者戦は終わった。

翼「終わった…のか…よかっ…」

この挑戦者戦で力を使い切ったのか、翼は地面に倒れ込み、気を失った。翼はすぐに医務室に運ばれたが、命に別状はなく、ただの過労で、1日眠っていればすぐによくなるとの事だ。その後、控え室では挑戦者のR-GUN/イングラムと共に翼を除く今回の参戦ファイターが話をしていた。

イングラム「新しく参戦するイングラムだ、よろしく頼む」
カイト「よろしくな!」
ドラゴニュート「しかし、翼の奴、大丈夫かな?」
シン「今はエイトと遊戯が付いて看てるから大丈夫だと思うぞ」
ドラゴニュート「あの二人がいてくれれば安心だな」
ダイ「ところで、イングラムさんのR-GUNって、シンさんやガロードさんのと同じガンダム?」
イングラム「俺のR-GUNはパーソナルトルーパーだ、ガンダムとは違う」
ダイ「そうなんだ、てっきり同じガンダムだと思ったよ」
フォックス「しっかし、今回のステージは色々とやばかったな」
キリト「ああ、記念すべき10戦目がこんな頭おかしいステージとはな…」
アブソル「アブソッ!!」
カイト「せめてもうちょっとマシなギミックはなかったのかね」
ドラゴニュート「確かにそうだな」
シン(あのゲルズゲーの力…どう考えてもおかしいな…)
キリト「さて、明日には多分翼の目が覚めてるだろうから、そこで優勝祝い&歓迎会をやろうぜ」
ドラゴニュート「それ、いいな!!」
カイト「賛成! やろうぜ!!」
イングラム「フッ、そうだな」

今回の大乱闘で、アルスマの人気が更に上昇した。そして新たに参戦したR-GUN/イングラム、彼の実力とは? そして翼の見せたあの力、あの力の正体とは一体? 新たな謎を抱え、まだまだ続くアルスマ、今後も乞うご期待!

・R-GUN/イングラム・プリスケン
[原作では…]
初登場は1999年発売のスーパーヒーロー作戦。月に廃棄されたパーソナルトルーパーをピースクラフトが回収し、イングラムが組み上げた機体。ハイパー・トロニウム・バスターキャノン形態に変形が可能で、高い戦闘能力を持っている。
[アルスマでは…]
スーパーヒーロー作戦の後の世界線から参戦しているが、スパロボシリーズとスーパーヒーロー作戦イングラムのいいとこ取りと言う、半ばオリジナルの設定で参戦している、なんだこれは
割と高めの火力を備えた武器を装備しており、一撃一撃のダメージがかなりのものである。ちなみに、アルスマだと本機もガンダム等と同じくパワードスーツであり、コール! ○○!!と呼ぶと転送されてくると言うヒーロー戦記スタイルである。

フリーダムバトル スペシャルエディションII「蒼き星を包みし戦火」

2100年11月27日、F91達はエスプランドル聖王国に戻り、異世界から来た2人にこの世界について教えた。2人ともこの世界の状況に驚きつつもすぐ理解したようだった。

アルス「つまり、この世界ではイフィニアドと言う悪の軍勢が襲って来てるんだな?」
F91「まあ、そう言う事になるな」
アルス「どこの世界にも悪い奴はいるんだな…」
カムイ「けど、このまま放置するわけにもいきませんね…」
アルス「だが、俺は一刻も早く元の世界に戻って大魔王ゾーマを倒さなくてはいけない」
カムイ「でも、どうやって元の世界に戻るんですか?」
アルス「それが一番問題なんだよな…」
カムイ「とりあえず今はこの人達と行動を共にしませんか?」
アルス「そうだな」
F91「これからよろしくな、え~っと…」
カムイ「そう言えば、自己紹介がまだでしたね、私はカムイと言います」
アルス「俺は勇者アルス、勇者オルテガの息子で大魔王ゾーマを倒す旅の途中だ」

異世界から来た2人が自己紹介を終えると、F91達も自己紹介を終えた。だが、エスプランドル聖王国への脅威はまだ去っていない。なので、これからどうするか、作戦会議をする事になった。

F91「あのババルウ星人とザム星人、きっとまた攻めてくるな」
サイバスター「だろうな、戦術的撤退とか言ってたしな」
アエリス「もし攻めてくるとしたら、今度はきっと大勢で攻めてきますね」
ビギナ・ギナ「今はこちらもある程度戦力は揃ってるけど、大勢で攻められたら勝ち目はないわね…」
ビルギット「せめてスペースアークの修理が終わってたらな…」
テオドール「あの艦は今修理を勧めてるけど、かなり損傷が激しくて修理には時間がかかるよ」
F91「それにどの道イフィニアドの機動兵器の集中砲火にあったらちょっと戦闘用に改修したとはいえ、練習艦のスペースアークじゃすぐ撃墜されるさ」
サイバスター「第一、そのイフィニアドさんはどれぐらいの数で攻めてくるんだよ」
ビルギット「少なくて30ほど、多くて100~300ぐらいだな」
サイバスター「ゲッ! マジかよ!?」
F91「前回攻めてきた時はよほど自分の作った兵器に自信があったんだろうな」
ビルバイン「本気で攻めてこられたらここはすぐ落ちると言う訳か…」

F91達が作戦会議をしていると、突然エーリカが駆け込んできた。

エーリカ「大変です! イフィニアドの部隊が攻めてきました!!」
アエリス「やはり来ました! 本気でここを攻め落とすつもりですね!!」
F91「アエリスさん、行きましょう! みんなでここを守るんです!」
アエリス「はい! 行きましょう!!」

F91達とエスプランドル騎士団はエスプランドル聖王国防衛の為、イフィニアド部隊の迎撃に向かった。そして、エスプランドル聖王国から少し離れた草原でイフィニアドと対峙した。やはりババルウ星人とザム星人が率いており、レギオノイドやインペライザーと言った機動兵器はもちろんの事、ザクやゲルググと言ったMS族やガイナバラスやギガゼールと言った怪人、洗脳した怪獣などで部隊を構成していた。

ババルウ星人「クロストライアル! さっきの借りを返しに来たぜ!!」
F91「1日に3回も攻めに来るとは、本当にしつこいな!!」
エルフリーデ「しつこい男は嫌われるわよ!!」
ザム星人「あいにく俺とババルウはしつこいのが売りでね!!」
ババルウ星人「残念だが、今度こそお前らには死んでもらうぜ!!」
F91「人の生き死にをお前らなんかに決められてたまるか!!」
アルス「…あいつらもゾーマと同じだ」
ビルバイン「アルス…」
アルス「罪のない人々を苦しめる…あいつらも勇者である俺が戦う相手だ!!」
サイバスター「その意気だぜ、アルス! 俺達全員でイフィニアドを叩き潰すんだ!」
アルス「ああ!」
ババルウ星人「そう簡単に勝てると思うなよ!!」
ザム星人「やれ!!」

ザム星人の合図でイフィニアドの部隊は一斉に攻撃をかけてきた。

アエリス「こっちも行きますよ!」
F91「みんな行くぞ!!」

F91達とエスプランドル騎士団は侵攻してくるイフィニアドの部隊に応戦した。遠距離攻撃ができるF91ヴェスバービームライフルでイフィニアドの機動兵器を次々と撃破、ビギナとビルギットもビームライフルでザクやゲルググを倒した。一方、接近戦が得意なビルバインダンバインサイバスターは敵に素早く近づき、それぞれオーラソードとディスカッターで敵を次々と斬り倒していった。

ババルウ星人「それなりにはやるようだが、まだこちらには数がある!!」

そう言うと、後ろに待機していたグランタンカーから機動兵器が出撃した。

ダンバイン「どうやら相当数を揃えているようね」
アルス「だったら魔法で一掃する! ベギラマ!!」

アルスはベギラマを唱えた、激しい炎が7体ほどの敵を襲った。

ザム星人「ほう…あれは魔法か…面白いな」

一方、カムイはエスプランドル騎士団と共に迫り来る敵に応戦していた。

カムイ「エルマーさん! 敵がそちらに行きました!」
エルマー「サンキュー! カムイ!」
カムイ「テオドールさん! レギーナさん! 一旦下がって形成を立て直してください!」
テオドール「分かった、そうするよ!」
レギーナ「私が空いた穴はエーリカが埋めてね」
エーリカ「はい!」
ジェズアルド「あのカムイと言う者の指揮…中々の物だな…」

一方、ババルウ星人は思ったより抵抗するF91達に苛立ちを覚えていた。

ババルウ星人「チッ! こいつら、中々粘るな…」
ザム星人「予想以上に粘ってくれるな、あいつら」
ババルウ星人「おいザム、何とかならないのか?」
ザム星人「俺にいい考えがある!」
ババルウ星人「それは何だ?」
ザム星人「それはだな…」

ザム星人はババルウ星人に耳打ちで作戦を伝えた。その作戦にババルウ星人も納得した様子だった。

ババルウ星人「よし! その作戦で行くぞ!!」
ザム星人「全機、出撃!!」

ザム星人の合図で、グランタンカーから全ての機動兵器が出撃した。レギオノイドにインペライザー、キングジョーにガメロット等、様々な機体が出撃した。

サイバスター「どうやら、あれで全部らしいな」
F91「あれを倒せば俺達の勝ちだな!」
ビルギット「よし! みんな行くぞ!!」

すると、レギオノイドとインペライザー数10機がF91達とエスプランドル騎士団に向かって突撃してきた。

サイバスター「な…何だ!?」

そして接近しきった次の瞬間、機動兵器は自爆した。その威力は凄まじく、F91達は吹き飛ばされた。

F91「うわあああああっ!!」
アルス「何だ!? メガンテか!?」
サイバスター「あの機体、特攻したのかよ!?」

その爆発には、近くで戦闘していたMS族や怪人たちも巻き込まれていた。

エリック「あいつ…! 味方ごと…!!」
アルス「何故だ…!? 彼らはお前達の味方じゃないのか!?」
ババルウ星人「役に立たない奴らはいらねーよ」
ザム星人「貴様らを倒す為なら、手段など選ぶつもりはない」
アルス「貴様ッ!!」
カムイ「許せません…! 許せませんこんな事ッ!!」
ザム星人「さあ、あいつらに痛手は負わせた、とどめだ!!」

ザム星人の合図で再びF91達とエスプランドル騎士団に機動兵器が向かった。

F91「まずいッ!!」
ビギナ・ギナ「F91ッ!!」

そして、F91達とエスプランドル騎士団は大爆発に巻き込まれた。その爆風は数十人程度なら完全に消し飛ぶほどの威力だ。それを見たババルウ星人とザム星人は勝利を確信した。

ババルウ星人「クククッ…ハハハハハッ! あいつら、死にやがった!!」
ザム星人「やったな! ババルウ!!」
ババルウ星人「ああ! ドトールの仇だ!!」

完全に勝利を確信したババルウ星人たちだったが、爆炎の中から出てきたものにババルウ星人とザム星人は目を疑った。

ザム星人「おい…嘘だろ…!?」
ババルウ星人「何故…何故貴様らが生きている!?」

何と、あの大爆発の中でF91達とエスプランドル騎士団は無傷だったのだ。

F91「あれ…? 何故僕達は無傷なんだ?」
サイバスター「生きてる…普通なら助からないよな…」
エーリカ「と言うか、何があったんですか?」
アルス「アストロンの呪文を使ったのさ」
エルマー「アーストロン?」
アルス「アストロンだ、俺の仲間全員を鉄の塊に変える呪文さ、流石に仲間が多すぎて魔力をかなり消費したけどな」
ババルウ星人「おのれ…! そんなの卑怯だろ!!」
ビルギット「お前な…あんな手段を使った奴と俺ら、どっちが卑怯だよ…」
ババルウ星人「黙れ! こうなったら全機突撃させてやる!!」
サイバスター「そうはさせないぜ! いっけぇぇ! サイフラァァァッシュ!!」

サイバスターは広範囲を攻撃するサイフラッシュで攻撃した。サイフラッシュはイフィニアドの機動兵器を次々と破壊した。しかし、サイフラッシュにクロストライアルとエスプランドル騎士団も巻き込まれそうになっていた。

カムイ「サイバスターさん! 私達も巻き込まれますよぉぉぉ!!」

しかし、クロストライアルとエスプランドル騎士団にはダメージがなかった。

エーリカ「あれ? 痛くいない?」
サイバスター「まあな、サイフラッシュは味方を巻き込まない技なんだ」
ババルウ星人「何!? 味方を巻き込まない技だと!?」
ザム星人「そんなデタラメな技があってたまるか!!」
ビルバイン「いい加減現実を見たらどうだ」
ババルウ星人「何?」
サイバスター「俺達は異世界から来た、その異世界にはお前達イフィニアドの知らない事があってもおかしくないだろ?」
ザム星人「俺達の知らない事…か…」
ババルウ星人「フン! 面白いじゃねえか! だが、俺達は倒せてもイフィニアドの幹部や四天王には敵わんぞ?」
アルス「大丈夫だ、俺達が協力し合えば、そいつらにもきっと勝てる!!」
ババルウ星人「ならばかかって来い! 瀕死のお前らなら俺達だって勝てるぜ!!」

ババルウ星人とザム星人は瀕死のF91達にとどめを刺す為、向かって来た。

カムイ「このままだと皆さんがやられてしまう…! こうなったら…!!」

カムイは竜石を取り出した。すると、カムイの体が輝き、白い竜に変身した。

ババルウ星人「何だあの怪獣は!?」
ザム星人「今更怪獣1匹程度!!」

カムイは長い尻尾でババルウ星人とザム星人を薙ぎ払った。

ババルウ星人「ぐわっ!!」

続いてカムイは前足でザム星人を踏みつぶした。

ザム星人「ぐわあああああっ!!」

ザム星人は体を完全に踏みつぶされ、爆散した。

ババルウ星人「ザムッ! クソッ!!」

カムイは高く飛びあがり、体を前一回転させ、ババルウ星人を尻尾で叩き潰した。

ババルウ星人「ぐおっ! ドトール! すまねえっ! ぐあああああっ!!」

ババルウ星人は断末魔の叫びを上げ爆散した。ザム星人とババルウ星人を倒した事で、イフィニアドの部隊は全滅した。

サイバスター「何とか勝てたな」
F91「そうだな」

その後、カムイは元の姿に戻った。

カムイ「すみませんみなさん、驚きました?」
ビギナ・ギナ「まあ、驚きはしたわよね」
カムイ「私は神祖竜の血を受け継いでいるので、竜に変身できるんです」
アルス「竜に変身…ねぇ…」
カムイ「どうかしました?」
アルス「俺の世界にもドラゴラムって言うドラゴンに変身する呪文があるんだよ」
カムイ「そんな呪文があるんですね、凄いです!」
アルス「まあ、俺は覚えてないけどな」
サイバスター「何だよ、披露してくれると思ったぜ」
アルス「無茶言うな! こっちは魔力が枯渇してるんだよ! それに俺は覚えてないし!!」

2100年11月28日、F91達はエスプランドル聖王国に戻って今後の事を話し出した。

F91「で、つまり僕達はスペースアークの修理が終わるまで次の任務に移れないって訳だ」
ビルギット「まあ、仕方ないよな、乗ってきた戦艦が破壊されちゃどうしようもないしな」
エーリカ「スペースアークの修理が終わるまではぜひエスプランドル聖王国に滞在してください」
ビギナ・ギナ「ありがとう、そうさせてもらうわ」
サイバスター「でも、いいのかよ? 一応世界中でイフィニアドが出没してんだろ?」
F91「僕達だって出撃したいのはやまやまさ、でも、移動手段がないからどうしようもないし…」
アルス「一応俺にはルーラって言う移動魔法があるけど、一度行った場所にしか行けないんだ」
カムイ「つまり、しばらくここに滞在するしかない訳ですね…」
F91「そう言う事になるね、まあ、しばらくゆっくり休もう」
サイバスター「流石に3連戦は堪えたしな」
アエリス「じゃあ、一番いい宿を構えておきますね」
F91「何から何までありがとうございます、アエリスさん」
アエリス「礼には及びません、私達の国を救ってくれたほんのお礼です」
ビルギット「じゃあ、お言葉に甘えて休ませてもらうか!」
F91「そうだな」

F91達はスペースアークの修理が終わるまで、戦線から離れる事になった。

2100年11月26日、激戦区となっている日本の首都東京では、かつて世界を救ったヒーロー達が人々の平和を守る為、戦っていた。ヒーロー達は数十人で数百人のイフィニアドとヴェイガンの部隊と戦っていた。

アバレッド「イフィニアドにヴェイガンめ! どんな大勢で来ても負けないぞ!」
ZO「みんな一生懸命に生きている! それを壊させはしない!」
J「人々を守る為に、俺達は戦う!」
シン「俺達はお前達に負ける訳にはいかないからな」
BLACK「イフィニアドにヴェイガン! お前達の悪事、俺達が許さん!!」
シャンゼリオン「って訳だ、とっとと帰れ!」

アバレッドは爆竜戦隊アバレンジャーのリーダーで、2年前に襲来したエヴォリアンと戦ったヒーローだ。
仮面ライダーZOはネオ生命体から少年を守り抜いた仮面ライダーで、仮面ライダーJはフォッグと言う侵略者から地球を守った仮面ライダーだ。仮面ライダーシンは財団と言う悪の組織から平和を守り抜いた哀しき仮面ライダーで、彼とZOとJの3人はネオライダーと言う別名で呼ばれている。
仮面ライダーBLACKゴルゴムやクライシス帝国と戦った仮面ライダーで、仮面ライダーBLACK RXだった頃もあったが、現在は力を失いBLACKの姿になっている。
シャンゼリオンはダークザイドと言う闇生物と戦ったヒーローで、実力自体はある方だが、女好きで遊び好きと言ういまいちやる気のないヒーローでもある。
そんな彼らが対峙している相手はイフィニアドとヴェイガンの部隊、そして、一人の仮面ライダーだった。

シザース「いくら前大戦を生き抜いたヒーロー達でも、この数相手に勝てるとお思いですか?」
龍騎シザースてめえ! イフィニアドがどんな事をしているのか知ってるのかよ!?」
シザース「もちろん知ってますよ、知ってるからこそ自分の安全の為にイフィニアドになったのですよ」
ナイト「相変わらずだな、お前は」

シザースは刑事でありながら悪人でもある仮面ライダーで、度々他のヒーロー達と衝突していた。特に、仮面ライダーナイトとは何度もやり合っている。
仮面ライダー龍騎仮面ライダーナイトはシザースと違って正義の仮面ライダーであり、対立する事もあったが、前大戦を生き抜いた歴戦の仮面ライダーでもある。

ZO「お前は何の罪もない人々を何度もボルキャンサーに襲わせた!」
J「いつもすぐ逃げられて倒せなかったが、今日こそは逃がさない!」
ナイト「今日こそ決着をつけてやるぞ、シザース

シザースは自分の契約モンスターであるボルキャンサーに都合の悪い人間を襲わせる行為を繰り返していた。その被害は計り知れなく、恐らく20人は犠牲になっていると思われる。

シザース「そう簡単に私を倒せるとお思いですか?返り討ちにしてあげますよ」

そう言ってシザースは自身の部隊に命令を出した。シザースの命令で、イフィニアドとヴェイガンの部隊は動き出した。

ナイト「来たか」
アバレッド「皆さん! 行きますよ!!」
龍騎「っしゃあ!!」


東京にイフィニアドとヴェイガンが出現した事を知ったディーヴァ隊は本来の目的地でもあった東京に全速で向かっていた。

ギンガ「東京が激戦区であることは知ってたけど、まさか更に激戦区になるとはな…」
AGE-3「早く東京に向かって、悪いヴェイガンとイフィニアドをやっつけないと!」
翼「確かに、東京には多くの民間人が住んでいるからな!」
アリア「私とギンガも手を貸すわよ、AGE-3」
AGE-3「アリアさん、いいんですか?」
アリア「当然よ、あの時助けてくれたことのお礼ぐらいさせなさいよ」
ギンガ「そうだぜ、AGE-3、もっと俺達を頼れよ」
AGE-3「ギンガさん…アリアさん…ありがとうございます!」
セリック「さて…東京が見えてきたぞ」

その頃、東京ではヒーロー達とイフィニアド、ヴェイガンが戦っていた。

BLACK「ライダーパァァァンチ!!」
ダナジン「ぐわあああっ!!」
J「行くぞ! ZO!!」
ZO「おうっ!!」
J&ZO「ライダァァーキィィィックッ!!」
アーナガルゲ「グァォォォォォォッ!!」
アバレッド「アバレイザー!!」
シャンゼリオン「ガンレイザー!!」
ガイナガモス「ぐおおおおっ!!」
シン「スパインカッター!!」
ゲルググ「うわあぁーっ…!!」
龍騎「でやぁっ!!」
ナイト「ハッ!!」
レガンナー「ぐはぁぁぁっ!!」

ヒーロー達は歴戦の力でイフィニアドとヴェイガンの混戦軍を次々と撃破していった。

龍騎「しっかし、ヴェイガンって人間が進化したもんなんだろ? それを倒すのはあまりいい気がしねえよな…」
ナイト「何を今更迷っている、俺達ライダー族も人間が進化したものだ」
龍騎「えっ? そうだっけ?」

この世界のウルトラ族やライダー族、MS族はどれも人間が進化した存在であり、それらは違った特徴と高い身体能力を持っているのである。

ナイト「お前、ライダー族なのにそんな事も知らなかったのか…」
龍騎「知らないって言うか…忘れてた!」
ナイト「お前は本当に馬鹿だな」
龍騎「何だと!?」
アバレッド「まあまあ、喧嘩は後々」
シザース「おやおや、思った以上に粘りますね…」
龍騎シザース! そんな所で高みの見物をしてないでお前も戦え!!」
シザース「もちろん、戦いますよ、あなた達が弱った頃にね」
ナイト「そう言って、今日も逃げるつもりだろ」
シザース「いえ、今日はきちんと戦いますよ、そろそろあなた方と決着をつけたかったので」
BLACK「なら、一気に雑魚を蹴散らしてお前を倒すまでだ!!」
シザース「できるものなら、やってみなさい」
龍騎「ナイト、まずは雑魚を一気に蹴散らすぞ!!」
ナイト「そうだな」

龍騎はドラグクローを召喚した。

龍騎「はぁぁぁぁ……たああぁぁぁぁッ!!」

龍騎はドラグクローファイヤーを放ち、辺り一帯を爆風で吹き飛ばした。イフィニアドの兵士や機動兵器は吹き飛び、大打撃を与えた。

シザース「なっ!?」

爆竜戦隊アバレンジャー「必殺! ダイノダイナマイト!!」

アバレンジャーの3人はそれぞれのダイノウェポンを合体させ、ダイノボンバーを完成させた。そして、3人のダイノガッツを結集させ、必殺ダイノダイナマイトを放った。その攻撃でヴェイガンの兵士達を一気に吹き飛ばした。

シザース「中々やりますね…」
ナイト「貴様、さっきの言葉覚えてるか?」
シザース「勿論覚えてますよ、ですが、私には奥の手があるんですよ!」
ZO「奥の手だと!?」
シザース「それは、これですよ!!」

仮面ライダーシザースは上空に待機させてある輸送艦ブロザードから1体の怪人を転送させた、ヒーロー達はその姿に見覚えがあった。

J「おい…あいつって確か…!」
BLACK「そんな…まさか…!」
アバレッド「ヤツデンワニ…どうして…!!」

ヤツデンワニはかつてエヴォリアンの創造の使徒ミケラが生み出したトリノイド第12号であり、敵でありながら味方になったトリノイドである。ヒーロー達と関わる事も多く、マスコットのような存在であった。

シザース「簡単な話です、怪獣達を洗脳するように洗脳してあげたんですよ」
アバレイエロー「酷い…何でそんな事…!!」
シザース「あなた方と親しい怪人なら、利用するしかないでしょう?」
アバレブルー「貴様! 本当にどこまでも腐った奴だな!!」
シザース「何とでも言いなさい、勝つ為なら手段なんて選びませんよ」
アバレッド「許さない…! あなたは絶対に許さない!!」

そう言ってアバレッドはシザースに攻撃を仕掛けようとしたが、ヤツデンワニはアバレッドを攻撃した。

アバレッド「うわっ!?」
シザース「残念でしたね、今やこのトリノイドは私の忠実なしもべですよ」
シャンゼリオン「くそっ! 後味は悪いけど、あの怪人は諦めるしかないな!」
アバレブルー「だが、あいつは俺達の仲間だ、それを攻撃する訳にはいかない!!」
シャンゼリオン「けど、今のあいつは敵なんだぞ!?」
アバレッド「それでも! 苦楽を共にした仲間を倒す事なんかできませんよ!!」
シザース「やはりあなた方は甘い、こいつを洗脳して正解でしたよ」

ヤツデンワニはヒーロー達を次々と吹き飛ばしていった。元々ミケラの自信作だったこともあり、その実力はかなりの物だった。

アバレブルー「くそっ! 何て力だ!!」
アバレッド「やめろ! 目を覚ませ! ヤツデンワニ!!」
アバレイエロー「もうやめて! ワニちゃん!!」

しかし、洗脳されたヤツデンワニにはその言葉は届かず、ヤツデンワニは攻撃を続けた。その頃、東京の上空にはディーヴァ隊が到着していた。

セリック「東京も火の海になっているとは…」
ギンガ「イフィニアドにヴェイガン! 絶対に許せねぇ!!」
AGE-3「ギンガさん、アリアさん、僕は先に行きます!」
ギンガ「AGE-3! 頑張れよ!」
アリア「気を付けなさいよ!」
AGE-3「ガンダムAGE-3、行きます!!」

そして、AGE-3はディーヴァのカタパルトから発進し、地上に着陸した。

シン「あれは…! ガンダム族か!」
AGE-3「あれがイフィニアド! 僕が倒す!!」

そう言ってAGE-3はヤツデンワニをビームサーベルで斬りつけた。

アバレッド「そこのガンダム族! 待ってください!!」
AGE-3「何でですか? この怪人は敵ですよね?」
アバレブルー「正確には、味方だったものが、操られているんだ」
アバレイエロー「本当は優しい怪人なの、だから、攻撃をやめて!」

その言葉を聞いて、AGE-3は攻撃をやめたが、悩んでいた。洗脳された怪獣達を元に戻す手段が分かっていなかったからだ。

AGE-3「でも、僕が攻撃をやめたからって、この怪人は攻撃をやめない…誰かがこの怪人を倒さないと、もっと被害が出てしまう…」

それを聞いたヒーロー達はすぐに返事を返した。

アバレッド「それでも、助けられそうな命は助けるんですよ!」
BLACK「自分のよく知った人と戦うのは辛いからね」
AGE-3「皆さんは、助けるのが難しそうでも、助けるんですか?」
龍騎「そんなの、当然の事だろ?」
ナイト「あいつだって、誰かに無理やり戦わされているだけなんだ」
AGE-3「でも…どうやって助けたら…」

その時、アバレッドは気づいた、ヤツデンワニは上空から転送されてきた、なら、上空からヤツデンワニを制御しているのではないかと。

アバレッド「そうだ! 君、上空に怪しい物がないか探してもらって!」
AGE-3「分かりました! セリック隊長! お願いがあります」

AGE-3はアビス隊に頼み、上空に怪しい物がないか探してもらった。その結果、ディーヴァのレーダーにイフィニアドの輸送艦が感知されたのだった。わざわざ見つかりにくいように光学迷彩を張っていた事もあり、この輸送艦がヤツデンワニを操っている事はほぼ確定だった。そして、上空ではイフィニアドの輸送艦の破壊の為、アビス隊とウルトラマンギンガが出動していた。

セリック「報告によると、この辺にイフィニアドの輸送艦があるらしい」
ギンガ「だったら、さっさと破壊してしまおうぜ!」
シャナルア「そうね」
セリック「アビス隊! 攻撃開始!!」
ギンガ「ギンガクロスシュート!!」

アビス隊の総攻撃とギンガのギンガクロスシュートを受けたブロザードは大爆発を起こし、爆発四散した。それと同時に、ヤツデンワニの洗脳は解かれたのだった。

ヤツデンワニ「んん!? ワニは今の今まで何をしてたんだ?」
アバレッド「ヤツデンワニ! よかった…」
アバレブルー「ったく、心配かけさせやがって」
アバレイエロー「でも、元に戻ってよかったわ」
ヤツデンワニ「え? え? 何何? 何があったの?」
AGE-3「無事でよかったですね」
龍騎「あの怪人は、君とその仲間が救った命だぜ」
AGE-3「僕達が救った命ですか…」
ヤツデンワニ「ねえねえ! 君がワニを助けてくれたんだね?」
AGE-3「え…はい」
ヤツデンワニ「ありがとう! ベルベル!」

感謝の気持ちを存分に受け取ったAGE-3は少し困っていたが、内心は命を救えたと言う事もあり、嬉しかった。すると、計画を邪魔されたシザースは契約モンスターのボルキャンサーと共にヒーロー達に襲い掛かった。

シザース「こうなれば、最後の手段です! 私自らあなた達を葬ってあげましょう!」

シザースシザースピンチでヒーロー達を次々と攻撃した。

ZO「ぐあっ! こいつ! 諦めが悪いな!!」
ナイト「そっちが決着を付ける気なら、俺が相手をしてやる!!」
シザース「あなた自ら、ですか、いいでしょう、相手になりますよ」
ナイト「行くぞ! たぁぁぁぁッ!!」

ナイトはファイナルベントの飛翔斬を放った、それに対抗するかのように、シザースもファイナルベントのシザースアタックを放った。二つの攻撃はぶつかり合い、大爆発を起こした。

龍騎「どっちが勝った!?」

爆風の中から出てきたナイトは地面に倒れ込んだ、一方のシザースは無傷で地面に着地した。

シザース「私の勝ちですね」
ナイト「くっ…! あいつ…強い…!!」
龍騎「あの逃げてばっかの奴が、何でこんなに強いんだ!?」
シザース「まだ分かりませんか? 私は力を貰ったのですよ、イフィニアドからね!」
ナイト「だからあんなでたらめに強いのか…」
シザース「私は不利な戦いはしませんよ」

シザースの凶悪さを見たAGE-3は、シザースを倒す決意をした。

AGE-3「こいつを倒さないと、みんなが傷つく…!」

AGE-3はシザース目掛けてシグマシスライフルを放った、すると、シザースを庇うかの様にボルキャンサーが盾になった。そして、ボルキャンサーはシグマシスライフルを弾き飛ばした。

シザース「ああ、言い忘れていました、ボルキャンサーも強化されていますよ」
AGE-3「あの固い守りを貫くには、一体どうすれば…」

その時、AGE-1から通信が送られてきた。

AGE-1「AGE-3、そっちの状況は分かった」
AGE-3「じいちゃん! どうにかなるの?」
AGE-1「なる、お前がAGE-3フォートレスになればな」
AGE-3「AGE-3フォートレス!?」
AGE-1「そうだ、今から送るGホッパーとドッキングするのだ! できるな?」
AGE-3「うん!」

AGE-3はディーヴァから送られてきたGホッパーと空中でドッキングし、ガンダムAGE-3フォートレスになった。その姿は全身に4門のシグマシスキャノンがあり、名前の通り要塞のようだった。

シザース「おや? 何ですかあれは?」
シャンゼリオン「凄い見た目のガンダム族だな」
ヤツデンワニ「かっこいいじゃーん!!」
AGE-3「仮面ライダーシザース! お前を倒す!!」
シザース「そんな姿になったところで、私は負けませんよ!!」

仮面ライダーシザースはボルキャンサーと共にAGE-3の所へと向かった。

AGE-3「これでお前を倒す! いっけえぇぇぇっ!!」

AGE-3フォートレスは、4門あるシグマシスキャノンを一斉射した。

シザース「なっ!?」

シザースはすぐさまボルキャンサーを盾にしたが、ボルキャンサーはそれに耐えきれず爆散、シザースも吹き飛ばされた。

シザース「そ…そんな……!!」
アバレッド「凄い威力だ!!」
龍騎「あの威力! まるで動く要塞だぜ!!」

シザースは瀕死になりながらも逃走を図った。

シザース「私は…絶対生き延びて…」

しかし、そのシザースの前に一人の仮面ライダーの影があった。近くにいるだけで感じるその恐ろしさ、シザースはその仮面ライダーを知っていた。

シザース「お前は…! 仮面ライダー王蛇! 何故!?」
王蛇「お前に逮捕された恨みを晴らしに来てやったんだよ…」
シザース「よ…よせ!!」
王蛇「ハッハッハ!」

王蛇はファイナルベントのベノクラッシュを放った。

シザース「うわぁぁぁぁっ!!!」

シザースは王蛇の連続蹴りを食らって吹き飛び、爆発四散した。

王蛇「この世界に刑事は要らない…」

その様子を見ていたAGE-3は王蛇に恐怖を感じていた。

AGE-3「あの仮面ライダー、危険すぎる…」
龍騎「あいつは、とんでもない奴だぜ」
AGE-3「え?」
シン「ただイライラしたからと言う理由で人を殺す、正真正銘のモンスターだ」
AGE-3「そんな人がいるなんて…、許せない!」
王蛇「おお…潰し甲斐のありそうな奴らが沢山いるぜ…」
ZO「王蛇! お前は相変わらず変わってないな!」
J「自分が戦いたいがばかりにイフィニアドに入ったのか?」
王蛇「戦いたいんだよ、俺は…戦ってる間だけは頭がスッキリするんだ!」

シャンゼリオン「ん~?」
ヤツデンワニ「どうしたの? 銀色の人?」
シャンゼリオン「あいつの声、な~んか俺に似てるんだよね…」
ヤツデンワニ「言われてみれば、そうかも」
王蛇「何だぁ? お前を見てると何かイライラするな…」
シャンゼリオン「え? 俺?」
王蛇「次に死ぬのは、お前だ」
シャンゼリオン「え!? 嘘!?」

王蛇はベノサーベルでシャンゼリオンに斬りかかったが、シャンゼリオンはシャイニングブレードで受け止めた。

シャンゼリオン「危ねぇじゃねぇか!!」
王蛇「チッ…!!」

すると、シザースが爆散した場所の近くに一人の人影があった。

悠人「王蛇、もう始めたんだね」
王蛇「もちろんだ、戦いはいい…ゾクゾクする!」
BLACK「…誰だ?」
アバレブルー「誰かは知らないが、王蛇の関係者だろう」
悠人「ヒーローの諸君、君達は我々イフィニアドの邪魔をする、だから、ここで全員死んでもらうよ?」
シン「とんでもない奴が2人も現れるとは…!」
シャンゼリオン「こっちとしては最悪の展開だぜ!」
AGE-3「けど、ここで彼らを逃がしたら大変なことになります!」
ギンガ「だから、ここで決着をつける、そうだろ?」
AGE-3「ギンガさん…それにアリアさんにアビス隊の皆さんも」
アリア「やれるわね? AGE-3?」
AGE-3「はい!」
オブライト「なら、行くぞ!」
王蛇「潰し甲斐のある奴が沢山…本当に楽しいな…」
悠人「僕達は負けないよ? さあ、始めよう」

ヒーロー達は、東京での激闘の後、消耗した状態で突如現れた王蛇と悠人の2人と戦う事となった。数の方はヒーロー達の方が上だが、ヒーロー達は消耗している為、総合戦力は互角と言った所だろう。

ギンガ「よし! 先手必勝だ! 行くぜ!」

ギンガは王蛇に対し、ギンガセイバーで斬りかかった、だが、王蛇は軽々と回避し、ギンガを蹴り飛ばした。

王蛇「バカかお前は?」
BLACK「ネオライダーの3人! 一気に行くぞ!!」

BLACKとネオライダー3人は王蛇に対し、一斉に攻撃したが、ベノサーベルで次々と斬り払われてしまった。

シャンゼリオン「おいおい、あいつ、本当にただのライダー族の犯罪者なのか?」
ZO「でたらめな強さだろ? だから、あいつは危険なんだ!」
悠人「おっと! 僕の事も忘れないでね! デスサイクロン!!」

悠人は上級闇風魔法デスサイクロンを唱えた。巨大な暗黒の竜巻を発生させ、ディーヴァ隊を攻撃した。

AGE-3「うわぁぁー--っ!!」
セリック「くっ! 何て威力だ!!」

吹き飛ばされたディーヴァ隊はビルの壁に激突した。

オブライト「ぐっ!!」
シャナルア「あの男、ただ者じゃないね!」
悠人「まあ、これでも僕はイフィニアドの幹部だからね」
アリア「そう言う事なら、ここで倒すしかないわね!」

そう言ってアリアはコルト・ガバメント・クローンを発砲した。だが、悠人が発生させた魔導障壁で全弾防がれた。

悠人「無駄だよ」
アリア「あたしの銃じゃ決定打にはなりづらそうね…」
AGE-3「僕がやります!」

AGE-3フォートレスは、4門あるシグマシスキャノンを一斉射した。そして、悠人はシグマシスキャノンのビームに呑まれた。

龍騎「流石のあいつも、これなら…」

しかし、悠人は無傷でピンピンしていた。

アバレブルー「何故、あれを食らって無事なんだ!?」
悠人「魔導障壁を全開にしたから、何とか防げたのさまあ、流石に魔力をかなり消費したけどね…」
龍騎「化け物かよ!?」
ナイト「いや、これは逆にチャンスだ、奴は魔力を消費している、ならば、一斉攻撃する絶好のチャンスだ!」
アバレッド「確かにそうですね!」
悠人「おっと、そう簡単にはやられないよ?」

悠人は向かってくるヒーローを暗黒剣デスシュヴェルトで次々と斬り払った、その様はまるで時代劇の殺陣のようだった。

アバレブルー「くっ! 強い!!」
ヤツデンワニ「ベルベル、みんなピンチみたいだよ、ねえ、何とかしてよ、銀色の人!!」
シャンゼリオン「無理無理! あいつらで駄目なら俺が行ったって殺されるだけだぜ!!」
王蛇「おい」
シャンゼリオン「やべっ!!」
王蛇「お前の声を聞くとイライラするんだよ…」
シャンゼリオン「す…すみません…」
王蛇「俺をイラつかせるな!!」

シャンゼリオンは王蛇のベノサーベルで斬りつけられた。

シャンゼリオン「痛ってぇ!!」
王蛇「消えろ…そろそろ」

王蛇がベノサーベルを振り上げ、シャンゼリオンにとどめを刺せようとしたその時、シャンゼリオンは王蛇に体当たりをした。

王蛇「くっ! 貴様…何のつもりだ…」
シャンゼリオン「そう簡単に殺されてたまるかってんだ! そっちがやる気なら、こっちだってやってやろうじゃねえか!!」
王蛇「どいつもこいつも…イライラさせる奴ばかりだな!!」

完全に怒り狂った王蛇は、ベノサーベルでシャンゼリオンに斬り掛かった。それに対し、シャンゼリオンはシャイニングブレードで応戦した。

シャンゼリオン「意外かもしれないけど、俺だって1年前の戦いを生き抜いたヒーローだぜ? そう簡単にやられるか!!」
王蛇「本当にイライラさせる奴だ!!」

シャンゼリオンと王蛇は互いに激しく斬り合った。王蛇は獲物をしとめる獣の様に、シャンゼリオンはそれに抵抗する獲物の様に互いが決して譲る事のない攻防が続けられていた。

龍騎「何か、凄いな、あいつ」
J「普段からあれだけやる気を出してくれたらいいんだけどね…」
悠人「さて…そろそろトドメを刺してあげよう、デストライサイクロン!!」
セリック「まずいぞ!」

悠人は最上級闇風魔法デストライサイクロンを唱えた。巨大な竜巻と三角形の斬撃がヒーロー達を襲い、ヒーロー達は吹き飛ばされた。

BLACK「うわああぁぁぁっ!!」
シン「ぐおおおおおっ!!」

ヒーロー達は地面に倒れ込み、それぞれが痛みに苦しんでいた。

アバレッド「もう…立ち上がる事も出来ない…!!」
ギンガ「このままだと…負けちまう…!!」
悠人「おやおや、もう攻撃魔法を唱えるだけの魔力がないよ、じゃあ、とどめはこのデスシュヴェルトで刺してあげよう」
AGE-3「このままだと、ヒーローの皆さんが…!!」

その時、AGE-3に通信が送られてきた。

AGE-1「AGE-3よ、今からそちらにGバイパーを送る、それとドッキングしてAGE-3オービタルになるのだ!!」
AGE-3「分かったよ、じいちゃん! イフィニアドを倒す為、僕はやるよ!!」

その通信の後、すぐGバイパーが送られてきた。そして、AGE-3はドッキングし、ガンダムAGE-3オービタルとなった。

悠人「ん? あれは?」
AGE-3「これで終わりだぁぁぁッ!!」

AGE-3オービタルはビームサーベルを使っての高機動攻撃で悠人を次々と斬りつけた。悠人はデスシュヴェルトで防御していたが、防御しきれず、次々とダメージを負っていた。

悠人「ぐっ! このガンダム族にこんな力があるとは…!!」

一方の仮面ライダー王蛇も、シャンゼリオンの底力に苦戦を強いられていた。

王蛇「こいつ…! 中々しぶといな…」
シャンゼリオン「一気にとどめを刺してやる!!」

シャンゼリオンはガンレイザーとシャイニングブレードを合体させ、スクラムブレイザーと言う強力な光線銃を完成させた。

シャンゼリオン「食らえ! スクラムブレイザー!!」

スクラムブレイザーのビームを食らった王蛇は、その威力に初めて地面に膝をついた。

王蛇「くっ! こいつ…!!」

すると、AGE-3オービタルの攻撃から何とか脱出した悠人が王蛇に駆け寄ってきた。

悠人「王蛇、ここは不利だ、撤退しよう」
王蛇「どうした? もう終わりか?」
悠人「今日の所はね、またすぐに戦える時が来るよ」
王蛇「そうか…おい、そこの銀ピカ!」
シャンゼリオン「へ? 俺?」
王蛇「次は叩き潰す!!」

そして、悠人のテレポートの呪文で悠人と王蛇は去って行った。こうして、東京でのヒーローとイフィニアドの戦いは終わりを迎えたのだった…。

シャンゼリオン「俺、またあいつと戦うのか? 勘弁してくれよ…」
ヤツデンワニ「でも、戦ってる銀色の人はかっこよかったよ!!」
シャンゼリオン「できれば女の子にそれを言われたかったぜ…」
セリック「しかし、ここでの被害もかなりの物だな…」
シャナルア「人の子一人いないわね…」
BLACK「みんな逃げた、または殺されたんですよ」
アバレッド「俺達は一生懸命みんなを守った…でも、守り切れなかった…!!」
AGE-3「酷い…これがイフィニアドとヴェイガンのやり方…あいつらを倒さないと、もっと被害が増えるんだ…!!」

すると、地上に着陸したディーヴァからAGE-1が降りてきた。

AGE-1「そうだぞ、AGE-3」
AGE-3「じいちゃん…」
AGE-1「イフィニアドもヴェイガンも、地球を滅ぼす悪魔、つまり、我々が倒すべき存在なのだ!」
AGE-3「だから、僕にGホッパーやGバイパーをくれたんだね」
AGE-1「そうだ、それはイフィニアドやヴェイガンを倒す力だ、そしてAGE-3、お前がそのイフィニアドやヴェイガンを倒すのだ!」
AGE-3「分かったよ、じいちゃん! 僕、やるよ!!」

その言葉を聞いたAGE-1は着陸させていたディーヴァの方へ去って行った。

アバレッド「ねえねえ、さっきの人って、地球統合軍の元司令官、ガンダムAGE-1さんだよね?」
AGE-3「はい、そうです」
ギンガ「AGE-3は、そのAGE-1さんのお孫さんなんですよ」
アバレイエロー「じゃあ、AGE-3くんは結構凄い子なんじゃん!」
AGE-3「別にそんなにかしこまらなくっても大丈夫です、今まで通りに接してください」
ZO「人ができてる子じゃないか」
アバレブルー「でも、さっきのAGE-1さんの言い方はちょっと気になったな」
AGE-3「え? 何がですか?」
アバレブルー「確かに、俺達はイフィニアド達と戦っていたが、地球を滅ぼす悪魔とまでは思った事がない」
AGE-3「え? でもイフィニアドは色んな人を傷つける、悪魔じゃないですか」
アバレブルー「じゃあ、逆に聞くぞ、お前はイフィニアドに洗脳されている怪獣についてもそう思うのか?」
AGE-3「え…そ…それは…」

今まではイフィニアドやヴェイガンは全員敵と思っていたAGE-3だったが、今回洗脳されていたヤツデンワニのような存在を見て、全てが敵だと思えなくなっていた。

ナイト「イフィニアドは確かに悪い存在だが、構成員全てが悪い奴じゃない事だけは確かだ、それだけは覚えておくんだな」
AGE-3「はい、覚えておきます」

その後、ヒーロー達とディーヴァ隊の話し合いの結果、ヒーロー達はディーヴァ隊と行動を共にする事となった。

アバレッド「わざわざすみません、無理に乗せていただいて…」
セリック「別に構わないさ、君達も度重なる戦いで体がボロボロだろ? そんな君達を放置するわけにもいかないし」
BLACK「とにかく、しばらく俺達は絶対安静と言う訳か…」
ギンガ「ついでに俺も絶対安静だな」
アリア「しばらくはあたしとアビス隊の人達で戦うしかないわね」
AGE-3「そう言えば、次はどこに行くんですか?」
セリック「次はオーブに行くらしいぞ、一旦民間人を預けるらしい」
ナイト「あそこなら、預かってくれそうだな」
セリック「いつまでもこの艦に乗せておく訳にもいかないしな」
シン「これから戦いになるだろうし、それがよさそうだな」

それからしばらくすると、ディーヴァの発進準備が整った。

セリック「さて、そろそろ発進するらしい、準備はいいな?」
龍騎「もちろんだぜ!」
アバレッド「行きましょう! オーブへ!!」

こうして、ディーヴァはオーブ連合首長国へと向かって行った。

2100年11月26日、中立国であるオーブ首長連合国では、オーブ軍とアークエンジェル隊がイフィニアド、ヴェイガン連合と戦っていた。レギュラン星人、ドラド、ウルフ星人、カーリー星人が率いる大部隊が。オーブの陸地を次々と火の海に変える中、前大戦の英雄ストライクフリーダムガンダムインフィニットジャスティスガンダムを中心に迎撃作戦を始めていた。だが、イフィニアドは例に漏れず、キングジョーブラックやレギオノイドと言った機動兵器でオーブ軍とアークエンジェル隊を攻め立てていた。その圧倒的な物量には、いくら前大戦の英雄と言えど、苦戦は必須だった。

アカツキ「ったく! 馬鹿げた数だな!!」
ストライクルージュ「文句を言ってる場合か! このままだとオーブが火の海になる!! 私は、もうあの時みたいな事を繰り返したくないんだ!!」

オーブ首長連合国は、4年前の地球統合軍とザフト軍の戦争や、2年前の地球統合軍とザフト、コスモ・バビロニア連合軍との戦争で国を焼かれ、多くの犠牲者が出ている為、ストライクルージュは2度とオーブを焼かせたくないのである。

ストライクフリーダム「…分かったよ、ルージュ、僕達が何とかしてみせる」
ストライクルージュ「フリーダム…」
インフィニットジャスティスガンダム「俺も手伝うぞ、フリーダム、俺も、もうあの時みたいな事はこりごりだ」
ストライクフリーダム「ありがとう、ジャスティス」

そして、2人のガンダムは敵の方へ向かって飛翔した。その際、2人はSEEDを発現させた。SEEDを発現させると、動体視力や反射能力などの各種感覚が飛躍的に強化されるのだ。

レギュラン星人「あいつら、たった2人で何をする気だ?」

すると、ストライクフリーダムはドラグーン以外のすべての射撃武器を一斉射した。その攻撃は多数のイフィニアドの機動兵器に全て的確に命中し、多数の機動兵器が爆散した。それと同時にインフィニットジャスティスもハイパーフォルティスやシャイニングエッジ、ファトゥム-01で攻撃し、イフィニアドの機動兵器を破壊した、これによって、イフィニアドの機動兵器はあっという間に全滅した。

カーリー星人「機動兵器が全機大破…だと!?」
ウルフ星人「そんな馬鹿な!!」
ストライクフリーダム「イフィニアド、ヴェイガンの両軍に告げます! 僕達はこれ以上無駄な争いを続けたくはありません! すぐに部隊を撤退させてください!」
ドラド「あいつ! 俺達に情けをかけるつもりか!!」
レギュラン星人「舐めた真似を! やれ!!」

ストライクフリーダムの言葉はイフィニアドとヴェイガンには通じず、イフィニアドとヴェイガンの残った兵士達は攻撃を続けた。

ストライクフリーダム「やはり彼らに僕の言葉は通じないか…!!」
アカツキ「フリーダム! ジャスティス! 後は俺達に任せな!!」

アカツキビームライフルオオワシに装備されたビーム砲を一斉射し、その攻撃は多数のイフィニアドとヴェイガンの兵士に命中した。

ストライクルージュ「オーブ全軍! 撃て!!」

ストライクルージュの掛け声と共に、オーブ軍の兵士であるM1アストレイやムラサメが一斉に射撃攻撃を放った。この攻撃により、残っていたイフィニアドとヴェイガンの全ての兵士と、部隊長であるレギュラン星人、ドラド、ウルフ星人、カーリー星人は倒された。こうして、フリーダムたちはオーブを守り抜く事に成功したのだった。

ヒルダ「終わったようだね」
アサギ「何とか生き残れた…」
ストライクルージュ「オーブ軍とアークエンジェル隊のみんな、ご苦労だったな、おかげさまでオーブを守る事ができた、感謝する」
ストライクフリーダム「………」
インフィニットジャスティス「どうした? フリーダム」
ストライクフリーダム「今、僕達がこうしてる間にも、世界中でイフィニアドとヴェイガンが各地を焼いているんだよね、だったら、僕達アークエンジェル隊もこの戦いを終わらせる為にオーブを出発した方がいいんじゃないかなって」
インフィニットジャスティス「確かに、そうかもな」
ストライクルージュ「お前達、行きたいなら行っていいぞ」
ストライクフリーダム「でも、僕達がいなかったら、オーブは…」
ストライクルージュ「何、こっちにはオーブの精鋭がいるんだ、簡単にはやられないさ」
ストライクフリーダム「ありがとう、ルージュ、じゃあ、僕達はしばらくここに滞在したら出発するよ」
ストライクルージュ「世界の事は頼んだぞ、フリーダム」

こうして、オーブ首長連合国での戦いは終結した。そして、前大戦の英雄達は、世界の為、出発する事を決めたのだった。

2100年11月27日、エリア・プラントでも、前大戦の英雄達が自分の故郷を守る為、イフィニアド、ヴェイガン連合と戦っていた。機動兵器こそいなかったものの、その物量に苦戦していた。

マシュー「くそっ! 1人で10体倒せば行けるとはとは言ったものの、この数は流石に無理があるぜ!!」
デュエル「弱音を吐くな! 俺達の後ろには、プラント国民がいるのだぞ!!」
バスター「とは言っても、この数は流石にキツいぜ!!」

エリア・プラントを攻撃しているのは、怪獣や怪人、MS族たちであり、その物量で、ザフト兵を次々と倒していた。もはや、突破されるのも時間の問題であった。

ミハイル「まずいな…このままでは…」
ハイネ「このおっ! これ以上進ませるかよッ!!」
オロール「俺達の故郷に進ませてたまるか!!」

すると、どこからか一筋のビームが放たれ、エリア・プラントに侵入しようとしていたペスターを撃ち抜き、倒した。

デュエル「今の射撃、誰だ?」

先ほどのビームが放たれた方を見てみると、そこにいたのは地球統合軍だった。約20名ほどの部隊の中でひときわ目を引く2体のMSがいた。それは、赤い体色が特徴のソードカラミティと、ガンバレルストライカーを背中に装備したガンバレルダガーだ。

ソードカラミティ「危ない所だったな、大丈夫か?」
ミハイル「助かった…感謝する…」
ガンバレルダガーたまたまこの辺の哨戒任務をしていたら、まさかイフィニアドとヴェイガンに出くわすとわな」
ソードカラミティ「じゃあ、ちゃちゃっと倒しますか!」

そう言ってソードカラミティは2本のシュベルトゲベールを両腕に持ち、イフィニアドとヴェイガンの兵士を片っ端から斬り倒して行った。

ソードカラミティ「お前らの血でまた体が汚れちまうぜ!!」

ガンバレルダガーも負けじと有線式ガンバレルでイフィニアドとヴェイガンを攻撃した。

ガンバレルダガー「さて…こいつをかわせるかな?」

イフィニアドとヴェイガンの兵士は有線式ガンバレルを回避できず、次々と撃ち倒されていった。

バスター「あの2人凄いな、とてもナチュラルとは思えないぜ」
デュエル「俺達も負けていられない! やるぞ!!」

ザフト兵たちも2人のMS族に負けじと気合を入れ直した。そして、近づく敵は斬り倒し、遠くにいる敵は撃ち倒し、一気に数が減っていった。

デュエル「もう少しだ! やるぞ!!」

デュエルガンダムはシヴァを斉射し、イフィニアド兵を次々と撃ち倒した。

バスター「ビンゴ!!」

バスターガンダムは高エネルギー収束火線ライフルを撃ち、ヴェイガンの兵士を次々と倒して行った。

ソードカラミティ「そっちも中々やるじゃん!」
デュエル「当たり前だ! こっちはザフトの精鋭だぞ!!」
ソードカラミティ「じゃあ、地球統合軍の精鋭の実力を見せましょうかね!!」

ソードカラミティは2本のシュベルトゲベールで残ったイフィニアドとヴェイガンの兵士を次々と斬り裂いて行った、その姿はまるで時代劇の主人公のようだった。

ハイネ「相変わらず凄いね~」

すると、敵わないと見たのか、残ったイフィニアドとヴェイガンの兵士は撤退していった。こうして、エリア・プラントを無事守り切る事に成功したのだった。

ソードカラミティ「こんな所で命を無駄にして…」
デュエル「協力感謝する、お前達が来なければどうなっていたか…」
ガンバレルダガー「何、このご時世だ、助け合うのは当然だろう?」
デュエル「フッ、そうだな…」
ハイネ「それより、さっき逃げた奴ら、また襲ってこないかね?」
ソードカラミティ「あれだけコテンパンにやっつけたんだ、もう襲ってこないだろ」
バスター「それより、あんたの姿…」

ソードカラミティの全身は、敵の返り血で真っ赤だった。体色は元から赤ではあるが、更に真っ赤に染まっており、非常に恐ろしい見た目である。

ハイネ「確かに、その姿を見たら恐ろしくてもう来ないわな」
ソードカラミティ「俺、そんな怖い奴じゃないんだけどな…」
デュエル「しかし、イフィニアドとヴェイガン…俺達ももっと対策しないといけないな…」
バスター「そうだな、やることがいっぱいで疲れるぜ…」
デュエル「甘ったれるな! 俺達は国民を守らないといけないんだぞ!!」
バスター「分かったよ…」

こうして、エリア・プラントでの戦いも終結した。コーディネイターナチュラル…この2つの種族はかつては争っていたが、イフィニアドとヴェイガンと言う共通の敵を前にして手を取り合って戦う事ができたのだ。これからこの2つの種族はどう歩んでゆくのだろうか…。

2100年11月28日、日本の小さな町、あけぼの町では、3人の魔弾戦士たちがツルク星人とベル星人率いるイフィニアド部隊と戦っていた。サポートメカである獣王を全て破壊された魔弾戦士たちは、窮地に立たされていた。

ゴッドリュウケンドー「くっ! 大勢でたった3人を痛めつけるなんて卑怯な!!」
ツルク星人「卑怯もラッキョウもあるかっての! 勝てばいいんだからな!!」
マグナリュウガンオー「お前達に常識を教えるのは無理がありそうだな」
ベル星人「お前達から学ぶものなんてねーよ」
リュウジンオー「なら教えてやる、正義は絶対に勝つって事をな」
ゴッドリュウケンドー「そうだ! 正義は絶対に勝つんだ!!」
ツルク星人「うるせえぞ! やっちまえ!!」

ツルク星人の命令で、イフィニアド部隊が総攻撃を始めた。

ゴッドリュウケンドー「ライトニングキー! 発動っ!!」
ゴッドゲキリュウケン「チェンジ、ライトニングリュウケンドー
ゴッドリュウケンドー「超雷電武装!!」
ライトニングリュウケンドー「ライトニングリュウケンドーライジンッ!!」

ゴッドリュウケンドーはゴッドゲキリュウケンにライトニングキーを差し込み、発動させ、ライトニングリュウケンドーに超雷電武装した。

ベル星人「そう言えば、貴様だけは姿を変える事ができるんだったな、だが、姿が変わった程度で勝てると思うな!!」
ライトニングリュウケンドー「うるせえ! こう言うのは気合が大事なんだ、気合が!!」
ツルク星人「訳分かんねえんだよ!!」
ライトニングリュウケンドー「ファイナルキー! 発動っ!!」
ゴッドゲキリュウケン「ファイナルクラッシュ」
ライトニングリュウケンドー「ゲキリュウケン爆雷斬り!!」

ライトニングリュウケンドーはゴッドゲキリュウケンにファイナルキーを差し込み、発動させ、必殺技のゲキリュウケン爆雷斬りを放った。その威力はすさまじく、イフィニアドの部隊を一気に爆散させた。

マグナリュウガンオー「こっちも行くぞ! マグナドラゴンキャノン…発射!!」
リュウジンオー「ザンリュウジン…乱舞!!」

マグナリュウガンオーリュウジンオーもそれぞれの必殺技であるマグナドラゴンキャノンとザンリュウジン乱舞を放ち、イフィニアドの部隊を次々と撃破した。

ツルク星人「何て事だ…!!」
ベル星人「我々は魔弾戦士を甘く見ていたようだ…」
ライトニングリュウケンドー「違うぜ! 正義の力を甘く見ていたんだ!!」

いつの間にか部隊を全滅させた魔弾戦士たちは、部隊長であるツルク星人とベル星人の2人と対峙していた。

ツルク星人「くっ! ここは撤退を…」
リュウジンオー「させるかっ! ザンリュウジン…乱撃!!」

リュウジンオーはザンリュウジン乱撃を放ち、ツルク星人とベル星人を攻撃した。

ベル星人「ぐわあああああっ!!!」
ツルク星人「馬鹿なぁぁぁぁぁっ!!!」

ツルク星人とベル星人は爆散し、倒された。こうして、魔弾戦士たちは、あけぼの町を守る事に成功したのだ。

マグナリュウガンオー「終わったな」
ライトニングリュウケンドー「ふー、流石に疲れたな…魔物コロッケ食いてえ…」
マグナリュウガンオー「安心するのはまだ早いぞ、イフィニアドがいる限り、きっと再び攻めてくる」
ゴッドゲキリュウケン「だが、これ以上は我々だけではこの町を守り切れないかもしれない…」
リュウジンオー「地球統合軍は他の地域での戦いで援軍は期待できないしな」
ライトニングリュウケンドー「だったら、俺達が守ればいいだけだ! な、おっさん!!」
マグナリュウガンオー「おっさん言うな! 俺はまだ27だ!!」

こうして、あけぼの町に攻めてきたイフィニアド部隊も3人の魔弾戦士によって倒された。かつて魔人軍団ジャマンガと戦った魔弾戦士たちは、ジャマンガが滅びた後もイフィニアドやヴェイガンからあけぼの町を守る為、日々戦うのだ。

2100年11月30日、キノコ王国では、ケムール人率いる100体ほどの機動兵器群がキノコ王国クッパ軍団同盟軍を襲っていた。その火力は、キノピオクリボー、ノコノコでは到底太刀打ちできず、次々と蹴散らされていった。

マリオ「くっ! 何てパワーだ!!」
クッパ「パワーなら、吾輩も負けんぞ!!」

そう言って、クッパはイフィニアドの機動兵器を次々と薙ぎ倒していった。流石にクッパ軍団を率いているだけあり、ノコノコとは格が違っていた。

ケムール人「あいつ、厄介だな、先に倒しておくか…」

ケムール人は機動兵器群にクッパを総攻撃するように伝えた。すると、機動兵器各機はクッパに狙いを定め、ビームやミサイルで総攻撃した。

クッパ「ぐおっ!? き…貴様…! 卑怯な…!!」
ケムール人「知った事か! 勝てばいいんだよ、勝てばな!!」

流石のクッパと言えど、この攻撃には耐えきれず、少しずつ弱っていった。

クッパ「う、うぬぬぬぬ…!!」
ケムール人「キノコ王国側なんかに付かずに、俺達イフィニアド側に付けば、最初からこんな目に合わずに済んだのに、馬鹿な奴だ」
クッパ「誰がお前達の味方をするものか! キノコ王国には、ピーチ姫がいるのだからな!!」
ケムール人「たかが女一人の為に、何故そこまで!!」
クッパ「お前達イフィニアドには分かるまいな! 愛と言う感情は!!」
マリオ「それと、友情と言う感情もな!!」

そう言ってマリオはクッパを攻撃している機動兵器群を必殺技であるマリオファイナルで吹き飛ばした。

クッパ「マ…マリオ…何故…!?」
ケムール人「馬鹿な! 奴らは敵対しているはずでは!? 何故、敵を助ける真似をするのだ!?」
マリオ「まだ分からないか? 僕達は既に敵同士を超えた存在、ライバル同士なんだ! その決着を、こんな所で付けさせはしない!!」
クッパ「そうだったな、マリオ、これは借りにしておくぞ」
ケムール人「わ…訳が分からん! ええい! やれ! やれーっ!!」

ケムール人の合図で、イフィニアドの残った機動兵器群は総攻撃を仕掛けてきた。

ヨッシー「残りは、50機ぐらいでしょうか?」
ルイージ「よし! 僕も頑張るぞ~!!」

キノコ王国クッパ軍団同盟軍は、マリオとクッパの友情を見て、全員が燃え上がっていた。そして、その勢いのまま機動兵器群に突撃して行った。それまではパワーで押し負けていたキノピオクリボー、ノコノコですらも今ではイフィニアドの機動兵器群に押し勝っていた。

ケムール人「な…何だと…!? 何故、我々が負けているのだ!?」
クッパ「吾輩とマリオのライバル関係を見て、闘志に火が付いたのだ!!」
マリオ「そうだ! そしてこの戦い、お前の負けだ! おとなしく降参しろ!!」
ケムール人「まだだ! このまま引き下がれるか!!」

そう言ってケムール人はマリオに襲い掛かった。

マリオ「行くぞ! クッパ!!」
クッパ「任せろ! マリオ!!」

マリオとクッパはマリオファイナルとクッパブレスを同時に放った。その炎は、ケムール人を一瞬で焼き尽くした。

ケムール人「ぐわあああー--っ!!!」

ケムール人は爆散して倒された。それと同時に、最後のイフィニアドの機動兵器も破壊され、この戦いは終わった。こうして、キノコ王国クッパ軍団の同盟軍は、キノコ王国を守り抜いたのだった。

ルイージ「兄さん! 何とかこっちは終わったよ」
マリオ「ルイージ、こっちも丁度終わったところさ」
ヨッシー「大変でしたね、マリオさん」
マリオ「ああ、まさかキノコ王国にまで攻めてくるなんてな」
クッパ「吾輩たちも、今後の対策を練らねばならんな」
マリオ「そうだな、とりあえず、ピーチ城に戻って会議をしよう」
ヨッシー「そうですね」
ルイージクッパ、ピーチ姫を攫ったりしないでよ?」
クッパ「もちろんだ、今はそんな事をしている状況ではないからな」
マリオ「じゃあ、早速ピーチ城に戻ろう!」

そして、マリオ達はピーチ城に戻っていった。かつては敵同士だった者たちが一つの戦いを得て友情に近い関係を持ち、共に共通の敵と戦う。そうして最後はキノコ王国を守り抜いたのであった。

2100年11月27日、アグリッサ平原近辺の警戒任務を受けていたセイバークルーザー隊は、メンバーを分け、アグリッサ平原各地で警戒任務に当たっていた。その中でも、レイニールの街近くで警戒任務に当たっていたドラゴニュートとカイト、イオナとファヴール、アイラの5人は警戒しつつ、色々な話をしていた。

カイト「暇だな」
ドラゴニュート「確かに暇だけど、これも仕事だしな」
イオナ「カイトさん、真面目にやってください」
カイト「悪い悪い」
アイラ「でも、もしここにイフィニアドが現れたら、私達だけで相手をするんですよね?」
カイト「大丈夫! 俺達が一気に蹴散らしてやるさ!!」
イオナ「その為に、武器も綺麗に磨きました」
ドラゴニュート「だから、安心していいぞ」
アイラ「皆さん…ありがとうございます!」

すると、人工精霊であるファヴールは何かを察知した。

ファヴール「皆さん、何か来ます!!」
ドラゴニュート「一体何が来るんだ? ファヴール」
ファヴール「分かりません…けど、とても恐ろしい物が来ます…」

すると、ファヴールに続いてカイトも何かを察知した。

カイト「この感覚は…!!」
アイラ「何!? 何ですか!?」
ドラゴニュート「分からない…けど、嫌な予感がするのは確かだ…!!」

すると、上空から黒い火の玉のようなものが落下し、レイニールの街の中心部に落下、大爆発を起こした。

ドラゴニュート「な…何だよ、今の!?」
カイト「嫌な予感がする! 俺は先に行くぞ!!」
ドラゴニュート「ちょ…待てよ!!」

ドラゴニュート達はカイトを追ってレイニールの街の爆発地点まで向かった。その爆発地点周辺の被害は凄まじく、周囲は完全に崩壊していた。そして、その爆発地点の中心には何者かがいた。その存在を、カイトはよく知っていた。

カイト「この感覚…やっぱりてめえか! ダークシャドウ!!」
ダークシャドウ「久しぶりだな…カイト…」

このダークシャドウと言う男は、カイスマ界に現れた悪の戦士であり、カイトの故郷を滅ぼした張本人でもある。幾度となくカイトに倒されたが、その度に復活している。

カイト「こんな事をして、何のつもりだ! ここの人達には何の恨みもないはずだろ!!」
ダークシャドウ「んな事知るか、俺様が降臨するにはここが邪魔だっただけだ」
カイト「…やはりお前は変わってないな、俺の故郷を滅ぼしたあの時から!!」

そして、一足遅れてドラゴニュート達もカイトに追いついた。

ドラゴニュート「カイト、あいつは何者だ?」
カイト「あいつは…! あの野郎は…!! 俺の故郷を滅ぼした奴なんだ!!」
ドラゴニュート「何!?」
ファヴール「つまり、あの人も異世界から来たんですね」
カイト「でも、俺達と違ってあいつは恐ろしい敵だ! だからこそ、こいつはここで倒さないと駄目なんだ!!」
ダークシャドウ「笑わせるな、今のお前に俺が負けるかよ」
カイト「俺は負けない、仲間がいる限りな!!」
ドラゴニュート「でも、たったの5人で勝てるのか?」
???「5人じゃないわ、6人よ」
ドラゴニュート「君は?」

そこにいたのは、長い黒髪と透き通った青い瞳が特徴の少女だった。お腹や太ももなどが露出した動きやすそうな服装なので、武闘家の少女だと思われる。

ダークシャドウ「誰だ、てめえは」
???「私はレイラ・フローニング、あんたが潰した家に住んでた武闘家よ」
ダークシャドウ「そうか、だからどうした」
レイラ「そこには私の家族がいた、それをあんたが吹き飛ばしたのよ!!」
ダークシャドウ「なら、礼を言え、ありがとうございましたってな!!」
レイラ「…許せない! そこの5人、私も一緒に戦うわ! いいわよね?」
ドラゴニュート「もちろんだ! 一緒にあのゲス野郎を叩き潰そう!!」
カイト「ダークシャドウ! 今度こそ…今度こそ叩き潰してやる!! 食らえ! 破壊ブラスター!!」

カイトは先手必勝とばかりにマスターガンから破壊ブラスターを放った。だが、ダークシャドウはひらりと回避した。

ダークシャドウ「遅いな」
カイト「まだまだ! ファイヤーキーック!!」

カイトは炎を纏った飛び蹴り、ファイヤーキックで攻撃した。

ダークシャドウ「デスシウム光線!!」

ダークシャドウウルトラマンベリアルの技、デスシウム光線を放った。そして、空中にいるカイトを撃ち落とした。

カイト「うあっ!!」
ドラゴニュート「カイト! 大丈夫か?」
カイト「ああ、何とかな」
アイラ「でも、今の技、ウルトラマンの光線の発射ポーズに似てましたよね?」
カイト「あいつは、色々な悪者の技が使えるんだ」
レイラ「えっ!? そんなの反則でしょ!?」
カイト「だからこそ、ここで倒さないといけないんだ!!」
ドラゴニュート「分かった! 絶対に倒そう!!」
カイト「ああ!!」
ダークシャドウ「無駄だと言うのに…」
ドラゴニュート「食らえ! ライトニング!!」
イオナ「ウインド!!」

ドラゴニュートは雷魔法のライトニングを唱え攻撃し、イオナは風魔法のウインドを唱えて攻撃した。

ダークシャドウ「無駄だ」

ダークシャドウはドラスの技、マリキュレイザーを放ち、ライトニングの電撃とウイングの風を迎撃した。

ファヴール「あれはネオ生命体ドラスの技…!!」
レイラ「でたらめな奴ね! ナックルラッシュ!!」

レイラはダークシャドウにパンチを連続で放った。

レイラ「トドメよ! スクリューキック!!」

とどめの一撃に回し蹴りを食らわせた、しかし、ダークシャドウには効いていなかった。

ダークシャドウ「蚊に刺されたほども感じなかったな…小娘よ…」
レイラ「そんな! 私の自慢の技が通用しないなんて!!」
ダークシャドウ「ほう…あれが自慢の技か…笑わせてくれる…」

ダークシャドウはレイラにとどめを刺せようと剣を振り上げた。

ドラゴニュート「させるかっ!!」

ダークシャドウの振り下ろした剣をドラゴニュートはスティールソードで受け止めた。剣から伝わって来る悪のオーラの強大さにドラゴニュートは身震いしていた。

ドラゴニュート「何てオーラだ…!!」
ダークシャドウ「小僧…悪の力はいいぞ? 貴様も悪の道に落ちんか?」
ドラゴニュート「誰が悪の道に落ちるか! 俺は正義の為に戦うんだ!!」
ダークシャドウ「そうか…残念だな…」

ダークシャドウは剣で防御するドラゴニュートを蹴り飛ばした。

ファヴール「マスター!!」
ドラゴニュート「大丈夫だ、だが、奴の力…」
ファヴール「強大ですね…私にも十分伝わってきます」

すると、ドラゴニュートの持っていたスティールソードの刀身が折れた。どうやら、さっき剣を受け止めた衝撃でヒビが入っていたらしい。

ドラゴニュート「お…俺の剣がッ…!!」
レイラ「よほどの衝撃だったのね」
アイラ「あんな相手、どうすれば勝てるんでしょうか…」
ダークシャドウ「勝てるわけがないだろう? 今降参すれば俺様の奴隷にするだけで済ませてやろう」
レイラ「誰があんたの奴隷になんかなるもんですか!!」
イオナ「私達は最後まで戦います!!」
カイト「そう言う事だ、分かったか!!」
ダークシャドウ「分からんなぁ…何故抵抗するのかが…」
ドラゴニュート「お前みたいな悪党には分からないだろうな!! 俺達はみんな守りたいものの為に戦っているんだ!! だから、最後まで諦めずに戦えるんだ!!」
ダークシャドウ「くだらん…本当にくだらんぞ!!」

ダークシャドウはシャドームーンの技、シャドービームで広範囲を攻撃した。

ドラゴニュート「みんな! 俺の近くに集まれ!!」

その声を聞いて他の5人はドラゴニュートの周りに集まった。

ドラゴニュート「魔導障壁、展開ッ!!」

展開した魔導障壁はドラゴニュートとその仲間全員を守り、シャドービームの攻撃に耐えきった。

ダークシャドウ「ほう…魔法のバリアか…」
カイト「助かったよ、ドラゴニュート
ドラゴニュート「だが、この防御方法は魔力をかなり消費するから、あまり何度も使えない…」
カイト「だったら、その前にあいつを倒せばいいだけだ!!」
イオナ「そうですね」
レイラ「じゃ、一気に行っちゃお!!」
カイト「破壊ブラスター!!」
イオナ「サイクロン!!」
ドラゴニュート「サイクロンエッジ!!」

カイトは破壊ブラスターを放ち、イオナは上級風魔法のサイクロンを唱えて攻撃し、ドラゴニュートは中級風魔法サイクロンエッジを唱え攻撃した。

ダークシャドウ「無駄だ」

ダークシャドウゼットンの技、ゼットンシャッターで防御した。

ファヴール「あれは、宇宙恐竜ゼットンの…!!」
ドラゴニュート「あんなものまで使えるのか!?」
ダークシャドウ「だから言ったろう? 無駄だと」
ドラゴニュート「俺達の技が、ことごとく通用しないなんて…!!」

ドラゴニュート達は自分たちの技がどれも通用しない為、どうやって攻撃すればいいか悩んでいた。

ドラゴニュート「どうすればあいつを倒せるんだ…どうすれば…!!」
カイト「…一か八か、あの技を放ってみるか…!!」

カイトはダークシャドウに向かって走り出した。

ドラゴニュート「カイト!!」
カイト「マグニウムバーストォォォォォ!!!」

カイトはダークシャドウを異空間に吹き飛ばし斬り裂く大技マグニウムバーストを放とうとした、しかし、その技はダークシャドウには当たらず、後ろに回り込まれた。

カイト「何ッ!?」
ダークシャドウ「あの時と同じようにはいかんぞ? カイト…」

そして、ダークシャドウはカイトの腹部を剣で貫いた。

カイト「がはッ!!」
ドラゴニュート「カイトッ!!」
イオナ「カイトさん!!」

腹部を貫かれたカイトは地面に倒れ込んだ。カイトを倒したダークシャドウは満足そうに笑っていた。

ダークシャドウ「だから何度も言ったではないか、無駄だと」
ドラゴニュート「貴様ァァァァァッ!!!」

ドラゴニュートは怒りの感情を爆発させた。その怒りの感情はオーラとなってドラゴニュートの体を赤く輝かせた。すると、ドラゴニュートの背中から黒い龍の翼が生えた。その姿は龍と人が融合した龍人族のようであった。

アイラ「な…何ですかあれ!?」
レイラ「あの人、人間じゃないの?」

そして、ドラゴニュートは右掌に光のエネルギーを集め、最強の光魔法ライトブラストを放った。

ドラゴニュート「ライトッ…ブラストォォォォォッ!!!」

ドラゴニュートの右掌から強力な光のビームが放たれ、そのビームは瞬く間にダークシャドウを飲み込んだ。

ダークシャドウ「ぬわああああああっ!!!」

そして、ダークシャドウのいた場所は爆発した。

ドラゴニュート「はぁ…はぁ…」

魔力を使い切って疲れ果てたドラゴニュートは、気を失って地面に倒れ込んだ。それと同時に、背中に生えていた黒い龍の翼は消滅した。

ファヴール「マスター…お疲れ様です」

だが、爆風の中からダークシャドウが現れた。かなりダメージを負っている様子で、息も荒かった。

レイラ「嘘でしょ!? あれで生きてるの!?」
ダークシャドウ「へへっ…中々面白い奴じゃねえかよ…」
アイラ「ど…どうしましょう…」
ダークシャドウ「何、今回は撤退してやるよ、だが、今度はぶっ殺してやるから覚悟しろよ」

そう言ってダークシャドウは瞬間移動して去って行った。

ファヴール「助かりましたね」
レイラ「でも、ドラゴニュートの翼、何だったのあれ…」
アイラ「それより今は、カイトさんを手当てしないと!!」
イオナドラゴニュートさんは私とファヴールさんが様子を見ますので、そちらは頼みます!!」

幸い、カイトの腹部の傷は治癒魔法のヒールで治療可能な傷だった為、アイラがヒールで完全に治療した。一方のドラゴニュートはよほど疲れていたのか、アグリッサ平原の警戒態勢が解かれても目を覚ます事がなかった。そして、そうこうしているうちに地球の各地に出現したイフィニアドは全て撃退された。オーブ連合首長国も、エリア・プラントも、あけぼの町も、キノコ王国もかなりの被害を追ったが、何とか撃退したのであった…。今回のイフィニアドの作戦はかなり大掛かりな物だった為、地球全体に与えた影響は計り知れない。そして、イフィニアドの大掛かりな地球総攻撃作戦が終了してから一夜が明けた2100年12月1日、ドラゴニュートは自室のベッドで体力を回復させ、目を覚ました。

ドラゴニュート「う…うぅん…」
アイラ「おはようございます、ドラゴニュートさん」
ドラゴニュート「アイラ…それにファヴール…おはよう…って、ダークシャドウはどうした?」
ファヴール「ダークシャドウなら、マスターが追い払いましたよ、覚えてないんですか?」
ドラゴニュート「それが…途中からの記憶がないんだ、どうしたんだろうな、ははは…」
アイラ「そう言えばその時、ドラゴニュートさんの背中から黒い龍の翼が生えましたよ」
ドラゴニュート「何言ってるんだ? アイラ、そんな事あるわけないだろ?」
アイラ「そ…そうですね、すみません、夢を見てたようです」
ドラゴニュート「てか、今何時? 腹減ったんだけど…」
ファヴール「今は昼の12時36分ですね」
ドラゴニュート「じゃあ、飯にしようぜ、腹減ったな~」
アイラ「いいですね、何か食べましょう」

そして、ドラゴニュート達は少し遅めの昼食を取りに行った。一方、蒼乃たち残りのメンバーはシンヤ司令とモニターで会議していた。

シンヤ司令「セイバークルーザー隊のみんな、今回の任務、ごくろうだった」
蒼乃「と、言っても私達は何も…やったのはあの子達ですから」
シンヤ司令「いやいや、警備も大事な任務の一環だよ、蒼乃くん」
蒼乃「そ…そうですね…」
シンヤ司令「しかし、今回君達が戦った相手、異世界からの来訪者と聞いたが?」
カイト「あれは俺と同じ世界から来たダークシャドウと言う奴だ、元の世界では俺達カイスマメンバーと敵対関係にあった組織のリーダーだ」
シンヤ司令「つまり、一番強い奴が来ちゃったって訳か…」
カイト「あの野郎は逃げたらしいが、今度は負けねぇ! 絶対に倒してみせる!!」
シンヤ司令「分かったよ、我々もそのダークシャドウって奴には警戒しておくね」
カイト「頼んだぜ、シンヤ司令!」

シンヤ司令「そう言えば、ドラゴニュートくんの背中から翼が出たって聞いたけど…」
イオナ「私は確かに見ました、間違いありません」
デスティニー「イオナ以外にも目撃者はいるから、間違いないようです」
シンヤ司令「う~ん…オーラか何かじゃないかい? ほら、どっかのサッカーアニメみたいに必殺技を放つときにバーンと現れるような…」
ネクサス「まだそうとは断言できませんが、もし生えたんだとしたら一時的に進化したとか…」
シンヤ司令「一時的に進化…ねぇ…何かのゲームみたいだね、蒼乃くん、家族である君なら何か知ってないかい?」
蒼乃「いえ、何も知りません、私とドラゴニュート姉弟ですが、今までそのような能力があるとは知りませんでした」
流羽「私も、お兄ちゃんはどんなに怒っても翼なんて生えなかったよ」
シンヤ司令「と、なるとさっぱり分からないねぇ…」
イオナ「バイタルデータも人間と全く同じ数値でした」
シンヤ司令「う~ん…お手上げだねぇ…」
カイト「ちょっ…司令…」
シンヤ司令「仕方ないだろう? 僕は専門家じゃないんだ、とりあえず、何か分かったら報告頼むね」
蒼乃「分かりました」
シンヤ司令「じゃあね」

そう言ってシンヤ司令は通信を切った。通信が終わった後、蒼乃は困った様子で思っていた事を語りだした。

蒼乃「…ドラゴニュート…ならないとは思うけど、もしあの子が完全に龍になってしまったらどうしよう…」
流羽「大丈夫だよ、お姉ちゃん、だって、私のお兄ちゃんだもん!」
蒼乃「流羽…でもね、私は心配なのよ、あの子っていつも無茶するから…」
流羽「確かにそうだね、子供の頃はサインさんと一緒にタイショーとよく喧嘩してたもんね」
蒼乃「確かにそうだったわね、勝てないって分かってるのにね…でも、それでも、私は怖いのよ、あの子が完全に龍になるのが…」
流羽「大丈夫だよ! お兄ちゃんはお兄ちゃんのままでいるよ!」
エル姉「そうよ、蒼乃、あなたの弟を信じてあげて」
蒼乃「…そうね…そうよね…大丈夫よね…」

流羽とエルラインの言葉で蒼乃は少し落ち着いた。その様子を見た他のメンバーもほっとした様子だった。そして、蒼乃たちは会議室から去って行った。一方、食堂に来ていたドラゴニュート達はそこで意外な人に会っていた。

ドラゴニュート「あれ? レイラじゃん、どうしたんだ?」
レイラ「ドラゴニュート! 私もクロストライアルに入ったんだ、イフィニアドと戦う為にね、そうでもしないと死んじゃった私の家族や街のみんなに顔向けができないよ」
ドラゴニュート「そうだったのか…レイラの家族や街の人達を守れなくて本当にすまない」
レイラ「別に謝らなくていいよ、それに、あなたは私を守ってくれたじゃない」
ドラゴニュート「ああ、俺の剣が折れた時か…」
レイラ「あの時のドラゴニュートは凄くかっこよかったよ!」
ドラゴニュート「べ…別に…」
レイラ「照れちゃって~、ま、これからよろしくね!!」
ドラゴニュート「こちらこそよろしくな!!」
アイラ「そう言えば、何でレイラさんは会議に行ってないんです?」
レイラ「私って会議とか苦手だからさ、さっきまで特訓してたの」
アイラ「そ…そうですか…」
レイラ「それより、何か食べようよ、ね?」
ドラゴニュート「だな! 腹減った~」

その後、ドラゴニュート達は食事を始めた。今日の昼食は唐揚げ定食であり、美味しそうな匂いが食欲をそそった。ドラゴニュートはずっと気を失っており、空腹だった為か5分もしない内にペロリと完食してしまった。

ドラゴニュート「ごちそうさま!」
レイラ「食べるの早っ!!」
アイラ「この人、いつも食べるの早いですよ」
ファヴール「今日も安定して早かったですね」
レイラ「ちょっと~、早食いは健康上良くないわよ?」
ドラゴニュート「分かってるんだけど、やめられないんだよな」
アイラ「本当に困った人でしょ?」
レイラ「確かに」

ドラゴニュートの食事の早さにレイラ達は完全に呆れた様子だった。その頃、冥王星付近に待機しているインペリアルフォートレスではイフィニアドの幹部たちが会議を始めていた。

シャドームーン「今回の地球総攻撃作戦の失敗、皇帝陛下は何と仰っていた?」
ルシファー「あまり怒られてはおられないようだ、むしろ、獲物はこれぐらい抵抗した方が面白いと仰っておられた」
悠人「まあ、攻撃してればその内滅びるさ、地球人なんて」
ベリアル「負けて逃げ帰ってきた奴がよく言うぜ」
悠人「逃げたんじゃない、戦術的撤退さ」
ベリアル「フン、お前は本当に食えない奴だな」
シャドームーン「そう言えばルシファーよ、新たな協力者を見つけたと言っていたな」
ルシファー「ああ、今から紹介しよう、彼だ」

そう言って現れたのは、ダークシャドウだった。

ダークシャドウ「ここがイフィニアドの本拠地か、俺様にぴったりじゃねぇか」
ベリアル「貴様、何者だ?」
ダークシャドウ「俺様はダークシャドウ、カイスマ界から来た」
悠人「カイスマ界? 異世界かな?」
ダークシャドウ「そうだ、俺様はその世界から来た」
悠人「そうか、今度異世界について色々聞かせて欲しいね」
ダークシャドウ「ああ、いつでも聞かせてやる」
シャドームーン「この男…中々の闇の力を持っているな…」
ダークシャドウ「勿論だ、闇の力こそ全てを支配する力だからな!」
ベリアル「全てを支配する力か…そりゃ最高だな!」

新しいメンバーのダークシャドウは、すぐに周りに溶け込んでいた。元々悪の組織のリーダーなだけあって、イフィニアドとの相性も抜群なようだ。

ルシファー「なお、ダークシャドウは新たな四天王として皇帝陛下に任命された、くれぐれも問題は起こさぬようにな」
ダークシャドウ「分かっている」
悠人「了解、分かったよ」
シャドームーン「これでようやく四天王が全員揃ったな」
悠人「前の四天王の一人が抜けてずっと三天王だったからね」
ダークシャドウ「ところでルシファーさんよォ…次の任務はどうなってる?」
ルシファー「皇帝陛下は何とも仰っていなかった、どうやらしばらく準備期間に入るらしい」
ダークシャドウ「なるほどな、じゃあ、俺は傷を癒すとするか…」
ルシファー「よし、今回の会議はここまでだ、各自解散」

こうして、地球総攻撃作戦と言う大掛かりな作戦は終了した。

イフィニアドの地球総攻撃作戦が終了して1週間が経った2100年12月7日、それからと言うもの、地球上でのイフィニアドの活動が少なくなった。もちろんそれは非常にいい事ではあるが、あれだけ大きな活動をしていたイフィニアドが急に大人しくなったとなると、何か大きな事のある前触れである事は分かっていた。それに対し、クロストライアル及び地球統合軍は警戒態勢を取ると共に、地球総攻撃作戦で傷ついた傷を癒す為、休息を取る事になった。もちろん、休息を取る時も警戒態勢を取ると言う条件付きではあるが。そして、その命令はセイバークルーザー隊にも届いていた。そのセイバークルーザー隊の様子はと言うと、警戒任務を取る組と休息を取る組に分かれ、その順番を日付ごとに決めると言う決まりで休息を取っていた。そして、その休息を取っているメンバーの様子はと言うと、一つの戦いを終えて安心しきったのか、かなり怠けた様子であった。そのメンバーの一人であるドラゴニュートはカイト達と共に自室で特撮を見ていた。

カイト「なあ、ドラゴニュート、この特撮面白いな」
ドラゴニュート「だろ? 俺のお気に入りなんだ」

ドラゴニュートのお気に入りの特撮と言うのは、裂空騎士マッハブレードと言う作品である。この世界ではかなり人気の作品であり、マッハソード、マッハセイバー等、多数のシリーズがある。マッハブレードはその中でも放送当時から特に人気が高く、放映から15年近く経つが、今でも裂空騎士シリーズの中で一番の人気を誇っている。主演の俳優がイケメンで女性人気もある他、主題歌やキャラクター人気も高い作品である。ドラゴニュートはこの作品を幼少期から気に入っており、この作品を人生のバイブルだと語っている。ちなみに、現在再生に使用しているBlu-rayは蒼乃の私物であるが、特別に借りているのだと言う。また、蒼乃はこの作品の主演俳優が好きな為、購入したとの事。

カイト「こんな面白い作品が観れるなんて最高だぜ!!」
ドラゴニュート「そうだろうそうだろう」
イオナ「2人とも、のん気ですね…」
レイラ「でも、この主演の俳優さん、凄くイケメンだね」
アイラ「確かに、かなり整った顔立ちだと思います」
イオナ「あれ? 2人とも知らないんですか?この人凄い有名な俳優さんですよ」
レイラ「そうなの? あまり俳優とか気にしないから…」
ファヴール「私のデータベースにも情報が載っています…名前は…」
ドラゴニュート「セイ・カンナギ!当時このマッハブレードで大ブレイクして、今でも活動している大物俳優だよ、ちなみに配偶者はイネ・カンナギ、こっちもかなりの美人さんで、結婚当初は最強カップルとか言われてたっけ…」
イオナ「…ドラゴニュートさんって、そんなに芸能界の事詳しかったですっけ?」
ドラゴニュート「いや、特撮に出演してる俳優さんの事しかあまり詳しくないよ」
レイラ「やっぱり!」
アイラ「そうだと思いました…」

一方、テレビの画面の中ではマッハブレードが必殺技の裂空疾風斬で、怪人を一刀両断し、爆散させていた。

カイト「お! マッハブレードが怪人倒した!!」
ドラゴニュート「かっこいいだろ? あ、ちなみに今倒した怪人は、スパイダロスって名前な」
カイト「詳しいな、ドラゴニュート
ドラゴニュート「マッハブレードの事なら、俺が世界一詳しいぜ!」
カイト「しっかし、こうして一緒に特撮を観る仲間ができるのは嬉しいな…」
イオナ「そう言えばカイトさん、アルスマ界でも誰かと一緒にアニメか何かを観たって言ってませんでしたっけ?」
カイト「ああ、アルスマ界の方のドラゴニュートと一緒にドラゴニュートが録画した深夜アニメとか特撮観てたよ」
ドラゴニュート「なあ、そのアルスマ界? にいたドラゴニュートはどんな感じだったんだ?」
レイラ「はいはい! 私も聞きたい!」
アイラ「私も」
カイト「仕方ねぇなぁ…まあ、簡単に言うと、この世界のドラゴニュートより髪が短くて、顔が男性寄りで、体つきもしっかりしていて、鋼の剣と盾を装備してて、服装も鎧っぽい物を着込んでた感じだったよ」
ドラゴニュート「う~ん、つまり、俺がより男らしくなった、って感じでOK?」
カイト「まあ、そんな感じだよ」

その話を聞いたレイラは、ふと思っていた事を口にした。

レイラ「そう言えばドラゴニュートって、女物の服着たらまんま女の子だもんね」
ドラゴニュート「よく言われるよ、実際子供の頃はよく女の子と間違えられたし」

そして、その話を聞いたイオナはふとある事を思いついた。

イオナドラゴニュートさん、私の予備のメイド服着てみます?」
ドラゴニュート「え? 嫌だよ…」
レイラ「まあまあ、そう言わずに…」
アイラ「一回でいいから、一回で」
ドラゴニュート「ちょっ! よせ! ファヴール!助け…」
ファヴール「行ってらっしゃいませ、マスター」
ドラゴニュート「この薄情者~!!」

ドラゴニュートはレイラ達に引きずられながら部屋を出て行った。

カイト「可哀想に」

そして、10分ほどすると、ドラゴニュートの部屋の扉が開く音がした。そこには、さっき退出したメンバーと、メイド服を着せられたドラゴニュートが混じっていた。その姿を見たカイトは、どこのだれか分からず、首を傾げた。

カイト「えっと…誰?」

ドラゴニュートは、メイド服を着せられ、髪も綺麗に整えられていた。顔も綺麗に化粧をさせられていて、背は周りの女性陣に比べると高かったが、完全に女性だった。

アイラ「似合ってますよ、ドラゴニュートさん」
カイト「え? この子、ドラゴニュートなの!?」
レイラ「似合ってるわよ、ドラゴニュート
ドラゴニュート「う…うるせえ! 大体お前ら、化粧までしやがって…」
イオナ「その割には、結構乗り気でしたね」
ドラゴニュート「!?」
アイラ「ドラゴニュートさん、そんな願望が…」
ドラゴニュート「ち、違うぞ! 断じて違う!!」
ファヴール「マスター、ずっとそのままいてください」
ドラゴニュート「ふざけんな、誰が…って、カイト、何赤くなってんだ?」
カイト「え? やべ、何でだろ…」
イオナ「カイトさん、そっちの気があるんですか?」
レイラ「確かに、こんだけ可愛ければ男ってばれないわよね」
ドラゴニュート「~~~!!」

ドラゴニュートは恥ずかしくなったのか、慌ててその場から逃げて行った。

イオナ「あっ! ちょっと! ドラゴニュートさん! そっちは…!!」

そのドラゴニュートが逃げた先は多くの人が集まる食堂であった。その食堂では、案の定休憩に訪れているメンバーがいた。

蒼乃「でさ、その友達が言ったのよ、戦闘機乗りのキタキツネの都市伝説は本当だったって!」
エクセリア「え~! 嘘だ~!!」
ソウル「…くだらん、俺は帰るぞ」

そう言ってソウルは立席し、自室に帰ろうとした、そこで、ドラゴニュートとぶつかった。

ソウル「痛ッ! お前! きちんと前を見て歩け…って…誰だお前?」
ドラゴニュート「あっ…」
デスティニー「え、誰!?」
Gセイバー「こんなかわいい子、セイバークルーザー隊にいたっけ?」
蒼乃「あなたまさか…ドラゴニュート?」
ドラゴニュート「あ…あぁ…」
エクセリア「あなた、女装したらかわいいわね、もっと近くで見せて」
ドラゴニュート「ひっ」

ドラゴニュートは慌てて逃げようとしたが、ソウルに捕まって逃げられなかった。

ソウル「ほら、もっとよく見せてやれ」

そう言ってソウルはドラゴニュートを他のメンバーの方へ押し出した。ドラゴニュートは逃げようとしたが、恥ずかしさと緊張のあまり足が震えて動けなくなっていた。

ネクサス「僕も興味があるな」
デスティニー「似合ってるな、ドラゴニュート
蒼乃「写真撮らせてよ」
ドラゴニュート「ひぃぃ~!!」

その後、ドラゴニュートはセイバークルーザー隊のメンバー全員にメイド服を着た姿を見られ、おまけに写真を撮られたのであった。そして、その日のドラゴニュートは疲れ果てた様子でベッドに倒れ込んで眠りについたのであった。翌日の2100年12月8日、女性陣が集まって話をしていた。

イオナドラゴニュートさん、昨日元気なかったですけど、大丈夫でしょうか?」
アイラ「流石にあれはやりすぎましたね…」
レイラ「私にいい考えがある!」
ドラゴニュート「どんな考えだ?」

いきなりドラゴニュートが現れた事で、イオナ達は驚いた。あれだけ元気なかったドラゴニュートがもうぴんぴんとしていたのだ。

イオナドラゴニュートさん…メンタルはもう大丈夫なんですか?」
ドラゴニュート「何の事? 昨日のは疲れすぎてすぐ寝ただけだぞ?」
アイラ「そうなんですか? てっきり人生終わって辛かったのかと…」
ドラゴニュート「誰のせいだ誰の、で、いい考えって何?」
レイラ「私の知ってる秘湯に行こうかなって思って」
ドラゴニュート「秘湯って…温泉の事? 行きたい行きたい!」

すると、その話に蒼乃も割り込んできた。

蒼乃「それはいい考えね」
ドラゴニュート「姉ちゃん!」
蒼乃「私も、結構仕事続きで大変だったし、ゆっくり休みたいわね」
ドラゴニュート「でも、警戒態勢はどうするんだよ」
デスティニー「それなら俺達に任せてくれ、俺達は別の日に行くから」
ドラゴニュート「ありがとう、デスティニー、感謝するよ」
レイラ「じゃ、早速行きましょ!」

ドラゴニュート達はレイラの案内で、アグリッサ平原の山の奥にある秘湯へと向かった。移動には、小型輸送機ホバークルーザーを使い、操縦は蒼乃が担当した。秘湯とは言ったものの、かなり道は整備されており、秘湯感はあまりなかった。そして、本部からホバークルーザーで5分程の場所にその秘湯はあった。ドラゴニュート達はホバークルーザーを森の中に止め、秘湯へと向かった。秘湯と言いながら、きちんと脱衣所なども完備されており、普通の露天風呂と一緒だった。温泉自体は熱そうだったが、浸かると非常に温まりそうだ。

レイラ「男はあっち、女はあっちね、あんた達、覗かないでよ」
ドラゴニュート「んな事しねーよ!!」

そして、男女はそれぞれの脱衣所に向かって行った。

レイラ「ふ~、今日は特訓していい汗かいたから気持ちよさそうだわ…」
エクセリア「私って、温泉入るの初めてなのよね」
流羽「そうなの? エクセリアさん」
エクセリア「アストラル王国には温泉ってなかったから…」
イオナ「温泉って気持ちいいですよ」
ファヴール「体の疲れを癒すには丁度いいようです」
エクセリア「ますます楽しみになってきちゃったわ」
アイラ「ここって湯加減どうなんでしょう?」
レイラ「熱すぎず、ぬるすぎず、いい感じよ」
ミサキ「体の疲れを癒すには、丁度良さそうだな」
ヴェローナ「できれば、ナイル様と一緒に入りたかった…」
アルル「確かに、ナイル様も一緒が良かったね~」
アネット「ちょ! 駄目だよ、ナイルは男なんだから!」
アレクシア「そうだ、男と女が一緒などと、何と破廉恥な…」
ヴィオレッティ「そう? 面白そうじゃない」
ヴァネッサ「ヴィオレッティ様まで…」
蒼乃「…とりあえず、ゆっくり体を癒しましょう!」

一方の男性組は既に湯船に浸かっていた。

ドラゴニュート「あったけぇ…って、カイト、どうした?」
カイト「直視できん…」
ソウル「どうやら、昨日の件でお前の事が女にしか見えなくなったようだ、アホだな」
カイト「ソウルお前! アホはねえだろ!!」
ドラゴニュート「俺って…そんなに女っぽいかな…?」
カフス「顔立ちは中性的だし、髪も下手な女性より長い」
アクセル「体つきはかなり華奢で、男性によくある筋肉質な感じではなく、女性の様なスラッとした体形、どう考えても女っぽいだろ」
ドラゴニュート「じゃあ、どうすれば男に見えるんだよ…」
ナイル「体を鍛えてボウズにしろ」
ドラゴニュート「ボウズは嫌だぁぁぁ!!!」

一方の女性組も湯船に浸かっていた。

アイラ「あったか~い!!」
エクセリア「いい湯加減ね」
レイラ「でしょ? この秘湯は最高なんだ」
蒼乃「確かに、これならずっと入ってられるわね」
ファヴール「蒼乃さん、長湯はあまり体に良くないですよ」
蒼乃「そ…そうね…ほどほどにしないと…」
ミサキ「だが、体の疲れを癒すにはできるだけ長く浸かりたいものだな」
ヴェローナ「ああ…後はこれでナイル様がいれば完璧…」
アネット「だからナイルは男だって!」
流羽「………」
イオナ「流羽さん、どうしました?」
流羽「私の胸、小さいなって…」
アイラ「最初はみんなそんなものですよ」
流羽「でも、18になってこんなに小さいなんて…アイラちゃんだってそこそこあるのに…」
アイラ「そっ…そこそこ!?」
レイラ「でも、女の魅力って胸だけじゃないでしょ?」
流羽「例えば?」
レイラ「そうね…料理ができるとか…掃除ができるとか…洗濯ができるとか…」
蒼乃「あっ…」
イオナ「蒼乃さん、どうしました?」
蒼乃「それ、全部ドラゴニュートが当てはまるのよ…」

ドラゴニュート「へっくしょん!」
アクセル「どうした? 湯船の中でくしゃみなんかして」
ドラゴニュート「いや、誰かが俺の噂をしてるんだろう」
カイト「噂って…どこかのバーガーショップのマスコットかよ、9月の終わりでもないのにくしゃみしやがって…」
ソウル「くしゃみぐらい誰でもするだろ、それより、お前はいつまでドラゴニュートを直視しないつもりだ」
カイト「いや、今ドラゴニュートを見ると鼻血を出してしまう…」
ドラゴニュート「そんなに!?」
ナイル「だからと言って、俺ばかり見るな、気が散る」
カイト「す…すまん…」

すると、一人の男性が入って来た。その男性は金髪で太ももの辺りまである長髪が特徴の男性だった。そして彼もまた、中性的な顔立ちをしており、女性に見えなくもなかった。

ドラゴニュート「…誰だ?」
カイト「うわっ! 直視できない!」
ソウル「いい加減にしろ」
ルシファー「急に入る事、失礼する、私はイフィニアド四天王の一人、ルシファーだ」
ドラゴニュート「イフィニアドの四天王だと!?」

一方の女性陣の方にも、一人の女性が入って来た。その女性を、蒼乃たちはよく知っていた。

蒼乃「あ…あなたは…!」
シオリ「久しぶりね、覚えていてくれて光栄だわ」
レイラ「知ってる人?」
流羽「前、私たちと戦った人だよ、とても強い人なの」
シオリ「でも、今日は戦いに来た訳じゃないわ、ちょっと話をしに来たの」
ヴァネッサ「話…?」
シオリ「簡単な話よ、ドラゴニュートを私に託して欲しいの」
エクセリア「